スピーカーやマイク、キーボードにギターなど、様々なオーディオ関連デバイスの接続に必要なオーディオインターフェイス。
最近ではデスクトップミュージック(DTM)に興味を持つ方も増えてきており、より一層注目されつつあるデバイスです。
ところで、初めてDTMや音楽の宅録をしようとしている方は、どんなオーディオインターフェイスがよいか悩みますよね。
そこで今回は、フォーカスライトのオーディオインターフェイスに注目し、おすすめの商品を10点ご紹介します。
目次
- 1 フォーカスライトのオーディオインターフェイスを使うメリット
- 2 フォーカスライトのオーディオインターフェイスを使うデメリット
- 3 フォーカスライトのオーディオインターフェイスの選び方
- 4 フォーカスライトのオーディオインターフェイスおすすめ10選
- 4.1 【フォーカスライト】iTrack Solo(AMS-ITRACK-SOLO-LIGHTNING)
- 4.2 【フォーカスライト】Scarlett Solo 3rd Gen(AMS-SCARLETT-SOLO-3G)
- 4.3 【フォーカスライト】Scarlett Solo 4th Gen
- 4.4 【フォーカスライト】Scarlett Solo Studio Pack(SoloSP DTM (gen3))
- 4.5 【フォーカスライト】Scarlett 4i4 G3(AMS-SCARLETT-4I4-3G)
- 4.6 【フォーカスライト】CLARETT 2 Pre USB(AMS-CLARETT-2PRE-USB)
- 4.7 【フォーカスライト】Scarlett 18i20 3rd Gen
- 4.8 【フォーカスライト】CLARETT+ 8 Pre
- 4.9 【フォーカスライト】Vocaster One
- 4.10 【フォーカスライト】Vocaster Two
- 5 まとめ
フォーカスライトのオーディオインターフェイスを使うメリット
楽器を手軽にパソコンと接続できる
エレキギターやキーボードを触ったことがある方でしたら、楽器とアンプなどの接続を1度はやったことがあるでしょう。
楽器の信号をパソコンに送るためにも、同じように接続する必要がありますが、そのままでは端子が合わず接続できません。
しかし、オーディオインターフェイスがあれば、これを経由してパソコンと楽器を簡単につなぐことができます。
パソコン操作がより快適になる
MIDIを扱っている際や音の録音・編集・ミックスなどをしている際、パソコンには大きな負荷がかかっています。
この負荷を処理しきれなくなるとパソコンの動作が重くなり、キーボードなどの音が遅れて聞こえるなどの弊害も生じます。
オーディオインターフェイスにこういった処理を任せることでパソコンの動きを軽くし、より快適な楽曲制作が可能です。
音質改善につながる
パソコンにも音声信号を処理するサウンドカードが内蔵されていますが、その音質はあまりいいものではありません。
普段使いにはそれでも十分な性能ではありますが、楽曲制作となるとより高い音質が必要になるシチュエーションがほとんどです。
音の処理の専門家であるオーディオインターフェイスを使うことで、音質が向上しクリアな音を楽しめるでしょう。
ライブ配信などでも便利
オーディオインターフェイスは楽曲制作だけでなく、ゲーム実況などのライブ配信や録画などにも非常に役に立ちます。
視聴者に楽しい時間を届けるには、ゲームの音声と配信用のBGM、ライバーの声など様々な音を臨機応変に操らなければなりません。
オーディオインターフェイスの中には配信に特化したモデルもあるため、こういったニーズにもしっかりと応えられるのです。
フォーカスライトのオーディオインターフェイスを使うデメリット
設置場所に気を配る必要がある
オーディオインターフェイスは、基本的にはパソコンの近くに設置して使うデバイスとなります。
そのため、デスクの広さや設置スペースに十分な余裕がないと、購入後に取り回しや配線で非常に苦労することになります。
購入前にはサイズや設置場所をしっかりチェックし、後悔のない商品選びを心がけるべきでしょう。
フォーカスライトのオーディオインターフェイスの選び方
入力端子の種類、数
楽器によって入力端子には様々な種類があり、使いたい楽器に対応した端子の有無は必ずチェックしておく必要があります。
例えば、エレキギターなどのギターを接続するには、シールドケーブルが接続できる入力端子が必要です。
また、マイクを接続して使う場合には、マイクの入力端子がXLRコネクターか3.5mmステレオミニプラグかについても注意しましょう。
コンデンサーマイクを使う予定がある場合には、ファンタム電源を供給できるオーディオインターフェイスが必要になります。
接続方法
パソコンとオーディオインターフェイスとの接続にも様々な方法や規格があり、接続端子や転送速度が異なります。
接続端子として最もメジャーなものがUSB-Aで、USBメモリやマウスのレシーバーの接続に普段からよく使っている端子です。
その他に最近ではUSB-Type Cもあり、こちらは接続時に裏表がなく、転送速度やケーブル自体の性能もUSB-Aよりアップしています。
規格としては、Thunderbolt3や4に対応している場合、転送速度が非常に速く快適な作業が期待できます。
音質
制作した音やマイクから入力された音を録音したり、音声を出力したりするシチュエーションで重要になるポイントです。
オーディオインターフェイスの音質をチェックする上で最も注目すべきポイントは、「〇〇bit/〇〇kHz」という表示です。
右側を量子化ビット数、左側をサンプリングレートと言い、数字が大きいほど音質がよくなります。
特に、ハイレゾ対応の楽曲を作りたいと考えている方は、24bit/192kHz以上のものを探すことをおすすめします。
用途
オーディオインターフェイスは、その使い方によって使うべきモデルのタイプが異なります。
楽曲制作をメインで考えている場合は、楽器の入力端子数が多く細かな調整がききやすいタイプがおすすめです。
一方、ライブ配信や録画をメインで考えている場合には、操作パネルが大きく操作しやすいタイプがおすすめです。
価格帯
フォーカスライトのオーディオインターフェイスは、その用途や入力端子の数などによって価格帯が異なります。
配信用のモデルは種類が少ないため、10,000円代後半~30,000円で購入できます。
録音などを目的としたモデルは種類が豊富で、安いものは10,000円代前半から購入可能です。
また、いくつかのモデルにはマイクやモニターヘッドホンがセットになっているモデルもあります。
価格は少し高くなりますが、初心者の方にはこういったセットもおすすめです。
フォーカスライトのオーディオインターフェイスおすすめ10選
製品名 | 入力端子の種類 | 接続方法 | 音質 |
---|---|---|---|
iTrack Solo | フォーンジャック×1 XLR端子×1 | USB-A(電源供給可) Lightning | Mac/PC: 44.1 ~ 96 KHz iPad: 44.1 KHz, 48 KHz |
Scarlett Solo 3rd Gen | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 | USB-Type C(電源供給可) | 24bit/44.1~192kHz |
Scarlett Solo (4th Gen) | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 | USB-Type C(電源供給可) | 24bit/44.1~192kHz |
オーディオインターフェースセット Scarlett Solo Studio Pack | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 | USB-Type C(電源供給可) | 24bit/44.1~192kHz |
Scarlett 4i4 G3 | MIDI端子×1 LINE IN×2 XLR×2 | USB-Type C(電源供給可) | 24bit/44.1~192kHz |
CLARETT 2 Pre USB | MIDI端子×1 光デジタル入力×1 XLR×2 | USB-Type C | 24bit/44.1~192kHz |
Scarlett 18i20 (3rd Gen) | XLR×8 光デジタル入力×2 LINE IN×5 MIDI端子×1 | USB-Type C | 24bit/44.1~192kHz |
CLARETT+ 8 Pre | XLR×8 光デジタル入力×2 LINE IN×5 MIDI端子×1 | USB-Type C | 24bit/44.1~192kHz |
Vocaster One | XLR×1 | USB-Type C(電源供給可) | スピーカー・マイク出力20Hz~20kHz |
Vocaster Two | XLR×2 | USB-Type C(電源供給可) | スピーカー・マイク出力20Hz~20kHz |
【フォーカスライト】
iTrack Solo(AMS-ITRACK-SOLO-LIGHTNING)
WindowsパソコンやMac OSだけでなく、iPadとの接続にも対応した汎用性の高いフォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
GarageBandやCubasisなど、ほとんどすべての楽器アプリ、作曲アプリからの音声入力に対応しており、使用できるiPadの種類も豊富です。
オーディオインターフェイスとの接続専用のLightningケーブルが付属し、ロスの少ないクリアな音で楽曲制作ができます。
入力端子の種類 | フォーンジャック×1 XLR端子×1 |
---|---|
接続方法 | USB-A(電源供給可) Lightning |
音質 | Mac/PC: 44.1 ~ 96 KHz iPad: 44.1 KHz, 48 KHz |
【フォーカスライト】
Scarlett Solo 3rd Gen(AMS-SCARLETT-SOLO-3G)
シンプルで扱いやすい操作パネルのレイアウトにより、初心者でも安心なフォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
パソコンとの初回接続時には、イージースタートガイドによりセットアップから音楽の再生まで必要な操作をすぐに学べます。
入力端子の数や機能面が抑えられている分サイズが非常にコンパクトで、デスクのスペースがあまりない方にもおすすめです。
入力端子の種類 | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
Scarlett Solo 4th Gen
フォーカスライトのエントリーモデルである最新バージョンで、性能面で大きなパワーアップを果たしています。
つまみの周囲にあるダイナミックゲインHaloはゲインの状況をリアルタイムで表示し、レコーディングをもっと簡単にします。
120dBというハイパワーなスタジオグレードのAD/DAコンバーターにより、スタジオ録音と同じようなクオリティが実現可能です。
入力端子の種類 | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
Scarlett Solo Studio Pack(SoloSP DTM (gen3))
フォーカスライトのオーディオインターフェイスに加え、マイクやヘッドホンなどが組み合わされた便利なセットです。
マイクはより高音質なコンデンサーマイクが採用されており、ポップガードやマイクスタンドももちろん同梱されています。
これからレコーディングを始めたいという方に必要なすべての道具を揃えているため、初心者の方にもおすすめです。
入力端子の種類 | フォーンジャック×1 XLR端子×1 ライン入力×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
Scarlett 4i4 G3(AMS-SCARLETT-4I4-3G)
DJや楽曲のマスタリングに最適な2系統出力に対応した、フォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
専用ソフトウェアのFocusrite Controlを使うことで、オーディオやキューのミックス、ループバックなどを手軽に設定できます。
また、駆動はUSBバスパワーからの電源供給となるため、設置場所の制限が少ないことも嬉しいポイントです。
入力端子の種類 | MIDI端子×1 LINE IN×2 XLR×2 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
CLARETT 2 Pre USB(AMS-CLARETT-2PRE-USB)
レコーディングアーティスト向けに必要な機能を余すことなく搭載した、フォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
マイクのプリアンプには、フォーカスライトのこれまでの経験をもとにサウンドをアップスケールするAir回路が搭載されています。
光デジタル入力端子も搭載されているため、コンピューターからの音もロスが少なくクリアに入力できます。
入力端子の種類 | MIDI端子×1 光デジタル入力×1 XLR×2 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
Scarlett 18i20 3rd Gen
Scarlettシリーズの中でも最も多機能で、どんなことでも実現できるフォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
非常に多くの入出力端子が搭載されておりバンドのレコーディングにおすすめで、便利なトークバックマイクも利用できます。
ただし、このモデルは非常にサイズが大きく、ラックマウントタイプとなっていますので収納場所には注意しましょう。
入力端子の種類 | XLR×8 光デジタル入力×2 LINE IN×5 MIDI端子×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
CLARETT+ 8 Pre
先程のモデルをプロデューサー向けにチューンアップした、フォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
インピーダンス切り替え機能が搭載されたマイクプリアンプが8基搭載されており、ノイズが極めて少ない録音を実現しています。
プラグインライセンスの種類も豊富で、あらゆる要求に対応できるHITMAKER EXPANTIONが利用できます。
入力端子の種類 | XLR×8 光デジタル入力×2 LINE IN×5 MIDI端子×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C |
音質 | 24bit/44.1~192kHz |
【フォーカスライト】
Vocaster One
ポッドキャストやラジオの録音に特化した、配信向けのフォーカスライトのオーディオインターフェイスです。
オートゲイン機能が搭載されており、ボタンをクリックしてマイクに話すだけで自動的にマイクレベルが設定されます。
ループバック機能も搭載されているため、PCからの音をソフトウェア上でミックスすることも簡単にできます。
入力端子の種類 | XLR×1 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | スピーカー・マイク出力20Hz~20kHz |
【フォーカスライト】
Vocaster Two
先程のモデルの機能をより強化した上位モデルで、対談や会議にも役立つ2つのXLR端子が搭載されています。
Bluetooth5.0に対応し、Bluetoothを介してスマホやタブレットの音声をワイヤレスで入力できるだけでなく、その音声の調節も自由自在です。
48Vのファンタム電源ももちろん搭載されていますので、コンデンサーマイクを接続しても問題なく動作します。
入力端子の種類 | XLR×2 |
---|---|
接続方法 | USB-Type C(電源供給可) |
音質 | スピーカー・マイク出力20Hz~20kHz |
まとめ
フォーカスライトのオーディオインターフェイスには、端子の種類や接続方法など、様々な特徴を持った製品が販売されています。
みなさんもこの記事を参考に、自分に合ったオーディオインターフェイスを是非一度探してみてください。
フォーカスライトのオーディオインターフェイスの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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