ゴルフのショートゲームで欠かせないウェッジですが、近年ではロフトが立っているゴルフクラブが多く、44度のウェッジが必要なゴルファーも出てきました。
ですが、各メーカーから出てくる商品の中から何を選んだら良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、44度のウェッジのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
適切なウェッジ選びでスコアアップにつなげるためにも、是非参考にしてみてください。
44度のウェッジを使うメリット
距離のコントロールがしやすい
ウェッジは短いショットで使われるため、特定の距離をピンポイントで打つ必要があります。
44度のウェッジは、通常のアイアンに比べて重心が高めに設計されているのが特徴です。
そのため、スピンをかけてとめたり、微妙な距離をコントロールしたりするのに適しています。
また、狙った距離より飛びすぎてトラブルになることも解消されるでしょう。
距離の長いバンカーショットが打ちやすい
ある程度クラブの長さとロフトがあるので、普通に打っても距離が出るバンカーショットが可能です。
SWで距離の長いバンカーショットを打つ場合、スタンスやスイング幅を調整する必要があり、高い確率でミスショットになります。
そのため、距離のあるバンカーショットが苦手な方にもおすすめです。
アプローチの際に違和感なくショットできる
アイアンの44度とウェッジの44度では形状が異なります。
アイアンはフルショットするために設計されていますが、ウェッジはバウンスやエッジも含めアプローチを想定して作られています。
そのため、アイアンでランニングアプローチのイメージが出ないゴルファーは違和感なくアプローチができますのでおすすめです。
44度のウェッジを使うデメリット
商品数が少ない
44度のウェッジは、販売しているメーカーが少ないのがデメリットです。
一般的なロフトのウェッジではないため在庫も少なく、欲しいモデルがある場合は早めに購入した方が良いでしょう。
また、44度だけ自分の好きなメーカーやモデルとは違うクラブになることもありますので、注意が必要です。
飛距離が出にくい
44度のウェッジはコントロール性を重視していますので、通常のアイアンより距離が出にくくなっています。
そのため、44度のウェッジでもとにかく飛距離を追求するゴルファーにはおすすめできません。
また、スピンもかかりやすくなっているので、転がりにくくなることも注意しておきましょう。
長さや重さがバラバラになりやすい
そもそも品揃えが少ないため、44度だけ孤立したクラブになりがちです。
そのため、アイアンセットのPWより長くなったり、軽くなったりする可能性があります。
そうなるとクラブの重量フローが崩れてしまい、狙った距離が出ないケースがあります。
購入前に重量や長さのチェックをしておくといいでしょう。
44度ウェッジの選び方
自分のアイアンセットのPWのロフトを調べる
自身が使用しているアイアンセットのPWのロフトは必ず調べましょう。
仮に、今使用中のPWのロフトが同じ44度なら、購入する意味がほぼなくなってしまいます。
各番手のロフト間隔は4度程度が理想的です。
そのため、使用中のPWのロフトが40度、その次の番手が48度の範囲にいるゴルファーは、是非投入を検討しましょう。
自分のアイアンセットのPWの重量を調べる
ゴルフクラブは、長さが短くなるにつれて重くしていくのがセオリーです。
そのため、短い方が軽くなるとバランスが悪くなり振りづらくなります。
メーカーの公式HPでスぺックが公開されていますので、そこで簡単にチェックができます。
また、44度のウェッジにも自分のPWと同じシャフトがラインナップされていた場合、それを選択するのは問題ありません。
使用目的を決める
同じ44度でもモデルによって全く性質が異なります。
よりコントロール性能を求める方は、操作性重視のモデルがおすすめです。
逆に、ある程度オートマチックに打ちたい方は、キャビティの芯が広いタイプを選ぶとミスショットが減り、ゴルフが簡単になります。
また、ランニングアプローチ専用が欲しい方は、チッパーのような形状のモデルもありますので、そちらも試してみるのもいいでしょう。
メーカー
44度のウェッジを展開しているメーカーは少ないので、ある程度おすすめできるメーカーは限られてきます。
その中でも、ミズノとフォーティーンの2社が候補として挙げられます。
ミズノはカスタム対応の幅が広く、発売してからも廃版になりにくいのが特徴です。
フォーティーンはロフト、シャフトのバリエーションが豊富のため、セッティングが組みやすいのが特徴です。
価格帯
相場は15,000円前後で、中古なら5,000円前後でも購入が可能です。
もっと安価や高価なモデルもありますが、ゴルフクラブは値段で性能が決まっている訳ではありません。
ご自身の力量や、セッティングにマッチしたモデルを選ぶことをおすすめします。
本記事では様々な価格帯のモデルを紹介していますので是非参考にしてみてください。
44度のウェッジおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | ネック形状 |
---|---|---|
フォーティーン DJ-5 | オートマチック | グースネック |
キャスコ ドルフィンDW-120G | オートマチック | グースネック |
ミズノ S23 | オートマチック | ストレートネック |
アルペン ヨルンダ7 | オートマチック | グースネック |
東邦ゴルフ 匠forged | 操作性重視 | ストレートネック |
ミズノ T22 | 操作性重視 | ストレートネック |
フォーティーン DJ-4 | オートマチック | グースネック |
フォーティーンDJ-33 | オートマチック | グースネック |
キャスコ ドルフィンDW-115G | オートマチック | グースネック |
ミズノ JPX200X | オートマチック | グースネック |
【フォーティーン】
DJ-5(DJ-5 WEDGE NS-DS-91w)
同メーカーのDJ-4の後継モデルであり、やさしさを求めるゴルファーには、このDJ-5がおすすめです。
前作で好評だったソール形状を引き継ぎ、今回はリーディングエッジを削った結果ざっくりしにくいクラブに仕上がっています。
また、キャビティバック構造でミスショットにも強く、グースネックになっているため見た目の安心感も得られます。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【キャスコ】
ドルフィンウェッジ(DW-120G)
最新のドルフィンウェッジはさらにソール形状が進化しており、地面に刺さらない工夫が施されています。
特徴的なソール形状により、バンカーショットが苦手なゴルファーには特におすすめです。
もちろん、距離の長いバンカーショットでも活躍できます。
ヘッドがメッキ仕様とノーメッキの2種類あるので、好みのモデルを選択できるのもメリットです。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【ミズノ】
S23
見た目はプロモデルのようにシャープな顔つきですが、打ってみるとアベレージ向けのようにやさしいモデルです。
ミズノのシャープな見た目が好きで、ある程度オートマチックに打っていきたいゴルファーにおすすめです。
サテン仕上げとカッパーコバルト仕上げの2種類からヘッドを選択できます。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | ストレートネック |
【アルペン】
ヨルンダ7
チッパー型のクラブのため、グリーン周りのアプローチに特化したクラブです。
アプローチが特に苦手で、オートマチックにランニングアプローチを徹底したいゴルファーにおすすめです。
ただし、長さがパター程度のため、フルショットには向きませんのでご注意ください。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【東邦ゴルフ】
匠forged
クラブ製造のパイオニアとして注目を浴びている、東邦ゴルフがおすすめするウェッジがこの匠forgedです。
流通数が少ない44度のウェッジも作成されており、スピン性能、操作性も申し分ありません。
他の人とかぶりたくない、一緒のクラブを使いたくないゴルファーには特におすすめです。
タイプ | 操作性重視 |
---|---|
ネック形状 | ストレートネック |
【ミズノ】
T22
ミズノならではの心地よい打感が得られる、本格派のウェッジです。
ストレートネックのため、操作性を重視するゴルファーが扱いやすい形状になっています。
4種類のソールバリエーションがありますが、44度があるのはフルショットが打ちやすいSグラインドソールのみとなります。
また、ミズノは古いモデルも継続して販売してくれるのもメリットの一つです。
タイプ | 操作性重視 |
---|---|
ネック形状 | ストレートネック |
【フォーティーン】
DJ-4
「アマチュアでもプロのようなスピンのきいたボールがラクに打ちたい」というプレーヤーのために開発されたDJ-22の後継モデルです。
ルールぎりぎりのフェース製法で、強烈なスピン性能を発揮します。
もちろん、ダフリ気味でもミスを最小限に抑え、安定したアプローチを生み出します。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【フォーティーン】
DJ-33
やさしさを追求したモデルのDJシリーズで、DJ-22の後継機種です。
前作のセミグースからグースネックになったことで、より安定感のある印象になっています。
また、グースネックの欠点はフェースの開きにくさが挙げられますが、開いても構えやすい形状になっているのも特徴です。
オートマチックに打ちたいゴルファーにおすすめです。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【キャスコ】
ドルフィンウェッジ(DW-115G)
アマチュアゴルファーが、どんな状況でもやさしくショットできるように設計されたのが、このドルフィンウェッジです。
ソールに特徴的なフィンがあり、バンカーやラフでもクラブが抜けやすい設計になっています。
見た目は普通のクラブですが、機能的にはお助けクラブに近い位置づけになります。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
【ミズノ】
JPX200X(5KJKB57282)
アイアンセットの流れを組んだモデルで、弾き感があるフェースのため飛距離が出やすいのが特徴です。
JPX200Xが通常4本セットのため、PW以降の番手が無い方は追加で投入した方がセットの流れが良くなるためおすすめです。
タイプ | オートマチック |
---|---|
ネック形状 | グースネック |
まとめ
適切なウェッジは個人のプレースタイルやレベルによって異なります。
そのため、プロショップなどで相談しながら実際に試打して、自分に合ったクラブを見つけることもおすすめします。
44度のウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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