フェアウェイはもちろんのこと、ラフからでも振り抜くことができるユーティリティは、今では欠かせないアイテムとなっています。
距離のあるセカンドショットや、デッドにピンを狙える性能の高さは、フェアウェイウッドやロングアインでは打てないものです。
そこで今回は、キャスコの歴代の名器を含めた中古ユーティリティおすすめ10選と、選び方やメリット・デメリットについてご紹介します。
目次
- 1 キャスコの中古ユーティリティを使うメリット
- 2 キャスコの中古ユーティリティを使うデメリット
- 3 キャスコの中古ユーティリティの選び方
- 4 キャスコの中古ユーティリティおすすめ10選
- 4.1 【キャスコ】2019年 UFO パワートルネード(PT-UFO)
- 4.2 【キャスコ】2017年 パワートルネード Ut WEDGE(PT-UW)
- 4.3 【キャスコ】2015年 パワートルネード 8
- 4.4 【キャスコ】2014年 ビッグ スーパーハイテン TARO アイティリティ
- 4.5 【キャスコ】2013年 パワートルネード 7 アイティリティ Type I
- 4.6 【キャスコ】2013年 パワートルネード 7 Type U(PT-U7 TYPE-U)
- 4.7 【キャスコ】2011年 パワートルネード U 06
- 4.8 【キャスコ】2008年 パワートルネード 斬
- 4.9 【キャスコ】2007年 レイオス
- 4.10 【キャスコ】2006年 パワートルネード FG
- 5 まとめ
キャスコの中古ユーティリティを使うメリット
信頼性の高いクラブ
ユーティリティのなかで歴代の名器と言われているのは、多くのゴルファーによって高い評価を受けたことによるものです。
それぞれのゴルフレベルにおいて、機能性や操作性が秀でていると実感したからこそ名器と呼ばれています。
当然のごとく万人が信頼に値するクラブであると認めたのであれば、使用できるのはメリットと言えます。
初心者にやさしいクラブ
ゴルフ人口のなかで上手なゴルファーは極わずかで、多くのゴルファーは技術的な悩みを抱えています。
その一助となるのがユーティリティであり、なかでも簡単に操作できるのがキャスコのモデルです。
初心者でも簡単に操作ができることから、飛距離を求めながらもミスヒットが軽減できるのがキャスコモデルの特徴と言えます。
上級者が望むクラブ
距離のあるセカンド地点でも、確実にグリーンを捉えられるのがユーティリティの特徴の1つです。
ローハンデ者であれば確実にパーオンはしたいものですが、ロングアインよりもミスショットが少ないユーティリティであれば信頼できます。
ロングアイアンに比べてライを選ばず打ちやすいことから、頼りになるクラブと言えます。
飛距離が狙えるクラブ
ユーティリティを評するとき、アイアンのスイングでフェアウェイウッドの飛距離が得られると言われることがあります。
扱いやすく飛距離が得られることから、ドライバーが不調なときには代わりにティーショットで使用することが可能性です。
低弾道で直進性に優れているため、フェアウェイウッドよりも扱いやすいクラブと言えます。
苦手を克服できるクラブ
フェアウェイウッドやロングアインが難しいと感じるのは、インパクトでボールを高く打ち出せないことに原因があります。
ロフトが立っていることで上がりにくいと感じ、無理に救い上げようとしてトップ気味に入るので低弾道になります。
ユーティリティはボールに向けて打ち込むだけで、必要とする打ち出し角が得られるクラブです。
キャスコの中古ユーティリティを使うデメリット
上達を阻害する
セカンド地点についたらは、無条件でユーティリティを使用するのではなく、状況に応じたクラブ選択が必要です。
ミスショットをしないからと言う理由だけで使い続けていると、いつまで経っても他のクラブは上達しません。
14本のクラブをバランスよく使うことが上達のカギとなるので、偏った使用方法は見直すことが必要です。
飛距離とコントロール
ユーティリティは、ターゲットに向けてピンポイントに狙うための道具なので、過度な飛距離重視は間違った使用法と言えます。
ショートホールで、200ヤード先のグリーンを狙うつもりのショットが求められるクラブです。
一定の飛距離は必要ですが、ドライバーのように少しでも遠くに飛ばそうとするマインドは改める必要があります。
性能が遅れている
歴代の名器と言われているクラブの多くは、何年も前に作られたモデルなので、すでに最新の機能を備えていない可能性の高いクラブです。
日々進化を遂げているクラブ性能は、数年も違うと明らかに劣っている場合があるようです。
当時としては最新テクノロジーであっても、現在ではそれを超えたモデルが普通に存在しています。
フライヤーが出る
フライヤーは、ボールとフェースの間に芝が挟まることでスピン量が減少し、意図せず飛距離が伸びる現象をフライヤーと言います。
ヘッドスピードが速いほど、ボールに与えるエネルギーが大きくなるため、フライヤーが起こる可能性は高くなり注意が必要です。
ヘッドスピードが速いユーティリティは、飛び過ぎる可能性があります。
致命的なミスショット
ユーティリティはミスヒットに強いクラブなので、スイートスポットを意識しなくてもフェースに当たれば距離のロスは防げます。
ただし前下がりのライでは、トップになると想定以上の飛距離が出ますし、大きく曲がってスライスする可能性があるので注意が必要です。
大距離はグリーンオーバー、大スライスはOBの可能性があります。
キャスコの中古ユーティリティの選び方
レベルに合うモデルを選ぶ
ゴルフを始めたばかりの初心者は、ミスヒットで飛距離ロスがなく、曲がりの少ないタイプがおすすめです。
中級者の場合は、自分の欠点でもある癖をカバーしてくれる、効果的な機能を備えたモデルを選ぶとスコアメイクの可能性が高くなります。
また、上級者は自身のパワーやスキルを分析した上で、シャフトなども含めたトータルでの選び方が一般的です。
スイング軌道が固まっているようなら、弾道分析を受けることをおすすめします。
品質を確認して選ぶ
中古のゴルフクラブは、すでに前ユーザーが使用しているので、多少なりとも傷がついています。
まして歴代の名器と言われるユーティリティであれば、使い込んでいてダメージが大きい可能性も考えられるので注意が必要です。
特に、消耗品であるグリップや耐用年数の短いシャフトは、劣化によって効果的が必要な場合もあるので事前に確認する必要があります。
もし、写真等で分からない場合は問い合わせてみることをおすすめします。
返品交換・返金の制度で選ぶ
ネットで購入する場合は試打や実物確認が難しいため、掲載されている写真と説明文で選ぶことになります。
ポイントの箇所を写真で掲示し、詳しく説明の記載があっても、実物に違和感を覚えることは良くあります。
業者に非がなくても返品交換や返金してくれる場合もあるので、事前に確認することが重要です。
ただし、無条件で応じる場合と瑕疵あったときのみ受ける場合あるので、万一に備えて事前確認しておくことをおすすめします。
レビューで選ぶ
現行モデルであれば、ショップで試打用クラブを試せますし、メーカー発の詳細な情報も確認することが可能です。
ところが、発売から時間が経過したモデルは店頭から試打用クラブがなくなり、カタログ等で確認することはできなくなります。
まして中古クラブの歴代モデルとなれば、ネット検索でわずかな情報しか得られず確認は不足がちです。
ですが、ネットショップの場合は購入者のレビューがあるので、使用者としての感想や評価を確認できます。
価格帯で選ぶ
一般的に、中古クラブは新品クラブに比べて価格が安いのが特徴です。
現行モデルが1番高く、次いで年落ちモデルで、その後も年度が経過するほど価格は下がっていく傾向があります。
ただし、人気モデルは価格の下がり幅が少なく、同じ年代の他のクラブと比較すると高めに設定されている場合があります。
特に「歴代の名器」ともなれば、希少価値が高まり高値に転じる場合もあるので、値ごろ感の良いところで購入することがおすすめです。
キャスコの中古ユーティリティおすすめ10選
製品名 | ロフト角(°) | ライ角(°) | 長さ(インチ) | 重量(g) |
---|---|---|---|---|
2019年 UFO パワートルネード | 15 ~ 46 | 58 ~ 63.75 | 41.25 ~ 35.5 | 317 ~ 385 |
2017年 パワートルネード Ut WEDGE | 16 ~ 31 | 58 ~ 61.5 | 41.5 ~ 37.75 | 317 ~ 356 |
2015年 パワートルネード 8 | 16 ~ 29 | 58.5 ~ 61.5 | 41.75 ~ 37.25 | 317 ~ 366 |
2014年 ビッグ スーパーハイテン TARO アイティリティ | 20 ~ 24 | 59.5 ~ 60.5 | 39 ~ 37.75 | 346 ~ 388 |
2013年 パワートルネード 7 アイティリティ Type I | 22 ~ 27 | 60.5 ~ 61.5 | 39 ~ 37.5 | 346 ~ 412 |
2013年 パワートルネード 7 Type U | 16 ~ 28 | 59 ~ 61 | 42 ~ 39.5 | 313 ~ 372 |
2011年 パワートルネード U 06 | 16 ~ 28 | 59 ~ 61 | 42 ~ 39.5 | 313 ~ 372 |
2008年 パワートルネード 斬 | 16 ~ 28 | 59 ~ 61 | 41.5 ~ 39.5 | 327 ~ 350 |
2007年 レイオス | 15 ~ 27 | 58.5 ~ 60.5 | 41.5 ~ 39.5 | 314 ~ 346 |
2006年 パワートルネード FG | 16 ~ 28 | 58.25 ~ 61.25 | 41.75 ~ 38.75 | 315 ~ 354 |
【キャスコ】
2019年 UFO パワートルネード(PT-UFO)
クラブの全番手を網羅する距離を備えているので、どの距離でも選択できるのがパワートルネードの特徴と言えます。
クラブは3つに区分されていて、Fゾーンはフェアウェイウッド、Uゾーンがロングアイアン、そしてIゾーンがアイアンに相当します。
ロフト角はピッチングウェッジ相当の46度まで用意されているユーティリティです。
ロフト角(°) | 15 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 58 ~ 63.75 |
長さ(インチ) | 41.25 ~ 35.5 |
重量(g) | 317 ~ 385 |
【キャスコ】
2017年 パワートルネード Ut WEDGE(PT-UW)
丸みを帯びたソールによって、ライを選ばずしっかり振り抜けることから、ピンをデッドに攻められるモデルです。
また、ヘッドの最後尾には羽のようなブレードを装着したことで、方向性が安定し安心して振り切ることができます。
さらに、シャフトはしなりすぎずヘッドの向きを感じて打てる、高弾性低トルク設計を採用しています。
ロフト角(°) | 16 ~ 31 |
---|---|
ライ角(°) | 58 ~ 61.5 |
長さ(インチ) | 41.5 ~ 37.75 |
重量(g) | 317 ~ 356 |
【キャスコ】
2015年 パワートルネード 8
パワートルネードの8代目であるエイトは、ユーティリティ本来の目的である「便利さ」を再確認したモデルです。
高く上げて狙ったポイントに止める機能を追求した、グリーンをダイレクトに狙えるクラブです。
また、番手はU2〜U8まで用意されているので、4番ウッドから7番アイアンまでの苦手なクラブと入れ替えることができます。
ロフト角(°) | 16 ~ 29 |
---|---|
ライ角(°) | 58.5 ~ 61.5 |
長さ(インチ) | 41.75 ~ 37.25 |
重量(g) | 317 ~ 366 |
【キャスコ】
2014年 ビッグ スーパーハイテン TARO アイティリティ
アイアンを打つ感覚で扱えるユーティリティであることから、「アイティリティ」と名付けたパワートルネードの後継モデルです。
ただし、アイアンショットよりもさらに簡単に打つことができるため、距離のあるグリーンを高弾道で攻めることができます。
なお、番手はIt3が20度、その後は2度のピッチでIt4、It5が用意されています。
ロフト角(°) | 20 ~ 24 |
---|---|
ライ角(°) | 59.5 ~ 60.5 |
長さ(インチ) | 39 ~ 37.75 |
重量(g) | 346 ~ 388 |
【キャスコ】
2013年 パワートルネード 7 アイティリティ Type I
ミドルアイアンのような打ちやすさで、ロングアイアンのように距離が出せる、パワートルネード7代目のアイティリティです。
適用ヘッドスピードは35m/s以上なので、パワーに不安な人でも使いこなせるモデルです。
また、マルチラウンドソールを採用したことで、ソールセンターからヒールに向けての振り抜けの良さが感じられます。
ロフト角(°) | 22 ~ 27 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 61.5 |
長さ(インチ) | 39 ~ 37.5 |
重量(g) | 346 ~ 412 |
【キャスコ】
2013年 パワートルネード 7 Type U(PT-U7 TYPE-U)
パワートルネード 7は飛距離重視のType Iと、コントロール重視のType Uがあり、
グリーンを狙うのに適しているのがUタイプです。
ヘッドの重心位置を前寄りにしたことで、風に影響されにくい低い弾道が可能となり、方向性にも優れたスルーボア構造を備えています。
また、ラウンドソールを搭載したことでどんなライからでも打てます。
ロフト角(°) | 16 ~ 28 |
---|---|
ライ角(°) | 59 ~ 61 |
長さ(インチ) | 42 ~ 39.5 |
重量(g) | 313 ~ 372 |
【キャスコ】
2011年 パワートルネード U 06
ライを選ばずに確実のボールを捉えることができる、ヘッドの抜けが良さを備えたソールブレード装着モデルです。
また、反発力の高いパワートルネードフェースを搭載したことで、飛距離が狙える高弾道モデルとなっています。
一般的なユーティリティに比べてフェース面が広いやめ、ミスヒットでも距離ロスを抑えることが可能です。
ロフト角(°) | 16 ~ 28 |
---|---|
ライ角(°) | 59 ~ 61 |
長さ(インチ) | 42 ~ 39.5 |
重量(g) | 313 ~ 372 |
【キャスコ】
2008年 パワートルネード 斬
「パワートルネード 斬」の最大の特徴は、「斬」の名称の通り芝を断ち切るような鋭い刃を持ったソールにあります。
特異なヘッド形状によって抜けの良さと安定した方向性が得られ、さらに薄肉化したチタンフェースによって高反発を実現したモデルです。
深いライや雨に濡れた芝など、あらゆる状況下でも打ち抜くことができます。
ロフト角(°) | 16 ~ 28 |
---|---|
ライ角(°) | 59 ~ 61 |
長さ(インチ) | 41.5 ~ 39.5 |
重量(g) | 327 ~ 350 |
【キャスコ】
2007年 レイオス
航空機に搭載している超高抗張力鋼をベースにした、独自に開発の鋼材「スーパーハイテン」を使用した飛距離重視のモデルです。
ロフト角はロングアイアン相当の15度から用意しているので、200ヤード先まで確実にボールを運ぶことが可能です。
また、打ち出した球が左右にブレない効果もあるため、コントロール性能も備えています。
ロフト角(°) | 15 ~ 27 |
---|---|
ライ角(°) | 58.5 ~ 60.5 |
長さ(インチ) | 41.5 ~ 39.5 |
重量(g) | 314 ~ 346 |
【キャスコ】
2006年 パワートルネード FG
どんなライからでも打つことができ、劇的な飛距離や安定した方向性を備えたユーティリティです。
ヘッドは、スーパーハイテン製法によって軽量化された余剰重量を、低重心へと再配分したことで安定したショットが可能となっています。
また、ユーティリティの唯一の欠点でもある、弾道の低さを克服した高弾道モデルでもあります。
ロフト角(°) | 16 ~ 28 |
---|---|
ライ角(°) | 58.25 ~ 61.25 |
長さ(インチ) | 41.75 ~ 38.75 |
重量(g) | 315 ~ 354 |
まとめ
歴代の名器が現在でも名器であり続けるのであれば、おそらくメーカーは廃番にせず製造を続けています。
一方で、その時代でなければ作れなかった高性能モデルもあるため、選ぶ時にはしっかり性能を確認することが重要です。
キャスコの中古ユーティリティの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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