気温の下がる季節に、寝袋の保温性能を最大限に高める効果のあるアイテムが「インナーシュラフ」です。
軽量でコンパクトに持ち運べるものであれば、登山中のテント泊でも活躍するでしょう。
しかし、さまざまなブランドから発売されているので、どれを購入すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コンパクトに収納できるインナーシュラフを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 コンパクトなインナーシュラフを使うメリット
- 2 コンパクトなインナーシュラフを使うデメリット
- 3 コンパクトなインナーシュラフの選び方
- 4 コンパクトなインナーシュラフおすすめ10選
- 4.1 【Unigear】インナーシュラフ 寝袋
- 4.2 【CAPTAIN STAG】フリースクッションシュラフ(UB-2)
- 4.3 【MYSTIC EARTH】封筒型 インナーシュラフ
- 4.4 【Naturehike】インナーシュラフ シーツ
- 4.5 【LOGOS】シルキーインナーシュラフ(72600320)
- 4.6 【SEA TO SUMMI】エキスパンダーライナー スタンダード(AEXPSTDGN)
- 4.7 【ISUKA】ライナーサイドジッパー スーパーライト(211521)
- 4.8 【LOGOS】フリースシュラフ(72600830)
- 4.9 【NANGA】SLEEPING BAG INNER SHEET(N12RBK14)
- 4.10 【mont-bell】キャンプシーツ(1121197)
- 5 まとめ
コンパクトなインナーシュラフを使うメリット
保温性が高まる
寝袋に合わせてインナーシュラフを使用することで、保温能力を向上させることができます。
そのため、気温の下がる季節や、標高の高い場所でのキャンプでも安心して使用できるでしょう。
インナーシュラフの素材や性能によっては、寝袋の使用可能温度を10℃以上向上させられると言われています。
夏は荷物の軽量化につながる
気温の高い夏キャンプであれば、マットとインナーシュラフ一枚で寝るということも可能です。
そうすることで、荷物の中でもかさばりやすい寝袋が必要ないので、荷物の軽量化につなげることができるでしょう。
とくに、キャンプへの移動手段が徒歩やバイク、公共交通機関となる荷物をなるべく少なくしたい方に向いています。
シュラフの汚れ防止
寝袋は吸水性の高い商品が多く、寝ている間に汗をかくことで寝袋が汚れてしまうことがあります。
しかし、寝袋とインナーシュラフを同時に使用することで、汚れから寝袋を守り、清潔な状態で使えるでしょう。
また、コンパクトなインナーシュラフは、使用後に簡単に自宅で洗濯ができるので、万が一汚れてしまっても安心です。
感染症対策にも活躍
コンパクトなインナーシュラフは、昨今流行っている感染症対策としても活躍するでしょう。
個人で行くキャンプだけではなく、山小屋などの宿泊施設で共有寝具を使用する際に活躍します。
コンパクトに収納できるインナーシュラフであれば持ち運びやすく、パッキングに困ることもありません。
コンパクトなインナーシュラフを使うデメリット
荷物は増えてしまう
インナーシュラフを使用することで、余分に荷物は増えてしまいます。
そのため、荷物を極力減らしたいという方にはあまりおすすめできません。
しかし、300g程度の軽量な商品であればパッキングに困ることはないでしょう。
便利なアイテムなので、ぜひコンパクトな物を探してみてください。
購入するにはお金がかかる
インナーシュラフを購入するためにはお金もかかるので、必要性を感じない方にとっては不要なアイテムであるともいえます。
特に、これからキャンプを始める方は、購入するアイテムが多いので、無理して購入する必要はないでしょう。
ただし、使用することで寝心地が良くなることは間違いないので、余裕のある方は購入を検討してみてください。
コンパクトなインナーシュラフの選び方
寝袋の形状に合うタイプを選ぼう
寝袋には「マミー型」と「封筒型」の2つのタイプがあり、インナーシュラフも同様に2つのラインナップがあります。
マミー型は体をすっぽりと覆うような形状なので、保温性に優れ、コンパクトに収納して持ち運べるでしょう。
封筒型はスペースに余裕があるので寝返りが打ちやすく、就寝時にも圧迫感を感じにくいです。
また、封筒型は収納サイズはやや大きいですが、ブランケット代わりに使えるなど汎用性の高さも魅力の一つです。
使用する季節に合った素材をチェック
インナーシュラフの素材は「コットン」「ポリエステル」「フリース」「シルク」「メリノウール」など種類が豊富です。
保温性に優れるフリースやメリノウールは、冬に使用したい方や寒さが苦手な方に向いています。
また、コットンやシルクは吸湿性に優れるので、夏の使用や汗をかきやすい方に適しているでしょう。
一番多く使われているポリエステルが耐久性が高く、洗濯を繰り返しても生地が伸びにくいという特徴があります。
自分の使用する季節や用途に合わせて、適切な素材の商品を選んでください。
軽量でコンパクトな商品がおすすめ
持ち運びの機会が多いキャンプでは、なるべく荷物を少なくして移動時の負担を減らしたいという方も多いです。
そのため、インナーシュラフを購入する際は、できるだけ軽量でコンパクトなアイテムを選びましょう。
発売されている商品によっては、片手で収まるほどのコンパクトな商品もあります。
目安としては、重量300g以下であれば持ち運びに便利と言われているので、購入する際はぜひチェックしてみてください。
自宅の洗濯機で丸洗いできると便利
先述した通り、インナーシュラフは汗や汚れから寝袋を守る役割があります。
そのため、キャンプなどで使用した後に、自宅の洗濯機で丸洗いできる商品であればメンテナンスが簡単です。
多くのインナーシュラフは洗濯機使用可能ですが、商品によっては手洗いの必要がある商品もあります。
購入する際は、必ず洗濯表示を確認するとよいでしょう。
夏のみ使用する場合は単体で使えるものを選ぶ
気温の高い夏のみキャンプをする場合は、寝袋を購入せずにインナーシュラフのみを購入してもよいでしょう。
そのような場合は、封筒型タイプの単体で使用できるインナーシュラフを選ぶ必要があります。
インナーシュラフは寝袋と比較すると安価な商品が多いので、余った予算をマットや枕などの寝具に回せます。
人気の高いおすすめメーカー
モンベル
1975年に設立された、日本の総合アウトドアメーカーです。
ウェアからキャンプ用品まで、幅広く性能の高いアイテムを取り揃えています。
ナンガ
1941年に設立された、羽毛の町から生まれた寝袋メーカーです。
高性能なダウンを使用した寝袋やアパレルアイテムが人気です。
イスカ
シュラフのみを作り続けて45年以上になる歴史のあるメーカーです。
形状や裁縫技術にこだわりがあり、高品質な寝袋が人気です。
気になる価格帯をチェック
コンパクトなインナーシュラフは安い商品で、1,500円程度から5,000円を上回る程度まで価格帯にやや幅があります。
高価な商品ほど、コンパクトさや保温性の高さなどに優れている高性能な商品が多い印象です。
しかし、高価な商品であっても使用する方や使用用途によっては、オーバースペックとなる可能性もあります。
購入する際は価格はあまり気にせずに、自分の使用用途に合った適切な商品を選ぶとよいでしょう。
コンパクトなインナーシュラフおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | タイプ |
---|---|---|---|---|
Unigear インナーシュラフ 寝袋 | 450g | 90×220cm | コットン | 封筒 |
CAPTAIN STAG フリースクッションシュラフ | 879g | 190cm | ポリエステル | 封筒 |
MYSTIC EARTH 封筒型 インナーシュラフ | 540g | 180×80cm | 不明 | 封筒 |
Naturehike インナーシュラフ シーツ | 350g | 200×80cm | ポリエステル | マミー |
LOGOS シルキーインナーシュラフ | 280g | 210×84cm | シルキーモイスクロス | 封筒 |
SEA TO SUMMI エキスパンダーライナー スタンダード | 310g | 185×78cm | ポリコットン | 封筒 |
ISUKA ライナーサイドジッパー スーパーライト | 308g | 205×78cm | ポリエステル | マミー |
LOGOS フリースシュラフ | 770g | 190×80cm | ポリエステル | 封筒 |
NANGA SLEEPING BAG INNER SHEET | 430g | 210×80cm | ポリエステル | マミー |
mony-bell キャンプシーツ | 252g | 184×77cm | ポリエステル | マミー |
【Unigear】
インナーシュラフ 寝袋
100%コットン素材を使用した、肌触りが良く気温の下がる季節でも冷たさによる不快感を感じにくいインナーシーツです。
自宅の洗濯機で丸洗い可能なので、キャンプでの使用後のメンテナンスも手間がかからないでしょう。
また、収納時は21×10cmととてもコンパクトなので、なるべく荷物を少なくしたいという方にもおすすめです。
重さ | 450g |
---|---|
サイズ | 90×220cm |
素材 | コットン |
タイプ | 封筒 |
【CAPTAIN STAG】
フリースクッションシュラフ(UB-2)
素材にフリースを使用した肌触りが良く、保温性に優れた気温の下がる季節の使用しにおすすめのインナーシーツです。
専用の収納袋に収納することで車内や自宅ではクッションとして使用でき、タオルなどを入れると枕としても活躍します。
また、ファスナーは上下から開閉可能なので、気温の高い季節には足を出して温度調整も可能です。
重さ | 879g |
---|---|
サイズ | 190cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒 |
【MYSTIC EARTH】
封筒型 インナーシュラフ
使用後は自宅の洗濯機で丸洗い可能な、インナーシュラフとしてはもちろん、毛布としても活躍する商品です。
ダブルファスナーとなっており、足元からの開口も可能なので、気温の高い時期でも体温調節に活躍します。
また、肩回りにはファスナーガードがついており、調整することで首元からの冷気の侵入を遮断できます。
重さ | 540g |
---|---|
サイズ | 180×80cm |
素材 | 不明 |
タイプ | 封筒 |
【Naturehike】
インナーシュラフ シーツ
350gと超軽量でコンパクトに持ち運べるので、登山時のテント泊にもおすすめの携帯性に優れたインナーシュラフです。
肌触りの良い素材を使用しているため、気温の高い季節は涼しく、気温の低い季節は暖かく快適に過ごせます。
伸縮性に優れており体と密着した状態で使用でき、防ダニ加工が施されているので清潔な状態で使用できるでしょう。
重さ | 350g |
---|---|
サイズ | 200×80cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | マミー |
【LOGOS】
シルキーインナーシュラフ(72600320)
さらさらとした肌触りの良い素材を使用しているので、汗をかきやすい季節に快適に使用できるインナーシュラフです。
キャンプでの使用後は自宅の洗濯機で丸洗いができるので、メンテナンスに手間や時間がかかりません。
また、コンパクトに収納できる専用の収納袋がついているので、手軽に持ち運べるでしょう。
重さ | 280g |
---|---|
サイズ | 210×84cm |
素材 | シルキーモイスクロス |
タイプ | 封筒 |
【SEA TO SUMMI】
エキスパンダーライナー スタンダード(AEXPSTDGN)
生地にポリコットン素材を使用した、ストレッチ性や保温性に優れたコンパクトなインナーシュラフです。
抗菌加工が施されているのでシュラフ内でのバクテリアの繁殖を防ぎ、使用中も清潔な状態を保ちます。
また、使用後は自宅の洗濯機で丸洗いができるので、メンテナンスに手間や時間がかかりません。
重さ | 310g |
---|---|
サイズ | 185×78cm |
素材 | ポリコットン |
タイプ | 封筒 |
【ISUKA】
ライナーサイドジッパー スーパーライト(211521)
肌触りが良く保温性に優れたポリエステル起毛地を採用した、冬の使用におすすめのインナーシュラフです。
重量308gと超軽量でコンパクトに収納可能なので、登山時のテント泊などでも活躍するでしょう。
また、単体でも使用できるタイプとなっているので、気温の高い夏には単体での使用もおすすめです。
重さ | 308g |
---|---|
サイズ | 205×78cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | マミー |
【LOGOS】
フリースシュラフ(72600830)
保温性能に優れ、肌触りの良さが魅力のフリース素材を使用した、オールシーズン使用できるインナーシュラフです。
ひざ掛けとしても使用でき、専用の収納袋に収納することで、移動時は自宅ではクッションとしても活躍するでしょう。
また、自宅の洗濯機で丸洗い可能なので清潔な状態を保つことができ、使用後のメンテナンスに手間や時間がかかりません。
重さ | 770g |
---|---|
サイズ | 190×80cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒 |
【NANGA】
SLEEPING BAG INNER SHEET(N12RBK14)
通気性に優れたポリエステルメッシュ素材を使用した、気温の高い季節に快適に使用できるインナーシュラフです。
汗をかいても内部で蒸れにくい素材となっているので、夏には単体での使用もおすすめです。
また、ハーフジッパー仕様となっているので、430gと軽量でコンパクトに収納できるので携帯性にも優れます。
重さ | 430g |
---|---|
サイズ | 210×80cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | マミー |
【mont-bell】
キャンプシーツ(1121197)
肌触りが良く通気性にも優れた生地を使用した、気温の高い季節の使用におすすめのインナーシュラフです。
スタッフバッグ付きなのでコンパクトに持ち運びができ、テント泊はもちろん山小屋泊などでも活躍します。
また、万が一汚れてしまっても自宅の洗濯機で丸洗い可能なので、メンテナンスに手間がかかりません。
重さ | 252g |
---|---|
サイズ | 184×77cm |
素材 | ポリエステル |
タイプ | マミー |
まとめ
コンパクトに収納できるインナーシュラフは持ち運びに便利で、テント泊や山小屋泊で活躍します。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用用途に合ったインナーシュラフを見つけて、快適にキャンプを楽しんでください。
コンパクトなインナーシュラフの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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