最近キャンプ場やSNSの投稿でもよく見かける「カンガルースタイル」。
手持ちのテントで試してみたいけど、親になるテントを持っていない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、普段のキャンプにも、カンガルースタイルにも幅広く使えて便利なタープです。
本記事では、カンガルースタイルにぴったりなタープをご紹介し、その選び方についても解説します。
目次
- 1 カンガルースタイル向けタープを使うメリット
- 2 カンガルースタイル向けタープを使うデメリット
- 3 カンガルースタイル向けタープの選び方
- 4 カンガルースタイル向けタープおすすめ10選
- 4.1 【snow peak】TAKIBIタープ オクタ(TP-430)
- 4.2 【Coleman】シェード タフスクリーンタープ/400(2000031577)
- 4.3 【DOD】オクラタープ(TT8-583-TN)
- 4.4 【鎌倉天幕】 HIDEOUT TC
- 4.5 【ビジョンピークス】TCバタフライシェルター (VP160202J01)
- 4.6 【ビジョンピークス】TCヘキサタープ2(VP160202I01)
- 4.7 【MSR】ランデブーサンシールド 120ウィング(37076)
- 4.8 【NEMO】ヘキサライト 6P(NM-HEX-6P-MB)
- 4.9 【パーゴワークス】ニンジャタープ(CT101DBE)
- 4.10 【CAPTAIN STAG】CSクラシックス キャンプベースUV(UA-39)
- 5 まとめ
カンガルースタイル向けタープを使うメリット
設営・撤収がしやすい
いちばん簡単な張り方であれば、数ヶ所をペグダウンして2本のポールを立てるだけなので、設営はとても簡単です。
撤収も楽にできるので、チェックイン・チェックアウトに追われず、時間に余裕を持ったキャンプを楽しむことができます。
アレンジが自由自在
複数のハトメが付いていたり、ファスナーで開閉できるものがあったりと、随所に工夫を凝らしたタープも多く存在します。
そういったタープは、風の強い日はペグの数を増やしたり、雨の日は水が流れる道を作ったりとアレンジは自由自在です。
夏は涼しく冬は温かい
夏はオープンタープにすると風通しがよく、インナーテントにフライを付けないことにより、熱がこもりにくくなります。
冬はタープが風よけとなり、石油ストーブや薪ストーブを入れることにより、さらに暖かく快適に過ごすことができます。
カンガルースタイル向けタープを使うデメリット
強風に弱い
タープは強風に弱く、風にあおられてロープが緩んだり、タープ自体もパタパタと音がしてうるさく感じることがあります。
そのような天候の時は、ポールの数を最小限にしたり、ロープの数を増やして補強するなどの対策が必要です。
雨の影響を受けやすい
タープを使ったカンガルースタイルは、多少の雨には対応できますが、地面によっては水たまりができてしまうことも。
そのような事態を防ぐため、タープをフルクローズにしたり、念のためにコットを用意しておくと安心です。
リビングスペースが狭くなる
インナーテントを置くスペースが必要となるため、タープを使ったカンガルースタイルは、リビングスペースが制限されてしまいがちです。
圧迫感が苦手な方であれば、前方は長めのポールを使って大きく跳ね上げたり、サイドにもポールを使うなどの工夫が必要になってきます。
カンガルースタイル向けタープの選び方
サイズで選ぶ
カンガルースタイルの場合、インナーテント+リビングスペースが必要になるため、大きめのタープを選ぶ必要があります。
具体的に言うと、ソロであれば一辺が3m〜4mあれば十分ですが、ファミリーであれば5mはあったほうが安心です。
ただし、あまりに大きなサイズを選ぶと、区画サイトによっては入りきれない場合もあるので注意が必要です。
形で選ぶ
カンガルースタイル向けタープには以下のような形があるので、あなたのキャンプスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
レクタタープ
長方形の一枚布でできているため色んな形にアレンジしやすく、広いスペースが確保できるためファミリーでの使用に最適です。
ですが、形をアレンジするためにはポールやペグの数が多くなるため、設営には少し時間がかかります。
ヘキサタープ
六角形の一枚布を使ったタープで、とにかく見た目がかっこいいのですが、日陰になる面積はレクタタープに比べて狭くなります。
2本のポールだけでも安定させることができるため、レクタタープよりも設営はしやすくなります。
オクタタープ
八角形の一枚布でできたタープで、4本のポールを使うとヘキサタープよりもさらに広い空間を作ることができます。
スクリーンタープ
フルメッシュで自立式のため広いスペースが確保でき、ファミリーでの使用や、虫が苦手な方に向いているタープです。
その反面、形のアレンジはできず、収納性が悪いというデメリットもあります。
素材で選ぶ
カンガルースタイル向けタープは、テント同様、ポリエステルやTC(ポリコットン)素材のものがメインとなります。
軽さや撥水性を求めるのであればポリエステル素材、遮光性や結露のしにくさを求めるのであればTC素材を選ぶのがおすすめです。
メーカー
テントを出しているメーカーのほとんどはタープもリリースしているため、好みのメーカーから選ぶとよいでしょう。
タープとインナーの組み合わせ例を商品ページにアップしているメーカーも多いので、レイアウトの参考にしてみるのもいいですね。
価格帯
大きさや素材にもよりますが、安いもので1万円以内から、有名アウトドアブランドの商品であれば10万円近くするものまであります。
ただし、中にはポールやペグが別売りのものもあるので、値段に惑わされず付属品までくまなくチェックするようにしましょう。
カンガルースタイル向けタープおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | 素材 |
---|---|---|---|
snow peak TAKIBIタープ オクタ | 510×450cm | 8.9kg | 本体:ポリエステル/インナー:TC |
Coleman シェード タフスクリーンタープ/400 | 400×360×H210cm | 12.5kg | ポリエステル |
DOD オクラタープ | 510×510cm | 4.2kg | TC |
鎌倉天幕 HIDEOUT TC | 460×260×H170cm | 9.0kg | TC |
ビジョンピークス TCバタフライシェルター | 680×440×H220cm | 16.5kg | TC |
ビジョンピークス TCヘキサタープ2 | 460×435cm | 4.4kg | TC |
MSR ランデブーサンシールド 120ウィング | 360×380cm | 1.62kg | ポリエステル |
NEMO ヘキサライト 6P | 561×470×H226cm | 7kg | ポリエステル |
パーゴワークス ニンジャタープ | 280×280cm | 470g | ナイロン |
CAPTAIN STAG CSクラシックス キャンプベースUV | 680×380×H220cm | 14.7kg | ポリエステル |
【snow peak】
TAKIBIタープ オクタ(TP-430)
アウターはポリエステル、インナーは難燃性ポリコットンの二重構造になっており、雨の日でもタープの下で焚き火が楽しめます。
オクタ型のため、上昇した焚き火の熱が循環してタープ内に留まり、冬は暖かく快適に過ごせるというメリットがあります。
またその形状は外からの目線を遮るため、カンガルースタイルにしても周りの目を気にする必要がありません。
サイズ | 510×450cm |
---|---|
重量 | 8.9kg |
素材 | 本体:ポリエステル インナー:TC |
【Coleman】
シェード タフスクリーンタープ/400(2000031577)
アシスト機能付きのため1人でも設営することができ、ドームテントと連結させてツールームテントへのアレンジも可能です。
ファミリーキャンプにも最適な大きめサイズで、デュオであれば広々と快適に過ごすことができます。
フルクローズできるため急な雨に降られても大丈夫ですが、浸みてくるとのレビューもあるため防水対策は必要になってくるでしょう。
サイズ | 400×360×H210cm |
---|---|
重量 | 12.5kg |
素材 | ポリエステル |
【DOD】
オクラタープ(TT8-583-TN)
510×510cmとかなりビックサイズのため、ファミリーでも広々と快適に過ごすことができるタープです。
厚みのあるTC素材は遮光性に優れていますが、かなり重量もあるため2人以上で設営することをおすすめします。
オクタ型のためさまざまな張り方ができ、カンガルースタイルはもちろん、カマボコテントなどの大型テントの前室としても使えます。
サイズ | 510×510cm |
---|---|
重量 | 4.2kg |
素材 | TC |
【鎌倉天幕】
HIDEOUT TC
四隅をペグダウンして2本のポールで自立させるだけで簡単に設営でき、張り方次第でさまざまなアレンジが可能です。
前方に太めのポールを1本追加すると大きなタープのようになり、両サイドにもポールを追加するとさらに開放的な空間が広がります。
同メーカーのHIDEOUTと比べてコンパクトなサイズ感のため区画を選ばず、ソロ〜デュオでの使用に最適です。
サイズ | 460×260×H170cm |
---|---|
重量 | 9.0kg |
素材 | TC |
【ビジョンピークス】
TCバタフライシェルター (VP160202J01)
ポールを2本追加して前方を跳ね上げると大型タープに、ファスナーでフルクローズしてテントにしたりと、変幻自在なタープです。
TC素材のため近くで焚き火をしても問題なく、Wジッパー採用で薪ストーブをインストールすることもできます。
スカートは付いていませんが、ペグ打ちをする場所で隙間を調節できるため、オールシーズン使いたいという方にもおすすめです。
サイズ | 680×440×H220cm |
---|---|
重量 | 16.5kg |
素材 | TC |
【ビジョンピークス】
TCヘキサタープ2(VP160202I01)
ポール2本で立てられるヘキサタープはソロ〜デュオのカンガルースタイルに最適で、荷物も最小限にすることができます。
撥水加工がされたTC素材のため雨にも強く、火の粉にも強いので焚き火を囲んで語らうのもいいですね。
別売りのTCルーテントと組み合わせると統一感も生まれ、ミニマルなスタイルが好みのキャンパーにおすすめです。
サイズ | 460×435cm |
---|---|
重量 | 4.4kg |
素材 | TC |
【MSR】
ランデブーサンシールド 120ウィング(37076)
7本のロープで引っ張る珍しいタイプのタープで、MSRのエリクサーとセットで使うとクールなカンガルースタイルが実現できます。
2サイズ展開となっており、ソロであれば120、デュオであれば200を選ぶとよいでしょう。
山岳用テントメーカーならではの軽さが売りで、120サイズの重量はポールも含めてなんと1.6kgと、バックパックキャンプにも最適です。
サイズ | 360×380cm |
---|---|
重量 | 1.62kg |
素材 | ポリエステル |
【NEMO】
ヘキサライト 6P(NM-HEX-6P-MB)
基本は6ヶ所をペグダウンしてポールを2本立てるだけで、その他ガイロープやポールを追加すると幾通りもの張り方が楽しめます。
高さがあるためカンガルースタイルにしても圧迫感がなく、かっこいいサイトを演出することができます。
ポリエステルでスカートが付いていないため冬キャンプは熱源が必要ですが、ベンチレーション付きのため換気は問題ありません。
サイズ | 561×470×H226cm |
---|---|
重量 | 7kg |
素材 | ポリエステル |
【パーゴワークス】
ニンジャタープ(CT101DBE)
21ヶ所のジョイントポイントがあるため、なんと30通りもの張り方ができるという、まさに忍者のように変幻自在なタープです。
軽くてコンパクトにまとまるため、ザックに忍ばせておき、トレッキングポールを使って立てる、というユニークな使い方もできます。
カンガルースタイルにする時は、ドローコードを引っ張り、タープ内に雨や日差しが入り込まないようにすることも可能です。
サイズ | 280×280cm |
---|---|
重量 | 470g |
素材 | ナイロン |
【CAPTAIN STAG】
CSクラシックス キャンプベースUV(UA-39)
大型のツーポールシェルターで4本のポール、二股ポール、インナーまでセットで3万円を切る価格というコスパのよさが魅力です。
生地は薄いので遮光性はありませんが、UVカット加工がされているので、うっかり日焼けをしてしまう心配がありません。
初期費用を抑えてカンガルースタイルを実現したい方におすすめの商品です。
サイズ | 680×380×H220cm |
---|---|
重量 | 14.7kg |
素材 | ポリエステル |
まとめ
カンガルースタイル向けのタープにも、シンプルなものからディティールにこだわったものまで、さまざまな商品がリリースされています。
色んなレイアウトを楽しむことができるカンガルースタイルのキャンプを、あなたもトライしてみてはいかがでしょうか。
カンガルースタイル向けタープの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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