基本的に端末:キーボードは1:1でしか接続できないため、複数台の端末を操作する際、不便に思われた方もいるでしょう。
そこで活躍するのが、複数の端末に対し、1台のキーボードを接続し、切り替え使用できるキーボード切替器です。
近年では複数台の端末を操作する方も増えていますし、3台・4台の端末接続も行える切替器が気になる方も多いと思います。
そこで本記事では、キーボード切替器おすすめ紹介をはじめ、メリットデメリット・選び方を解説します。
キーボード切替器とは
キーボードで操作できる端末は1台が上限となるため、基本的に複数台の端末を操作するなら、キーボードも複数台必要です。
台数分のキーボードを購入する必要があるため、コストも掛かりますし、スペースも圧迫してしまいます。
そんな問題を一台で解決できるのが「キーボード切替器」であり、複数台の端末を1台のキーボードで操作可能です。
切替器を使用することで、キーボードに掛かるコストも抑えられますし、1台のキーボードを広く使えるようになります。
キーボード切替器を使うメリット
作業効率がアップする
本来であれば、接続先を切り替えるたびに繋ぎ直す、あるいは台数分のキーボードを用意する必要があります。
キーボード切替器を用いれば、簡単に接続先の切り替えが可能になるので、1台のキーボードで複数の端末を操作できます。
簡単に接続先を切り替えられるので、無駄な時間のロスを失くし、作業効率を高めることが可能です。
コストを削減できる
複数の端末を操作する際、本来なら端末の台数分だけキーボードを用意する必要があり、相応のコストが掛かります。
ですが、キーボード切替器を用いれば1台のキーボードを使い回せるので、キーボードの導入コストを浮かせられます。
キーボードが対応していれば、携帯端末への切り替えも簡単に実行できるので、総合的にコストを抑えられるのは大きいです。
スペースを圧迫しなくて済む
複数台の端末を扱う際、デスク周りは端末台数分のキーボードをはじめ、周辺機器でゴチャゴチャになってしまいます。
ですが、キーボード切替器を使用すれば、1台のキーボードを使いまわせるので、無駄なスペースを消費する必要がありません。
広いスペースにキーボードを設置し、状況に応じて切り替えられるので、快適な操作環境が実現可能です。
キーボード切替器を使うデメリット
同時に操作できるわけではない
キーボード切替器は「キーボード→切替器→AorB」という流れになるので、AとBの切り替えが可能になるというものです。
つまり、「操作できるのが1台のみ」という根底が覆るわけではなく、複数台の端末を同時に操作することはできません。
複数台の端末を同時に操作したいなら、端末分のキーボードを用意するしか手段が無いので要注意です。
ケーブルの管理が面倒
キーボード切替器は1台のキーボードを使いまわせますが、有線で端末に接続する必要があります。
接続する端末が多ければ、それだけケーブルの量も増えてしまうため、配線周りがゴチャゴチャになってしまいます。
ケーブルをまとめたり、ケーブルボックスに収納したりと管理が必要になるのが欠点です。
キーボード切替器の選び方
入出力数で選ぶ
入力端子数は接続できる端末数に直結しており、出力端子数は接続できるデバイス数となります。
入力端子数は出力を受信できる数となるため、3台の端末と接続する場合、入力端子が3つ以上必要になります。
出力端子はキーボードのみなら1つで良いですが、キーボード・マウスを繋げる場合は2つ以上必要です。
使用用途・環境によって必要数は異なるため、ご自身の環境を考慮し、少し余裕が持てる製品を選ぶのがおすすめです。
USB規格で選ぶ
現在でも取り扱われているUSB規格は、2.0/3.0/3.1が挙げられますが、これらの大きな違いはデータの転送速度です。
異なるUSB規格同士でも接続自体は可能ですが、受信側が規格に対応していなければ、パフォーマンスを発揮できません。
USB3.0デバイス→USB2.0切替器で接続した場合、パフォーマンスは2.0規格が適用されます。
気にしなければ微々たる問題ですが、応答速度を重視するならば、USB規格をチェックし、選ぶのが大切です。
価格帯で選ぶ
キーボード切替器の価格帯ですが、千円台~1万円前後まで、幅広い価格帯で展開されています。
低価格な製品は通信速度も平均的ですし、シンプルな製品が多いので、最低限接続できれば問題ないという方向けです。
高価格な製品は高速通信に対応していますし、リモコン操作などの機能も充実しています。
とにかく接続できれば良いのであれば低価格、高速通信・利便性も重視するなら高価格な製品を選ぶのがおすすめです。
キーボード切替器おすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | 入力数 | 出力数 | USB規格 |
---|---|---|---|---|
AIMOS USB切替器 | 101×65×21mm/390g | 4 | 4 | 2.0 |
ES-Tune USB切替器 | 152×152×52mm/280g | 4 | 4 | 2.0 |
Yeemie Pro USB切替器 | 142×136×64mm/410g | 4 | 4 | 3.0 |
KCEVE USB切替器 | 101×65×19mm/380g | 4 | 4 | 2.0 |
Yeemie Pro USB切替器 | 144×95×60mm/390g | 4 | 4 | 3.0 |
サンワダイレクト USB切替器 | 84×84×22mm/95g | 4 | 1 | 2.0 |
TONEWCL KVM切替器 | 190×130×90mm/640g | 4 | 3 | 2.0 |
StarTech.com USB切替器 | 94×94×26mm/124g | 4 | 4 | 3.0 |
Ankidyn Plus KVM切替器 | 233×171×58mm/870g | 4 | 4 | 2.0 |
サンワサプライ KVM切替器 | 197×80×20mm/600g | 4 | 2 | 2.0 |
【AIMOS】
USB切替器
入出力端子が4基搭載されており、キーボードをはじめ、あらゆるデバイスを複数端末に接続できる切替器です。
Windowsをはじめ、MacOSへの互換性を持っており、ワンタッチで接続先を瞬時に切り替えられます。
接続中の端末に対し、ランプが点灯するため、ゴチャゴチャになることが無く、管理できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 101×65×21mm/390g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 2.0 |
【ES-Tune】
USB切替器
入出力端子×4基を搭載しており、キーボードをはじめ、あらゆる周辺機器を接続できる切替器です。
動作状況が確認できるランプが内蔵されているので、使用中の端末管理もラクに行えます。
USBケーブルも付属されており、使用環境に合わせて長さを調節できるので、コードに対する煩わしさを軽減できる点も魅力です。
サイズ/重量 | 152×152×52mm/280g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 2.0 |
【Yeemie Pro】
USB切替器(HC407-F)
入出力端子×4基を搭載しており、最大4台の端末に対し、キーボードをはじめ、デバイスを接続できる切替器です。
USB3.0規格の高速データ通信に対応しているので、接続間における遅延が起きる心配もありません。
ホワイトカラーでインテリアとしても映えますし、接続状況をLEDランプでチェックできる点も好評です。
サイズ/重量 | 142×136×64mm/410g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 3.0 |
【KCEVE】
USB切替器(KCEVEKC-404CY)
入出力端子×4基搭載しており、最大4台の端末に対し、デバイスを使いまわせる切替器です。
本体の切り替えスイッチだけではなく、付属リモコンでも接続先の切り替えが可能であり、操作性も向上しています。
幅広いOSへの互換性を持ちつつ、接続状況がLEDランプで可視化されている点も魅力的です。
サイズ/重量 | 101×65×19mm/380g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 2.0 |
【Yeemie Pro】
USB切替器(HC406-JPF)
入出力端子×4基を搭載しつつ、USB3.0規格に対応しており、遅延の無い接続が行える切替器です。
接続状況を可視化したLEDランプが内蔵されているので、簡単に接続状況を管理できます。
コンパクトサイズなので省スペースで設置できますし、メタリックな見た目がインテリアとしても活躍してくれます。
サイズ/重量 | 144×95×60mm/390g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 3.0 |
【サンワダイレクト】
USB切替器(400-SW021)
入力端子×4基が搭載されており、最大で4台の端末に対し、キーボードを切り替え使用できるキーボードです。
シンプルに設計されているので、複雑に考えずに使用しやすく、LEDランプで接続状況をしっかり確認できます。
ボタンスイッチで切り替えるタイプですが、「カチッ」という認識しやすい音が印となるため、誤操作を防げる点もポイントです。
サイズ/重量 | 84×84×22mm/95g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 1 |
USB規格 | 2.0 |
【TONEWCL】
KVM切替器(HDS-4P)
入力端子×4・出力端子×3基が搭載されており、キーボードをはじめ、あらゆるデバイスを接続できる切替器です。
さらに4K・高解像度モニターにも対応しており、あらゆるコンピューターで高いグラフィックが楽しめます。
パネルスイッチ・デスクトップ操作で簡単に接続を切り替えられますし、接続状況をランプで確認できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 190×130×90mm/640g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 3 |
USB規格 | 2.0 |
【Startech.com】
USB切替器(HBS304A24A)
最大4台の端末に対応しつつ、4台のデバイス接続も可能であり、あらゆるデバイスを共有できる切替器です。
USB3.0規格に対応しているので、規格本来のパフォーマンスを最大限発揮し、ストレスの無い環境を構築できます。
接続状況をランプで確認できますし、シンプルデザインで馴染みやすく、スペースを必要としない点も魅力です。
サイズ/重量 | 94×94×26mm/124g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 4 |
USB規格 | 3.0 |
【Ankidyn Plus】
KVMスイッチ(DP402A-B-H)
最大4台の端末に対し、キーボード・マウスをはじめ、モニターの入出力にも対応できる切替器です。
ボタンスイッチには延長ケーブルも用意されているので、距離が届かない場合でも心配が要りません。
幅広いOSへの互換性をはじめ、あらゆるデバイスに対応しているので、マルチに活躍できる切替器を求める方に最適です。
サイズ/重量 | 233×171×58mm/870g |
---|---|
入力数 | 4 |
出力数 | 4 |
USB規格 | 2.0 |
【サンワサプライ】
KVM切替器(SW-KVM4LUN)
入力端子×4・出力端子×2基を搭載しており、4台の端末に対し、キーボード・マウスをセットで接続できる切替器です。
デバイスだけではなく、モニターにも対応していますし、高品質ディスプレイを活かせる高解像度にも対応しています。
切替ロック機能も搭載されているので、作業中に誤って切り替わる心配も無く、作業に集中できます。
サイズ/重量 | 197×80×20mm/600g |
---|---|
入力 | 4 |
出力 | 2 |
USB規格 | 2.0 |
まとめ
キーボード切替器を使用することで、複数台の端末を1つのキーボードで操作可能になるので、作業効率アップが期待できます。
入力・出力・規格を複雑に考えてしまい、迷うこともあると思いますが、本記事を参考にし、選んでいただければ幸いです。
キーボード切替器の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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