アベレージゴルファーがスコアメイクするうえでの最大の天敵は、ドライバーの左へのひっかけです。
ここいちばんの場面での左へのOB、皆さんも経験があるのではないでしょうか?
ベストスコア更新かも、と思った瞬間にやってしまう左ひっかけOBを、なんとかして避けたいものです。
この記事では、そのような悩みを持つアベレージゴルファーのために、左に行かないドライバーを紹介していきます。
左に行かないドライバーを使うメリット
ティーショットが左OBのホールで、安心してドライバーを持てる
日本のゴルフ場は、総じて右OBよりも左OBのほうが多い傾向にあります。
なぜならば、ゴルフ初心者はボールが極端に右に曲がるスライサーが比較的多いためです。
右OBが出にくいようにコース設計をしているということですね。
だからこそ、左に行かないドライバーを使うことで、左OBのホールで安心してドライバーをマン振りできます。
飛距離アップにつながる
左へのひっかけ玉、特にチーピンと呼ばれるボールは飛距離が極端に落ちます。
ドライバーで230ヤードくらい飛ぶ人でも、左ひっかけでチーピンになると150ヤードも飛びません。
むしろスライス玉のほうが、結果的に距離が出ることが多いです。
よって、左に行かないドライバーを使うことで、ドライバーの平均飛距離がアップします。
ティーショットの飛距離が伸びると、スコアメイクはグッと楽になりますよ。
右ドックレッグホールが攻略しやすくなる
セカンドショット以降が大きく右に向かっていく、右ドックレッグホールがありますよね。
こういったホールでティーショットを左にひっかけると、大変なことになります。
セカンドショットでグリーンまでの距離が遠くなり、2オンすることが困難になるためです。
左に行かないドライバーを使うことで、いわゆる「コースなり」に攻めることが可能になります。
左に行かないドライバーを使うデメリット
右にプッシュスライスするリスクがある
左に行かないドライバーを使うときに気をつけなければならないのは、右へのプッシュスライスです。
左に行かないドライバーは、ボールがつかまりにくく設計されています。
逆に言うと、ボールがつかまらずにプッシュスライスする危険性があるということです。
朝イチや上がり3ホールなど、体が回らなくなってくると、どうしてもボールがつかまりにくくなります。
そのため、左に行かないドライバーを使うときは気をつけましょう。
ドローボールが打ちづらくなる
左に行かないドライバーは、ドローボールが打ちにくくなります。
打ち出しが高く右に出て、フェアウエーセンターに戻ってくるドローボールを打つ人はかっこいいですよね。
左に行かないドライバーはボールをつかまえにくいので、ドローボールを打つことが目標のゴルファーにはおすすめできません。
持ち玉がドローボールで、いとも簡単にドローを打つことができる方にとっては、心強い武器となります。
左に行かないドライバーの選び方
低重心でオープンフェース気味のドライバーを選ぶ
左に行かないドライバーを選ぶ際、ヘッドが低重心であることをチェックしてください。
低重心であるほどスイートエリア上でボールをヒットしやすくなり、バックスピン量を減らせて、ボールの直進性がアップします。
また、ヘッドのフェース面の向きは、やや右を向いているオープンフェースであることをおすすめします。
これは、候補のクラブを持って、アドレスを取ったときの見た目の感覚で判断しましょう。
少し固めのシャフトを選ぶ
シャフトが柔らかすぎると、スイング時にシャフトがしなりすぎて極端にボールがつかまり、左ひっかけとなります。
男性が女性用のクラブで練習すると、簡単にボールがつかまって左に行きますよね。
あれは、男性の力の割には女性用クラブのシャフトが柔らかすぎるためです。
つまり、シャフトが少しでも硬いほうが左に行くリスクを回避できます。
シャフトの固さ「R」のゴルファーは「SR」を検討し、少し硬めのシャフトをセレクトしましょう。
試打をして数値データを確認する
左に行かないドライバーを選ぶうえで最も大切なことは、試打をして数値データを確認することです。
今の時代は大抵のゴルフショップにショットデータ計測器があります。
特に注意してチェックしてほしいのは、サイドスピン量です。
目安としては1分間にサイドスピン量が1500回転を超えると、極端なフック(orスライス)となります。
ゴルフショップで候補のクラブを3本程度リストアップしてサイドスピン量をチェックし、より左に行かないドライバーをセレクトしましょう。
左に行かないドライバーおすすめ8選
【PING】
G430 MAX
ツアープロの多くが使用するPINGのGシリーズ。
渋野日向子選手が愛用していることでも有名です。
ヘッドが超極薄で設計されていて、「捕まりすぎずに捕まる」イメージで、左を気にせずに振っていくことができます。
また、8ポジションのロフト/ライ角調整機能がありますので、理想の弾道を求めて調整することが可能です。
【タイトリスト】
TSR2
PGAツアーで圧倒的使用率を誇るタイトリスト。
タイトリスト独特のシンプルなヘッドデザインを継承しています。
アドレス時のフェースの見え方に安心感があるので、思い切り振りきれるのも魅力。
タイトリストのギアは基本的に上級者向けに設計されています。
そのため、初心者はアベレージ100を切れないゴルファーにはおすすめできません。
【テーラーメイド】
ステルスグローレプラス(DW-JJB84)
テーラーメイドの噂の新製品で、初心者から上級者まで、今爆発的に売れています。
「ステルス グローレ」と違い、ライ角調整機能も付いているので、左に行きがちな状態のときに微調整が可能です。
20年以上もテーラーメイド社が極秘裏に開発を続け、「60層のカーボンツイストフェース」を採用しました。
前作のSIMよりもフェース面積を10%拡大しているので、ミスヒットを軽減してくれます。
【ダンロップ】
スリクソン ZX5 Mk Ⅱ(10332944)
松山英樹プロ使用のスリクソン新製品です。
2022-23年シーズンはZX5 Mk Ⅱを武器に米ツアーで戦う予定です。
とにかく綺麗な丸形のクセのないヘッド形状で、自然体でアドレスを構えられます。
ボールのつかまり具合も問題なく、つかまりすぎることもないので、左ひっかけを回避できます。
タイトリストと違い、どのようなゴルファーにも合う万能性を持っているので、完成度が高いドライバーと言えるでしょう。
【キャロウェイ】
ROGUE ST MAX(4F891529K300)
「BIG BERTHA」、「EPIC」とビッグブランドを持つキャロウェイの新ブランドです。
AIによってフェースが設計されています。
タングステン・スピードカートリッジをヘッドの後方部分に搭載。
そのため、高い慣性モーメントによりスイング時のヘッドが安定します。
また、オフセンターヒット時もボールの初速がさほど落ちないので、左ひっかけのリスクを最大限に回避できるドライバーです。
【ダンロップ】
ゼクシオ12(XX12NVW)
日本が誇るトップブランド「ゼクシオ」シリーズも2000年の発売から長い時を経て、12代目の本製品はロゴも一新。
シニア向けのイメージが強いですが、言い換えたら、誰にでも扱いやすいクラブということです。
ゼクシオと言えば「高反発」ですが、長年の進化により、ヘッド挙動を安定させる「高反発」を実現しました。
アベレージゴルファー向けの力強い武器になること間違いなしです。
【キャロウェイ】
GREAT BIG BERTHA
2000年代前半に日本で一世を風靡したキャロウェイの「BIG BERTHA」。
「EPIC」の大ヒットのかたわら、「BIG BERTHA」もまだまだ健在です。
本製品のためにAIが設計したフェース&スピードフレームを搭載。
それだけでなく、最適なチタンとカーボンの配置によりヘッドの軽量化を実現しました。
フィニッシュまでハイスピードで振り抜くことができ、ショットの方向性が格段にアップします。
【プロギア】
RS(HHK78)
根強いコアファンからの支持が多いプロギアの「RS」ドライバー22年モデルです。
特徴は、ヘッド内部の設計で余剰重量を適正に配分することで、低重心化を実現したことです。
それによりスピン量を大幅に軽減し、強いストレート軌道のボールを可能とします。
弾道コントロールシステム「Bacosy」を搭載しているので、ウェイトを変更すればドローorフェードの打ち分けも自由自在です。
まとめ
ゴルフのスコアメイクをするうえで、ドライバーの占める重要性は極めて高いです。
たまたまパットが調子良く入ってスコアが良くても、ドライバーがボロボロだと気分が悪いですよね。
自分に最も合う左に行かないドライバーを入手して、素晴らしいゴルフライフを送ってください。
左に行かないドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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