キャンプ用フライパンに限らず、フライパンと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、丸くて取っ手のついたものではないでしょうか。
ところが最近では、四角いフライパンもなかなかの人気で、調理によっては丸型よりも使いやすいと、人気が高まっています。
そこで本記事では、キャンプだけでなく、普段の調理でも使えるような、さまざまな四角いフライパンをご紹介していきます。
四角いキャンプ用フライパンを使うメリット
調理がしやすい
冒頭でもお伝えしたとおり、四角いフライパンは、餃子を焼いたり食パンを焼いたりと、調理によっては丸型よりも遥かに使いやすいです。
底の面積が広くなるため、大きめの肉をいちどにたくさん焼くこともできますし、深めのフライパンであれば蒸し料理もできます。
また、かどの部分を使って湯切りがしやすく、汁ものを器に注ぎやすいといい事づくしで、いちど使ったら手放せなくなることでしょう。
デットスペースを作らない
できるだけ荷物を減らしたいキャンプですが、フライパンは、コンテナの中で意外と場所を取ってしまう調理器具のひとつです。
そこで四角いフライパンを選ぶことにより、コンテナの隅にぴったりと収納でき、デットスペースが生まれず収納に余裕が出ます。
また、登山のテント泊用に持ち運ぶ場合も、フライパンの中に袋麺がすっぽりと収まるため、ザック内のスペース確保にもつながります。
麺を茹でやすい
袋麺や冷凍うどんなどの即席麺は、ほとんどが四角いかたちをしているため、四角いフライパンにシンデレラフィットします。
メスティンのような、少し深めのタイプを選ぶことにより、お湯があふれることがなく、そのまま口にほおばることもできます。
かどを使って最後の一滴まで汁を飲み干すことができるので、山などで、汁を捨てることができないような環境での使用にも最適です。
四角いキャンプ用フライパンを使うデメリット
向かない調理もある
ピザやお好み焼きなどの、丸いほうがテンションが上がるような料理は、四角いキャンプ用フライパンでの調理には向きません。
また、チャーハンなど、鍋振りをして調理するような場合は、フライパンの丸みを利用することができず、使いにくいと感じるでしょう。
そのときどきで、調理する予定のキャンプ料理に合わせて、四角いフライパン、丸いフライパンを使い分けていくといいですね。
料理をつぎ分けにくい
メリットの項目でお伝えしたとおり、四角いフライパンは、汁ものを器に注ぎやすいのですが、料理によってはつぎ分けにくいこともあります。
例えばとろみのある料理などは、フライパンの端に残ってしまうこともありますし、おたまが隅に当たってつぎ分けにくかったりもします。
四角いフライパンから器につぎ分ける時は、ゴムベラやシリコンスプーンを使うような工夫が必要になってくるでしょう。
四角いキャンプ用フライパンおすすめ10選
【ZEROGRAM】
Ramen Pan Couple
ウルトラライト志向のバックパッカー、キャンパーに人気のゼログラムからリリースされている、Ramen Panの2〜3人用となります。
内側に液量の線が入っているため、ラーメンを作るときに便利で、表面コーティングもされているため、炒め物などの調理も楽々です。
折りたたみ式の取っ手が付いているので、コンテナやザックの中でも場所を取らず、ミニマムキャンプを目指す方にもぴったりです。
【高儀】
Glee-ru 取っ手が外せるグリルパン
深さのある鉄製のグリルパンで、焚き火調理にも向いており、ワイルドに肉を焼いたり、フタをして野菜を蒸したりと、幅広い調理が可能です。
底のリブが斜めになっているため、肉に美味しそうな焼き目を付けたり、余分な油を落としてヘルシーな調理をすることができます。
オール熱源対応のため、キャンプだけでなく、家のIHコンロや魚焼きグリルで調理したりと、幅広く活躍してくれることでしょう。
【谷口金属】
グリルパン
折りたたみができる木製の取っ手がおしゃれで、木製のテーブルとの相性もよく、見た目にもこだわるキャンパーにもおすすめです。
調理したままの状態でテーブルに置いても「映える」ため、器を別に用意する必要がなく、洗い物を減らすことができ便利です。
油切りができる溝が付いているため、油の多い肉や魚をヘルシーに焼くことができ、オール熱源対応で、普段使いすることもできます。
【over north】
ロックパン S トランギアタイプ
メスティンのフタにこの価格?と思われるかも知れませんが、フタとしてはもちろん、フライパンとしても使える面白い商品です。
トランギアのメスティンにピッタリとフィットし、鉄製のためご飯を炊く時は重石が不要で、フタが浮いてくることがありません。
ご飯が炊けたらそのまま裏返して肉を焼き、ベストなタイミングで肉とご飯を食することができる、ギア好きの心をくすぐる一品です。
【黒舟】
グリルプレート ぽたり
鉄製のように見えるため、重いのを想像して持ってみると意外と軽い、と感じるのは、実はこの商品がアルミニウム製だからなのです。
先端に穴が開いているのは、なんと肉から出た油を落とすためのもので、落ちた油を受け皿にためて、キャンドルとして火を灯すことも。
肉を美味しく焼くことができるだけでなく、食後はキャンドルの灯りを楽しむこともできる、遊び心にあふれた商品です。
【ドウシシャ】
スマートフライパン sutto 4点セット
すっと立てて収納することができ、その四角い形が調理しやすいと話題になり、角型フライパンブームの火付け役ともなった商品です。
そのsuttoの、取っ手が取れるバージョンなので、コンパクトに収納ができ、コンテナの中でも場所を取らず持ち運びに便利です。
18cm、20cmのフライパンがセットになっているので、調理するものに合わせて、家庭でもアウトドアでも活用させることができます。
【TSBBQ】
ホットサンドメーカー(TSBBQ-004)
こちらはホットサンドメーカーになりますが、上下のプレートを分離させて使うことができるため、ミニフライパンとしても活用できます。
ホットサンドを焼き終わったら、一枚にして目玉焼きを焼いたりと、キャンプだけでなく普段の朝食作りにも使えてとても便利です。
燕三条製というのも、ギア好きの購買欲をくすぐるポイントで、焼き上がりの刻印もおしゃれでかわいいと評判の、人気商品です。
【キャプテンスタッグ】
コンパクトプレート Lサイズ(UM-2403)
ソロキャンプを始めたばかりでこれから調理器具を増やしていきたい、コスパのよい鉄板を探している、という方におすすめの商品です。
鉄板に厚みがあるため、食材にじっくり火を通すことができ、焚き火にカセットコンロに、さまざまなグリル調理にも対応できます。
他のキャプテンスタッグ商品にジャストフィットするので、同メーカーのソロ用焚き火台で使ったりと、ラインで揃えるのもいいですね。
【和平フレイズ】
玉子焼き器 (A-9409)
一見普通の卵焼き器ですが、取っ手を折り曲げてコンパクトに収納でき、とても軽いため、バックパックキャンプなどでも使えます。
卵焼き以外にも、ウインナーを焼いたり、目玉焼きを焼いたり、小さめの肉を焼いたりと、ソロキャンプでは十分に使えるサイズ感です。
小さいけれどもIHに対応しているため、普段の料理にも使えて、手頃な価格でありながら幅広く使えるコスパのよい商品です。
【ユニフレーム】
山クッカー角型3 エントリーセット(769935)
多くのアウトドア用品を展開するユニフレームの、これさえあれば山もソロキャンプも網羅できる、クッカーのエントリーセットです。
鍋2個、フライパン、レードル、スプーン、フォークがセットになっており、すべてがスタックできるうえに、総重量はなんと538g。
フッ素加工で焦げ付きにくいフライパンで野菜炒めを作り、鍋で作ったラーメンの上に乗せれば、この上ない山ご飯が完成します。
まとめ
四角いキャンプ用フライパンにも、鉄製からアルミ製のものまでさまざまな商品がありますので、用途に合わせて選ぶことができます。
普段使いができる商品も多いので、「キャンプ用」と決めつけずに、家でもアウトドアでも楽しく使いこなしてみてくださいね。
四角いキャンプ用フライパンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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