ロードバイクは外を走る気持ちよさが魅力的ですが、雨や寒い日など、外で走るのがおっくうな時もあるでしょう。
室内でロードバイクに乗れるローラー台は、時間が限られた中のトレーニングやウォームアップなど、幅広い場面で活躍します。
この記事では、ロードバイク用ローラー台を検討中の方に向けて、ローラー台を使うメリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、音の静かなおすすめローラー台10選をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク用ローラー台を使うメリット
- 2 ロードバイク用ローラー台を使うデメリット
- 3 ロードバイク用ローラー台の選び方
- 4 ロードバイク用ローラー台おすすめ10選
- 4.1 【ミノウラ】後輪固定サイクルトレーナー(LR341)
- 4.2 【ミノウラ】ハイブリッドローラー (FG542)
- 4.3 【ミノウラ】スマートターボ KAGURA 神楽(LSF9300)
- 4.4 【グロータック】GT-ROLLER Q1.1 4本ローラー台(GRT-K-00030)
- 4.5 【FEEDBACK SPORTS】Portable Bike Trainer(17084)
- 4.6 【エリート】TURNO(TT72001)
- 4.7 【エリート】NOVO(0111303)
- 4.8 【ThinkRider】A2 サイクルトレーナー
- 4.9 【CXWXC】サイクルトレーナー 固定ローラー台(GT-05)
- 4.10 【Sportneer】固定式 自転車ローラー
- 5 まとめ
ロードバイク用ローラー台を使うメリット
いつでもロードバイクに乗れる
せっかくの休日にロードバイクに乗ろうと思っていたのに、思いがけず雨が降って断念してしまったことは1度や2度あるでしょう。
ローラー台の大きなメリットは、天候や気温に左右されず屋内でロードバイクに乗れる点です。
雨が降っている時や、真冬や真夏の外出がためらわれる時でも、ローラー台があればいつでも乗れ、モチベーションを保つことができます。
効率よくトレーニングできる
ローラー台は一定のペースでペダルを回せるため、心拍やパワーなどの指標を用いて効率的にトレーニングできます。
実走トレーニングはまとまった時間が必要ですが、ローラー台は高い負荷をかければ1時間程度でも十分追い込むことができます。
また、平日は仕事をしている会社員の方も、出勤前や終業後の合間を縫って、短い時間でトレーニングすることが可能です。
レース前のアップに便利
レースなどのイベントに参加するのであれば、ローラー台は必須アイテムの一つです。
レース前のウォーミングアップでは、低負荷から乗り始めて、少しずつ負荷を高めることで身体に刺激を入れることが大切です。
レース会場は他の参加者のロードバイクも多く、ウォーミングアップのために無闇に走行するのは危険なため、安全面からもローラー台を活用しましょう。
ペダリング技術の向上
ロードバイクは高度なペダリング技術がなくとも簡単に進めますが、その反面ペダリング技術が軽視されがちです。
効率の良いペダリングは、よりラクに、より速くロードバイクを漕げるようになるためのとても大切な技術の一つです。
車や信号に気を使う実走と違い、ローラー台はペダリングに集中できますので、技術向上も図れます。
ロードバイク用ローラー台を使うデメリット
音や振動が発生する
モデルにもよりますが、ローラー台は音や振動が出やすい道具である点には注意が必要です。
特に、マンションなどの集合住宅に住んでいる方は、近隣の迷惑とならないように早朝や深夜の使用を避けるなど、特段の配慮が必須になります。
音や振動が気になる方は、静音性の高いモデルを選んだり、振動軽減マットの使用がおすすめです。
タイヤの消耗が早い
ローラー台は、タイヤとローラーの摩擦により負荷をかけますが、タイヤは実走と比べて早く消耗してしまう傾向にあります。
ロードバイクのタイヤは決して安くない消耗品ですので、すぐに減ってしまうのは困りますよね。
ローラー台に乗る頻度が高い方は、ローラー用として販売されているタイヤを使用すると良いでしょう。
汗対策が必要
ロードバイクは外での走行中は常に風を受けているため、汗が蒸発することで涼しく感じます。
一方、ローラー台は風を全く受けないため、体温が上がって汗をかいても蒸発せずに、次々と身体から垂れていきます。
汗はロードバイクの部品を劣化させてしまいますし、床に大量の汗が溜まるのは不衛生ですよね。
汗対策としては、扇風機を活用したり、ロードバイクに着ける汗防止カバーなどを活用しましょう。
単調で飽きやすい
ローラー台は景色が変わらないため、単調で飽きやすい点もデメリットでしょう。
ローラー台を導入しても、単調なライドを続けるのがつまらなくて乗らなくなってしまったという方も少なくありません。
少しでも飽きを感じさせないように、音楽を聴いたりタブレット端末で好きな映像を流すのもおすすめです。
ロードバイク用ローラー台の選び方
ローラー台の種類を確認する
ローラー台は「3本ローラー」「固定ローラー」「ハイブリッド式」「ダイレクトローラー」など種類はさまざまです。
3本ローラーは、漕ぎ続けるのにバランスを取る必要がありますので、乗車スキルの向上に向いています。
固定ローラーやダイレクトローラーは転倒リスクが低く、負荷調整も容易なため脚力を向上するトレーニングに向いています。
それぞれ目的や機能性が異なるため、ローラー台の使い方などをよく考えた上で種類を選択しましょう。
静音性をチェック
特に自宅でのトレーニング用としてローラー台を検討しているのであれば、静音性の確認はマストです。
一般的には、3本ローラーが最も音や振動が大きく、固定ローラーやハイブリッド式は中間程度、ダイレクトローラーが最も静かなローラーになります。
静音性が高いモデルほど価格も高くなる傾向にありますが、ローラーの使用頻度が高い人は静音性の高いモデルを選びましょう。
折り畳みやすさを確認する
ローラー台を常時設置しておける広いスペースがあれば別ですが、そうでない方はローラー台の折り畳みやすさも重要です。
ローラー台は重たいアイテムのため、毎回の出し入れやセッティングは案外と負担になります。
折り畳みやすいモデルは、レース会場に持参するために車に積む機会が多い方にとっても便利にお使いいただけます。
ローラー台メーカーから選ぶ
ローラー台の利便性や静音性、精度などにこだわるのであれば、ローラー台を長年販売している有名メーカーがおすすめです。
国内メーカーで最も有名なメーカーは「ミノウラ」のローラー台です。
海外メーカーでは、イタリアの「エリート」やオランダの「タックス」などは品質の高いローラー台を多数ラインナップしています。
初めてのローラー台で違いがわからないという方は、上記3メーカーから選べば大きな失敗はしないでしょう。
ロードバイク用ローラー台の価格帯は?
ロードバイク用のローラー台は、安ければ1万円前後、ハイエンドモデルは10万円越えと、価格帯にかなり幅があります。
安いモデルでもローラー台に乗るという目的は叶えられますが、静音性や利便性などは上位モデルには敵いません。
ハイエンドモデルには、パワーメーターが内蔵されており、バーチャル上でサイクリングを楽しめる「Zwift」に対応するモデルもあります。
ロードバイク用ローラー台おすすめ10選
メーカー・製品名 | 種類 | 重量 | 負荷段階 |
---|---|---|---|
ミノウラ 後輪固定サイクルトレーナー | 固定式 | 6.2kg | 段階不明 |
ミノウラ ハイブリッドローラー | ハイブリッド式 | 10.1kg | 7段階 |
ミノウラ スマートターボ KAGURA 神楽 | ダイレクトドライブ式 | 25.6kg | スプロケギア数 |
グロータック GT-ROLLER Q1.1 4本ローラー台 | 4本ローラー式 | 13.5kg | 5段階 |
FEEDBACK SPORTS Portable Bike Trainer | ハイブリッド式 | 6.21kg | 自動 |
エリート TURNO | ダイレクトドライブ式 | 記載なし | スプロケギア数 |
エリート NOVO | 固定式 | 9.8kg | 8段階 |
ThinkRider A2 サイクルトレーナー | ダイレクトドライブ式 | 17kg | スプロケギア数 |
CXWXC サイクルトレーナー 固定ローラー台 | ハイブリッド式 | 7kg | 3段階 |
Sportneer 固定式 自転車ローラー | 固定式 | 6.8kg | 6段階 |
【ミノウラ】
後輪固定サイクルトレーナー(LR341)
Amazonのローラー台部門でベストセラー1位の定番固定式ローラー台です。
ミノウラ独自のアドバンスドマグターボと呼ばれる負荷装置がついており、ネオジウム磁石による負荷調整でヒルクライムに向けた練習に最適です。
地面との接地面には厚手のゴムがついており、振動対策にも配慮されています。
コスパも高く、初めてのローラー台としてもおすすめの商品です。
種類 | 固定式 |
---|---|
重量 | 6.2kg |
負荷段階 | 段数不明 |
【ミノウラ】
ハイブリッドローラー (FG542)
ハイブリッド式ローラーは、フォークを固定することで安全性を確保しながら、後輪はローラーにより自然な実走感を得られます。
こちらのローラーはハンドル側の高さを5段階で調整できるため、ヒルクライムのポジションを再現してトレーニングする事も可能です。
マグネット式磁気抵抗器により7段階の負荷を変更でき、ウォームアップからパワートレーニングまで幅広く活躍するローラーです。
種類 | ハイブリッド式 |
---|---|
重量 | 10.1kg |
負荷段階 | 7段階 |
【ミノウラ】
スマートターボ KAGURA 神楽(LSF9300)
室内でハードなトレーニングをしたいという方におすすめのダイレクトドライブ式ローラーです。
後輪部分を装着する本体は左右に揺れることで、限りなくリアルな実走感を実現しています。
ダイレクトドライブの本体重量は約25kgとかなり重いモデルですが、使用後は小さく折りたたむことでコンパクトになる、便利なローラーです。
種類 | ダイレクトドライブ式 |
---|---|
重量 | 25.6kg |
負荷段階 | スプロケギア数 |
【グロータック】
GT-ROLLER Q1.1 4本ローラー台(GRT-K-00030)
こちらのローラー台は、通常の3本ではなく4本のローラーで構成された珍しいローラー台です。
4本ローラーにすることで安定性が高く、より実走に近い感覚を実現しました。
エレベーター機能によって最大10%までの勾配を再現し、5段階の負荷調整が可能なため、実走に近いヒルクライムトレーニングも可能です。
3本ローラータイプではトップクラスの低振動性を誇ります。
種類 | 4本ローラー式 |
---|---|
重量 | 13.5kg |
負荷段階 | 5段階 |
【FEEDBACK SPORTS】
Portable Bike Trainer(17084)
折りたたむと約65cmまでコンパクトになり、付属している専用ケースに入れることで持ち運びに便利なローラー台です。
採用しているローラー台は静寂性に優れ、回転数が上がると自動的に負荷が高まる特別な技術を用いています。
レースのウォーミングアップ用に持ち出すことが多い方にも、収納スペースが限られている方にも好評を得ています。
種類 | ハイブリッド式 |
---|---|
重量 | 6.21kg |
負荷段階 | 自動 |
【エリート】
TURNO(TT72001)
エリートのTURNO(トゥルノ)は、パワフルながらとにかく静かで高いコスパを誇るダイレクトドライブ式ローラー台です。
スピードやケイデンス、パワー等のデータをパソコンやスマホ、タブレットに送信する送信機が本体に内蔵されているため、Zwiftなどのサービスも利用可能です。
本体内のフルード式負荷ユニットが高い静音性を実現しています。
種類 | ダイレクトドライブ式 |
---|---|
重量 | 記載なし |
負荷段階 | スプロケギア数 |
【エリート】
NOVO(0111303)
エリートのNOVOは1,090Wもの負荷を生み出すFORCEマグユニットを採用したモデルで、レースに向けたトレーニングにぴったりです。
静音性とタイヤの耐摩耗性に優れたエラストGELローラーを採用しています。
大きなレバーのため、女性でもロードバイクのセッティングが容易なファスト・フィキシングレバーなど、基本装備が充実しています。
種類 | 固定式 |
---|---|
重量 | 9.8kg |
負荷段階 | 8段階 |
【ThinkRider】
A2 サイクルトレーナー
静音性の高いダイレクトドライブ式の中で、特に高いコスパをお求めの方におすすめのローラー台です。
騒音レベルは58dbと比較的静かなため、近隣への影響を気にする方に向いています。
パワーメーターも内蔵しており、数字に基づいた着実なトレーニングが可能です。
小型でシンプルなため、部屋に置いていても存在感がありすぎない点も人気です。
種類 | ダイレクトドライブ式 |
---|---|
重量 | 17kg |
負荷段階 | スプロケギア数 |
【CXWXC】
サイクルトレーナー 固定ローラー台(GT-05)
コンパクトに折りたため、持ち運びや収納しやすさに長けているハイブリッド式ローラー台です。
後部のローラー下部についているレバーにより3段階の負荷調整が可能で、高負荷状態では最大800wの負荷を掛けられます。
工場でアッセンブルされた状態で届きますので、面倒な組み立ての必要もなく、到着後すぐにお乗りいただけます。
種類 | ハイブリッド式 |
---|---|
重量 | 7kg |
負荷段階 | 3段階 |
【Sportneer】
固定式 自転車ローラー
コスパに優れた固定ローラーをお求めの方におすすめなSportneerのローラー台です。
ローラーの軸にはアルミ素材を採用しており、滑らかなトレッド面に負荷がかかるため、騒音も抑えられています。
未使用時には、コンパクトに折りたたんで部屋の隅に収納可能です。
6段階の負荷により、フィットネスからトレーニングまで幅広くご使用いただけます。
種類 | 固定式 |
---|---|
重量 | 6.8kg |
負荷段階 | 6段階 |
まとめ
ロードバイク用のローラー台は1台持っておけば、天候や時間に左右されずロードバイクに乗れる便利なアイテムです。
ぜひこの記事をご覧になり、目的や用途に合うローラー台が見つかれば幸いです。
ロードバイク用ローラー台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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