インナー寝袋(インナーシュラフ)は、普通の寝袋の中で二重で使い、寒い冬でも暖かく眠るためのアイテムです。
さらに、夏向けのインナー寝袋であればインナー単体でも使えるため、夏の暑い日にも活躍してくれるでしょう。
この記事では、そんな便利な夏向けインナー寝袋について、メリットなどを詳しくご紹介します。
インナー寝袋が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 夏向けインナー寝袋を使うメリット
- 2 夏向けインナー寝袋を使うデメリット
- 3 夏向けインナー寝袋の選び方
- 4 夏向けインナー寝袋おすすめ10選
- 4.1 【bunny’scamp】インナーシュラフ
- 4.2 【Rocacoco】インナーシュラフ
- 4.3 【Litume】オールシーズン対応 寝袋インナーシュラフ(E625_E628_J)
- 4.4 【COCOON】コクーントラベルシーツ
- 4.5 【Naturehike】インナーシーツ(GTX)
- 4.6 【HOLOMUA】インナーシュラフ 寝袋
- 4.7 【(株)アジアトップトレーディング】寝袋 インナーシュラフ
- 4.8 【STINBELL】インナーシュラフ 軽量
- 4.9 【SEA TO SUMMIT】クールマックスアダプター マミーウィズフード(117)
- 4.10 【Cocoon】IST91 サファリ トラベルシーツ(12550025408000)
- 5 まとめ
夏向けインナー寝袋を使うメリット
夏も冬も大活躍
普通の寝袋では、真夏や真冬の使用には対応温度が適さないことがよくあります。
そのようなとき、わざわざもう一つ寝袋を購入しなくても、夏向けインナーテントがあれば夏も冬も快適に過ごすことが可能です。
夏はそのまま薄手のインナー寝袋だけで使用し、冬は普通の寝袋の中で二重にして使うことで防寒性を高めることができます。
普通の寝袋よりかさばらない
そもそも寝袋は、寝具としてクッション性が重要なため、かさばりやすいアイテムです。
季節ごとに違う寝袋をいくつも揃えようとすると、収納場所に困ってしまうでしょう。
夏用インナー寝袋であれば、普通の寝袋よりもかなり薄手でコンパクトなため収納には困りません。
また、夏向けインナー寝袋ひとつで幅広い季節に対応できるため、荷物を増やしたくない方におすすめです。
コストが安く済む
寝袋は、性能によって価格が幅広く変動するアイテムです。
とくに、真冬に対応できる耐寒性の高い寝袋は、1万円以上するものが多くなります。
夏向けインナー寝袋があれば、夏用・冬用とそれぞれ購入する必要がなくなるため安上がりです。
さらに、夏向けインナー寝袋は普通の寝袋に比べて価格が安いため、かなりコストを抑えることができます。
夏向けインナー寝袋を使うデメリット
防寒性が低め
普通の寝袋にインナー寝袋を重ねて使うことで、耐寒性を高めることができます。
しかし、夏向けインナー寝袋は、暑い中での寝心地を重視するため、インナー寝袋の中でもとくに薄手です。
また、夏は暑く汗をかきやすいため、暖かく蒸れやすいボア素材に毛布生地は向きません。
サラッとした手触りで通気性のよい素材が求められるため、冬の防寒性は低くなってしまします。
クッション性がない
そもそもインナー寝袋は、普通の寝袋の中に入れて使うため、極力薄い作りになっています。
とくに、夏向けの商品はインナー寝袋の中でも薄手なため、クッション性がほぼありません。
夏にインナー寝袋単体で使う場合は、そのままだと体が痛くなってしまうためキャンプマットが必須です。
防水性が低い
インナー寝袋は普通の寝袋の中に重ねて使うことが前提のため、インナー寝袋自体には防水性が備わっていない場合があります。
そのため、夏場に単体で使用する場合は、万が一テントが雨漏れや浸水するとインナー寝袋にも染みてしまうでしょう。
夏場は急な天候の変化で、スコールのような強い雨が降ることがあります。
テント自体を防水性の高いものにしたり、浸水対策で足の高いコットを使用したりするなど対策しましょう。
夏向けインナー寝袋の選び方
形状
夏向けインナー寝袋は、寒い時期には寝袋の中で重ねて使用することになるため、寝袋の形状に合ったものを用意する必要があります。
インナー寝袋の形状は普通の寝袋と同じく、主に「封筒型」と「マミー型」の2種類です。
合わせて使う寝袋の形状と、同じタイプのものを使用しましょう。
サイズ
インナー寝袋を購入する際には、サイズ選びがもっとも重要なポイントです。
夏にインナー寝袋単体で使うならいいですが、寝袋の中に入れて使う場合は、大きすぎず小さすぎないサイズを選ばなければなりません。
寝袋が大きめな場合や、夏に単体で使うことをメインで考えるのであれば、ゆとりのある封筒型がおすすめです。
寝袋がマミー型であれば、インナー寝袋は体にフィットする伸縮性のある商品がよいでしょう。
素材
インナー寝袋に使われる素材はさまざまですが、夏向けの商品であれば「コットン」「シルク」「ポリエステル」などがおすすめです。
「コットン」は自然素材で敏感肌にも優しく、吸湿性に優れています。
「シルク」はしなやかで肌触りがよく静電気が起きないことと、軽量でコンパクトな点が魅力です。
「ポリエステル」は、サラッとした肌触りで速乾性が高く、汗をかく夏に向いています。
メーカー
一般的な寝袋を取り扱っているメーカーであれば、大体インナー寝袋を販売しています。
しかし、インナー寝袋の多くは冬場に防寒性を上げるための冬向けの商品です。
夏向けインナー寝袋は、冬向けの商品に比べると取り扱いが少ないため、トラベルシーツと検索すると見つかりやすいことがあります。
価格帯
インナー寝袋は普通の寝袋に比べると価格は安めです。
とくに夏向けインナー寝袋は、冬向けの商品と比べても比較的安価で、1,000円代の商品もたくさん見つかります。
とはいえ、ブランドや素材によっては高額な商品もあり、シルク製の商品は1万円以上するものが多いです。
夏向けインナー寝袋おすすめ10選
メーカー・商品名 | 重量 | 素材 | タイプ |
---|---|---|---|
bunny’scamp インナーシュラフ | 340g | ポリエステル | 封筒型 |
Rocacoco インナーシュラフ | 350g | ナイロン | マミー型 |
Litume オールシーズン対応 寝袋インナーシュラフ | 450g | ベロア | マミー型 |
COCOON コクーントラベルシーツ | 410g | コットン | 封筒型 |
Naturehike インナーシーツ | 350g | ナイロン | マミー型 |
HOLOMUA インナーシュラフ 寝袋 | 395g | ポリエステル | 封筒型 |
(株)アジアトップトレーディング 寝袋 インナーシュラフ | 450g | ポリエステル | 封筒型 |
STINBELL インナーシュラフ 軽量 | 400g | ポリエステル | 封筒型 |
SEA TO SUMMIT クールマックスアダプター マミーウィズフード | 248g | 記載なし | マミー型 |
Cocoon IST91 サファリ トラベルシーツ | 178g | シルク | 封筒型 |
【bunny’scamp】
インナーシュラフ
プロの登山家である橋谷晃氏が監修した、登山キャンプ向けのインナー寝袋です。
従来品よりも55g軽量化することに成功し、少しでも荷物を軽くしたい登山家のニーズに答えました。
速乾ポリエステル生地で、素早く汗を吸収し放出してくれるため、真夏の熱帯夜でも爽やかな眠り心地になります。
重量 | 340g |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【Rocacoco】
インナーシュラフ
伸縮性の高いストレッチ素材で、かさばらず寝袋の中で使用しやすいインナー寝袋になります。
夏キャンプでこのインナー寝袋を単体で使用する場合も、体に優しくフィットするため寝返りが打ちやすく快適です。
速乾性と抗菌性に優れ、ご家庭の洗濯機で丸洗いが可能なため、汗をたくさんかく真夏でも安心して使うことができます。
重量 | 350g |
---|---|
素材 | ナイロン |
タイプ | マミー型 |
【Litume】
オールシーズン対応 寝袋インナーシュラフ(E625_E628_J)
肌触りのよいベロア生地で、冬は暖かく、夏も優れた吸湿発散性で快適な眠りを提供してくれます。
ベロア生地は静電気が起きやすいことがありますが、この商品の生地は静電気防止加工が施されており安心です。
寝袋の中で重ねて使いやすいマミー型で、冬はフードの巾着を締めて顔周りを覆うことでより保温性を高めることができます。
重量 | 450g |
---|---|
素材 | ベロア |
タイプ | マミー型 |
【COCOON】
コクーントラベルシーツ
キャンプだけではなく、旅行の際のトラベルシーツとしても便利な、夏向けインナー寝袋です。
生地にはコットンが採用され、肌触りがよく汗を吸って風通しがいいため、真夏の夜でもぐっすり眠ることができます。
コットンは重くてかさばりやすいと思われがちですが、この商品のコットン生地は特別な手法で織られており軽量です。
重量 | 410g |
---|---|
素材 | コットン |
タイプ | 封筒型 |
【Naturehike】
インナーシーツ(GTX)
伸縮性に優れたストレッチ素材のナイロンを使用し、体にフィットして寝返りを打ちやすいインナー寝袋です。
夏のキャンプでは暑さで眠りが浅くなりやすく、寝返りを打つことが多くなりますが、この商品であればストレスなく眠れます。
汗をかいてもサラサラでベタつかず、自宅でお昼寝用に使うのにもぴったりです。
重量 | 350g |
---|---|
素材 | ナイロン |
タイプ | マミー型 |
【HOLOMUA】
インナーシュラフ 寝袋
キャンプインストラクター監修の、幅広い季節で少しでも眠り心地がよくなるように開発された夏向けインナー寝袋です。
日本企業が設計・開発を手掛け、国内で品質検査もされている安心で高品質な商品になっています。
吸水速乾性の優れた高品質ポリエステル生地が使用されており、真夏のムシムシした夜でもサラッと快適です。
重量 | 395g |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【(株)アジアトップトレーディング】
寝袋 インナーシュラフ
なんとお値段1,000円以下の、かなりコスパのいい夏向けインナー寝袋です。
安いうえにコンパクトで軽量、おまけに洗いやすく、キャンプや旅先で気軽に使うことができます。
サラサラした肌触りで通気性がよく、ファスナーで足元をオープンにすることで、夏の暑い時も涼しく過ごすことが可能です。
重量 | 450g |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【STINBELL】
インナーシュラフ 軽量
汗をかいてもベタつかず、サラサラした肌触りで夏の夜も快適に眠れる、夏向けインナー寝袋です。
生地に採用されているポリエステルは、吸湿性と速乾性に優れているため、不快な汗をすぐに吸収して放出します。
ダブルファスナーで温度調節もしやすい、まさに夏キャンプにぴったりの商品といえるでしょう。
重量 | 400g |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【SEA TO SUMMIT】
クールマックスアダプター マミーウィズフード(117)
商品名の通り、真夏の蒸し暑い夜に涼しく眠ることができる夏向けの商品になっています。
なめらかで肌触りがよく、肌寒い時には暖かさを、暑い時にはウィックドライ機能によりさわやかな睡眠を提供してくれます。
ストレッチ性も高く、体にフィットしますが窮屈には感じません。
夏に単体で使用するほか、大抵のサイズの寝袋に合わせることができて便利な商品です。
重量 | 248g |
---|---|
素材 | 記載なし |
タイプ | マミー型 |
【Cocoon】
IST91 サファリ トラベルシーツ(12550025408000)
シルクの上質な肌触りで、これ以上ない快適な眠りを提供してくれる夏向けインナー寝袋です。
特殊な技術でキク科の成分を再現した繊維を織り込み、虫よけ効果が備わっている画期的な商品になっています。
虫の多いキャンプではもちろん、夏の蚊が多い時期に自宅で使用するのもおすすめです。
重量 | 178g |
---|---|
素材 | シルク |
タイプ | 封筒型 |
まとめ
冬キャンプでは、マイナス気温対応の冬用寝袋が必需品ですが、わざわざ冬にしか使えない寝袋を買うのは躊躇してしまいますよね。
そのようなとき、インナーを普通の寝袋に付け足すだけで、冬も使用することが可能です。
ぜひこの記事を参考に、自分のキャンプスタイルにぴったりな夏向けインナー寝袋を見つけてください。
夏向けインナー寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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