メカニカルキーボードと言えば、赤軸、青軸、茶軸の順番に語られることが多く、真っ先に思い浮かぶのは「赤軸」ではないでしょうか。
それほど浸透しているメジャーな軸なので、商品ラインナップも豊富で、各キーボードメーカーも、メインの商品として取り扱っています。
そこで今回は、人気の高い赤軸のメカニカルキーボードの、安いものから無線のものまで、さまざまな商品をご紹介していきたいと思います。
目次
- 1 赤軸のメカニカルキーボードとは
- 2 赤軸のメカニカルキーボードを使うメリット
- 3 赤軸のメカニカルキーボードを使うデメリット
- 4 赤軸のメカニカルキーボードの選び方
- 5 赤軸のメカニカルキーボードおすすめ10選
- 5.1 【ロジクール】K835 TKL メカニカル(K835GPR)
- 5.2 【ロジクール】SIGNATURE (K855WH)
- 5.3 【玄人志向】GALAKURO(GG-K/92-01)
- 5.4 【ROCCAT】Vulcan(ROC-12-288)
- 5.5 【Corsair】K63 Wireless(CH-9145030-JP)
- 5.6 【Keychron】Keychron K2 ノンバックライト
- 5.7 【e元素】ゲーミングキーボード 63キー(Z-11SM63)
- 5.8 【ペリックス】無線・有線 両用 メカニカルキーボード(PERIBOARD-734)
- 5.9 【FILCO】Majestouch MINILA-R Convertible(FFBTR66MRL/NMB-AKP)
- 5.10 【Redragon】メカニカル式ゲーミングキーボード(K552)
- 6 まとめ
赤軸のメカニカルキーボードとは
赤軸のメカニカルキーボードとは、静音性に優れ、クリック感のない「赤軸(リニア)」を使ったメカニカルキーボードのことを言います。
メカニカルキーボードのなかで、もっとも軽く抵抗のないキーのため、軽いタッチでタイピング可能です。
そのため、長時間のタイピングでも手が疲れにくく、音が静かなため、職場での使用やボイスチャットをしながらのゲームにも向いています。
主な赤軸のメーカーはCherry MX、Kailhになりますが、他にもメーカー独自のスイッチを作っていたりと、そのスペックはさまざまです。
赤軸のメカニカルキーボードを使うメリット
キータイピングが軽い
赤軸はキースイッチの中でもっとも軽く、クリック感がないため、キーボードの上で指を滑らせてタイピングをするようなイメージになります。
そのため、長時間のタイピング操作が必要となるエンジニアや、早いキー操作が求められるゲーマーにもおすすめのキースイッチと言えます。
打鍵音が静か
赤軸はクリック感がないスイッチのため、打鍵音が静かな「トントン」といった音で、さらに静音性を高めた静音赤軸タイプまであります。
よって、図書館でのパソコン操作や、ゲームの実況配信をする時など、できるだけ音を出したくない場面でのキー操作に向いています。
オフィスでも周りの人を不快にさせない打鍵音なので、タイピング音が大きい傾向にある方は、赤軸のキーボードに変えてみてもいいですね。
万人受けしやすい
メカニカル初心者にとっては、何色の軸を購入したらよいか迷いますが、ひとまず赤軸を選んでおけば、まず間違いはないと言えるでしょう。
それほど打鍵感にクセがなく使いやすいため、赤軸で慣らしておいて、物足りなくなったら他の軸に変えていくのもひとつの手段です。
赤軸のメカニカルキーボードを使うデメリット
タイプミスが起きやすい
赤軸のメカニカルキーボードは、クリック感を感じないため、キータイピングが早くできる反面、タイプミスに気づきにくい面もあります。
特にタイプミスが多い傾向にある方は、パソコン画面とにらめっこして、タイプミスがないかをしっかりと確認するようにしましょう。
クリック感が欲しい方には不向き
メンブレン式のキーボードに慣れていたり、カタカタとキーボードを打っている感覚がほしい方にとっては、赤軸のキーボードは不向きです。
慣れてしまえば赤軸のキー操作は楽だと感じるかも知れませんが、どうしても馴染めない場合は、青軸や茶軸に変えてみるとよいでしょう。
価格が高い
一般的なパンタグラフやメンブレン式のキーボードと比較すると価格が高く、安いものでも5千円前後、なかには2万円以上するものもあります。
ただし、壊れたら修理ができたり、他の軸に変更したりと、汎用性が高いので、長い目で見るとコスパがよいと言えるかも知れません。
最近では安くても安定した品質の中国メーカーのものも存在しますので、商品レビューの評価の高い商品を優先して選ぶようにしましょう。
赤軸のメカニカルキーボードの選び方
サイズの確認
メカニカルキーボードには、配列されるキーの数により、100%、96%、80%、75%、65%、60%といったサイズが存在します。
数字の入力が多い方は100%・96%、仕事でも使いたい方は80%・75%、ゲーム用途がメインの方は65%・60%を選ぶとよいでしょう。
デスクスペースに余裕がない、ファンクションキー使わない、という方は小型のものを選ぶなど、環境によっても使い分けが必要です。
日本語配または英語配列の確認
メカニカルキーボードは、日本語配列に対応したモデルもありますが、海外メーカー製のほとんどは英語配列のものです。
英語配列の場合、@マークの位置が違ったり、かな入力キーがないため、ショートカットキー等で切り替える必要が出てきます。
使い慣れた配列のキーボードを選ぶのがベターですが、デザイン性を重視して英語配列を選ぶ際は、操作の慣れが必要になってきます。
接続方法の確認
メカニカルキーボードの接続方法には、USB(Type-CまたはA)、2.4GHzの無線、Bluetoothの3パターンがあります。
USBポートに空きがあり、かつゲーミング用途の場合はUSB、または2.4GHz無線のほうが接続が安定しているのでおすすめです。
価格は有線→無線→Bluetoothの順に上がっていきますので、予算、持ち運びの有無、使用用途によって選ぶようにしましょう。
赤軸のメカニカルキーボードおすすめ10選
【ロジクール】
K835 TKL メカニカル(K835GPR)
信頼のロジクールのメカニカルキーボードの中で、もっともお求めやすい価格で、いちばんよく売れていて評価も高いキーボードです。
パンタグラフ、メンブレンの使い心地に不満を感じている方の、メカニカルへの移行のエントリーモデルとしても選ばれています。
テンキーレスで省スペースのため、マウス操作への移行もスムーズで、キーボード・マウスの両方ともよく使うユーザーにおすすめです。
【ロジクール】
SIGNATURE (K855WH)
こちらは2.4Hzの無線、Bluetoothの両方に対応しており、最大3台のデバイスと切り替えて使えるのでデスクスペースの確保が可能。
仕事でWindows、Macの両方使いをしていて、かつスマホの入力もキーボードで行いたい、といったユーザーにおすすめです。
アルミニウム製のスタイリッシュなデザインもおしゃれで、色も4色から選べ、SIGNATUREマウスとのコーディネートも楽しめます。
【玄人志向】
GALAKURO(GG-K/92-01)
自作PCのパーツメーカーとして知られている玄人志向が展開する、とてもコストパフォーマンスのよいゲーミングキーボードです。
Cherry MXの赤軸を採用、Nキーロールオーバー、アンチゴースト機能あり、かつ国内メーカーでこの価格は他に見つかりません。
Type-Cのケーブルが着脱式なのも地味に嬉しいポイントで、持ち運びをする際のコネクタ部分の故障リスクを減らすことができます。
【ROCCAT】
Vulcan(ROC-12-288)
ドイツ発のゲーミングメーカー、ロキャット製のテンキーレスで、美しいRGBライティングが目を引くメカニカルキーボードです。
1.4mmと浅い作動点で反応するため、赤軸のなかではかなり早く入力ができ、タイプミスをしにくいというメリットがあります。
キーキャップが小さめで、隣のキーとの間にスペースがあるところも、タイプミスを減らしてくれるポイントのひとつでもあります。
【Corsair】
K63 Wireless(CH-9145030-JP)
アメリカのPC周辺機器、PCパーツメーカーのコルセアが手がけるゲーミングブランドの、日本語版ワイヤレスキーボードです。
テンキーレスで省スペース設計になっており、オプションのラップボードをつければ、リビングでもワイヤレスでゲームを楽しめます。
筐体に厚みがあり、手の位置が高くなるため、付属のリストレストを使ったほうが長時間のタイピング操作がしやすくなります。
【Keychron】
Keychron K2 ノンバックライト
シンプルなデザインがおしゃれで、見た目にこだわるユーザーから人気が高まっているKeychronの有線/無線両対応モデルです。
こちらはノンバックライトモデルなので、派手なライティングが必要ない、仕事でもプライベートでも使いたい方におすすめです。
Win/Mac両対応のため、command等のキーキャップが付属しているのも高ポイントで、MacBookでの使用にも向いています。
【e元素】
ゲーミングキーボード 63キー(Z-11SM63)
とにかく安いメカニカルキーボードをお探しであれば、必ず候補に上がってくるのがこのe元素というブランドです。
しかもこの商品はUSB、2.4GHz、Bluetoothの3つの接続に対応していながら、他メーカーの半額ほどというコスパの良さ。
コストを下げるところと品質を保った部分のバランスがよく、とりあえずメカニカルを試したみたい、というユーザーにおすすめです。
【ペリックス】
無線・有線 両用 メカニカルキーボード(PERIBOARD-734)
こちらも比較的お安いキーボードを展開しているドイツ、ペリックス社のかわいいタイプライター風メカニカルキーボードです。
ころんとしたかわいらしい見た目とは裏腹に、USB/Bluetoothの両対応で、最大4台のデバイスとの同時接続が可能。
そのうえ、有名メーカーの半分ほどのお値段のため、かわいくて手頃なワイヤレスキーボードをお探しの女性におすすの商品です。
【FILCO】
Majestouch MINILA-R Convertible(FFBTR66MRL/NMB-AKP)
コンパクトな60%キーボードで、Fnキーを2つ搭載しているため、Fnキーの扱いに慣れたらかなり操作性の高まるキーボードです。
ただし、矢印キーや、Deleteキーなど、キー配列がかなり独特な位置にあるため、慣れるのには時間をがかかると思われます。
打鍵音はかなり静かで「トントン」といった優しい音のため、オフィスワークや静かな環境でのタイピングに向いています。
【Redragon】
メカニカル式ゲーミングキーボード(K552)
コスパのよいゲーミングブランドとして人気が上昇している、レッドラゴンのホットスワップ対応有線キーボードです。
安価ですが、金属製のボディで高級感があり、RGBライティングのカスタマイズも可能で価格以上の作りとなっています。
はじめてメカニカルゲーミングキーボードを購入するという方向けのエントリーモデルとして、おすすめできる商品です。
まとめ
値段が高いため購入をためらってしまうメカニカルキーボードですが、お求めやすい価格帯のものも多数リリースされています。
はじめての方はまずは赤軸の安価なモデルからトライしてみて、自分好み打鍵感を探っていくのもいいのではないでしょうか。
赤軸のメカニカルキーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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