ゴルフのウェッジにはさまざまな角度があり、アプローチに使用したりバンカーから出したりとたくさんの用途があります。
ですが、コースに持っていける本数は最大で14本と決まっており、自分のプレイスタイルに合うウェッジの角度でセットを組むことが大切になります。
また、ウェッジの角度はボールが置かれている状況によって変化させるために必要です。
そこで本記事では、ウェッジの中でも角度の広い64度のウェッジについてメリットやデメリット、おすすめの商品を紹介しています。
初心者の方でもわかりやすい選び方や人気商品をまとめているので、参考にしてみてください。
64度ウェッジを使うメリット
高く上がり転がりにくい
ゴルフクラブは、フェース面の角度やシャフトの長さによって飛距離が変わります。
フェースの角度が大きいほど上に上がるため飛距離が落ち、転がる力も少なくなります。
また、グリーンの上側にボールを着けた場合、転がしてしまうとミスするリスクが高く、転がりにくいウェッジが効果的です。
そのため、状況に合わせて使い分けることができるので、上達したいゴルファーにおすすめです。
いつも通りのスイングで振れる
64度のウェッジは飛距離が出ないメリットがあり、手元を緩めることなくいつも通りのスイングで振り抜くことができます。
プロがフルショットしても60~70ヤードしか飛ばないウェッジなので、アマチュアプレイヤーではもう少し飛距離が落ちます。
また、1本のクラブでは距離感のコントロールが難しく、飛距離のばらつきを抑えることが可能です。
通常のスイングで100ヤード以下の距離をクラブ別で分けたい時にも役立ちます。
トップしにくい
トップとは、クラブが地面に当たることなくボールに当たりライナーで飛ぶことをいい、ミスショットのひとつです。
元々角度があまり無いクラブでボールを高く上げたい時や、必要以上にフェースを開いてしまうとトップショットになってしまいます。
ですが、64度のウェッジは通常通り構えるだけで開いているので、フェースを開きがちなバンカーショットにも効果的です。
バンカーショットのミスはトップショットが多く、とにかくバンカーから出したい時にも使用できます。
64度ウェッジを使うデメリット
距離のあるショットには向いていない
弾道が高いショットになってしまうため、セカンドショットや100ヤード以上の飛距離があるショットには向いていません。
しかし、打ち下ろしのコースでグリーンに近くまで飛んだ時にミスショットが出にくいクラブのため、ツーオンを狙える可能性が高くなります。
基本的にはグリーン周りや、50ヤード前後のショットに使用する機会が多いクラブです。
風の影響を受けやすい
64度ウェッジは弾道が高いので風の影響を受けやすく、風が強い日は影響が多いクラブです。
プレーしている地上と上空の風向きが違うこともあり、リスクを背負うショットでは少し不安が残る場合があります。
反対に、追い風の時にはリスクオフということで使用することもでき、使い方では安定したスコアを出せるクラブです。
風がどの方向に向いているかを、打つ前に確認してクラブ選択を行いましょう。
64度ウェッジの選び方
ソール形状
ソールはクラブヘッドの底のことで、ボールを打つときにソールが地面と擦れてスムーズに打てます。
64度のウェッジはワイドソールが基本となっていますが、メーカーによって形に違いがあります。
構えた時の先端のトゥ側と手前側のヒール側で形状が違う多面ソールも有名です。
ほかには、キャスコの初心者に優しいドルフィンウェッジなどが人気となっています。
シャフトの硬さ
シャフトの硬さはフレックスと表されることもあり、男性が使用する場合はR、XR、Sが一般的となります。
ウェッジはシャフトは短くなりますが、ヘッドが重たいのでスイング時に曲がってしまうのでフレックスSがおすすめです。
柔らかいシャフトを使用しボールが右に出やすい方は、硬めのシャフトへ差し替えることもできます。
構えた時のフィーリング
ウェッジを構えて地面に置いた時のフィーリングや、振った時の感覚がとても大事です。
グリーン周りのアプローチやパターは、感覚でプレーする方もいます。
そのため、ソールの形状とシャフトの硬さ、両方のフィーリングが良いクラブを選びましょう。
また、ロフト角度が大きいので操作性性が向上し、ボールをコントロールすることが出来るイメージを持つことも可能です。
メーカー
各メーカーウェッジを販売していますが、人気があるメーカーはテーラーメイド、キャロウェイ、キャスコなどが挙げられます。
その中でもボーケイやドルフィンウェッジなど使用感の良さも評価が高いです。
ゴルフクラブはメーカーを揃える風習がありますが、ウェッジだけは他メーカーを使用しているゴルファーも多いです。
ですが、気に入ったデザインや打感などのフィーリングで選ぶこともあります。
価格帯
価格は5,000円以上から20,000円以下で販売されているものが多いです。
ゴルフメーカー大手のタイトリスト、キャロウェイ、テーラーメイドは高い傾向があり、新作はもう少し高い商品もあります。
ゴルフに興味があり、これから始める方でも10,000円前後のクラブの購入をおすすめします。
あまり安すぎるとスピン量が少なくボールが止まらなかったりするので、おすすめしている商品を参考にしてみてください。
64度ウェッジおすすめ6選
メーカー・商品名 | ヘッド材料 | バランス |
---|---|---|
クリーブランドゴルフ RTX FULL-FACE | 軟鉄 | D5 |
キャロウェイ SURE OUT | ステンレス | D2 |
キャスコ DW-118 BLK | 軟鉄 | D3 |
キャスコ DW-123Copper | 軟鉄 | D3 |
テーラーメイド HI TOE 64ATV | 軟鉄 | 記載なし |
オノフ フロッグスリープII | 軟鉄 | D3 |
【クリーブランドゴルフ】
RTX FULL-FACE(NS950)
ふわりと浮かせてピタッと止めるをコンセプトに、RTX ZIPCOREテクノロジーを搭載したウェッジです。
バンカーショットやロブショットも打ちやすく、トゥ側でも高いスピン性のを発揮するためミスショットを減らせます。
また、低重心で余剰重量はトゥ側に配置しているので、安定したスピンと初速を実現します。
ヘッド材料 | 軟鉄 |
---|---|
バランス | D5 |
【キャロウェイ】
SURE OUT(420764005522430)
ゴルフインストラクターのハンク・ヘイニーと、キャロウェイのコラボレーションで生まれたウェッジです。
フェースに合わせて構えるだけでバンカーショットがシンプルに打てるため、シェアアウトと名付けられました。
バウンスは高くて丸みがあり、砂や深いラフからでもフェースを開かなくても優しいショットを打つことができます。
ヘッド材料 | ステンレス |
---|---|
バランス | D2 |
【キャスコ】
DW-118 BLK
ドルフィンウェッジシリーズのストレートタイプのウェッジです。
地面に潜らない、刺さらないソールを採用しており通常のスイングでバンカーやラフから脱出させることが可能です。
重心バランスをトゥ側にすることで打点のバラツキを抑え、打球の方向安定性を向上させています。
ヘッド材料 | 軟鉄 |
---|---|
バランス | D3 |
【キャスコ】
DW-123Copper
ソール形状が特殊で他メーカーにはない、クアッドソールXを採用しているウェッジです。
カットオフ・トゥは抵抗が少なく抜けの良さが向上しており、ヒールフィンはバンカーでも潜りにくくなっています。
フェース面には富士溝設計で最適なスピン量を安定して発揮します。
類を見ないソール形状でバンカーショットが苦手な方は得おすすめです。
ヘッド材料 | 軟鉄 |
---|---|
バランス | D3 |
【テーラーメイド】
HI TOE 64ATV(IRSMGWGHITOE64ATVDGS)
ヘッドの形状はトゥ側を高くしたHI -TOEデザインを採用しています。
フェース全体にスコアラインを並べてあるので、どこに当たっても安定したスピンをかけることが出来ます。
ソールはATVデザインでラフやバンカーに対応できる形状で、どんなライでも適応しスイング打てて人気です。
ヘッド材料 | 軟鉄 |
---|---|
バランス | 記載なし |
【オノフ】
フロッグスリープII
力む必要性がなくいつも通りのスイングでバンカーから脱出できる初心者に優しいウェッジです。
バンカーやアプローチが苦手な方でも安心して使用できる、スーパーワイドツインカットソールを採用しています。
地面に刺さることも少なくなり、トップのミスを減らしたい方にとてもおすすめです。
ヘッド材料 | 軟鉄 |
---|---|
バランス | D3 |
まとめ
ウェッジの64度はフェースを広げることなく上へ飛ばすことが出来るクラブです。
いつも通りのスイングでバンカーからアウトすることができるため、主にバンカーやアプローチとして使用し、バンカーが苦手な方におすすめの番手です。
64度ウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方