ミズノは100年以上の歴史を誇る、日本で一番の老舗ゴルフメーカーです。
職人気質が強い面から、ツアー選手からの人気も高く、今まで数多くのクラブを生み出してきました。
そんな人気メーカーであるミズノが作るウェッジは、使うことでどんなメリットがあるのでしょうか。
今回は、ミズノのウェッジを使うメリットはもちろん、ミズノの人気モデルも多く紹介していきます。
ミズノのウェッジを使うメリット
高品質
ミズノは日本のゴルフメーカーということもあり、製造技術が高く、高品質・高精度のクラブを製造しているのが特徴です。
特許技術も取得する高いスキルと、製造者が一本一本丁寧に仕上げるこだわりで、高品質な商品を作り出しています。
そのため、機能だけでなく、品質・精度にこだわる人におすすめのクラブとなっています。
打感が良い
ミズノのウェッジやアイアンは、品質だけでなくヘッド素材にもこだわっているのが特徴です。
中でも、製鉄メーカーと共に開発した独自素材をクラブに使っているクラブは、手に伝わる感触を重視して作られています。
そのため、芯を食った時の打感や打音が何とも言えない心地よさで癖となり、ミズノのクラブを愛用する人も多いのです。
細かいカスタムが可能
ミズノは岐阜県に製造の拠点となる工場があり、あらゆるカスタムに対応できるように高い技術のクラフトマンが在籍しています。
アマはもちろんのこと、プロの細かい要望にも応えられるレベルの高いフィッティングができるのが、ミズノの強みです。
ですので、自分好みに細かくオーダーをしたい人に、ミズノのウェッジはピッタリです。
ミズノのウェッジを使うデメリット
クラブ選びに迷う
ミズノのウェッジはラインナップが豊富で、ヘッド形状やロフト角とバウンス角の組み合わせなど数多くの種類があります。
ドライバーであれば「飛ばしたい」「曲がらない」などの、悩みに特化したクラブ選びができるので選び方もシンプルです。
しかし、ウェッジは飛ばしたい距離、弾道を考慮したクラブ選びが必要となるので、豊富な種類が迷う原因となってしまいます。
ミズノのウェッジの選び方
ロフト角
ロフト角はシャフトとフェースの間の角度のことですが、ミズノのウェッジは1度間隔でロフト展開をしているモデルが多いです。
角度が小さいほど弾道が低くスピン量が少なくなり、大きいほど高弾道でスピン量が多くなります。
また、ロフト角によって飛距離も大きく変わるので、どのくらいの距離を飛ばしたいのかでも選ぶロフト角が変わってきます。
選び方としては、手持ちから4~6度違いのウェッジを買い足すと、飛距離をまんべんなくカバーできるのでおすすめです。
バウンス角
バウンス角は、ソールの出っ張りの角度のことで、出っ張りが大きいものをハイバウンス、小さいものをローバウンスと呼びます。
ハイバウンスは地面に食い込みにくいのでダフリなどに強く、バンカーやラフで打つのに適したクラブです。
一方、ローバウンスはヘッドが地面に接するタイミングがギリギリなので、トップしにくく繊細なショットができます。
トップ気味の人はローバウンス、ダフりが多い人はハイバウンスを選ぶといいでしょう。
ソール幅
ソール幅には幅が広いワイドソールと狭いナローソールがあり、ワイドソールはラフやバンカーを滑りやすいのが特徴です。
そのため、ダフッてもヘッドが食い込みにくいので、多少の抵抗にも負けないボールを打つことができます。
反対にナローソールはヘッドが振り抜きやすく、フェースの開閉がしやすいのでボールの打ち分けに適しています。
初心者はラフやバンカーに強いワイドソールを、中級者~上級者はスピン量や弾道の変化がつけられるナローソールがおすすめです。
ネック
ウェッジのネックは「ストレート」「グース」「セミグース」の3つの種類があります。
ストレートネックは、上から見るとシャフトとリーディングエッジがまっすぐで、ボールを上げやすく操作性が高いのが特徴です。
グースネックは、シャフトよりリーディングエッジが後方にあるので、フェースが閉じやすくつかまるボールを打つことができます。
セミグースはその中間の形状で、ラフにも強くつかまりも良いことから、幅広いシーンで使うことが可能です。
スライサーにはグースネック、操作性重視ならストレートネックですが、オールマイティのセミグースネックも幅広い層に人気です。
シャフトの重さ
ウェッジは近距離のコントロール性を重視するクラブなので、ドライバーと違い、ある程度の重さが必要になってきます。
ボールのブレを防いで、コントロールを重視したいのであれば、アイアンより重いクラブがおすすめです。
反対に、ウェッジもフルスイングで振り抜きたいという人は、アイアンと同じくらいの重さのウェッジを選ぶといいでしょう。
価格帯
ミズノのウェッジは、現行モデルでも2万円台のクラブが主流で、型落ちモデルになると数千円から1万円台で手に入ります。
さらに、フィッティングによるカスタムオーダーメイドにも対応しており、自分のスペックに合ったクラブを選ぶことが可能です。
アイアンセットからの買い足しもしやすい価格帯となっていて、お得に注文できるのがミズノのウェッジの魅力となっています。
ミズノのウェッジおすすめ10選
製品名 | ロフト角 | バウンス角(58度) | シャフト重さ | 長さ(58度) |
---|---|---|---|---|
S23 | 44~62度 | 4~14度 | 129g | 35インチ |
T22 | 44~62度 | 4~16度 | 129g | 35インチ |
Es21 | 46~60度 | 6~14度 | 111g | 35.25インチ |
T20 | 46~60度 | 4~16度 | 118g | 35.25インチ |
T7 | 46~60度 | 6~14度 | 130g | 35.25インチ |
Mizuno Pro S18 | 44~60度 | 4~16度 | 118g | 35.25インチ |
トリプルアクションウェッジ2 | 52~70度 | 7~14度 | 不明 | 不明 |
MP R5-L | 50~58度 | 6~13度 | 130g | 35.25インチ |
MP R5-W | 50~60度 | 7~12度 | 130g | 35.25インチ |
MP T5 | 50~60度 | 7~12度 | 130g | 35.25インチ |
【ミズノ】
S23(5KJSB22490)
ヘッドとシャフトの根元を一体化した「グレインフローフォージドHD」と呼ばれる製法でスムーズな打感の良さが特徴です。
また、多くのプレイヤーの打点を検証して、重心位置をセンターに近づけたことでより安定したボールを打てるようになりました。
そのため、インパクトが安定しない人でも、しっかりと距離を伸ばせるクラブになっています。
グラインドの異なる4つのタイプがあり、さまざまなロフト角とバウンス角の組み合わせから選ぶことが可能です。
ロフト角 | 44~62度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 4~14度 |
シャフト重さ | 129g |
長さ(58度) | 35インチ |
【ミズノ】
T22(5KJSB22190)
S23と同様の「グレインフローフォージドHD」製法で、スムーズな打感と心地よい打音が特徴です。
フェース面は「ハイドロフローマイクログルーブ」という溝で、雨でもボールが滑らずしっかりスピンがかかる設計になっています。
銅メッキを使用したヘッドで、柔らかく吸い付くような感触と見た目にも味わい深いクラブです。
ツアー選手からの要望に応えて4つのグラインドタイプを作り、幅広い人が使えるラインナップになっています。
ロフト角 | 44~62度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 4~16度 |
シャフト重さ | 129g |
長さ(58度) | 35インチ |
【ミズノ】
Es21(5KJXB20890)
上記の2本と同様の「グレインフローフォージドHD」製法に、バックパーツを付けた中空構造ヘッドが特徴です。
それにより、重心位置を高めに配置して、打点がズレても安定した弾道が打ち出せる作りになっています。
また、独自のスコアラインにより雨や霧でボールが滑ることなく、スピンをしっかりかけることが可能です。
56~58度は幅広ソールとなっていて、バンカーの砂にも負けない振り抜ける作りになっています。
ロフト角 | 46~60度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 6~14度 |
シャフト重さ | 111g |
長さ(58度) | 35.25インチ |
【ミズノ】
T20(5KJKB20590)
「タテ溝が、とめてみせる。」というキャッチコピーの通り、スコアラインに垂直に入った細かい溝が特徴です。
それにより、芝が濡れて滑りやすい状態でも、しっかりとスピンをかけられるようになっています。
また、マイルドスチールにボロン素材を混ぜた「軟鉄ボロン鋼」というヘッド素材により、耐久性に優れたヘッドとなりました。
54度以上のソールは丸みのあるラウンド型になっているので、傾斜面などでも違和感なく振り抜くことが可能です。
ロフト角 | 46~60度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 4~16度 |
シャフト重さ | 118g |
長さ(58度) | 35.25インチ |
【ミズノ】
T7(5KJSB68190)
「グレインフローフォージド」という特許製法でヘッドとネックを一体型にすることで、打感の良さと澄んだ打音を実現しました。
また、スコアラインの一番下の溝の位置を低くすることで、トップしてもしっかりとスピンがかかる仕組みです。
同じロフト角でも異なるバウンス角を展開することで、さまざまな人が使いこなせるクラブになっています。
ロフト角 | 46~60度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 6~14度 |
シャフト重さ | 130g |
長さ(58度) | 35.25インチ |
【ミズノ】
Mizuno Pro S18(5KJSB20290)
ソールがトゥにいくにつれて厚くなる形状と、拡大したスイートスポットにより、ラフとミスに強いクラブとなっています。
ロフト角ごとにヘッド形状と溝を変えることで、重心位置も変わり、適切な高さとスピン量で打つことが可能です。
また、ヘッドに軟鉄にボロン鋼を混ぜた素材を使うことで、溝のすり減りを防いで耐久性にも優れた1本になっています。
ロフト角 | 44~60度 |
---|---|
バウンス角(58度) | 4~16度 |
シャフト重さ | 118g |
長さ(58度) | 35.25インチ |
【ミズノ】
トリプルアクションウェッジ2
全体的にロフト角が大きめのラインナップで、新品で1万円を切る安さですが、軟鉄ヘッドによる柔らかな打感で人気のクラブです。
上下に重量を配置した大型ヘッドで上下のミスに強く、トップしてもスピンがかかりやすくなっているからしっかり止まります。
スチールの他に、カーボンシャフトもあり、しっかり止まる、求めやすい価格というのもあり、初心者にもおすすめの1本です。
ロフト角 | 52~70度 |
---|---|
バウンス角 | 7~14度 |
シャフト重さ | 不明 |
長さ | 不明 |
【ミズノ】
MP R5-L(5KJSB65390)
ダウンブローに適したヘッドが特徴で、ラウンドしたソールとハイバウンスにより、深いライでも振り抜けるクラブです。
ロフト角ごとにスコアラインの深さや幅を変えることで、番手に合ったスピンをかけられる作りになっています。
丸みがある大きめヘッドですが、ヘッドとネックの間をへこませてあるので、すっきりと構えやすいデザインです。
ロフト角 | 50~58度 |
---|---|
バウンス角 | 6~13度 |
シャフト重さ | 130g |
長さ | 35.25インチ |
【ミズノ】
MP R5-W(5KJSB65490)
上記のR5-Lをレベルブロータイプにしたクラブで、まっすぐで幅広のソール幅とローバウンスで、ソールが滑りやすい作りです。
ヘッド上部分にもウエイトを配置することで、スイートスポットを拡大してボールがブレたり飛距離のバラつくのを防ぎます。
ロフト角ごとのスコアラインや、ヘッド形状とネック根本のへこみは上記のクラブと同じなので、自分の打ち方で選ぶことが可能です。
ロフト角 | 50~60度 |
---|---|
バウンス角 | 7~12度 |
シャフト重さ | 130g |
長さ | 35.25インチ |
【ミズノ】
MP T5(5KJSB65590)
ロフト角ごとにソール形状を変えているのと、「クワッドカットグルーブ」と呼ばれる技術で、細かい溝をつけているのが特徴です。
また、「フェースレーザーマーク」という加工をすることで、柔らかくボールが吸い付くような感覚で打つことができます。
バックスピンがかかりやすいクラブでもあるので、グリーンでしっかり止めたい人にうってつけの1本です。
ロフト角 | 50~60度 |
---|---|
バウンス角 | 7~12度 |
シャフト重さ | 130g |
長さ | 35.25インチ |
まとめ
メーカーのこだわりがつまったミズノのウェッジは、多くの人を魅了する高い技術の賜物です。
細かいカスタムオーダーができることから、難しいクラブと思われがちですが、やさしいモデルもあるのでぜひ一度お試しください。
ミズノのウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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