オーディオインターフェイス内蔵USBマイクおすすめ10選!メリットやデメリットは?

楽曲制作はオーディオインターフェイス+マイクの組み合わせが必須であり、導入には高額なコストが掛かるのが基本です。

しかし、近年はUSB端子で端末と接続し、オーディオインターフェイスの役割も担えるUSBマイクが登場しています。

面倒な工程を大幅にカットしつつ初心者にも扱いやすいアイテムであるため、気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、オーディオインターフェイス内蔵USBマイクを紹介し、メリットデメリット・選び方を解説します。

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクとは

マイクの接続端子として一般的なのがXLR端子ですが、PCとXLR端子を繋ぐにはオーディオインターフェイスが必須です。

オーディオインターフェイスは端子返還だけでなく、音声をPCへ送信するための役割も兼ねています。

機材は別々に揃えるのが基本でしたが、これらを解決できるのがオーディオインターフェイス内蔵USBマイクです。

USB端子で直接PCへの接続を可能にしつつ、音声をPCへ送信し、リアルタイムでモニタリングや編集が行えます。

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクを使うメリット

高音質で録音できる

USBマイク自体はオーディオインターフェイス無しでも接続できますが、再生できる音質は限られてしまいます。

ですが、オーディオインターフェイス機能を搭載したUSBマイクなら、クリアな音声を入力できます。

ファンタム電源を確保せず気軽にUSB端子で接続しつつ、音質を引き上げられるのは最大のメリットです。

工程をカットできる

通常のUSBマイクを使用する場合、PCと直接接続して音声を入力できますが、リアルタイムで編集することができません。

ですが、オーディオインターフェイス内蔵USBマイクはUSB1つで接続し、モニタリングや編集が行えるのが強みです。

別途で機材を揃える必要が無く、1台で役割を完結させられるため、面倒な工程を大幅にカットできます。

初心者にも扱いやすい

オーディオインターフェイスを活用する場合、XLR端子やフォーン端子と配線が複雑で迷いやすいのが特徴です。

調節ノブが多数配置されている製品もあり、調節でも迷いやすいですが、オーディオインターフェイス内蔵マイクなら問題ありません。

USB端子1つで端末と接続できるため、迷う心配が無く、ダイヤルやミュートも直感的に操作できます。

総合的なコストを抑えられる

マイクとオーディオインターフェイスを導入する場合、本来なら別々で導入コストが発生します。

予算が10万円で収まらないケースもありますが、オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは低コストで導入しやすいのが強みです。

超ハイスペックでもない限り、高くても2万円~3万円程度となるため、総合的な導入コストを大きく削減できます。

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクを使うデメリット

楽器を接続できない

通常のオーディオインターフェイスの場合、XLR端子をはじめ、MIDIやフォーン端子も搭載されているのが基本です。

そのため、様々な楽器を同時に接続できますが、オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは別です。

マイクを通して直接編集や調節は行えますが、フォーン端子等が搭載されていないため、その他楽器を接続することができません。

雑音を拾いやすい

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは配線で迷いにくく、リアルタイムで編集等を行えるのが強みです。

しかし、マイク音量やミュートボタンが本体に内蔵されているため、操作する際にノイズを拾いやすいのが欠点です。

単一指向性マイクでも多少の雑音を拾ってしまう恐れがあるため、ノイズを極限まで抑えたい方には不向きです。

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクの選び方

指向性で選ぶ

オーディオインターフェイスUSBマイクは製品によって指向性が異なり、集音性に違いが存在します。

単一指向性の場合、マイク前面のみからの集音となるため、ハウリングやノイズが混ざりにくいのが強みです。

全指向性はマイク全方向から集音するので反響等の音も拾いやすく、個人ではなく、複数人での使用に最適です。

環境によって適した指向性は異なるため、ご自身の使用環境を想定し、適した指向性の製品を選択しましょう。

USB接続端子で選ぶ

オーディオインターフェイス内蔵USBマイク接続端子ですが、Type-A/Type-Cの2種類が存在します。

Type-A端子はデスクトップPC等に接続する際に必須な端子ですが、携帯端末等への互換性を持っていないのが欠点です。

Type-C端子はPC端末だけでなく、携帯端末への互換性もあるため、あらゆる端末に接続できます。

接続規格に関しては極端に接続速度に差が生じることはないため、ご自身の端末に適した端子を選択しましょう。

メーカーで選ぶ

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは音楽メーカーから製品化されており、ラインナップが豊富です。

しかし、国内では知名度が低いメーカーも非常に多く、メーカーによって品質に差が生じることも珍しくはありません。

そのため、メーカー選びは非常に重要となりますが、メーカー選びで失敗しないためにはレビュー評価を参考にしましょう。

マランツプロやYAMAHAは国内でも人気が高く、レビューでも多数の高評価を獲得しているため、要チェックです。

価格帯で選ぶ

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは豊富なラインナップが展開されており、価格幅も広めです。

低価格帯だと5千円程度で導入できますが、価格が性能に比例するため、満足度に欠けてしまう可能性があります。

実用性を求めるなら最低でも8千円以上は予算が必須になり、予算に余裕があれば2万円以上も視野に入れるのがベストです。

ご自身の用意できる予算を加味しつつ、製品詳細をチェックし、手が届く理想の製品を選択しましょう。

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクおすすめ10選

メーカー・製品名サイズ/重量指向性USB端子
SAMSON Q2U19×5.5cm/318g単一指向性Type-A
SAMSON G-Track Pro26.9×11.6cm/1.6kg選択可Type-A
AVerMedia AM31027×13×9cm/468g単一指向性Type-A
マランツプロ 単一指向性 USBマイク17×4.8×4.8cm/739g単一指向性Type-C
Reloop sPodcaster Go14.6×6.3×4.3cm/140g単一指向性Micro-USB
M-Audio Uber Mic27.4×11.4cm/1.8kg選択可Type-A
Behringer BIGFOOT22.7×11×11cm/1.7kg選択可Type-A
YAMAHA AG0128.1×11.8×11.6cm/1.2cm全指向性Type-A
Antelope Audio Axino Synergy Core18.8×5.6×5cm/435g単一指向性Type-A
Apogee ‎Hype Mic12.4×3.8×3.8cm/200g単一指向性Type-A/Type-C

【SAMSON】
Q2U

引用:Amazon

USBだけでなく、XLR端子を搭載し、オーディオインターフェイスの有無に合わせて接続できるUSBマイクです。

各種ケーブル類をはじめ、マイクホルダーやデスクトップが付属されており、購入から即時運用できます。

マイク本体にミュートや音量調節スイッチが搭載されており、状況に合わせた瞬時な調節が行えます。

サイズ/重量19×5.5cm/318g
指向性単一指向性
USB端子Type-A

【SAMSON】
G-Track Pro

24bit/96khz高音質に対応し、ミュートや音量調節を直感的にコントロールできるUSBマイクです。

単一・双指向・全指向全てに対応しており、使用する場所や用途に適した指向性を選択できます。

楽器は接続できませんが、マイクを通した録音をクリアに行えるため、楽曲制作にも最適です。

サイズ/重量26.9×11.6cm/1.6kg
指向性選択可
USB端子Type-A

【AVerMedia】
AM310

引用:Amazon

高感度単一指向性を採用しており、ノイズをカットしつつ、クリアな音声を録音できるUSBマイクです。

USB Type-A端子を搭載しており、Windows/MacPC端末へ直感的に接続できます。

ミュートや音量調節が直感的に行えるだけでなく、筐体のLEDランプで使用状況をチェックできる点もおすすめです。

サイズ/重量27×13×9cm/468g
指向性単一指向性
USB端子Type-A

【マランツプロ】
単一指向性 USBマイク(MPM-4000U)

引用:Amazon

不要なノイズをカットできる単一指向性を採用し、強固な素材で頑丈に設計されたUSBマイクです。

Type-A端子を採用しており、PC端末にケーブル1本で接続し、あらゆる用途でパフォーマンスを発揮できます。

ミュートボタンや音量調節ノブが本体に配置されており、直感的に操作できる点も魅力です。

サイズ/重量17×4.8×4.8cm/739g
指向性単一指向性
USB端子Type-C

【Reloop】
sPodcaster Go

引用:楽天市場

面倒なドライバーインストールや設定を行う必要が無く、即時運用できるUSBマイクです。

軽量且つ頑丈なアルミ素材をボディに採用し、ADコンバーターでクリアな音声録音が行えます。

あらゆるシーンにも持ち運びやすいため、自宅での録音や配信をはじめ、スタジオレコーディングにも最適です。

サイズ/重量14.6×6.3×4.3cm/140g
指向性単一指向性
USB端子Micro-USB

【M-Audio】
Uber Mic

引用:Amazon

モニタリング用ヘッドフォンアンプが内蔵されており、リアルタイムでモニタリング可能なUSBマイクです。

マイク本体に搭載されたミュートボタンや調節スイッチにより、状況に合わせて任意で調節できます。

低遅延で録音が行えるため、繰り返し録音しなおす必要が無く、快適な環境構築に最適です。

サイズ/重量27.4×11.4cm/1.8kg
指向性選択可
USB端子Type-A

【Behringer】
BIGFOOT

引用:Amazon

多機能なマルチカプセルで設計し、状況に合わせて指向性を選択できるUSBマイクです。

Windows/MacOSへの互換性があり、ドライバー等をインストールせず、即時運用が行えます。

頑丈な金属製ボディで長期間故障するリスクが低く、任意で角度を調節できる点も好評です。

サイズ/重量22.7×11×11cm/1.7kg
指向性選択可
USB端子Type-A

【YAMAHA】
AG01

引用:Amazon

ミキサー+オーディオインターフェイス機能を統合し、USBで簡単に接続できるUSBマイクです。

24bit/192khz高音質での録音が可能であり、楽曲制作や配信環境を大きく引き上げてくれます。

USBマイクながらもループバック機能に対応しており、面倒な工程をカットし、配信に彩を持たせられます。

サイズ/重量28.1×11.8×11.6cm/1.2kg
指向性全指向性
USB端子Type-A

【Antelope Audio】
Axino Synergy Core

引用:Amazon

大口径ダイヤフラムカプセル+スパッタリング加工が施されており、正確な音を録音できるUSBマイクです。

AFCクロッキング技術を搭載し、24bit/192khz高音質を実現しており、あらゆる用途でパフォーマンスを発揮できます。

リアルタイム且つ低遅延でモニタリングが行えますし、10種類のエフェクト機能を活用できる点も好評です。

サイズ/重量18.8×5.6×5cm/435g
指向性単一指向性
USB端子Type-A

【Apogee】
‎Hype Mic

引用:Amazon

ハイクオリティアナログコンプレッサーを内蔵し、本体のスイッチやボタンでラクに操作できるUSBマイクです。

3.5mmヘッドフォン出力端子を活用し、録音中の音声をリアルタイムでモニタリングしつつ、編集が行えます。

様々な端子ケーブルが付属されており、PC端末だけでなく、iOSへの互換性を持ち合わせている点も魅力です。

サイズ/重量12.4×3.8×3.8cm/200g
指向性単一指向性
USB端子Type-A/Type-C

まとめ

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクは楽器等は接続できませんが、面倒な工程をカットできるのが強みです。

コスパの面でも優れており、初心者にも扱いやすいため、気になる方は本記事を参考に選んでいただければ幸いです。

紹介アイテム一覧

オーディオインターフェイス内蔵USBマイクの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

SAMSON
Q2U
SAMSON
G-Track Pro
AVerMedia
AM310
マランツプロ
単一指向性 USBマイク(MPM-4000U)
Reloop
sPodcaster Go
M-Audio
Uber Mic
Behringer
BIGFOOT
YAMAHA
AG01
Antelope Audio
Axino Synergy Core
Apogee
‎Hype Mic
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