キャンプのメインとなる焚き火台は、四角などの多面体が多いイメージですが、焚き火台の種類のなかには円形や丸型、ディスク型といったタイプも存在します。
円形の焚き火台は複数人で炎や料理を囲むのに適しており、親睦を深めたり、ゆっくりと語り合うには最高の形といえます。
円形といっても様々なタイプがあり、多面体の焚き火台に比べ、用途やスタイルがはっきりしているため、選ぶ際には注意が必要です。
今回は円形焚き火台のメリット、デメリットと共に、選び方も詳しくご紹介します。
目次
- 1 円形の焚き火台を使うメリット
- 2 円形の焚き火台を使うデメリット
- 3 円形の焚き火台の選び方
- 4 円形の焚き火台おすすめ10選
- 4.1 【コールマン】ファイアーディスクソロ 直径約30cm(2000037404)
- 4.2 【キャプテンスタッグ】焚火台 バーベキューコンロ(UG-49)
- 4.3 【焚き火台】en BELKROOT ベルクロート
- 4.4 【Joyfactory】 JOY クロカワ焚き火台(IS-17)
- 4.5 【Naturehike】焚き火丸台 動物狩り模様
- 4.6 【FUTUREFOX】 焚火台 ナバホ柄
- 4.7 【ヴァストランド】ファイヤーピット(VL-RFP-S)
- 4.8 【KingCamp】 ファイヤーピット
- 4.9 【キャプテンスタッグ】焚き火台 ユニオン丸型(M-6497)
- 4.10 【キャプテンスタッグ】ステンレス イージーファイアベース(UG-0006)
- 5 まとめ
円形の焚き火台を使うメリット
薪を平置きにして直火気分を味わえる
円形の焚き火台は火床の面積が広いため、ソロ用の小型のものでも、薪をそのまま平置きにできるものが多いです。
特にディスク状のタイプは火床からはみ出しても、問題なく焚き火を楽しめるのでとても使いやすく、直火のように薪を組むことができます。
現在の日本では直火ができる場所がとても少ないので、直火好きな方には、円形の焚き火台は非常に響くことでしょう。
シンプル構造で壊れにくい
なかには分解して携帯できるタイプもありますが、ほとんどの円形焚き火台は、円盤状の火床に脚が付いただけのシンプルな構造です。
細かな部品もなく、複雑な組み立ても不要なため、破損しにくく耐久性に優れているので、長く使用できるのも大きなメリット。
飽きがこないシンプルなデザインと設計で、キャンプサイトに自然となじみ、道具として非常に優秀な構造です。
大人数で火を囲める
グループやファミリーキャンプで大人数で火を囲む時も、皆が均等に炎と食事を楽しめるのは、圧倒的に円形の焚き火台でしょう。
四角いタイプや六角形など、それぞれのメリットはありますが、仲間と火を囲むという素晴らしい時間には、円形の焚き火台にかなうものはありません。
複数人でのキャンプがメインなら、円形の焚き火台は最もおすすめです。
円形の焚き火台を使うデメリット
コンパクトにならない
四角などの多面体の焚き火台は分解してコンパクトに収納できる製品が多いのですが、円形の焚き火台は構造上分解が難しく、収納サイズが大きくなります。
分解できたとしても、脚や側面のパーツだけなど、一番面積の大きい火床は一枚板のため分解ができません。
数は少ないですが、火床まで分解できて非常にコンパクトになる製品もありますが、選択肢が限られてしまいます。
調理にコツがいる
円形の焚き火台のなかでも、円柱形のものは調理にも使いやすく、バーベキューにも重宝しますが、ディスク状のタイプは調理に向いてるとは言えません。
焼き網と火床の距離が近く、火の調節が難しいことがその理由です。
しかし無骨な鉄板料理や簡単な煮炊きなどは可能で、むしろワイルドな雰囲気を楽しめるので、好んで使う方が多いのも特徴です。
円形の焚き火台の選び方
形で選ぶ
円形の焚き火台といっても形は様々で、ディスク状のものから円柱形のものなど、用途によって選ぶ製品は変わります。
ディスク状のものは、シンプルですがより直火の雰囲気を味わえ、自然との一体感がありますが調理は限られるので、少人数のキャンプにおすすめ。
円柱形は大型のものが多く、デザインも透かし彫りを施すなど凝っていて、グループキャンプなど大人数で楽しむのにぴったりです。
他にも庭でバーベキューを楽しむのに気軽に使える半球体など、それぞれ異なる用途と形があるので、選ぶ時には実際に見て確かめることをおすすめします。
収納サイズで選ぶ
収納サイズが大きくなりがちな円形焚き火台なので、コンパクトさを重視するならサイズの確認は非常に大切です。
特にインターネットで購入する場合は、必ず確認をしてイメージを掴みましょう。
円形のタイプはソロ用でもそこそこの大きさのものが多く、品物が届いて驚いたということもよくあることです。
徒歩やツーリングなど、バックパックで携帯するなら火床も分解できてコンパクトになる製品がおすすめ。
少人数なら直径30cm台のものが製品の種類も多く手に入りやすいです。
5人以上の大人数なら、直径40cm以上の大型のタイプが使いやすいでしょう。
コスパで選ぶ
円形の焚き火台は大型のものでもコスパが良いものが多く、グループキャンプやファミリーキャンプがメインなら、お財布にも優しくとても助かります。
最も使いやすい30cm台の焚き火台も、デザインにこだわりがなければ非常にお手頃価格で手に取りやすくおすすめです。
ただ、本気のソロキャンパーをターゲットにした製品は価格が上がってしまい、コスパが良いとはいえません。
しかし、デザイン性や機能性、存在感など、キャンプギアにこだわる方なら、多少価格が上がっても手にしたい魅力があります。
円形の焚き火台は他の形の焚き火台と比べ、キャンプスタイルの棲み分けが明確な印象なので、選び方を間違えると残念な事態になってしまいます。
ご自身の用途やスタイルに合った製品を選ぶことが特に重要です。
円形の焚き火台おすすめ10選
【コールマン】
ファイアーディスクソロ 直径約30cm(2000037404)
コールマンのシンプルなソロ用のディスク型焚き火台です。
余計な機能がつかない潔さがとても魅力的で、日本では難しいですが荒野などで使いたくなる、なんともいえない趣があります。
サイズは30cmほどですが、長い薪もそのまま載せられ、直火の雰囲気を味わうことができるので、焚き火上級者にもおすすめです。
【キャプテンスタッグ】
焚火台 バーベキューコンロ(UG-49)
こちらも円形のディスク型で、54cmと大型なので、大人数のグループキャンプにぴったりです。
クロムメッキを施した無骨な雰囲気で、鉄製のトライポッドと組み合わせて使うのもおすすめ。
ダッチオーブンとの相性も良く、本格的な焚き火料理を楽しみたい方も満足できるでしょう。
キャプテンスタッグらしく、価格もお手頃でコスパが良いので、気軽に手に取りやすいのも嬉しいポイントです。
【焚き火台】
en BELKROOT ベルクロート
収納にかさ張りがちな円形の焚き火台のなかでも、こちらは組み立て式で非常にコンパクトに携帯できるソロ用の焚き火台。
4枚のプレートを組み合わせてディスク型にセッティングし、撤収は分解してバックパックに収納することができます。
使用時のサイズは40cmと充分な広さがあり、長い薪もそのままくべて、焚き火料理も快適です。
日本製なので品質も高く、安心して使用できます。
【Joyfactory】
JOY クロカワ焚き火台(IS-17)
炎の美しさを引き立てる、シンプルですがワイルドな雰囲気抜群の焚き火台です。
東大阪の工場で熟練の職人の手によって製造された、一生物といえる製品で、組み立て式なので持ち運びにも便利。
火床にリングを取り付けて組み立てる設計で、焚き火台の高さはリングの数で調整可能です。
38cmとちょうど良い大きさなので、ソロにもグループキャンプにも対応できる使い勝手の良い製品です。
【Naturehike】
焚き火丸台 動物狩り模様
とても可愛い動物狩り模様の透かし彫りが施された、鉄製のおしゃれな焚き火台で、2〜4人使用にぴったりです。
焚き火からもれる灯りで、地面に浮かび上がる透かし彫りの模様がとても美しく、おしゃれな女子キャンパーに特におすすめ。
収納サイズは25×15cmとコンパクトで、本体と脚を取り外し、専用の収納ケースに入れることで持ち運びも楽ちんです。
【FUTUREFOX】
焚火台 ナバホ柄
とても繊細で美しいナバホ柄の透かし彫りを施した、グループキャンプにおすすめの大型の焚き火台です。
直径45cm、深さ19.5cmとかなり大型なので、5人以上の大人数でも均等に火を囲むことができます。
鉄製ですが無骨というよりおしゃれでスタイリッシュな雰囲気で、専用の五徳を使って調理も可能。
こだわりのキャンプギアで揃えたい方には特におすすめの、一生物といえる製品です。
【ヴァストランド】
ファイヤーピット(VL-RFP-S)
とてもコスパの良い、シンプルな設計の焚き火台で、半球体の形なので薪をくべやすく、灰の後始末も楽にでき使いやすい製品です。
ロストルが付属しているので空気の流れが良く、燃焼効率も抜群。
こちらはSサイズですが、直径37cmと面積も充分で、2〜4人にぴったりです。
Mサイズは56cmとかなり大型なので、5人以上のグループキャンプに向いています。
大きな焼き網も付いて、調理やバーベキューも快適に楽しむことができます。
【KingCamp】
ファイヤーピット
直径50cmのシンプルな大型の焚き火台で、大人数のグループキャンプにおすすめ。
コスパが抜群に良いので、キャンプ初心者や、急に大型の焚き火台が必要になった時に助かります。
脚は本体から取り外し可能で、付属の収納袋に入れて楽に持ち運べ、火かき棒とドライバー付き。
トライポッドとセットになったタイプもあり、よりワイルドな雰囲気と焚き火料理を楽しめます。
【キャプテンスタッグ】
焚き火台 ユニオン丸型(M-6497)
1〜2人用のコンパクトな焚き火台で、非常にコスパが良いので初心者にも手に取りやすい製品です。
焚き火台としても使用できますが、特にバーベキューに使いやすく、キャンプだけではなく、気軽に庭で楽しむのにも向いています。
シンプルな設計なので、破損することもなく長年使用できるのも、お財布に優しく嬉しいポイントです。
【キャプテンスタッグ】
ステンレス イージーファイアベース(UG-0006)
気軽なソロキャンプ用の簡易的な焚き火台で、コスパ抜群なのでなるべく出費を抑えたい方におすすめ。
簡易的ながら市販の薪を平置きでき、脚付きの焼き網と一緒に使用すれば、本格的な調理も可能です。
とにかくお手頃価格なので、円形の焚き火台を気軽に試してみたい場合にも助かります。
まとめ
円形の焚き火台は、収納サイズが大きいというデメリットはありますが、大自然や炎と一体になる感覚があり、なんともいえない魅力があります。
選び方を間違えず、キャンプスタイルにマッチすれば、最高の相棒になってくれるでしょう。
是非、今回の記事を参考に、ベストな焚き火台を探してみてくださいね。
円形焚き火台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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