SSDはHDDと比べて、データ転送速度が速く、軽量で持ち運びしやすい製品が沢山あります。
また、半導体の成長で、以前と比べて価格も下落傾向にあります。
そのため、室内だけでなく外出先でも活躍することができる、外付けSSDの購入を検討する方も増えたのではないでしょうか。
様々なシーンで活躍する外付けSSDですが、使用シーンや容量、転送速度などどれを選べばよいのか迷う人もいると思います。
この記事では、安いおすすめ外付けSSDを製品の特徴とともに紹介します。
目次
- 1 安い外付けSSDを使うメリット
- 2 安い外付けSSDを使うデメリット
- 3 安い外付けSSDの選び方
- 4 安い外付けSSDおすすめ12選
- 4.1 【SUNEAST】Portable SSD USB3.1 Type-C(SE-PSSD01AC-01TB)
- 4.2 【Crucial】X6(CT1000X6SSD9)
- 4.3 【Western Digital】My Passport SSD(2020)(WDBAGF0010BGY)
- 4.4 【SanDisk】サンディスク ポータブルSSD(SDSSDE30-1T00-GH25)
- 4.5 【SAMSUNG】T7(MU-PC1T0T/EC)
- 4.6 【KIOXIA】SSD-PKU3-Aシリーズ(SSD-PK960U3-BA/N)
- 4.7 【KIOXIA】SSD-PKP/Nシリーズ(SSD-PKP1.0U3-B/N)
- 4.8 【BUFFALO】SSD-PGU3/NLシリーズ(SSD-PG1.0U3-B/NL)
- 4.9 【BUFFALO】SSD-PUT/Nシリーズ(SSD-PUT1.0U3-B/N)
- 4.10 【ELECOM】ESD-EPKシリーズ(ESD-EPK1000GBK)
- 4.11 【Kingston】XS2000(SXS2000/1000G)
- 4.12 【SONY】SL-Mシリーズ(SL-M1)
- 5 まとめ
安い外付けSSDを使うメリット
機器の動作が早くなる
以前まで主流だったHDDに比べ、圧倒的に動作が速いことがSSDの最大のメリットと言えます。
どのくらい速いのかというと、連続データの読み書きでは、比較的遅いSATAタイプと呼ばれるSSDでも、HDDの3~5倍程の速さです。
一度SSDを使用したら、その速さにHDDには戻れなくなるでしょう。
音が静か
SSDは電気的にデータの読み書きを行います。
物理的な記録を必要としないため、駆動パーツがなく、動作音が非常に静かです。
身近なものでいうと、USBメモリの記録方式が似ているため、使用しているときの音をイメージすると分かりやすいです。
故障しにくい
前項と重なりますが、SSDのデータの読み書きは電気的に行っています。
一方で、HDDは機械的に読み書きをしています。
HDDが落下など物理的な衝撃に弱いのは、この駆動パーツがあることが原因です。
SSDはそのような駆動パーツがないため、比較的衝撃に強く故障しにくいです。
安い外付けSSDを使うデメリット
価格が高い
SSDの最大のデメリットは、価格が高いことでしょう。
SSDが高価な理由はいくつかありますが、市場にでたのが最近であるため、普及が進んでいないことが最大の原因です。
しかし、数年前に比べると価格は大幅に下がってきていますので、いまが買い時とも言えるでしょう。
熱や電気的ストレスに弱い
SSDの読み書きが電気的に行われているため、熱や電気的ストレスに弱いです。
電気的ストレスとは、過度な電流や電圧にさらされることです。
これは雷や静電気などによって引き起こされます。
一方で、排気が何らかの理由でうまくいかなかったり、大容量のデータを通信した際にSSD本体が熱を持ち故障するケースがあります。
車の中にSSD搭載のパソコンを置きっぱなしにしないよう心がけましょう。
長期間使用しないとデータが消える恐れがある
データの保存が電気的なものであるため、長期間使用していないと放電してしまい、記録していたデータの情報も消えてしまうことがあります。
一般的に、SSDやUSBメモリはNAND型フラッシュメモリという種別に分類されます。
このNAND型フラッシュメモリは、記録方式からデータの長期保存(数十年)には向いていないのです。
どうしても心配な方は、OSの起動はSSDを使用し、データの保管はHDDを使用するといった対策を取りましょう。
安い外付けSSDの選び方
どのくらい容量を使いたいか
安い外付けSSDを探す際に、まず決めておきたいのが容量です。
どのくらい容量を使うかは、使用シーンによって変わってきます。
使用シーンと容量の目安は次を参考にしてください。
- ~128GB:ほとんどメディアの保存をしない人
- 128GB~256GB:資料や表計算など数字や文字データが主な人
- 256GB~512GB:写真や動画を少し保存したい人
- 512GB~1TB:高画質な動画やゲームデータを保存したい人
- 1TB~:仕事や趣味で高画質動画を沢山保存をしたい人
デスクワーカーや動画編集者ではなく、個人で利用する場合は512GB~1TBがおすすめです。
近年は写真も高画質になっていて、非常に容量が大きいデータが多くなってきました。
また、実際に使える容量は記載されているものより少ないので、余裕を持った容量を選択しましょう。
転送速度が速いか遅いか
SSDを検討する理由として、最も多いのが「速度が速くなるから」でしょう。
同じ製品でも使用環境や1回に転送するデータの大きさ等により、転送速度は変わってきます。
しかし、SSDはどれも非常に高速なため、SSD同士の速度差はほぼ分からないでしょう。
「転送速度はどうしても高速が良い」という人以外は、500MB/秒 以上を目安に選びましょう。
サイズやデザインなどの外形
外付けSSDを選ぶうえで、サイズは非常に重要です。
持ち運びを頻繁に行う方は、軽量で省スペースな製品を選びましょう。
また、どこに持ち運ぶのか、使用環境はどんな所かといった使用シーンを考えることで、自身が必要としている機能が分かります。
例えば、よく持ち運ぶ先がカフェなら、できるだけサイズは小さく、防水性がついていると安心です。
一方で、使用環境がオフィスであれば、サイズはそれほど小さくなくても問題ないでしょう。
近年では、容量が大きくて省スペースな製品がいくつも販売されているので、使用シーンに応じて選びましょう。
安い外付けSSDおすすめ12選
【SUNEAST】
Portable SSD USB3.1 Type-C(SE-PSSD01AC-01TB)
本製品の特徴は、なんといっても価格です。
容量1TBの外付けSSDが1万円以下で買えるのは、かなりコスパが良いといえます。
これ以上に安価な外付けSSDも見かけますが、レビューの評価が悪かったり、保障がついていなかったりと品質に問題がある場合が多数です。
しかし、本製品はAmazonでの評価も高く、メーカー保証が3年間ついているので安心して購入することができます。
「とりあえずコスパの良いSSDが欲しい方」におすすめです。
【Crucial】
X6(CT1000X6SSD9)
本製品の特徴は、速度と価格のバランスがとれている点です。
販売元のCrucialは世界トップシェアのメモリメーカーであり、ブランド力があるにもかかわらず、1万円台前半で購入できる製品はなかなかありません。
また、最大読取速度が800MB/秒なので、比較的高速な動作が見込めます。
「大手メーカーがいいけど、安価で速度を重視したい方」におすすめです。
【Western Digital】
My Passport SSD(2020)(WDBAGF0010BGY)
本製品の特徴は、読み書きのスペック値が高速である点です。
最大読取り速度が500MB/秒 前後の製品が多い中、最大読取速度1050MB/秒、最大書込1000MB/秒 は数ある外付けSSDの中でも高速な部類となります。
保障も5年間ついているので、安心して購入することができます。
価格は1万円台中盤とやや高めですが、「速度を重視する方」におすすめです。
【SanDisk】
サンディスク ポータブルSSD(SDSSDE30-1T00-GH25)
特徴は耐久性と持ち運びのしやすさです。
社内テストで最大2mの落下試験に耐えた実績があるため、耐衝撃性が保障されています。
また、ゴム製のフックがついていて、ベルトやリュックに引っ掛けることができるため持ち運びしやすくなっています。
取材などで、移動を繰り返す人は使用の都度リュックからSSDを取り出す手間が省けます。
「旅行や出張など、持ち運ぶ機会が多い方」におすすめです。
【SAMSUNG】
T7(MU-PC1T0T/EC)
本製品の特徴は、転送速度の速さと堅牢性です。
転送速度は最大読取1050MB/秒、書込み1000MB/秒 と非常に高速です。
また、社内試験ですが2mからの落下衝撃テストに合格しているので、多少の衝撃にも耐えることができます。
USB Type-CとType-Aケーブルが付属しているので、「用途が決まっていない、もしくは、複数デバイスで使用したい方」におすすめです。
【KIOXIA】
SSD-PKU3-Aシリーズ(SSD-PK960U3-BA/N)
本製品の特徴はPS4、PS5で動作確認が取れている点です。
また、重量が170gと他の外付けSSDよりもやや重めです。
ゲーム機に接続して使う場合、基本的には持ち運びはしないので重量を気にする必要はありません。
逆に、軽すぎるとケーブルの反力でSSDが動いてしまいます。
価格は1万円台前半と、低価格で適度な重みのある本製品は「ゲーム機に使用したい方」におすすめです。
【KIOXIA】
SSD-PKP/Nシリーズ(SSD-PKP1.0U3-B/N)
本製品の特徴はXbox(Series X/S)の動作確認がとれている点です。
PS4、PS5の動作確認済み製品はよく見かけますが、Xboxはあまり見かけません。
メーカーで動作確認が取れていないと、必ずしも動かないわけではないですが、動作しなかった時に保障対象外となり無駄な買い物となってしまうことがあります。
「Xboxに使用するためにSSDを探している方」に特におすすめです。
【BUFFALO】
SSD-PGU3/NLシリーズ(SSD-PG1.0U3-B/NL)
本製品の特徴は、ゲームでの使用が主に想定されている点です。
本記事で紹介している他の製品とは異なり、読書きの速度ではなくゲームの起動時間やロード時間をHDDと比較したスペックが公式HPに記載されています。
PS4/PS5の動作確認がされていて、かんたん接続マニュアルもあるので、「主にゲーム機器に使用したい方」におすすめです。
後継機が2021年に発売しているので、価格が落ちているためコスパも非常に良いです。
【BUFFALO】
SSD-PUT/Nシリーズ(SSD-PUT1.0U3-B/N)
本製品の特徴は、形状がUSBメモリ型である点です。
大きさは、少し大きいUSBメモリくらいなので、荷物がかさばらずに済みます。
Amazonの外付けSSDの中で、最も売れている製品となっています。
価格も1万円台前半と比較的安価ですが、最大読取り速度430MB/秒と他と比べるとやや低速気味です。
「とにかく小さいSSDを探している方」におすすめです。
【ELECOM】
ESD-EPKシリーズ(ESD-EPK1000GBK)
本製品の特徴は、形状がUSBメモリ型であるところです。
前項のBUFFALOの製品と被るところがありますが、こちらは更にコンパクトな上に速度は最大読取り速度600MB/秒と速くなっています。
価格は少し上がって、1万円台中盤となっています。
持ち運びをする機会が多い方や、机に置くスペースがない等、「USBタイプで速度も重視したい方」におすすめです。
【Kingston】
XS2000(SXS2000/1000G)
本製品の特徴はなんといっても、最大速度です。
読書きともに、最大2000MB/秒 は数ある外付けSSDの中でもトップクラスです。
更に、防水、防塵機能がついており、手のひらに収まる程コンパクトです。
価格は1万円台後半とやや高価ですが、保障期間も5年間と長めに設定されているので安心して購入できます。
使用機器側の性能やケーブルが2000MB/秒に対応していることが条件にはなりますが、「とにかく速いSSDが欲しい方」におすすめです。
【SONY】
SL-Mシリーズ(SL-M1)
本製品は、他と比べ高価ですが、「タフ仕様」と名づけられるほど堅牢性に特化しています。
防水防塵に加えて、約6tが乗っても耐えられるほどの剛性があります。
どれだけ安価でも、データの破損や、SSDそのものが壊れては元も子もありません。
価格は今回紹介した中で最も高い3万円台ですが、故障して何回も買い替えるよりか、本製品を購入した方が結果的にコスパが良くなります。
「登山先や旅行先など使用環境が過酷な方」におすすめです。
まとめ
今回は比較的汎用性の高い1TBのSSDを紹介しました。
各製品に特徴があり、使用者によって「コスパの良さ」は変わってきます。
使用環境、使用機器、保存データの種類(容量)を考慮し、自分にあった外付けSSDを選択しましょう。
安い外付けSSDの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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