スキーヤーが一度は憧れるバックカントリースキーですが、どのような装備を選んでいいかわからない、と悩む人も多いでしょう。
また、近くのスポーツ用品店に売っていない、専門店に行くには遠すぎる、という人もいます。
この記事では、バックカントリー用スキーブーツおすすめ10選を紹介します。
初心者から上級者向けまで幅広く紹介しており、なおかつ全て通販サイトで購入できるものです。
是非最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
- 1 バックカントリー用スキーブーツを使うメリット
- 2 バックカントリー用スキーブーツを使うデメリット
- 3 バックカントリー用スキーブーツを選ぶポイント
- 4 バックカントリー用スキーブーツおすすめ10選
- 4.1 【SALOMON】SHIFT PRO 100 AT(L47000800)
- 4.2 【SALOMON】SHIFT PRO 90 W AT(L41168100)
- 4.3 【ATOMIC】HAWX PRIME XTD 110 GW(AE5027260)
- 4.4 【K2】MINDBENDER 115 W BOA(S231905501245)
- 4.5 【SCARPA】4-クアトロSL(SC24303001245)
- 4.6 【SCARPA】GEA 100(SC24309001225)
- 4.7 【TECNICA】COCHISE HV 110 DYN GW(101R55G0268)
- 4.8 【SCARPA】マエストラーレ(SC24308001245)
- 4.9 【DALBELLO】 QUANTUM FREE ASOLO FACTORY 130(D2308002.00)
- 4.10 【K2】DISPATCH(S221901701265)
バックカントリー用スキーブーツを使うメリット
バックカントリー用スキーブーツを使うメリットは、何と言っても動きやすさにあるでしょう。
ゲレンデを滑るアルペンスキーは、スキー板に力を伝えるために、硬く足が動かないように作られています。
逆に、バックカントリー用スキーブーツは、柔らかく足首の可動域も広いことが特徴です。
また、アルペンスキー用のブーツに比べ、軽いものが多いです。
そのため、長時間の歩行や登山を行っても疲れにくい、新雪の上でもスキー板の操作がしやすい作りになっています。
バックカントリー用スキーブーツを使うデメリット
バックカントリー用スキーブーツは、長時間の歩行や登山に特化した、柔らかく動きやすいように作られています。
逆に、アルペンスキーのように圧雪されたゲレンデで滑る場合、しっかりと板に力を伝えられず、バランスよく滑りにくいです。
なので、板の上でしっかりバランスを取り、力を伝えられる技術が必要、というデメリットがあります。
バックカントリー用スキーブーツを選ぶポイント
サイズ
整地を滑るアルペンスキーに比べ、深い新雪の中での滑走や登山など、より足に負担がかかります。
なので、 自分に合ったサイズのブーツを選ぶことは、アルペンスキー以上に重要です。
目安として自分が今履いているサイズより0.5から1cm上のサイズを買うといいでしょう。
また、長さだけでなくラスト(幅)も重要なポイントになります。
メーカー毎に特徴があるので、自分の足に合ったメーカーのブーツを選ぶことが大切です。
フレックス
フレックスというのは ブーツの曲げやすさ(硬さ)になります。
アルペンスキーだと初心者で80から100で、中~上級者で110から130 あたりが一般的です。
バックカントリー用のスキーブーツは、柔らかめに出来ています。
なので、アルペンスキーで使っているブーツのフレックスと同じと考えてください。
バックカントリー初心者は、アルペンスキーで使っているブーツのフレックスよりマイナス10から20したものがおすすめです。
滑走性重視か歩行性重視か
バックカントリー用スキーブーツの中にも、滑走性も重視した少し硬めのバランス型と、歩行性を重視した柔らかい登山型があります。
ゲレンデの未圧雪エリアやバックカントリーエリアを滑るだけならバランス型、本格的な雪上登山も行う場合は登山型がおすすめです。
バックカントリー用スキーブーツのメーカー
アルペンスキーでおなじみのSALOMONやATOMICはバックカントリー用のスキーブーツも作っています。
滑走性重視で選ぶなら、こちらのメーカーがおすすめです。
登山や歩きやすさ重視で選ぶなら、モーグル向けの柔らかいブーツに定評があるK2。
または、バックカントリースキーブーツ専門のSCARPAが柔らかくておすすめです。
バックカントリー用スキーブーツの価格帯
一般的な価格として10万円前後で、高いモデルになれば20万円以上するものもあります。
初心者が買うには、中々手が出しにくい価格と言えるでしょう。
しかし、型落ちでも良ければ最新モデルの半額以下のものもあります。
なので、最新モデルにこだわりのない人は型落ちのモデルを選ぶのがおすすめです。
バックカントリー用スキーブーツおすすめ10選
【SALOMON】
SHIFT PRO 100 AT(L47000800)
軽さとフィット感といった、バックカントリーに必要な要素をしっかり揃えています。
しかも、整地での高い滑走性も兼ねている、トータルバランスに優れたブーツになります。
バックカントリースキーとアルペンスキー両方楽しみたい、という人におすすめです。
幅広の設計も日本人の足に合っており、バックカントリー初心者向けのモデルと言えるでしょう。
サイズ | 24cm~28.5cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100/106mm |
フレックス | 100~130 |
重量 | 1,750g |
カラーバリエーション | Oil Green / Black / Solar Power |
【SALOMON】
SHIFT PRO 90 W AT(L41168100)
SHIFT PROシリーズの女性向けモデルですが、性能は男性向けと変わりません。
しかし、より女性の体格に合わせた設計になっており、カフの位置が低くて下から上に広がっていくような形状になっています。
女性の力でもしっかりと板に力が伝わりやすく、滑走性も兼ね備えています。
バックカントリースキー初心者向けのモデルと言えるでしょう。
サイズ | 22cm~27.5cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100/106mm |
フレックス | 90~110 |
重量 | 1,600g |
カラーバリエーション | White Moss / Black / White |
【ATOMIC】
HAWX PRIME XTD 110 GW(AE5027260)
SALOMON同様に、バックカントリーが初めて、バックカントリースキーとアルペンスキー両方楽しみたい、という人におすすめです。
SALOMONと比較すると少し硬めでフィット感に優れているため、より滑走性を重視したブーツになります。
そのぶん窮屈に感じる人もいるので、長時間の登山をする上級者にはあまり向いていません。
こちらも、初心者向けのモデルと言えるでしょう。
サイズ | 24cm~30cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100mm |
フレックス | 105~130 |
重量 | 1,862g |
カラーバリエーション | Black / Gray |
【K2】
MINDBENDER 115 W BOA(S231905501245)
ロアシェルとアッパーシェルを繋ぐリベットを使わず、シェル同士を引っ掛けあい、剛性と力の伝導効率を上げています。
また、第一バックルと第二バックルにBOAシステムを搭載し、柔らかさとフィット感を出しつつ滑走性も保っているのも特徴です。
SALOMON、ATOMICと比較すると柔らかいため、中級者向けのモデルと言えるでしょう。
【SCARPA】
4-クアトロSL(SC24303001245)
SCARPAのラインナップの中では滑走性の高いモデルになります。
また、SCARPAとして初めてのグリップウォークを採用しており、グリップウォークバインディングにも対応できるモデルです。
とはいえ、先程までに紹介したブーツと比較するとかなり柔らかいため、足に優しく長時間の歩行や登山にも向いており、中級者向けのモデルになります。
サイズ | 24.5cm~30cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100mm |
フレックス | 120 |
重量 | 1,430g |
カラーバリエーション | onecolor |
【SCARPA】
GEA 100(SC24309001225)
SCARPAの女性専用モデルになります。
61度という広範囲のカフ稼働に加え、『ウェーブクロージャーバックル』を採用し、3バックルながらフィット感に優れています。
また、1,220gという女性には嬉しい軽さを誇りながら、滑走性も両立させているのも魅力です。
とはいえ、柔らかい設計になっているため、慣れてきた中上級者向けのモデルと言えるでしょう。
サイズ | 22cm~26cm |
---|---|
ラスト(幅) | 102mm |
フレックス | 100 |
重量 | 1,220g |
カラーバリエーション | aqua black/emerald black |
【TECNICA】
COCHISE HV 110 DYN GW(101R55G0268)
COCHISEシリーズはTECNICAの中で一番売れているモデルになります。
C.A.Sシェルという独自技術で、フィット性とカスタマイズ性を両立しているのが魅力です。
また、レース用ブーツに強いメーカーのため、高い滑走性も備えています。
バックカントリーとアルペンスキー両方楽しみたいけれど、SALOMONやATOMICよりも中上級者向けのモデルと言えるでしょう。
サイズ | 24cm~32.5cm |
---|---|
ラスト(幅) | 102mm |
フレックス | 110~130 |
重量 | 1,875g |
カラーバリエーション | Gray/Moss green/Orange |
【SCARPA】
マエストラーレ(SC24308001245)
SCARPAの中でも登山に向いたモデルと言えます。
軽さ、歩きやすさなどは他のブーツと比べても特に優秀です。
1,380gという軽さでありながら、『LAMBDAフレーム』を採用し、剛性も優れています。
逆に、柔らかく歩行や登山に特化した分、滑走性は少し劣ります。
柔らかいブーツでもバランスよく滑る技術がある、上級者向けと言えるでしょう。
サイズ | 24.5cm~30cm |
---|---|
ラスト(幅) | 101mm |
フレックス | 110 |
重量 | 1,380g |
カラーバリエーション | Orange black/Orange anthracite |
【DALBELLO】
QUANTUM FREE ASOLO FACTORY 130(D2308002.00)
QUANTUMシリーズはDALBELLOの中でもバックカントリーツアー向けモデルとなっています。
長時間歩行可能な軽さと快適性を備えつつ、優れたフィット感と操作性も魅力です。
また、独自のツーピースシェルとカフ構造により、軽さと合わせて強い剛性も保っています。
本格的な雪上登山を求めている、上級者向けのモデルと言えるでしょう
サイズ | 24.5cm~30.5cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100mm |
フレックス | 130 |
重量 | 1,250g |
カラーバリエーション | onecolor |
【K2】
DISPATCH(S221901701265)
K2の中でもバックカントリーに特化したスキーブーツで、歩行や登山などあらゆる事象に対応できるモデルになります。
また『HONEYCOMB BOOT BOARD』という独自技術を使用しており保温性に優れているのも魅力です。
ダウンジャケットのような断熱性があるため、従来品より15%も保温性が向上しています。
バックカントリー専門なので、雪上登山をしたい上級者向けと言えるでしょう。
サイズ | 24.5cm~30.5cm |
---|---|
ラスト(幅) | 100mm |
フレックス | 110 |
重量 | 1,520g |
カラーバリエーション | White Moss / Black / White |
バックカントリー用スキーブーツの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方