動画や画像の編集やPCゲームなど、パソコンに高い負荷がかかる時に重要なパーツであるケースファン。
ケースファンの性能が悪いと、空気の循環が不十分となり、CPUやグラフィックボードなどのパーツの性能が十分発揮できません。
それどころか、パソコンの内部が高温になることで、パーツの著しい消耗につながってしまうのです。
そこで今回は、140mmのケースファンに注目して、おすすめの10アイテムをご紹介します。
目次
- 1 140mmケースファンを使うメリット
- 2 140mmケースファンを使うデメリット
- 3 140mmケースファンおすすめ10選
- 3.1 【サイズ】KAZE FLEX(KF1425FD18-P)
- 3.2 【サイズ】KAZE FLEX (KF1425FD12S-P)
- 3.3 【CORSAIR】SP140 RGB ELITE 140mm(CO-9050110-WW)
- 3.4 【Noctua】NF-A14 PWM CH.BK.S(NF-A14 PWM CH.BK.S)
- 3.5 【NZXT】F140Q(RF-Q14SF-W1)
- 3.6 【NZXT】F140 RGB(RF-R14SF-W1)
- 3.7 【Thermalright】TL-B14(TL-B14)
- 3.8 【Thermalright】TL-B14B EXTREM(TL-B14B EXTREM)
- 3.9 【LIANLI】UNI FAN SL140 V2 BK (SL140-1B V2)
- 3.10 【アイネックス】CFY-140SA (CFY-140SA)
- 4 まとめ
140mmケースファンを使うメリット
冷却性能が高い
一般的に、ファンはそのサイズが大きければ大きいほど効率的に空気を循環することができます。
業務用の大きい扇風機と家庭用の小さい扇風機、どちらが空気を送りやすいかイメージしてみるとわかりやすいでしょう。
140mmのケースファンは、パソコンによく使われるケースファンの中で最もサイズが大きいです。
そのため、パソコン内に大量の空気を送り込んだり、反対にパソコン内の空気を排出したりすることで、高い冷却性能を示します。
静音性に優れる
先程も述べた通り、140mmのケースファンは最もサイズが大きいケースファンです。
ケースファンにはこれ以外にも120mmファンや92mmファンなどがありますが、140mmファンと同じ風量を出すとうるさくなってしまいます。
これは、ファンが小さいためにより高回転でファンを回す必要があるためです。
少ない回転数で大きな風量を得られるため、140mmファンは静音性に優れたファンだと言えるでしょう。
風量のレンジが広い
ケースファンの回転数は、どの大きさのものでもおよそ1,000~2,000rpm程度です。
回転数が高いほど得られる風量は大きくなり、反対に回転数が低いほど得られる風量は小さくなります。
パソコンは、CPUなどの温度をセンサーで検知し、それに応じて適切な風量でケースファンを稼働させています。
140mmケースファンでは、風量のレンジが幅広いため、パソコンのその時に応じた最適な風量を得ることが可能です。
140mmケースファンを使うデメリット
ケースによっては装着できない
デスクトップパソコンは、ミニタワー型、ミドルタワー型、フルタワー型というようにケースの大きさにより分類されています。
ミニタワー型の場合、ケースそのものの大きさが小さいため、140mmケースファンが装着できない場合が多いです。
また、ミドルタワー型においても他のパーツとの干渉やケース本体の設計により140mmケースファンが装着できない可能性があります。
購入にあたっては、そのケースファンを搭載したいPCケースの大きさや仕様についても十分確認しましょう。
他のパーツと干渉する可能性がある
デスクトップパソコンのケース内には、ケースファン以外にもCPUや電源ユニットなどの様々なパーツが搭載されています。
ケースファンは一般的にケースの最も外側に搭載されますが、サイズによっては他のパーツと干渉することがあります。
干渉しているにもかかわらず無理やりケースファンを搭載して使用するのは、重大な故障の引き金です。
ケースファンの寸法や、現在のパソコンケース内の状況をしっかり確認しておきましょう。
140mmケースファンおすすめ10選
【サイズ】
KAZE FLEX(KF1425FD18-P)
ゲーミングパソコンによくあるRGBを搭載していない、シンプルな140mmケースファンです。
最高回転数が1,800rpmとなっており、高回転域における高い冷却性能が魅力です。
軸受部には高い強度と耐久性を有する合金を使用し、オイルの高い潤滑効果も合わさって高い静粛性と長寿命を有しています。
また、作動時の振動を吸収するラバーパッドも搭載されているため、安定性にも優れています。
【サイズ】
KAZE FLEX (KF1425FD12S-P)
さきほどご紹介したモデルよりも回転数が抑えられているモデルです。
最高回転数が抑えられているため高負荷下においても静粛性が高く、静粛性を追求したい方におすすめします。
MTBF(故障までの平均時間)が10万時間と長寿命で、付属の延長ケーブルによりケース内の配線の取り回しも便利です。
【CORSAIR】
SP140 RGB ELITE 140mm(CO-9050110-WW)
アンチボルテックス羽根という特殊な羽根による高い冷却性能から、給排気、水冷ラジエーターやヒートシンクにも使用可能です。
個別に設定可能な8個のRGB LEDが中央に搭載されており、乳白色の半透明なブレードに照射することで美しく光ります。
回転数、エアフローは他の製品とと同等ですが、RGBを搭載している分価格は高めです。
【Noctua】
NF-A14 PWM CH.BK.S(NF-A14 PWM CH.BK.S)
NoctuaのAF-A14シリーズは、Noctuaの中でも最も人気なケースファンのシリーズです。
そのなかでもこの製品は、黒色のファンに、6色の防振パッドを組合せてアクセントをつけられるデザイン性に優れた一品です。
最高回転数も1,500rpmと高めで、更には保証期間も6年と非常に長く、品質への自信がうかがえます。
RGBは搭載されていないため、RGBはいらないけど個性を出したいという方にピッタリです。
【NZXT】
F140Q(RF-Q14SF-W1)
9本の細身のブレードが特徴的な140mmケースファンです。
静粛性を重視した設計になっており、ファンの軸受部には流体動圧軸受(FDB)を使用することで耐久性の向上も図られています。
ただし、それでもMTTF(平均故障時間)は6万時間とやや短めになっています。
ホワイトとブラックの2色がラインナップされており、様々なケースのデザインを損ねにくいのも特徴です。
【NZXT】
F140 RGB(RF-R14SF-W1)
ブレードの周囲にRGBが組み込まれたリングが搭載されており、18個のRGBにより淡い光を発します。
RGBのライティングは「NZXT CAM」というソフトウェアでカスタマイズでき、自由自在にライティング効果を演出します。
最高回転数は1,800rpmと高く、さらに最低回転数も500rpmと低いため、幅広い風量のレンジに対応可能です。
ただ、F140Qと同様に、MTTFが6万時間とやや短めであるのがネックです。
【Thermalright】
TL-B14(TL-B14)
ブレードの形状が非常に特徴的な、グレーの140mmケースファンです。
一般的なケースファンの背面には十字形の支柱が配置されていますが、この製品では違います。
メルセデス・ベンツのエンブレムのような三角形になっており、エアフローの改善とファン本体の強度の向上につながっています。
この強力なエアフローにより、低回転でも優れた冷却性能を発揮でき、静粛性の高さも期待できる一品です。
【Thermalright】
TL-B14B EXTREM(TL-B14B EXTREM)
さきほどご紹介したTL-B14の上位モデルです。
TL-B14は最高回転数が1,500rpmとなっていましたが、この製品では2,000rpmと500rpmアップしています。
そのため、最大エアフローは驚異の110.4CFMとなっており、非常に優れた冷却性能を発揮します。
回転数の高さゆえにノイズも大きくなりやすいですが、とにかく冷却性能を追求したいという方にはおすすめです。
【LIANLI】
UNI FAN SL140 V2 BK (SL140-1B V2)
この商品の大きな特徴は、ファンの連結機構にあります。
通常、ファンの連結にはネジ止めをする方法が一般的ですが、このUNI FAN SL140同士の連結にはネジがいらないのです。
最高回転数も1,600rpmと高く、エアフローの面においても優れた製品であるといえます。
また、1本のケーブルモジュールから電力とARGB信号を伝達させているため、ケーブルの取り扱いが簡単というのも魅力的です。
【アイネックス】
CFY-140SA (CFY-140SA)
今回ご紹介する商品の中では、最高回転数が600rpmと最も回転数が低く抑えられた製品です。
デザインの真新しさこそありませんが、回転数の低さにより得られる極めて高い静音性が高く評価されています。
安価で静粛性の高い140mmケースファンをお求めの方は、検討する価値があると思います。
まとめ
140mmケースファンは、その大きさから得られる高い冷却性能と静粛性が魅力的なケースファンです。
デザインや回転数、RGBの有無など、様々なニーズに合う製品がたくさんラインナップされています。
自作PCのケースファンに悩まれている方や、今使っているケースファンが故障して買い替えを悩んでいる方、もっとスペックが要求されるゲームに挑戦したいと思っている方は、ぜひ一度140mmケースファンの購入を検討してみてください。
140mmケースファンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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