残り100ヤードほどのショットや、グリーン周りでの多彩なアプローチに用いるアプローチウェッジですが、最近中古を選ぶ人も増えています。
特に、高性能で高価格なクラブを安価に手に入れ、グリップなど交換することによるカスタマイズが多いです。
しかし、中古品ともなると数多くのメーカーから多種多様なモデルが発売されており、何を選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、中古アプローチウェッジのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
数年前のものから出たばかりの新作まで、広く紹介していますので参考にしてみてください。
目次
- 1 中古のアプローチウェッジを使うメリット
- 2 中古のアプローチウェッジを使うデメリット
- 3 中古のアプローチウェッジの選び方
- 4 中古のアプローチウェッジおすすめ10選
- 4.1 【タイトリスト】 ボーケイデザイン SM9 (846RS1F4610J)
- 4.2 【タイトリスト】 ボーケイデザイン SM8 (839RS1F4610J)
- 4.3 【キャロウェイ】 MD5 JAWS (4B6158126301N3000)
- 4.4 【キャロウェイ】 JAWS FORGED (4C6160101311N3000)
- 4.5 【テーラーメイド】 ハイ・トウ スリー ウェッジ (ML-GRIND HI-TOE3 WG KBS-HR2.0)
- 4.6 【テーラーメイド】 ミルドグラインド3 ウェッジ (JJC40)
- 4.7 【PRGR】 R-45 WEDGE (45 GOG45)
- 4.8 【キャスコ】 ドルフィンウェッジ セミグースネックタイプ (DW-120G)
- 4.9 【クリーブランド】 RTX ZIPCORE (RTXZCTSM20)
- 4.10 【ブリジストン】 BRM2 ウェッジ (B2MS1ISQ00)
- 5 まとめ
中古のアプローチウェッジを使うメリット
価格が安い
中古アプローチウェッジのメリットは、何と言っても低価格で手に入ることです。
ものにもよりますが、新品で購入すると大手メーカーで1本2~3万円ほど、こだわりのあるメーカーになるとそれ以上の値段の物もあります。
中古クラブでは、発売から2年ほどで半額近くになると言われていますので、数年前の高性能な高価格ウェッジを安く手に入れるのもおすすめです。
珍しいスペックが見つかる
珍しいグリップであったり、こだわりのシャフトが刺さっているものであったり、珍しいスペックのウェッジを探している場合には中古がおすすめです。
新品のウェッジは大衆向けに設定されているので、そうではないスペックは用意されていなかったり、あっても高額であったりします。
ですが、ゴルファーの中には必ず同じようなスペックを求める方がいるので、中古品を探していると見つけられる場合があります。
掘り出し物がある
中古品と言えども、使用量は多いものから少ないものまであり、中にはたった1回だけの使用のものもあります。
ですが、1回でも使用すれば中古品ですので価格は新品のものと比べれば大幅に安くなっています。
アプローチウェッジと他のウェッジを同じものでそろえようとすると、2,3本必要になるので、中古の掘り出し物を探してみてはいかがでしょうか。
中古のアプローチウェッジを使うデメリット
使用感がある
もちろん中古ですので、他の誰かが1度は使用したものでありますのでグリップやフェース面などの使用感が少なからずあります。
フェースをはじめとしてクラブに傷が入っているのが気になってしまう方はやめた方が良いかもしれません。
グリップの使用感が気になる場合には、中古で安く手に入れて新品のグリップに交換してしまうのも良いでしょう。
中古のアプローチウェッジの選び方
ロフト
一般的にアプローチウエッジは50~54度のものを言いますが、実際には様々なロフト角があり、自分のクラブセッティングの中で選択する必要があります。
基本的には、ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間のロフト角、できれば4度くらいの差であると良いとされています。
しかし、最近のストロングロフト化によってピッチングウェッジが立っている場合には、アプローチウェッジに当たるものを2本入れても良いでしょう。
バウンス角
シャフトを垂直にした際に、リーディングエッジから下方向に出ているでっぱりの角度をバウンス角と言います。
このバウンスは、地面に当たることで刺さらずに滑ってくれる効果があり、特にアプローチウェッジには重要なものです。
アプローチウェッジのダフリに悩んでいる方には、バウンス角の大きなモデルをおすすめします。
ただし、バウンス角は小さいほど操作性が良くコントロールしやすい傾向にありますので、自分のレベルに合わせて選択しましょう。
メーカー
メーカーにはそれぞれの考え方があり、操作性を高くしゴルファーの能力を引き出すものや、寛容性が高くゴルファーを助けるものまで様々です。
ですので、それぞれのメーカーがどのようにそのモデルを作っているのかを考え、自分に合ったものを選択することが必要です。
おすすめモデルのウェッジの特徴などを解説していますので、参考にしてみてください。
価格
中古であれば安いもので1万円を切るものから、中古でも数万円するものまで様々なモデルがあります。
安かろう悪かろうではありませんが、同じモデルであれば安いものの方が程度が良くないことが多いです。
発売から時間が経ったことによる低価格は構いませんが、程度の悪さによる低価格には注意が必要です。
中古のアプローチウェッジおすすめ10選
メーカー・製品名 | 発売年 | バウンス角 (ロフト角52度) |
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タイトリスト ボーケイデザイン SM9 | 2022 | 8°/12° |
タイトリスト ボーケイデザイン SM8 | 2020 | 8°/12° |
キャロウェイ MD5 JAWS | 2019 | 10°/12° |
キャロウェイ JAWS FORGED | 2023 | 10° |
テーラーメイド ハイ・トウ スリー ウェッジ | 2022 | 9° |
テーラーメイド ミルドグラインド3 ウェッジ | 2021 | 9° |
PRGR R-45 WEDGE | 2008 | 0.5° |
キャスコ ドルフィンウェッジ セミグースネックタイプ | 2018 | 6°-1°-1° |
クリーブランド RTX ZIPCORE | 2020 | 10° |
ブリジストン BRM2 ウェッジ | 2022 | 8° |
【タイトリスト】
ボーケイデザイン SM9 (846RS1F4610J)
トッププロによるツアーからアマチュアゴルファーの休日まで、最も多く使用されているのがこのSM9ではないでしょうか。
46度から60度まで2度刻みのロフト角に6種類のソールの組み合わせで、とても多くのモデルの中から選ぶことができます。
もちろんスピン性能やインパクトの安定性などのウェッジに必要な性能は非常に高いですので、中古であればコスパの高い選択になるでしょう。
発売年 | 2022年 |
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バウンス角 | 8°/12° |
【タイトリスト】
ボーケイデザイン SM8 (839RS1F4610J)
SM8は、タイトリストの超人気ウェッジシリーズの1世代前のモデルになります。
このモデルは、重心を打点に合わせたことでインパクトの安定性が高く、SMシリーズの中でも高評価のモデルでした。
人気でしたので流通量も多く、1世代前ということもあり中古であれば比較的低価格で高性能なウェッジを手に入れられるのでおすすめです。
発売年 | 2020年 |
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バウンス角 | 8°/12° |
【キャロウェイ】
MD5 JAWS (4B6158126301N3000)
2019年と少し過去のモデルになりますが、非常にスピン性能が高く人気だったキャロウェイのウェッジです。
ルール限界に設計された溝の鋭いエッジでボールへよく食いつくため、非常にスピン性能の高いウェッジです。
数年前のモデルではありますが、高性能なアプローチウェッジを非常に低価格で手に入れるという選択はいかがでしょうか。
発売年 | 2019年 |
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バウンス角 | 10°/12° |
【キャロウェイ】
JAWS FORGED (4C6160101311N3000)
軟鉄鋳造のウェッジが多い中で、このJAWS FORGEDウェッジはその名の通り軟鉄鍛造になります。
軟鉄鍛造らしい心地よい打感と、軟鉄鍛造でありながらマイクロフィーチャーが搭載されたことによるスピン性能が特徴です。
ツアーグレイ仕上げのスタイリッシュな見た目で、ヘッドの大きさを感じさせない構えやすい見た目でアプローチがしやすいウェッジです。
発売年 | 2023年 |
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バウンス角 | 10° |
【テーラーメイド】
ハイ・トウ スリー ウェッジ (ML-GRIND HI-TOE3 WG KBS-HR2.0)
テーラーメイドウェッジのフラッグシップモデル、ハイ・トゥシリーズの3代目になります。
フェース前面に溝が刻まれており、フェースの中心だけでなく開いた際に斜めに使ったり、わざと芯を外して打ってもスピンがしっかりと入ります。
ソールにもミルドグラインドが施されており抜けがよく、独特な見た目ではありますがアマチュアゴルファーにもやさしいウェッジです。
発売年 | 2022年 |
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バウンス角 | 9° |
【テーラーメイド】
ミルドグラインド3 ウェッジ (JJC40)
テーラーメイドから軟鉄鍛造でツアープロに人気のモデル、ミルドグラインド3になります。
フェース部分だけはノンメッキ加工になっており、錆が生じライに寄らず安定したスピン性能を得られる設計です。
クセのないシンプルなカッコいい見た目で構えやすく、スタンダードな形状でありながらわずかについた錆が玄人っぽさを出しています。
発売年 | 2021年 |
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バウンス角 | 9° |
【PRGR】
R-45 WEDGE (45 GOG45)
簡単に寄せるアプローチをキャリーとランが1:1で打てるように設計されたアプローチウェッジです。
ロフト角は45度と一般的にはピッチングウェッジと同等の角度で、フルショットすることはなくアプローチのためのウェッジになります。
幅の広いソールが縦のミスを軽減し、標準の太いグリップでパターのようにオートマチックにアプローチすることができます。
発売年 | 2008年 |
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バウンス角 | 0.5° |
【キャスコ】
ドルフィンウェッジ セミグースネックタイプ (DW-120G)
複雑なソール形状のクアッドソールが特徴的で、スクエアに構えたままオートマチックにやさしく打てるウェッジです。
ドルフィンウェッジの中でも、こちらはセミグースタイプで通常よりもつかまりやすく低打ち出しのセッティングになります。
アプローチに苦手意識があったり、あまりうまく寄せられない方でも開いたり操作をせずに簡単にスピンの利いたアプローチを打てるのでおすすめです。
発売年 | 2018年 |
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バウンス角 | 6°-1°-1° |
【クリーブランド】
RTX ZIPCORE (RTXZCTSM20)
ショートゲームに非常に強いクリーブランドから2020年に発売されたZIPCOREテクノロジーを搭載したウェッジです。
セラミックピンがインサートされており重心を打点に近づけたことで、心地よい打感と高いコントロール性能となっています。
発売から3年たった今でも人気で高評価のレビューが多いなか、中古で1万円を切るものもありますので、とてもコスパがよくおすすめです。
発売年 | 2020年 |
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バウンス角 | 10° |
【ブリジストン】
BRM2 ウェッジ (B2MS1ISQ00)
日本を代表するゴルフメーカーの一つ、ブリジストンゴルフがプロの声を取り入れスピン性能にこだわって作ったウェッジです。
あたらしいデザインのスリットやミーリングによってスピン性能が劇的に向上し、濡れた状態でもスピンが効くようになっています。
アプローチにおいてスピン量のコントロールは非常に重要ですので、ライによらずにスピンがしっかり入ってくれるのは安心要素です。
発売年 | 2022年 |
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バウンス角 | 8° |
まとめ
多くのゴルファーが利用する中古クラブですが、近年ではウェッジも中古でそろえる方が増えています。
高性能なウェッジはスコアを縮めゴルファーを育ててくれますので、自分に合うクラブを探すため、ぜひ参考にしてみてください。
中古のアプローチウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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