これまでのコットは組み立てタイプが主流でしたが、最近では組み立て不要のワンタッチ式コットも数多く販売されています。
従来のものは、組み立てに力が必要で設営に時間が掛かっていましたが、ワンタッチ式コットならそんな手間は一切不要です。
ですが「商品が多くてどれがいいか分からない」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではおすすめのワンタッチ式コット10選と、選び方のポイントもあわせて解説します。
目次
- 1 ワンタッチ式コットを使うメリット
- 2 ワンタッチ式コットを使うデメリット
- 3 ワンタッチ式コットの選び方
- 4 ワンタッチ式コットおすすめ10選
- 4.1 【Coleman】コンパクトローコット(2000038873)
- 4.2 【TIMBER RIDGE】 キャンプベッド グレー
- 4.3 【LOGOS】 Tradcanvas コンフォートベッド (73173089)
- 4.4 【KingCamp】 アウトドア ベッド
- 4.5 【Hilander】レバー式GIコット アルミ(HCA0247)
- 4.6 【snow peak】コットハイテンション (BD030)
- 4.7 【QUICKCAMP】 フォールディング コット(QC-SC190)
- 4.8 【ogawa】 アルミGIベッド ワイドII(1976)
- 4.9 【KingCamp】キャンプコット(KC2019_MEDIUMGERY)
- 4.10 【ATORPOK】 折り畳み式ベッド(C-25)
- 5 まとめ
ワンタッチ式コットを使うメリット
短時間で設営できる
ワンタッチ式コットはパーツは全て取りつけ済みで、開いたり脚を立てるだけで設置でき、準備に時間がかかりません。
一方で、組み立て式のコットは、ポールを通したりパーツを取り付けたり、特に組み立てに慣れるまでは時間がかかります。
ワンタッチ式コットであれば女性でも短時間で設置でき、のんびりしたり他のことをする時間が確保できます。
テント内でも設営できる
ワンタッチ式コットは、組み立てのために本体の周りをうろうろするような行動は必要なく、テント内でも簡単に設営ができます。
ソロキャンプ用の小さいテント内でも設営ができたり、雨の日もテント内で設営できれば、道具をぬらす心配もありません。
また、小さいテントへのコットの持ち込みは大変でしたが、ワンタッチ式コットならそんな問題もクリアできます。
力の弱い女性でも簡単に設置できる
ワンタッチ式コットは、強い力がなくても簡単に設置できます。
組み立て式のコットは、シートをピンと張るための脚を設置するのに力が必要でした。
ですが、ワンタッチ式コットは脚は設置済みで、広げるだけでシートがピンと張れる構造になっています。
「組み立てで体力を使いたくない」という方は、楽々設置できるワンタッチ式コットがおすすめです。
ワンタッチ式コットを使うデメリット
収納サイズは大きめ
ワンタッチ式コットは、パーツが取り付けられている分がかさばり、収納サイズが大きいのがデメリットです。
車での移動やオートキャンプなら問題ありませんが、自宅での収納場所も考えなくてはいけません。
そのため、ツーリングキャンプやバックパックスタイルなど、携帯性を重視するキャンプには不向きなアイテムです。
重い
ワンタッチ式コットは5kg前後の商品が多く、組み立て式と同等の軽量なアイテムがほとんどありません。
組み立て式だと、2kg前後で女性でも軽々持ち運べるアイテムがたくさん販売されています。
ワンタッチ式コットは発展途上のアイテムでもあるので、これから軽量のワンタッチ式コットが開発されることに期待しましょう。
修理がむずかしい
コットに限らずテントなどもそうですが、例えばポールが折れた場合は、ポールを1本購入するだけで簡単に修復が可能です。
ですが、ワンタッチ式コットの場合、パーツは全て取付済みのため、ポール1本だけの交換が難しい場合もあります。
どんな道具でも、壊れる可能性はあるので、どんな修理がうけられるかも視野にいれて選びましょう。
ワンタッチ式コットの選び方
設置方法で選ぶ
ワンタッチ式コットとひとことに言っても、いくつかの種類があります。
ファスナーを閉じるタイプやキャンプ椅子をつなげたようなタイプなど、大まかに4種類があり、どれも簡単に設置できます。
設置のイメージとしては、キャンプチェアやテーブルをグッと広げるような感じで、どれも慣れてしまえば所要時間は1分程度。
どれがいいかは人それぞれですが、設営方法は静止画では分かりにくいので、動画を見て判断するのがおすすめです。
大きさ・重さで選ぶ
寝る面積の広さ、収納サイズ、重さも選ぶときは重要なポイントです。
標準のコットは幅60〜65cm、ワイドサイズは70cm程ですが、利用する人の体形や、テントの大きさにあわせて選びましょう。
「キャンプ道具は軽い方がいい」と思う方も多いと思いますが、コットは軽量だと耐荷重が低いこともあるので注意が必要です。
また、ワンタッチ式コットは、収納サイズが大きめなので、キャンプでの持ち運びや、自宅での収納も視野にいれましょう。
重さと収納サイズだと、組み立て式が携帯性が高いですが、多少重さのあるワンタッチ式でも車での移動なら負担も大きくありません。
高さで選ぶ
コットには、高さ20〜30cmのローコットと、高さ35〜40cmのハイコット、高さを調整できる2wayタイプがあります。
どちらの高さがいいかの基準として、まず、利用するテントに入るかを確認しましょう。
ソロキャンプ用のテントにはハイコットは入らない場合が多いですし、高さによってテント内の広さの感じ方が変わります。
どちらか迷っている方は、2wayタイプがおすすめですが、ワンタッチ式コットの2wayタイプはほぼありませんでした。
また、高さによって地面からの冷気の感じ方も違うので、どのシーズンにキャンプをすることが多いかで選んでもOKです。
ワンタッチ式コットおすすめ10選
【Coleman】
コンパクトローコット(2000038873)
本体を開いて、ファスナーを閉じるだけであっという間に設置でき、強い力も必要ないので、女性にもおすすめです。
重さは少々ありますが、設置の速さ、簡単さで人気が高く、慣れれば1分以内で設営できます。
ロータイプなので、小さいお子様が寝るときもうっかり落ちる心配がなく、テント内に並べても圧迫感がありません。
落ち着いたカラーも人気のポイントです。
【TIMBER RIDGE】
キャンプベッド グレー
ソロキャンプ用のテント内でも利用できる、ロータイプのワンタッチ式コットです。
設営にほとんど時間が掛からないため、全て自分でやらなくてはいけないソロキャンプにはもってこいの時短アイテムです。
また、同様に撤収も短時間でできるため、朝のんびり過ごせるのもうれしいポイント。
フレームは一部アルミなので、同シリーズのブルータイプより1kgも軽量です。
【LOGOS】
Tradcanvas コンフォートベッド (73173089)
幅74cmのワイドサイズで、窮屈さを感じず、耐荷重は約100kgなので、大柄の男性にもおすすめです。
脚を一部広げると全体が一気に広がってあっという間に設営でき、キャンプ場についたらまず設置して、ベンチとしても活躍します。
ベージュの生地はPVCコーティングされているので、汚れてもさっとふくだけできれいになり、水でぬれてもすぐに乾きます。
【KingCamp】
アウトドア ベッド
キャンプチェアを2つ並べたようなデザインの、ワンタッチ式コットです。
頭の部分は傾斜になっていて、枕がなくても寝やすく、生地にはコットンも含まれているので肌ざわりも抜群です。
寝心地を追及したい方は、別売りの「コット用マット」を併用するのがおすすめ。
スマホやメガネなどは、サイドの大きなポケットに入れておけば無くす心配もありません。
【Hilander】
レバー式GIコット アルミ(HCA0247)
ナチュラルなアイボリーカラーと、木目がおしゃれなワンタッチ式コットです。
足元にあるレバーをグッと押し込めば、脚が固定されて、布にテンションがかかる仕組みです。
力の弱い女性でも、体重をのせてレバーをおろせば、ピンと張った寝心地のいいスペースを簡単に作れます。
収納サイズは大きめで重さもありますが、約100kgまで耐えられる頑丈なアイテムです。
【snow peak】
コットハイテンション (BD030)
シンプルで無駄のないデザインで、キャンプ場だけでなく、自宅で使っている方も多い人気のアイテムです。
高さは32cmで、立ち上がりやすく、また、脚が2本しかないので、足元がすっきりして荷物を置くスペースも確保できます。
値段は高めですが「日常使いしても全然へたれない」とのコメントも多く、長くいいものを使いたいという方におすすめです。
【QUICKCAMP】
フォールディング コット(QC-SC190)
自然の中で悪目立ちしない、カーキ・サンド・ブラックの3色展開と、初心者でも挑戦しやすいコスパのよさが人気のポイントです。
高さは44cm、寒い時期のキャンプでもしっかり地面との距離を確保でき、快適に眠りにつけます。
約8kgと重い部類ですが、重さがあるおかげでハイコットの欠点であるぐらつきも少なく、ずっしりと安定感があります。
【ogawa】
アルミGIベッド ワイドII(1976)
長さ205cm、幅75cm、高さ49cmのワイドサイズで「広々と寝たい、安心して寝返りを打ちたい」という方におすすめです。
ソロ用のテントに入れるのは難しいですが、テントをのせる「テントコット」として利用する方も増えています。
しっかりとした広さと、耐荷重100kgの頑丈さがあるこのアイテムだからこそできる活用方法です。
【KingCamp】
キャンプコット(KC2019_MEDIUMGERY)
コットとしても、キャンプチェアとしても使え、赤や青の豊富なカラー展開、マット付きのセットもあります。
リクライニング機能付きで、本を読んだり、のんびり空を眺めたり、好きな角度でリラックスタイムを楽しめます。
幅が59cmと小さめですが、女性やお子様用など「大きいサイズは必要ない」という方におすすめです。
【ATORPOK】
折り畳み式ベッド(C-25)
一般的にはコットにマットなどを敷きますが、これはマットが付属されているので、この1アイテムだけで寝床が完成します。
マットは厚みがあり「根心地がいい」「熟睡できた」との口コミが多く、寝心地を重視したい方におすすめのアイテムです。
落ち着いたカラーで、キャンプだけでなく、自宅で使ってもおしゃれなデザインです。
まとめ
ワンタッチ式コットは「組み立て式が大変そう」と思ってコットを使えなかった方に、新しいキャンプスタイルを提供してくれます。
簡単に使えるワンタッチ式コットで、快適な睡眠を手に入れ、さわやかな朝を迎えましょう。
ワンタッチ式コットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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