1本のメインポールを使用して、短時間で簡単に設営できる手軽さが魅力である「ワンポールテント」。
ソロ~デュオキャンプで使用する小さなサイズから、ファミリーキャンプで使用する大きなサイズまで種類も豊富です。
しかし、さまざまなブランドから発売しているため、どれを選べばよいかわからない方も多いのでないでしょうか?
そこで今回は、ファミリーキャンプにおすすめの4人用サイズのワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を紹介します。
目次
- 1 4人用ワンポールテントを使うメリット
- 2 4人用ワンポールテントを使うデメリット
- 3 4人用ワンポールテントの選び方
- 4 4人用ワンポールテントおすすめ10選
- 4.1 【DOD】ワンポールテントM(T5-47-TN)
- 4.2 【CAPTAIN STAG】ワンポールテント DXオクタゴン(460UV)
- 4.3 【Visionpeaks】TCティピシェルター(VP160101I01)
- 4.4 【DOD】ヤドカリテント(T6-662-TN)
- 4.5 【Tent-Mark DESIGNS】サーカスTC BIG(01)
- 4.6 【S’more】Bello 400
- 4.7 【Canadian East】グロッケ8(CETO1003)
- 4.8 【ogawa】グロッケ12 T/C(2785)
- 4.9 【NORDISK】Alfheim 12.6(142013)
- 4.10 【NORDISK】Asgard 12.6(242023)
- 5 まとめ
4人用ワンポールテントを使うメリット
簡単に設営できる
ワンポールテントの1番のメリットといえば、シンプルな構造のため短時間で簡単に設営できることでしょう。
誰でも簡単に設営ができるため、これからキャンプを始めたいという方にもおすすめのアイテムです。
また、小さなお子さんでもできる簡単な作業もあるため、家族で協力しながらテントを設営するという楽しみ方もあります。
テント内のレイアウトの自由度が高い
ワンポールテントはレイアウトの自由度が高く、アイディア次第でさまざまな楽しみ方ができます。
専用のインナーテントを使用すれば、テント内を寝室とリビングに分けて快適に過ごせるでしょう。
さらに、子どもたちの成長に合わせてタープを購入するなどスタイルを変えながら、お手入れ次第で長い間使い続けられます。
見た目がおしゃれな商品が多い
ワンポールテントは別名「ティピーテント」とも呼ばれ、おしゃれでかわいらしい見た目の商品が多いです。
もともとは、ネイティブアメリカンが使用していた移動式住居である「ティピー」をもとに作られたテントと言われています。
設営時の手軽さだけではなく、個性的な商品が多くキャンプ場で他の人とかぶりにくいということも魅力の1つでしょう。
オールシーズン使用できる
商品によってスカートや煙突穴など、冬でも安心して使用できる機能がついているため、オールシーズン快適に過ごせます。
また、TCと言われるポリコットン素材を使用していれば、夏は涼しく冬は暖かくキャンプを楽しめるでしょう。
テントを使用する季節に合わせて、自分に必要な機能を備えたワンポールテントを見つけてください。
価格の安い商品も発売されている
ワンポールテントはドームテントや2ルームテントなどと比較すると、価格の安い商品が多く発売されています。
これからキャンプを始める方はテント以外にも購入するアイテムが多くあるため、価格を抑えたテントは購入しやすいでしょう。
ただ、あまりにも安価なテントは機能性に問題がある可能性もあるため、長く愛用するのであれば、おすすめできません。
4人用ワンポールテントを使うデメリット
デッドスペースができやすい
ワンポールテントは多角錘型で、壁に近づくにつれ天井が低くなるため、テント内にデッドスペースが生まれやすいです。
さらに、メインポールが真ん中に立つため、テント内のレイアウトの妨げになると感じる方も多いでしょう。
しかし、「ベル型」テントや「二股ポール」を使用すれば居住空間を広々と使えるため、窮屈に感じることなく快適に過ごせます。
風や雨に弱い
ワンポールテントはメインポール1本というシンプルな構造であるが故、強い風や雨には弱いです。
設営時にはキャノピーを使用して雨がテント内に入らないよう防ぎ、ガイロープを張って風の影響を受けにくくする必要があります。
さらに、キャンプに行く際は事前に天気予報などを必ず確認して、悪天候の場合は中止を考えた方が良いでしょう。
前室スペースが無い
ワンポールテントには前室がないため、雨が降っているときはテント内に雨が入り込んでしまう可能性があります。
テントのドアパネルをキャノピーとして使用したり、タープを接続したりすることで、テント内への雨の侵入を防ぐことが可能です。
また、インナーテントを使用すればリビングと寝室を分けて使用することも可能なので、ぜひ購入時は確認してみてください。
4人用ワンポールテントの選び方
サイズは「使用人数+2人」がおすすめ
ワンポールテントは「使用人数+2人」程度の余裕のあるサイズを購入するとよいでしょう。
デメリットで記載した通り、ワンポールテントはデッドスペースが生じやすくテント内を窮屈に感じやすいです。
テント内のスペースに余裕があれば広々と過ごせるだけではなく、荷物を置くスペースとしても活躍します。
ただし、サイズの大きすぎるテントは持ち運びや収納時に場所をとるため、注意が必要です。
快適さと持ち運びやすさのバランスを見ながら、テントを選んでください。
「天井高200cm以上」が快適
ワンポールテントは身長にもよりますが「天井高200cm以上」であれば、窮屈に感じることなく過ごせますよ。
天井高が低いと出入りや移動、着替えの度に腰をかがめる必要があり、腰に負担がかかる可能性があります。
しかし、天井高が高いと風の影響を受けやすく、設営も大変と感じる方もいるでしょう。
天井高の高いテントを購入する場合は、万が一に備えてガイロープでテントを張る必要があります。
居住性と設営のしやすさのバランスを見ながら、適切なテントを選んでください。
使用用途に合わせて素材をチェック
ワンポールテントに使用される主な素材は「TC」とポリエステルやナイロンなどの「化学繊維」の2種類です。
それぞれの特徴を理解して自分に合った素材の生地を選びましょう。
TC
ポリエステルとコットンの混紡素材です。
通気性や保温性優れ季節問わず快適に過ごせますが、重量があり使用後のお手入れに時間がかかります。
化学繊維
ポリエステルやナイロンなどを指します。
軽量で取り扱いしやすく価格も安いですが、焚き火などの火の粉に弱いです。
「耐水圧1,500mm~2,000mm」が安心
テントを購入する際は防水性の高い「耐水圧1,500~2,000mm」の商品がおすすめ。
耐水圧1,500mm以上あれば強い雨にも耐えられるため、標高の高い場所や雨の降りやすい場所でも安心です。
また、TC素材を使用したテントは耐水圧の数値が低いですが、心配することはありません。
TC素材は雨や湿気により繊維が膨張し、空気すら生地を通さないため、もともと優れた防水性能を持っています。
ただし、雨に濡れると重量が増え乾きにくいという欠点もあるので、使用後のお手入れには注意が必要です。
インナーテントがセットだと快適に過ごせる
ワンポールテントは商品によって、専用のインナーテントがセットになった商品も販売されています。
インナーテントを使用すれば、テント内をリビングと寝室のスペースに分けて広々と使うことができます。
吊り下げ式ですぐに取り外しでき、デッドスペースなくテント内を有効活用できるため、あると便利なアイテムです。
特に、タープやスクリーンテントを購入する予定がない方は、前室代わりとしても使用できるためおすすめです。
あると便利な機能をチェック
機能性に優れたワンポールテントですが、あるとさらに便利な機能があるので紹介します。
ベンチレーション・メッシュパネル
テント内への虫の侵入を気にすることなく、快適に換気ができます。
スカート
グランドシートが地面に伸びた部分を指します。
寒い季節の地面からくる冷気を遮断しテント内の保温に役立ちます。
キャノピー
ポールを使用してドアパネルを跳ね上げてできる日さしを指します。
雨の日はテント内への雨の入り込みを防ぐことが可能です。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社がある「ウサギ」のマークが目印のアウトドアメーカーです。
キャンパーに必要な機能は残しつつ価格を抑えたコスパの良い商品が魅力です。
ogawa
100年以上続く日本の老舗アウトドアメーカーです。
品質が高く、お手入れをしながら長く愛用できる商品が魅力です。
NORDISK
北欧の国デンマークで誕生したアウトドアメーカーです。
機能性に優れながらシンプルでおしゃれなデザインが人気です。
気になる価格帯を確認しよう
4人用ワンポールテントの価格は安いもので2万円台から高いものは15万円を上回るものまで、価格帯に大きな幅があります。
もちろん、高額なテントは機能性に優れますが、使用する人によってはオーバースペックとなる可能性も。
購入する際はあまり価格を気にせず、使用用途に合わせて自分に合った適切なテントを選んでください。
4人用ワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
DOD ワンポールテントM | 4.5kg | 370×325×200cm | ポリエステル | 2,000mm |
CAPTAIN STAG ワンポールテント DXオクタゴン | 17kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
Visionpeaks TCティピシェルター | 12.3kg | 440×420×290cm | TC | 2,000mm |
DOD ヤドカリテント | 15.7kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
Tent-Mark DESIGNS サーカスTC BIG | 11.39kg | 520×520×350cm | TC | 不明 |
S’more Bello 400 | 25kg | 400x400x250cm | TC | 不明 |
Canadian East グロッケ8 | 11kg | 340x215x225cm | ポリエステル | 1,800mm |
ogawa グロッケ12 T/C | 14.7kg | 405×265×270cm | TC | 350mm |
NORDISK Alfheim 12.6 | 12kg | 400×400×275cm | TC | 350mm |
NORDISK Asgard 12.6 | 16kg | 400×375×250cm | TC | 350mm |
【DOD】
ワンポールテントM(T5-47-TN)
誰でも簡単に設営ができ、コンパクトで手軽に持ち運べるファミリーキャンプにおすすめのワンポールテントです。
天井高は200cmと高く設定されているので、背の高い大人の方でも窮屈に感じることはないでしょう。
また、通気性に優れたインナーメッシュがセットになっているため、真夏の暑い夜でも涼しく快適に眠れます。
重さ | 4.5kg |
---|---|
サイズ | 370×325×200cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【CAPTAIN STAG】
ワンポールテント DXオクタゴン(460UV)
有効面積の広い八角錘形をした、大人数でのグループキャンプにもおすすめのベル型ワンポールテントです。
壁の立ち上がりに合わせて、前後に大きな出入り口がついているため、テント内が広々としており窮屈に感じることはないでしょう。
また、フロアシートはファスナーで取り外し可能で、外せば大型シェルターとしても活躍します。
重さ | 17kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【Visionpeaks】
TCティピシェルター(VP160101I01)
通気性や季節を問わない快適性に優れたTC素材を使用した、シンプルなデザインが魅力の4人用ワンポールテントです。
ハーフインナーがセットになっているため、リビングと寝室のスペースを分けて広々と使用できるでしょう。
また、スカートやベンチレーションがついているため、冬の暖房を使用する季節でも安全にキャンプを楽しめます。
重さ | 12.3kg |
---|---|
サイズ | 440×420×290cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 2,000mm |
【DOD】
ヤドカリテント(T6-662-TN)
テント内に広々としたリビングスペースを設け、ファミリーキャンプに最適な機能性の高いワンポールテントです。
フロントのドアパネルにはサイドウォールがついているため、雨の入り込み予防だけではなく、プライバシーの保護にも役立ちます。
また、インナーテントにはメッシュパネルを3か所設けており、暑い夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
重さ | 15.7kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【Tent-Mark DESIGNS】
サーカスTC BIG(01)
キャンパーに人気の高いサーカスTCの快適な機能性はそのままに、ファミリーキャンプで使用できる大型サイズが誕生。
通気性の良いTC素材に合わせて、上部と下部合わせて6か所のベンチレーションを設けているため、季節を問わず快適に過ごせます。
また、インナーテントなどのオプション商品も充実しており、アイディア次第でさまざまなレイアウトが楽しめるでしょう。
重さ | 11.39kg |
---|---|
サイズ | 520×520×350cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【S’more】
Bello 400
防水性や耐熱性、遮光性に優れたTC素材を使用した、テント内にデッドスペースを感じにくいベル型ワンポールテントです。
上部4つの換気口に合わせて下部には4つのメッシュパネルを搭載しているため、通気性が良く真夏でも涼しく過ごせるでしょう。
フロアマットはファスナーで着脱可能で、取り外せば大人数で使用できる大型シェルターとしても活躍します。
重さ | 25kg |
---|---|
サイズ | 400x400x250cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Canadian East】
グロッケ8(CETO1003)
コンパクトで誰でも簡単に設営できる、居住性や耐久性の優れたベル型のワンポールテントです。
サイドの立ち上がり部分は72cmと高さがあるため、複数人で使用してもテント内を窮屈に感じることはないでしょう。
ブラックの見た目がおしゃれで、専用のハーフインナーを購入すれば2ルームテントとしてさらに快適に使用できます。
重さ | 11kg |
---|---|
サイズ | 340x215x225cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,800mm |
【ogawa】
グロッケ12 T/C(2785)
五角形型でテント内の有効面積が広く、大人数でも窮屈に感じることなく広々と過ごせるベル型のワンポールテントです。
テント上部と裾部に開放可能なベンチレーションが備わっているため、季節を問わず快適に換気できるでしょう。
オプション商品のハーフインナーを使用すればリビングと寝室に分けて使用できるため、さらに快適な居住空間ができあがります。
重さ | 14.7kg |
---|---|
サイズ | 405×265×270cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【NORDISK】
Alfheim 12.6(142013)
ナチュラルでシンプルなデザインのNORDISKを代表する、ファミリーキャンプにおすすめのワンポールテントです。
広々とした居住空間を有し、屋根部分のベンチレーションはテント内にいながら紐を引っ張るだけで簡単に開閉できます。
また、オプション商品のジップインフロアやインナーキャビンを使用すれば、テント内をより快適に過ごせるでしょう。
重さ | 12kg |
---|---|
サイズ | 400×400×275cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【NORDISK】
Asgard 12.6(242023)
誰でも簡単に設営でき、デッドスペースのない広々とした居住空間が魅力のベル型ワンポールテントです。
複数のドアパネルにはメッシュを搭載しているため、夏の夜間時でも虫の侵入を気にすることなく換気できるでしょう。
また、オプションのウォールエクステンションを使用すれば高さを延長でき、テント内ほとんどのスペースを立って移動できます。
重さ | 16kg |
---|---|
サイズ | 400×375×250cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
まとめ
今回は、ファミリーキャンプにおすすめの4人用サイズのワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったワンポールテントを購入して、キャンプを快適に楽しんでください。
4人用ワンポールテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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