ゲーム以外の用途でパソコンを使う人の中には、トラックボールマウスを使う人も見受けられます。
トラックボールも、それ自体はとても使いやすいマウスで、一度使うと使い勝手の良さで手放しにくくなるか、通常のマウスと二刀流で使うこともあります。
そんなトラックボールにゲーミングマウスはあるのでしょうか？
そして、トラックボールでFPSゲームは出来るのか？無理なのか？
今回は、このような視点でメリットやデメリットをまとめつつ、おすすめのトラックボールゲーミングマウスを紹介します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
ゲーミングマウスにトラックボールは使える？FPSは無理？
結論から言いますと、「使えないこともない」というのが現実です。
普通のマウスとトラックボールを比べた時の最大の違いは操作方法で、普段から使い慣れている人でもFPSゲームでトラックボールを使ったことがある人は少ないでしょう。
なので、ハッキリと「無理」とは言えませんが、初めてゲーミングマウスを購入しようと考えているのであれば、通常のゲーミングマウスの方が操作しやすいので、そちらを選ぶことをおすすめします。
普段の作業からトラックボールを使っていて、圧倒的に操作に慣れている場合でしたら、トラックボールのゲーミングマウスで始めるのも問題ありません。
しかし、FPSゲームの操作やエイムに慣れるまで時間が相当かかりますので、練習が必要です。
ゲーミングマウスにトラックボールを使うメリット・デメリット
それでは、ゲーミングマウスにトラックボールを使う上でのメリットやデメリットを考えてみます。
通常のゲーミングマウスとトラックボールのどちらを購入するか悩んでいる人にとって参考になるでしょう。
メリット
まずトラックボールのゲーミングマウスを使うことで考えられるメリットは下記の通りです。
- 場所を取らない
- マウス本体を動かさないので腕や肩が疲れにくい
- 直感的な動きが得意
場所を取らない
まず、トラックボールはサイズこそ大きいものの、マウス本体を動かさない為、マウスを動かす広さを確保する必要がありません。
その為、省スペースでの作業に向いており、重宝されています。
ゲーミングマウスとしてトラックボールを使う時も同じで、大きいマウスパッドが必要ないので、デスクに余裕が生まれます。
マウス本体を動かさないので腕や肩が疲れにくい
FPSゲームをやっていると、マウスを手首固定で動かす人と腕全体で動かす人が居て、どちらにせよ意外と疲れます。
一方でトラックボールを使うと、その場からマウス本体を動かすことはないので、疲労度は通常のゲーミングマウスより減ります。
ですので、トラックボールは長時間の作業やゲームプレイにはとても有効です。
直感的な動きが得意
トラックボールを作業やゲームで使用している人の中には、「直感的な動きが出来て便利」と答える人が多く見受けられます。
指だけを動かすので、意外と思った通りにマウスカーソルを持っていけますが、こちらも慣れが必要です。
特にスピード感のあるエイムが求められるFPSゲームで使用するなら、特訓が必須になるでしょう。
デメリット
一方でデメリットについては、下記の通りです。
- トラックボールのゲーミングマウスは種類が殆どない
- 通常の高性能ゲーミングマウスに勝つのは難しい
- トラックボールを動かす指だけ疲れる
- 操作感が合う・合わないの差が激しい
トラックボールのゲーミングマウスは種類が殆どない
ゲーミングマウスとして販売されているトラックボールは種類が少なく、選びづらいのが現状です。
ですので、通常のトラックボールをゲーム用に使用する場合が殆どですが、ゲーム用として使うのであればDpi設定ができる商品を選ぶと良いでしょう。
目安としては最低でもDpi800～2,400程度の間で設定できると、ゲーム内で感度設定が可能なゲームについては細かく操作感を設定できます。
通常の高性能ゲーミングマウスに勝つのは難しい
最近は通常のゲーミングマウスも安価で高性能な商品が出回っています。
高性能というのは、マウスの動きを察知するセンサーやクリックの性能が上がってきており、どれだけマウスを速く動かしてもしっかり認識します。
その為、FPSゲームにおいては、やはり通常のゲーミングマウスに分があると言わざるを得ません。
トラックボールを動かす指だけ疲れる
トラックボールには主に3種類あり、親指タイプ・人差し指や中指タイプ・手のひらタイプがありますが、トラックボールを動かす指だけ異常に疲れます。
通常の作業だとあまり気にならず快適ではありますが、より繊細エイムが必要なFPSゲームで特に近距離戦闘においては、指に疲れが溜まりやすいです。
操作感が合う・合わないの差が激しい
FPSゲームだけで言うと、人差し指と中指は射撃と照準で使うため、実質使えるのは親指タイプのみと考えられます。
その為、普段から親指タイプ以外のトラックボールを使っているのであれば、無理にトラックボールでFPSゲームをやらない方が良いかもしれません。
親指でマウスカーソルを動かすということ自体が合う・合わないが非常に多いので、実店舗で試してみるのも良いでしょう。
トラックボールのゲーミングマウスおすすめ6選
大々的にゲーミングマウスとして謳っているトラックボールは殆どありませんので、ここではゲーム用としても使えそうなトラックボールを紹介します。
【エレコム】
トラックボール ゲーミンググレード光学センサー M-XT3DRBK-G
エレコムから販売されている格安トラックボールで、ゲーミングに対応した高性能の光学センサーを搭載しています。
その為、FPSゲームの素早い動きにも対応できる万能トラックボールです。
大体的にゲーミングマウスとして謳っているわけではありませんが、ボタンも6ボタンあり性能的に問題ありません。
【エレコム】
トラックボール 8ボタン ゲーミンググレード光学センサー M-DT2URBK-G
上記のモデルの人差し指バージョンで、ボタン数もこちらのほうが多いです。
親指にボタンが集まっているので、射撃ボタンを親指の一番押しやすいところに配置し、中指で右クリック出来れば使いやすそうなトラックボールマウスです。
センサー等の性能は先ほどの商品と変わらないので、トラックボールの位置の好みで決められます。
【サンワサプライ】
トラックボール 有線 レーザーセンサー 5ボタン MA-TB44BKN
有線タイプが好みであれば、このトラックボールがおすすめです。
Dpi設定は4段階に変更可能で、ゲーミングマウスで多くの人が設定している800・1200もあるので、あとはゲーム内感度で調整すれば問題なく使えます。
センサーもレーザーなので反応が良く正確に操作可能。
Bluetoothモデルとワイヤレス接続モデルもあるので、好みに合わせてチョイスできる点は有難いです。
【Kensington】
Pro Fit Ergo Vertical ワイヤレストラックボール K75370JP
親指を乗せる部分が上にある特殊な形状ですが、自然な手首の形でキープしてくれる為、疲れにくい設計になっています。
通常のゲーミングマウスと同じ感覚でクリックしやすく、ボタンも9つあり慣れればキーボード操作をマウスに割り当てられるので、素早い操作が可能です。
咄嗟に出したいコマンドをボタンに設定しておくと、戦闘で優位に立てるでしょう。
【サンワサプライ】
ワイヤレストラックボール MA-WTB129BK
光学式の為、素早い動きには対応しづらいですが、精度は高いトラックボールです。
ボタン数も2ボタンのみで、左手のキーボード操作が忙しくなりますが、トラックボールの操作に集中できる点はメリットとなるでしょう。
なお、真ん中のボタンはDpiを変更するボタンとなっています。
静音性に優れているので、クリック音が大きいのが苦手な人におすすめです。
【Logicool】
ワイヤレスマウス トラックボール SW-M570 Unifying
ゲーミングマウスでも大人気のロジクールから販売されているトラックボールマウスで、長時間の使用でも快適で居られる設計になっています。
電池式のワイヤレスマウスとなっていますが、とても省電力で1本の電池で最大18ヵ月程度交換なしで使用可能です。
ボタン数も多すぎず少なすぎず適度で、より直感的な動きが可能でおすすめです。
まとめ
ゲームにも使えそうな機能が備わっているトラックボールを紹介しました。
全体的な感想としては、FPSゲームに関して言うと通常のゲーミングマウスに軍配が上がります。
しかし、昔からトラックボールで慣れている人であれば、一度試してみるのも良いでしょう。
トラックボールのゲーミングマウスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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