ガーミンの登山用GPSおすすめ5選!メリットやデメリットは?

警察庁が公表している令和4年における山岳遭難の概況によると、遭難原因の第1位は道迷いで全体の36.5%を占めています。

これは、2位の滑落16.5%を大きく上回っており、道迷いによる遭難が頻発している事が分かる結果です。

このことから、登山中に自分の位置を正確に把握することが、遭難対策に繋がります。

今回は、現在地を正確に知るための道具であるガーミンの登山GPSに注目して紹介します。

ガーミンの登山用GPSを使うメリット

信頼性が高い

ガーミンは1989年に設立された米国の企業です。

航空、海洋、自動車で培ったノウハウをアウトドア製品にフィードバックしています。

また、製品設計から製造、マーケティング、サービスまで自社で一貫して行っており、信頼性が良いのが特徴です。

機能のリスク分散ができる

昨今はスマホにあらかじめ地図をダウンロードしておき、登山GPS替わりにすることが可能です。

しかし、通信や位置情報などのすべての機能をスマホに集約すると、自分が行動不能かつスマホの故障が重なった場合、遭難リスクが跳ね上がります。

信頼性の高いガーミンの登山GPSを持ち、スマホと使い分けることで、道迷い遭難の対策が可能です。

衛星通信機能を備えたモデルがある

深い谷や電波のないアルプス深部などで、スマホトラブルと行動不能が重なると致命的な状態となります。

ガーミンのGPSの中にはinReach衛星通信を搭載したモデルがあり、衛星通信によってSMSを送信可能です。

予備の通信端末として所有することで、致命的な遭難を避けられます。

耐環境性能が高い

スマホを登山で使用する場合は、低温での動作不良や被水、落下による故障を気にして使用しなければなりません。

ガーミンのGPSは、IPX7やMIL-STD-810などの低温、衝撃、被水に対する基準をクリアしている物が、多くラインナップされています。

登山の過酷な環境でも使用可能である点がメリットです。

ガーミンの登山用GPSを使うデメリット

価格が高い

ガーミンのGPSを購入する際に、気になるのが価格です。

1台で数万円~十数万円程度する端末で登山装備の中でも高価な装備ですが、登山GPSは位置情報の為の単機能端末であり、コスパの悪さがネックとなります。

モデルによって機能と価格が変わるので、自分にとって必要な機能を搭載したモデルを購入しましょう。

装備重量が増える

登山GPSを持つデメリットの一つは装備重量が増えてしまうことです。

装備の重量は体力の温存に影響を及ぼすため、出来るだけ軽量化が必要になります。

ガーミンの登山GPSはモデルにより100~250g程度の重量が有ります。

山行に合わせて、装備に入れるかどうか検討してみて下さい。

動作が遅い

ガーミンのGPSは地図の表示やカーソルの移動が、スマホの動作スピードと比較すると遅くもっさりしています。

動作が遅いと山行中の使用頻度が下がるため、結局現在地を確認しなかったり、事故などで直ぐ位置を確認したい際のデメリットとなります。

状況によってスマホの地図アプリや紙の地図と併用し、道迷いに繋がらないよう注意しましょう。

ガーミンの登山用GPSおすすめ5選

製品名

重量

防水,衝撃,防寒性能

対応衛星

バッテリータイプ

GPSMAP 67i

230g

IPX7,MIL-STD-810準拠

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき

内蔵リチウムイオン充電池

eTrex 32x

148g

IPX7

GPS, GLONASS, みちびき

2本の単三電池

fenix 7X Pro

89g

10 ATM

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき,SatIQ機能

ソーラー充電

内臓バッテリー

Instinct 2 Dual Power

52g

10 ATM

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき

ソーラー充電

内臓バッテリー

Forerunner 965

53g

5 ATM

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき,SatIQ機能

内臓バッテリー

ガーミン

【GARMIN】
GPSMAP 67i(010-02812-10)

引用:楽天市場

米国防衛装備品のための試験規格MIL-STD-810に準拠しており、落下衝撃、低温、防水の各試験をクリアしています。

最大の特徴はイリジウム衛星ネットワークを介した双方向テキストメッセージング、inReach機能を備えている点です。

バリエーションルートをはじめ、高所登山、極地探検など携帯の電波の届かない場所で、予備の通信手段として最適です。

重量

230g

防水,衝撃,防寒性能

IPX7,MIL-STD-810準拠

対応衛星

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき

バッテリータイプ

内蔵リチウムイオン充電池

【GARMIN】
eTrex 32x(010-02257-08)

より小型で軽量なハンディGPSを探している方におすすめです。

電源は単三電池2本となっており、長期縦走での不意の電池切れでも電池交換により即使用再開できます。

また、本体にジョイスティックが付いており、グローブをしたままでも操作性が良いのもメリットです。

3軸コンパスと気圧高度計を搭載しており、方位と標高も知ることが可能です。

重量

148g

防水,衝撃,防寒性能

IPX7

対応衛星

GPS, GLONASS, みちびき

バッテリータイプ

2本の単三電池

【GARMIN】
fenix 7X Pro(010-02778-52)

引用:楽天市場

様々なアクティビティに対応する、フラグシップウェアラブルGPSウォッチです。

ランニングダイナミクス機能やゴルフコースなど、様々なアウトドアアクティビティをサポートする機能が充実しています。

またSatIQ機能を搭載し、現在地に合わせて適切なGNSS衛星を適切に選択出来ます。

登山以外のアウドドアを楽しむ方におすすめです。

重量

89g

防水,衝撃,防寒性能

10 ATM

対応衛星

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき,SatIQ機能

バッテリータイプ

ソーラー充電

内臓バッテリー

【GARMIN】
Instinct 2 Dual Power(010-02627-40)

引用:楽天市場

fenix 7X Proに対して、約42%重量が軽く、大きさも一回り小さくなっています。

これにより、登山中に手先に重量を感じず、ウェアの脱ぎ着で引っ掛かりが気になりにくくなります。

また、ソーラー充電機能を搭載し、太陽が出ていれば特定のモードで無制限に使用可能である点も大きなポイントです。

重量

52g

防水,衝撃,防寒性能

10 ATM

対応衛星

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき

バッテリータイプ

ソーラー充電

内臓バッテリー

【GARMIN】
Forerunner 965(010-02809-60)

引用:楽天市場

登山で使用しても活躍するGPSランニングウォッチです。

日本詳細地形図がインストールされており、スマホを取り出さなくても、登山中に逐次現在地を確認する事が可能です。

水深50mに相当する圧力に耐える設計であるため、沢登を除き登山で使用する分には十分な防水性能となっています。

重量

53g

防水,衝撃,防寒性能

5ATM

対応衛星

GPS, GLONASS, Galileo, みちびき,SatIQ機能

バッテリータイプ

内臓バッテリー

紹介アイテム一覧

ガーミンの登山用GPSの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

GARMIN
GPSMAP 67i(010-02812-10)
GARMIN
eTrex 32x(010-02257-08)
GARMIN
fenix 7X Pro(010-02778-52)
GARMIN
Instinct 2 Dual Power(010-02627-40)
GARMIN
Forerunner 965(010-02809-60)