近年はUSBやBluetoothを採用したヘッドセットが多数登場しており、幅広いシーンで活躍しています。
しかし、上記接続方式はUSBポートを消費したり、接続時の安定性に欠けてしまう等のデメリットが存在します。
そこで活躍するのがケーブル1つでの入出力を可能にしつつ、安定性に優れた4極ヘッドセットです。
本記事では、4極ヘッドセットおすすめ製品を紹介しつつ、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
- 1 4極ヘッドセットを使うメリット
- 2 4極ヘッドセットを使うデメリット
- 3 4極ヘッドセットの選び方
- 4 4極ヘッドセットおすすめ10選
- 4.1 【エレコム】単一指向性 ヘッドセット(HS-HP06STBK)
- 4.2 【エレコム】インナーイヤー ヘッドセット(HS-EP15TBK)
- 4.3 【BUFFALO】両耳 ヘッドセット(BSHSHCS105BK)
- 4.4 【Audio Technica】ATH-10(ATH-102COM)
- 4.5 【Audio Technica】ATH-G1 GM
- 4.6 【JBL】QUANTUM 200(JBLQUANTUM200BLK)
- 4.7 【Logicool】H111R
- 4.8 【Logicool】G433
- 4.9 【Sennheiser】VoIP PC 5.2 CHAT(508377)
- 4.10 【Wantek】ノイズキャンセリング ヘッドセット
- 5 まとめ
4極ヘッドセットを使うメリット
ケーブル1つで入出力が行える
3極ミニプラグの場合、出力と入力が同時に行えないため、ケーブルが2つ用意されており、個別に接続する必要があります。
USBは音声の入出力が可能である反面、USBポートはその他デバイスで使用する機会が多く、余裕を持たせられないのが欠点です。
ですが、4極端子はケーブル1本で入出力を可能にできるため、無駄なポート消費を抑えられます。
オーディオインターフェイスへの互換性がある
USBはType-A/Type-Cが存在しており、自在に接続できますが、オーディオインターフェイスへは接続できません。
そのため、製品本来の性能しか発揮できず、限られた用途でしか運用できないのが欠点ですが、4極端子なら問題ありません。
4極端子はオーディオインターフェイスへの接続が行えるため、音声の入出力における品質を大きく高めることが可能です。
遅延が起きにくい
近年はレシーバーやBluetooth接続により、ケーブルフリーで運用できるヘッドセットも登場しています。
しかし、無線接続はケーブルを介さずに電波で送受信するため、入出力で遅延が起きやすいのが欠点です。
ですが、4極端子は端末とケーブルで接続するため、外部からの干渉を受けることなく、安定した接続が行えます。
スマホやタブレット端末にも使用できる
3極やUSB端子を用いたヘッドセットの場合、基本的にポートを搭載した端末でしか運用できません。
PC端末なら接続できますが、スマホやタブレットでは使用できないため、不満に感じた方も多いでしょう。
ですが、4極端子はケーブル1つでの入出力が可能であり、スマホやタブレットにも搭載されており、自由に運用できるのが強みです。
4極ヘッドセットを使うデメリット
ノイズが混じりやすい
4極に対応したヘッドセットはその他オーディオ機器への互換性があり、音質を高められるのが強みです。
ですが、4極はアナログ信号で処理しているため、直接端末と接続する場合はサウンドにノイズが混じりやすいのが欠点です。
デジタルとアナログではノイズの混じりやすさが大きく異なるため、ノイズ軽減を重視するならUSB端子を選択しましょう。
負担が掛かりやすい
ヘッドセットはヘッドフォンとマイク両方の役割を担えるため、幅広く運用できるのが強みです。
しかし、頭に覆いかぶさるという性質上、長時間使用していると締め付けや重量による負担が掛かってしまうのが欠点です。
自由に調節できる製品や軽量な製品なら緩和できますが、使用される際は適度な休憩を挟んで使用しましょう。
4極ヘッドセットの選び方
音質で選ぶ
4極ヘッドセットの音質は周波数特性が関係しており、音質を重視するなら周波数のチェックが必須です。
ヘッドセットの周波数はヘッドフォン・マイク2つの周波数が存在しているため、両方に注視する必要があります。
基本的に数値が大きくなるほどに音質が向上しますが、価格も比例して跳ね上がる点には注意です。
ご自身の予算を加味しつつ製品詳細をチェックし、理想の音質を実現できる製品を選択しましょう。
指向性で選ぶ
4極ヘッドセットに採用されているマイクの指向性ですが、単一・双指向・全指向が挙げられます。
単一指向は前方向からのみ集音可能であり、双指向性は二方向から集音してくれるのが特徴です。
全指向性はマイク全方面から集音できるため音声を拾いやすいですが、ノイズが混じりやすいのが欠点です。
住環境や周囲の状況によって適した指向性は異なるため、ご自身の環境を考慮して選択しましょう。
メーカーで選ぶ
4極ヘッドセットは国内でも知名度が高いメーカーから登場していますが、同じ価格帯でも差が生じることも珍しくはありません。
場合によっては損をしてしまうためメーカー選びは非常に重要ですが、メーカー選びのポイントはレビュー評価のチェックです。
レビュー評価は不透明な情報も可視化されており、実際の製品イメージを掴みやすいため、重要なポイントになります。
Logicool・Audio technicaはレビュー評価が多く、イメージしやすいため、迷った際には要チェックです。
価格帯で選ぶ
4極ヘッドセットは豊富なラインナップが展開されており、3千円以下~3万円越えと価格幅が広めです。
注意点としては価格=性能に大きく比例するため、予算が限られている場合は高性能ヘッドセットを導入しにくい点です。
最低限の実用性なら低価格帯で十分ですが、ライブ配信や楽曲制作で使用する場合は相応のコストが掛かります。
ご自身が使用する用途や用意できる予算を考慮し、余裕をもって導入できる価格帯から選択しましょう。
4極ヘッドセットおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重量 | 出力/入力周波数 | 指向性 |
---|---|---|---|
エレコム 単一指向性 ヘッドセット | 70g | 20khz/10khz | 単一指向性 |
エレコム インナーイヤー ヘッドセット | 9g | 20khz/10khz | 全指向性 |
BUFFALO 両耳 ヘッドセット | 100g | 10khz | 全指向性 |
Audio Technica ATH-10 | 78g | 20khz/10khz | 双指向性 |
Audio Technica ATH-G1 | 257g | 40khz/20khz | 単一指向性 |
JBL QUANTUM 200 | 245g | 20khz | 全指向性 |
Logicool H111R | 74g | 20khz/16khz | 単一指向性 |
Logicool G433 | 259g | 20khz/10khz | 単一指向性 |
Sennheiser VoIP PC 5.2 CHAT | 110g | 16khz | 単一指向性 |
Wantek ノイズキャンセリング ヘッドセット | 48g | 10khz | 単一指向性 |
【エレコム】
単一指向性 ヘッドセット(HS-HP06STBK)
オーソドックスな両耳タイプを採用し、4極端子で幅広い端末に運用できるヘッドセットです。
ケーブル中心部にコントローラースイッチが搭載されており、直感的な調節を可能にしています。
単一指向性マイクにより周囲の雑音をカットしつつ、クリアな音声を届けられるコスパに優れた一台です。
重量 | 70g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/10khz |
指向性 | 単一指向性 |
【エレコム】
インナーイヤー ヘッドセット(HS-EP15TBK)
強い密着感ながらもイヤホンタイプで設計されており、開放的な装着感を実現したヘッドセットです。
重量は僅か9gに抑えられているため、長時間使用しても負担を感じにくく、コントローラーでラクに操作できます。
10mmダイナミックドライバーで音質を向上させつつ、レスポンスを高めることで遅延も軽減されています。
重量 | 9g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/10khz |
指向性 | 全指向性 |
【BUFFALO】
両耳 ヘッドセット(BSHSHCS105BK)
両耳タイプながらも柔軟なヘッドバンドを採用し、長時間安定して装着できるヘッドセットです。
重量も100gに抑えられているため疲労を感じにくく、4極端子で幅広い端末への互換性も実現しています。
全指向性のため使用する環境には注意が必要ですが、およそ千円で導入できるコストの低さが魅力です。
重量 | 100g |
---|---|
出力/入力周波数 | 10khz |
指向性 | 全指向性 |
【Audio Technica】
ATH-10(ATH-102COM)
スライダー調節が可能なヘッドバンドを採用し、快適な付け心地を実現したヘッドセットです。
4極端子で適応力を高めつつ、ノイズキャンセリングマイクでクリアなボイスチャットを可能にしています。
抗菌・消臭加工が施されているため、長期間使用し続けても清潔な状態を維持できる点もおすすめです。
重量 | 78g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/10khz |
指向性 | 双指向性 |
【Audio Technica】
ATH-G1 GM
ゲーミング用にチューニングされた45mmドライバーを採用し、プレイの質を高めてくれるヘッドセットです。
ハイクオリティ且つ取り外し可能なブームマイクを搭載しており、状況に合わせて自由に運用できます。
通気性に優れたヘッド・イヤーパッドで不快感も抑えられており、直感的に調節できる操作性も魅力です。
重量 | 257g |
---|---|
出力/入力周波数 | 40khz/20khz |
指向性 | 単一指向性 |
【JBL】
QUANTUM 200(JBLQUANTUM200BLK)
50mm大口径ドライバーを採用し、各帯域で深みのあるクリアサウンドを実現したヘッドセットです。
重厚感のあるデザインながらも250g程度に抑えられており、長時間使用しても頭や首に負担が掛かる心配がありません。
フリップアップマイクは押上や押下で直感的に操作可能であり、衛生面が考慮されている点もおすすめです。
重量 | 245g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz |
指向性 | 全指向性 |
【Logicool】
H111R
Windows/MacOSをはじめ、スマホやタブレットへの互換性を持ち、マルチで運用できるヘッドセットです。
フレキシブルマイクアームを自在に調節し、ノイズキャンセリングマイクでクリアに録音できます。
ソフトイヤークッションも内蔵されているため、長時間使用し続けても疲労を感じる心配がありません。
重量 | 74g |
---|---|
出力/入力周波数 | 20khz/16khz |
指向性 | 単一指向性 |
【Logicool】
G433
スポーツタイプのメッシュパッドを内蔵しつつ、ナイロン素材で軽量化を実現したヘッドセットです。
確かな密着感で外部からのノイズをカットしつつ、抜群の通気性で心地良さをキープできます。
40mmダイナミックドライバーで迫力あふれるサウンドを楽しみつつ、バーチャルサラウンドで定位性も強化できます。
重量 | 259g |
---|---|
出力入力周波数 | 20khz/10khz |
指向性 | 単一指向性 |
【Sennheiser】
VoIP PC 5.2 CHAT(508377)
洗練されたオーディオテクノロジー+ノイズキャンセリングマイクを搭載し、シームレスな通話を可能にしたヘッドセットです。
パッド・ヘッドバンドの全てをスリムに設計されており、軽量デザインで負担無く運用できます。
マイクは折りたたんで収納できるため、音楽鑑賞等の用途でも気軽に運用できる適応力が魅力です。
重量 | 110g |
---|---|
出力/入力周波数 | 16khz |
指向性 | 単一指向性 |
【Wantek】
ノイズキャンセリング ヘッドセット
人間黄河に基づいたヘッドバンドを採用し、ソフトレザークッションで快適な付け心地を実現したヘッドセットです。
手元のコントローラーで音量やミュートをはじめ、通話の応答が可能であり、急な着信にも即座に応対できます。
ノイズキャンセリング付きマイクにより、周囲の雑音をカットし、クリアな音声を届けられる点が好評です。
重量 | 48g |
---|---|
出力/入力周波数 | 10khz |
指向性 | 単一指向性 |
まとめ
4極ヘッドセットは直接接続するとノイズが混じりやすいですが、その他オーディオ機材へ接続できるのが強みです。
音質にこだわりやすく、様々な用途でパフォーマンスを発揮できるため、気になる方は導入してみてください。
4極ヘッドセットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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