ポール一本で立てることができ、設営が楽にできるためキャンプ初心者やソロキャンパーにも人気の高いワンポールテント。
ファミリーキャンプでも人気の高いテントですが、どのようなサイズ、素材のものを選んだらよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ファミリーキャンプに最適な、広々と快適に使えるワンポールテントを厳選してご紹介していきたいと思います。
目次
ファミリー向けワンポールテントを使うメリット
設営がカンタン
子供が小さい時は、ママが子供を見てパパがひとりでテントを設営しなければならないというシチュエーションも多いです。
そんなとき、ワンポールテントであればひとりでも簡単に設営ができるため、子供から目を離すことがなく安心です。
ポールを立ててしまえばあとは周りのペグを打つだけなので、子供が少し大きくなったらお手伝いしてもらうのもいいですね。
圧迫感がない
ワンポールテントのほとんどは高さが2m以上あるため、大人が立っても余裕で、子供が泣いたら抱っこしてあやすこともできます。
ワンポールテント用のテーブルを使えばさらにスペースを確保でき、まるで家の中に居るような快適なキャンプスタイルを実現します。
TC(ポリコットン)素材で冬でも快適
最近のワンポールテントはTC素材が主流となっており、さらに薪ストーブ用の穴が開いた商品も多数ラインナップされています。
そのような商品を選ぶとオールシーズン活用でき、敬遠していた冬キャンプも意外と快適に過ごせることに気づくはずです。
レイアウトのアレンジが利く
ワンポールテントは、フロアシートを敷いてお座敷スタイルにしたり、フロアを半分めくって半土間スタイルにすることも。
また、手持ちの小型テントを持ち込んでカンガルースタイルにしたりと、人数や子供の成長に合わせてレイアウトを変えることができます。
ファミリー向けワンポールテントを使うデメリット
狭く感じることも
ワンポールテントは円錐状になっているため、サイド部分はどうしてもデットスペースとなってしまいます。
そのため、サイドには極力背の低い荷物を置くような、レイアウトの工夫が必要になってきます。
スペースを最大限に活かしたい方は、フレームやペグの数は増えますが、サイドが立ち上がったベル型のテントを選ぶとよいでしょう。
区画に入りきれないことも
大型のワンポールテントは直径が4〜5mあり、さらにペグを打つことを考えると小さめの区画では入りきれない場合もあります。
また、高さもあるため、林間サイトなど木の多い区画では立てられないことも考えられます。
そのテントが設営できるかどうかは、予約時にキャンプ場の管理人に確認しておいたほうが安心です。
テントを干す場所が必要
大型ワンポールテントの、特にTC素材のものは使用後に雨露をしっかりと乾かす必要があるため、広いスペースが必要になります。
自宅に干すスペースが確保できるかどうかを考慮したうえで、購入を検討するようにしましょう。
ファミリー向けワンポールテントの選び方
収容人数には余裕をもたせる
メーカースペックに記載されている最大収容人数は、大人が床に横になれる最大の人数を示しています。
ワンポールテントはサイドに向かって狭くなりますから、ゆったりと過ごすためには余裕を持って選ぶことが必要です。
家族の人数によって、記載されている最大収容人数より2〜3人は余裕をもたせたものを選ぶと快適に過ごすことができます。
素材で選ぶ
ワンポールテントにはおもにポリエステル、ナイロン、ポリコットン(TC)素材のものがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の用途にあった素材を選ぶようにしましょう。
ポリエステル
軽くて雨にも強いため、持ち運びしやすく、雨にも耐えられてすぐ乾くテントが欲しいという方におすすめです。
ただし、結露しやすいため、濡れてはいけないものをサイドに置かないなどの対策が必要です。
ナイロン
ポリエステルよりも軽いため、主に登山用のテントに使われています。
防水性を高めるため、縫い目にコーティング剤を塗るとより安心です。
ポリコットン(TC)
最近主流になっている、ポリエステルとコットンのいいところを合わせた素材で、オールシーズン使えて便利です。
ただし雨に弱く、重量があるというデメリットもあります。
メーカー
老舗の安心感を求めるのであれば「ogawa」や「Nordisk」を選ぶと間違いありませんが、お値段は結構します。
最近では「DOD」など、コスパのよい国内ブランドも多く出ているため、ユーザーレビューをチェックしながら選ぶようにしましょう。
価格帯
ファミリー向けワンポールテントは、安いもので2万円前半から、高いもので20万近くするものまであります。
最近人気のTC素材は価格が高い傾向にありますが、オールシーズン使えるためおトクとも言えるでしょう。
ファミリー向けワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | 最大収容人数 | 素材 |
---|---|---|---|---|
ogawa ピルツ15T/C | 430 x 430 x 310 cm | 24.94 kg | 8人 | TC |
ogawa グロッケ12T/C | 405 x 265 x 270 cm | 14.7 kg | 6人 | TC |
Nordisk アルヘイム 12.6 | 500 x 500 x 350 cm | 20 kg | 8人 | TC |
DOD ワンポールテントL | 460 x 460 x 300 cm | 12 kg | 8人 | ポリエステル |
LOGOS ナバホ Tepee 400 | 400 x 345 x 235 cm | 6 kg | 7人 | ポリエステル |
CAPTAIN STAG オクタゴン CSクラシックス | 460 x 460 x 300 cm | 11.5 kg | 8人 | ポリエステル |
FIELDOOR ワンポールテント500 | 500 x 500 x 280 cm | 10.5 kg | 8人 | ポリエステル |
WAQ Alpha TC/FT | 400 x 400 x 250 cm | 16.5 kg | 5人 | TC |
UJack Desert 450 | 480 x 480 x 300 cm | 14 kg | 6人 | ポリエステル |
Seek Outside レッドクリフ | 469 x 333 x 208 cm | 2.4 kg | 6人 | コーデュラシルナイロン |
【ogawa】
ピルツ15T/C(2790)
ワンポールテントといえばこれ、といっても過言ではないくらい定番中の定番でもあるオガワのピルツシリーズ。
流行りのTC素材となり、煙突ホールも付いているため冬は薪ストーブを焚いてあたたかく過ごすことができます。
グランドシートは半分めくれば半土間スタイルになり、オプションのインナーテントを付けて居室と寝室を分けることも可能です。
サイズ | 430 x 430 x 310 cm |
---|---|
重量 | 24.94 kg |
最大収容人数 | 8人 |
素材 | TC |
【ogawa】
グロッケ12T/C(2785)
ワンポールに1フレームをプラスしたベル型で、ワンポールテントよりも居住空間を広くすることができるテントです。
そのため、中央にワンポール用テーブルを置いても余裕があり、お座敷スタイルにした冬のおこもりキャンプにも最適。
TC素材でオールシーン使用でき、テント上部と裾部にベンチレーターが備わっているため夏は風通しがよく、冬は暖房の換気ができます。
サイズ | 405 x 265 x 270 cm |
---|---|
重量 | 14.7 kg |
最大収容人数 | 6人 |
素材 | TC |
【Nordisk】
アルヘイム 12.6(142014)
オフホワイトのTC素材に熊のアイコンが映える、おしゃれキャンパーに人気のノルディスク。
ベル型の「アスガルド」も有名ですが、こちらのティピー型「アルヘイム」はポール1本で設営できてとても楽です。
ノルディスクのテントはフロアシートが別売りになっており、お座敷スタイルにする場合は別途必要となるのでご注意ください。
サイズ | 500 x 500 x 350 cm |
---|---|
重量 | 20 kg |
最大収容人数 | 8人 |
素材 | TC |
【DOD】
ワンポールテントL
かなり大型のサイズで中は広々としており、メッシュのインナー付きで3万を切る価格というコスパの良さが魅力のテントです。
オプションの「フタマタノキワミ」を使うと真ん中のポールがなくなり更に広々空間へと変身します。
こちらのテントは3シーズン用でスカートが付いていないため、冬キャンプメインであれば「レンコンテント」も要チェックです。
サイズ | 460 x 460 x 300 cm |
---|---|
重量 | 12 kg |
最大収容人数 | 8人 |
素材 | ポリエステル |
【LOGOS】
ナバホ Tepee 400(71908002)
ナバホ柄がとてもキュートでキャンプ場でも目立ち、子供たちのテンションも上がること間違いありません。
グランドシートとクッション性のあるフロアマットのセット品を購入すれば、別で合うものを用意する必要がないので便利です。
設営も簡単で初心者におすすめですが、付属のペグとペグハンマーは簡易的なものなので別途用意したほうがよさそうです。
サイズ | 400 x 345 x 235 cm |
---|---|
重量 | 6 kg |
最大収容人数 | 7人 |
素材 | ポリエステル |
【CAPTAIN STAG】
オクタゴン CSクラシックス(UA-35)
直径460cm、高さ300cmとかなり広くて高さがあるため、家族4人ほどでしたら広々と快適に過ごせるテントです。
出入り口が2方向にあるので通気性がよく夏は快適に過ごすことができ、夜トイレに行くときの出入りにも便利です。
同メーカーのCSクラッシックスシリーズの木製ファニチャーと合わせると、さらにおしゃれなサイトを演出できます。
サイズ | 460 x 460 x 300 cm |
---|---|
重量 | 11.5 kg |
最大収容人数 | 8人 |
素材 | ポリエステル |
【FIELDOOR】
ワンポールテント500
ゆとりのあるサイズで中にたくさんの荷物を置くことができ、スカート付きのためストーブを焚けば冬キャンプでも使用できます。
2万円ちょっとで購入することができるので、キャンプを始めたいけどあまりお金をかけたくない、という方に最適です。
浮いたテント代でタープやチェアなどの、ファニチャー類一式を揃えることもできそうですね。
サイズ | 500 x 500 x 280 cm |
---|---|
重量 | 10.5 kg |
最大収容人数 | 8人 |
素材 | ポリエステル |
【WAQ】
Alpha TC/FT(WAQ-TCTF1)
サイドフラップの跳ね上げ方で4パターンの前室をつくることができるため、その日の天候や気分によってアレンジが可能。
TC素材のためオールシーズン使えて、最新アップデートでは嬉しい煙突穴が付いたため薪ストーブの使用も可能となりました。
4〜5人用にはなっていますが、大人2人、小さいお子さん2人程度での使用がちょうどよいサイズ感になるかと思います。
サイズ | 400 x 400 x 250 cm |
---|---|
重量 | 16.5 kg |
最大収容人数 | 5人 |
素材 | TC |
【UJack】
Desert 450
UJack は比較的新しいブランドですが、日本で企画・設計を行っており、アウトドアに対する熱い思いに好感が持てます。
こちらのDesertシリーズはフライがポリエステル、インナーがTCとなっているため、雨に強く結露しにくいというメリットがあります。
インナー前方のペグを抜けば簡易的なハーフインナーとなるので、2〜3人の場合は前室、寝室を分けて使用することも可能です。
サイズ | 480 x 480 x 300 cm |
---|---|
重量 | 14 kg |
最大収容人数 | 6人 |
素材 | ポリエステル |
【Seek Outside】
レッドクリフ
ナショナルジオグラフィックで受賞された冒険家が愛用していたこのテントは、他に類を見ない軽さと耐久性、設置のしやすさが魅力です。
普通のナイロンの7倍もの強度を持つコーデュラ素材を使用し、表面のシリコンコーティングの耐用年数はなんと10年以上。
アメリカの工場で1つ1つ丁寧にハンドメイドされているというのも、キャンプギア好きの心をくすぐるポイントのひとつです。
サイズ | 469 x 333 x 208 cm |
---|---|
重量 | 2.4 kg |
最大収容人数 | 6人 |
素材 | コーデュラシルナイロン |
まとめ
ファミリー向けワンポールテントにもさまざまな商品があり、どれにしようか迷ってしまいそうですね。
実店舗で見ることができない場合は、ECサイトやYouTubeのレビューを確認して、後悔しないようにじっくりと選ぶようにしましょう。
ファミリー向けワンポールテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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