ロングボードでサーフィンを始めるにあたって一番ネックになるのはサーフボードの価格です。
ロングボードの定義として、長さが9フィート(約275cm)以上であることなので材料費や工賃が必然的に高くなります。
海外から輸入したものであれば送料もかかりますので、決して安い買い物ではありません。
それに加え、長さと重さがあるため非常に取り回ししにくいものとなっております。
高価で扱いが難しいロングボードは、初心者にとっては非常にストレスフルなものです。
しかし、そのような悩みを解決してくれる、安くて丈夫なコスパ最強のロングボードをご紹介しようと思います。
目次
- 1 ロングボードは高い安いで何が変わる?
- 2 ロングボードの相場価格!安いの基準は?
- 3 安いロングボードを選ぶ際のポイント
- 4 安いロングボードおすすめ10選
- 4.1 【CATCH SURF】ODYSEA LOG(sb-cs-log-90-1-t2)
- 4.2 【CRIME SURFBOARDS】NOSE RIDER(crime-noserider95)
- 4.3 【Softech】ROLLER(softech-roller-90-1-t2)
- 4.4 【WAVE BANDIT】TINA COHEN PRO EZ RIDER(cs-tinapro-ez90)
- 4.5 【DRAG SURFBOARDS】THE COFFIN(su-sb-drag-029)
- 4.6 【CLARK FOAM】ソフトサーフボード(su-sb-clarkfoam-004)
- 4.7 【WATER RAMPAGE】THE BEACH(su-sb-waterrampage-071)
- 4.8 【Beach Access Softboards】ソフトボード(SB-80SQ-IXPE)
- 4.9 【TAHE SURFBOARDS】MAGNUM(su-sb-tahe-002)
- 4.10 【THREE WEATHER】PACIFIC BEACH(110111jj802215303)
- 5 まとめ
ロングボードは高い安いで何が変わる?
具体的な商品を提案させて頂く前に、価格が高いボードと安いボードでは何が違うのかご説明致します。
高額なロングボードのほとんどが、シェイパーによるハンドメイドのボードになります。
PU(ポリウレタン)と呼ばれる台所のスポンジのような素材をプレーナーという電動や手動の鉋(かんな)を使って削ります。
そして成形したポリウレタンフォームをガラスクロスで巻いて最後にレジン(樹脂)で固めて作ります。
対して安価なロングボードはスポンジボードやモールドボードが主流で量産できるタイプのものになります。
スポンジボードはポリエチレン素材を使用した非常に柔らかいサーフボードになります。
最近、海でよく見かけるコストコの激安ロングボードもスポンジボードになります。
モールドボードはEPS(エクスパンデッドポリスチレン)という発泡スチロールのような素材を非常に硬いエポキシ樹脂で固めたものになります。
ロングボードの相場価格!安いの基準は?
PU素材のロングボードの相場は20万前後となり、決して安いものではありません。
中級者以上であればPUの高価なロングボードをおすすめしますが、初心者の方であれば、まずは10万以下のスポンジボードやモールドボードをおすすめします。
まずは安くてコスパのいいボードで安定したテイクオフができることを目指してください。
特に初めは足がつく波打ち際で練習をするので、海底の砂や岩にあたってクラッシュしやすいので安いボードで十分です。
安いロングボードを選ぶ際のポイント
安いロングボードを選ぶ際のポイントはストリンガーの有無と修理のしやすさです。
最近ではCATCH SURFの成功を筆頭にスポンジボードが興隆を見せています。
理由は、ストリンガーと呼ばれる芯材がサーフボードの中心にあり、PU素材のボードの作りと遜色がなくなったからです。
以前のスポンジボードはストリンガーが入っていないものが多く、乗ると波の上でたわんでしまい、真っ直ぐに乗るだけでした。
また、修理のしやすさも重要なポイントで、長くて重いがゆえに壁や床にぶつけたり、波打ち際のインサイドで海底に擦ってクラッシュしてしまった時にすぐに対処できるからです。
安いロングボードおすすめ10選
【CATCH SURF】
ODYSEA LOG(sb-cs-log-90-1-t2)
CATCH SURFは1番おすすめのメーカーです。
スポンジボードでありながらストリンガーが3本入っており、PUボードに近いしなりを再現する事が可能になっております。
ハワイのパイプラインでプロサーファーがチューブライディングを決められるほどの性能を持っています。
特にこのLOGというモデルはPUのロングボードよりも浮力があり、スネ膝の小波でもイージーなテイクオフが可能です。
長さ:9’0”
ボリューム:98L
フィンセッティング:トライ
【CRIME SURFBOARDS】
NOSE RIDER(crime-noserider95)
CRIME SURFBOARDSは他のメーカーとデザインを一線画したものになります。
サーフィン=ハワイのイメージが強く色鮮やかなサーフボードが多い中、CRIMEはエッジの効いた尖ったデザインが多いです。
サーフボードはEPSのサーフボードをクロコダイルスキンというクッション性のある滑り止め素材でデッキとレール面を覆っています。
また、ワックス要らずのクロコダイルスキンは水を吸わないため、スポンジボードのようにサーフィン中に重くなることがありません。
耐久性もスポンジボードよりもあるため、手軽に安心してお使い頂けます。
サイズ:9’5"
ボリューム:87.5L
フィンセッティング:シングル
【Softech】
ROLLER(softech-roller-90-1-t2)
SoftechはCATCH SURFが起こしたスポンジボードブーム以前からソフトボードに特化したブランドです。
プロサーファーのフィリペ・トレド、メイソン・ホー、サリーフィッツギボンズをライダーに抱え、初心者から中上級者までも対応できるサーフボードを作っています。
低価格でありながら高品質のブランドなので、サーフショップのスクールなどでもよく利用されております。
長さ:9’0”
ボリューム:112L
フィンセッティング:トライ
【WAVE BANDIT】
TINA COHEN PRO EZ RIDER(cs-tinapro-ez90)
WAVE BANDITはCATCH SURFの弟分のブランドになります。
CATCH SURFよりコストを抑えながらも同じ工場で作っているので、廉価でありながらクオリティは引けを取りません。
両者の違いはCATCHSURFのストリンガーが3本に対してWAVE BANDITは2本になっているところです。
長さ:9'0"
ボリューム:98.0L
フィンセッティング:シングル
【DRAG SURFBOARDS】
THE COFFIN(su-sb-drag-029)
DRAG SURFBOARDSは3ストリンガー使用でCATCH SURFと同等のクオリティを持ちながら、デザインはややパンキッシュに仕上げています。
付属はシングルフィンとリーシュがセットでついておりますので、ワックスさえ手に入れてしまえばそのまま海へ向かえます。
長さ:10'0"
ボリューム:89.6L
フィンセッティング:シングル
【CLARK FOAM】
ソフトサーフボード(su-sb-clarkfoam-004)
CLARK FOAMはアメリカのボードビルダーから絶大な信頼を集めていましたが、2005年に突如閉業しました。
そのような伝説的ブランクスメーカーの名を冠したソフトボードで、コアなサーファーから注目を浴びるアイテムです。
サーフィンのカルチャーやバックボーンにこだわる方におすすめです。
長さ:9'0"
ボリューム:102L
フィンセッティング:トライ
【WATER RAMPAGE】
THE BEACH(su-sb-waterrampage-071)
値段と品質のバランスが良く、どのような方でも気軽に乗れてしまう万能なソフトボードです。
強度を出すためにデッキとボトムにしっかりとラミネートを行なっているため、耐久性や乗り心地は申し分ありません。
また、デッキはワックスが不要なため、ワックスアップの手間もなく気軽に乗ることが可能です。
長さ:9'0"
ボリューム:98L
フィンセッティング:トライ
【Beach Access Softboards】
ソフトボード(SB-80SQ-IXPE)
Beach Access Softboardsは、国内のインフルエンサーを起用したプレスで認知度を上げているブランドです。
EPS素材のブランクスを使用したソフトボードで、2本のストリンガーを使用しており、普通のロングボードのフィーリングに近いライディングを楽しめます。
長さ:8'0"
ボリューム:66L
フィンセッティング:トライ
【TAHE SURFBOARDS】
MAGNUM(su-sb-tahe-002)
モールドボードの代表ブランドBIC SURFのDNAを引き継いだTAHE SURFBOARDS。
元はボールぺンなどで有名な会社BICですが、マリンスポーツのジャンルもハイスペックなプロダクトよりもコンシューマー向けのアイテムを作っていました。
そのため、TAHE SURFBOARDSも同じ流れを汲んでおり、オールラウンドなロングボードとなっております。
長さ:8’4”
ボリューム:72L
フィンセッティング:シングル
【THREE WEATHER】
PACIFIC BEACH(110111jj802215303)
あまり馴染みのないブランドTHREE WEATHERですが、ムラサキスポーツのオリジナルブランドになります。
ロングボードのフォルムで圧倒的な浮力があります。
ノーズにもコンケーブが入っているのでノーズライディングも可能です。
フィンセッティングはシングルフィンでクラシックなスタイルを、スタビライザーを付ければパフォーマンス性を上げて乗ることができます。
長さ:7'2"
ボリューム:55L
フィンセッティング:シングルスタビ
まとめ
ロングボードは高価で大きくて扱いにくいものですが、今回ご紹介したボードであればこの悩みを解決してくれます。
手頃で丈夫なボードから始めることで、サーフボードの傷や事故などの余計なトラブルを気にせずにサーフィンに全集中できます。
ステップアップ後もセカンドボードとして末永く乗って頂けますので、自分の好みに合ったものを選んで挑戦してみて下さい。
安いロングボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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