ロードバイクでロングライドをしていると、美しい景色を目の当たりにすることも少なくありません。
綺麗な写真を残す手段としてスマートフォンが便利な時代ですが、一眼レフにはスマホでは撮れない写真が撮れるという大きなメリットがあります。
この記事では、ロードバイク向けの一眼レフを検討されている方に向けて、ロードバイクで一眼レフを使うメリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、持ち運びやすいモデルを厳選し、おすすめ10選としてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク向け一眼レフを使うメリット
- 2 ロードバイク向け一眼レフを使うデメリット
- 3 ロードバイク向け一眼レフの選び方
- 4 ロードバイク向け一眼レフおすすめ10選
- 4.1 【Canon】EOS Kiss X90 標準ズームキット (EOSKISSX901855IS2LK)
- 4.2 【Canon】EOS Kiss X10 標準ズームキット(KISSX10BK-1855ISSTMLK)
- 4.3 【Canon】EOS 6D レンズキット(EOS6D2470ISLK)
- 4.4 【ソニー】デジタル一眼レフカメラ α100 ズームレンズキット(DSLRA100K/B)
- 4.5 【Nikon】デジタル一眼レフカメラ D3200 レンズキット(D3200LKBK)
- 4.6 【Nikon】デジタル一眼レフカメラ D5500 ダブルズームキット(D5500WZBK)
- 4.7 【Nikon】デジタル一眼レフカメラ D750 24-120VR(D750LK24-120)
- 4.8 【PENTAX】デジタル一眼レフカメラ K-x ダブルズームキットホワイト(K-xWZK)
- 4.9 【PENTAX】K-3 Mark III 20-40mmLTDWRレンズキット(19974)
- 4.10 【PENTAX】 K-1 Mark II 28-105WR レンズキット フルサイズ(16007)
- 5 まとめ
ロードバイク向け一眼レフを使うメリット
スマホでは撮れない写真が撮れる
ロードバイク向けの一眼レフでは、なんといってもスマホでは撮れないような写真を撮れる点でしょう。
スマホはスナップ写真はとても綺麗に撮れますが、ズームやボケといった表現方法ではまだまだ一眼レフに敵いません。
また、後から写真を編集するためにRAW形式で撮影したいという方にも、一眼レフがおすすめです。
スマホでの写真に満足できないという方は、ぜひ一眼レフをご検討ください。
レンズを替えれば表現は無限大
一眼レフカメラのメリットは、カメラレンズを交換することで狙った構図の写真を撮れることです。
景色の撮影がメインであれば広角レンズ、レースの撮影であれば望遠レンズ、花の撮影であればマクロレンズなど、最適な撮影方法を選択できます。
撮影による表現が無限にある点は、一眼レフならではの魅力です。
ロードバイクのモチベーションアップ
美しい景色と出会えるロードバイクは、カメラととても相性のいい趣味です。
単にロードバイクに乗るだけではモチベーションが湧かないという方も、一眼レフで写真を撮ることを目的に加えることで、ロングライドの動機づけになります。
今まではスマホで撮影していたという方は、一眼レフを導入することでさらにロングライドが楽しみになるでしょう。
ロードバイク向け一眼レフを使うデメリット
故障に注意
自然環境でロードバイクに乗っている以上、突然の雨や交通事故、落車といったトラブルの可能性をゼロにすることはできません。
一眼レフは精密機器のため、事故により強い衝撃が加わると最悪の場合故障してしまいます。
高価な一眼レフが故障してしまわないよう、落下などの対策を取ったり、より一層の注意を払う必要があります。
持ち運びには重たい
一眼レフカメラはペットボトル1~2本分程度の重さがありますので、当然ながら持つことの重さは感じてしまいます。
ですが、ストラップで身体にしっかりと密着させていれば、巡航中は案外重さは気になりません。
ストラップを短めにし、前傾姿勢の背中に乗せるようにするのがコツです。
ダンシングなど激しい動きでは邪魔に感じやすいですが、丁寧なダンシングを心がけることでクリアできるでしょう。
乗車中の撮影は不可
スマホはもちろん、一眼レフカメラも、ロードバイク乗車中の撮影は大変危険です。
仮に一眼レフを操作できても手ブレが発生したり、構図が上手く決まらなかったりと、乗車しながらの撮影にメリットはありません。
ロードバイクでの一眼レフは、ライドと降車を繰り返しながら進むというゆったりとした気持ちが必要です。
ロードバイク乗車中の映像を残したい方は、GoProの活用もおすすめです。
スマホで十分な場合もある
前述のように、一眼レフはスマホでは撮影できないような写真を撮ることができます。
ですが、写真撮影はスナップショット程度という方は、スマホでも十分に綺麗な写真を残せます。
せっかく一眼レフを導入しても使わなかったということの無いよう、ご自身が撮影したい写真に一眼レフが必要かどうか、あらかじめよく考えることが大切です。
ロードバイク向け一眼レフの選び方
重さをチェックする
ロードバイク向けに一眼レフを選ぶのであれば、重量の確認はマストです。
カメラの総重量はレンズによって変わりますので、ボディ重量が500g前後の一眼レフであれば比較的軽い部類になります。
当然ながら軽い一眼レフの方が走行中の負担は少なくなりますが、軽量なモデルはカメラの性能を犠牲にしていることもあります。
一眼レフの重さも大切ですが、カメラに求める性能とのバランスを取りながらモデルを選びましょう。
防塵・防滴性をチェックする
ロードバイクに乗る以上、いつどこで雨に降られるかわかりませんので、防塵防滴性能は必ず確認しましょう。
多くの一眼レフは密閉性が高く、少々の雨でたちまち水没してしまうようなことはありません。
大切なことは、一眼レフがどの程度濡れてしまうと故障してしまう可能性があるのかを確認することです。
また、一眼レフを携えてロードバイクに乗る時には、雨に備えてジップロックなど密閉できる袋も用意しましょう。
頑丈さを確認する
一眼レフを持った状態での落車はなんとしても避けたいですが、万一の時に備えて一眼レフ自体の頑丈さを確認しましょう。
衝撃に強い素材としては、アルミニウムやマグネシウム合金が使われているボディが挙げられます。
ただしいくら頑丈な一眼レフでも、落車による衝撃に必ず耐えられるような強度を持つモデルはありません。
一眼レフを持ってロードバイクに乗る時には、細心の注意を払うようにしましょう。
必要な性能を満たしているか確認する
ロードバイクにわざわざ重たい一眼レフを持っていくのであれば、スマホでは撮れないような思い通りの写真を撮りたいですよね。
好みの写真を撮るためにも、携帯性にとらわれすぎず、必要な性能を満たした一眼レフを選ぶことが重要です。
例えば、ロードバイクに乗る仲間の写真を撮影するのであれば、連写性能が高いモデルだといい写真を残しやすいでしょう。
メーカーから選ぶ
一眼レフは、キヤノンやニコン、ソニー、リコーなどさまざまな国内メーカーが参入しています。
どれも性能は申し分ないカメラメーカーですが、操作性やデザイン、写真の雰囲気などには違いがあります。
機能面やデザイン、メーカーイメージなど、お好きな観点で比較してモデルを選んでください。
ロードバイク向け一眼レフの価格帯
一眼レフカメラは、エントリーモデルであれば5万円程度から、ハイエンドモデルになると50万円以上と、かなり価格レンジに幅があります。
一眼レフ初心者であれば、10万円前後で購入できるエントリーモデルから選ぶとよいでしょう。
また、ロードバイクに乗る以上落車などで故障してしまう可能性もあるため、万が一壊れてしまっても諦められる価格帯から選ぶことをおすすめします。
ロードバイク向け一眼レフおすすめ10選
メーカー・製品名 | センサーサイズ | ボディ重量 | その他機能 |
---|---|---|---|
Canon EOS Kiss X90 標準ズームキット | APS-C | 427g | 手ぶれ補正、顔認証機能 |
Canon EOS Kiss X10 標準ズームキット | APS-C | 449g | 手ぶれ補正、顔認証機能、瞳AF、4K動画 |
Canon EOS 6D レンズキット | フルサイズ | 680g | 手ぶれ補正、GPS機能 |
ソニー デジタル一眼レフカメラ α100 ズームレンズキット | APS-C | 545g | ボディ内手ぶれ補正 |
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3200 レンズキット | APS-C | 455g | 11点AFシステム、ライブビュー撮影 |
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5500 ダブルズームキット | APS-C | 470g | タッチパネル、バリアングル液晶モニター |
Nikon デジタル一眼レフカメラ D750 24-120VR | フルサイズ | 750g | アングル液晶モニター、顔認識機能 |
PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-x ダブルズームキット | APS-C | 580g | 新オートピクチャーモード、ボディ内手ぶれ補正 |
PENTAX K-3 Mark III 20-40mmLTDWRレンズキット | APS-C | 735g | 視野率100%ファインダー、ボディ内手ぶれ補正 |
PENTAX K-1 Mark II 28-105WR レンズキット フルサイズ | フルサイズ | 925g | 耐環境性能、ボディ内手ぶれ補正、フレキシブルチルト式モニター |
【Canon】
EOS Kiss X90 標準ズームキット (EOSKISSX901855IS2LK)
EOS Kiss X90は、国内の一眼レフメーカーで最も高いシェアを誇るCanonのエントリーモデルです。
18mm〜55mmの標準的なズームレンズキットがリーズナブルに手に入るため、一眼レフデビューを考えている方におすすめです。
エントリーモデルですがスペックは高く、約2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーで高画質な写真を撮影できます。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 427g |
その他機能 | 手ぶれ補正、顔認証機能 |
【Canon】
EOS Kiss X10 標準ズームキット(KISSX10BK-1855ISSTMLK)
エントリーモデルのEOS Kissシリーズの中でも、少しステップアップした一眼レフが欲しいという方におすすめなのがX10です。
前述のX90と比べて、連写速度向上やタッチパネル機能搭載のバリアングルモニターなど、便利な機能がふんだんに盛り込まれています。
ボディの重さは、可動式液晶モニターを搭載した一眼レフの中で世界最軽量級の約449gとなっています。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 449g |
その他機能 | 手ぶれ補正、顔認証機能、瞳AF、4K動画 |
【Canon】
EOS 6D レンズキット(EOS6D2470ISLK)
ボケ感のある美しい写真を納めたい方には、フルサイズセンサーを搭載している一眼レフカメラがおすすめです。
EOS 6Dはボディ重量680gと、フルサイズ一眼レフの中でも世界最軽量級の作りで、ロードバイク用としてぴったりなモデルです。
多彩なオート撮影モードを搭載しており、細かい設定をせずともカメラ任せで被写体に合わせた写真を撮影できます。
センサーサイズ | フルサイズ |
---|---|
ボディ重量 | 680g |
その他機能 | 手ぶれ補正、GPS機能 |
【ソニー】
デジタル一眼レフカメラ α100 ズームレンズキット(DSLRA100K/B)
ミラーレス一眼で高い人気を誇るソニーが販売する一眼レフカメラです。
ボディに内蔵された手ぶれ補正機能と、新開発の1020万画素CCD搭載により、高画質撮影を実現しました。
手ぶれ補正がボディ内蔵のため、コニカミノルタなどのサードパーティ製のレンズも使用でき、一つのカメラでさまざまな表現が可能です。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 545g |
その他機能 | ボディ内手ぶれ補正 |
【Nikon】
デジタル一眼レフカメラ D3200 レンズキット(D3200LKBK)
一眼レフユーザーの愛好家も多いNikonの一眼レフカメラです。
18〜55mmのズームレンズキットは、スナップショットからズーム撮影まで幅広い写真が撮れます。
ガイドモードが標準搭載されており、一眼レフの操作に不慣れな初心者でも思い通りの写真を簡単に撮影できます。
ボディ重量は約455gと一眼レフでは比較的軽量で、ロードバイク用にも向いているモデルです。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 455g |
その他機能 | 11点AFシステム、ライブビュー撮影 |
【Nikon】
デジタル一眼レフカメラ D5500 ダブルズームキット(D5500WZBK)
エントリーモデルからステップアップしたいという方には、Nikon D5500がおすすめです。
直感的に使いこなせるタッチパネルや、バリアングル液晶モニターなどを搭載した使いやすさが人気を集めています。
大きさ124mm×97mm×70mm、重さ約470gと一眼レフの中でも世界最小・最軽量級のため、持ち運びが大変なロードバイクに最適な機種の一つです。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 470g |
その他機能 | タッチパネル、バリアングル液晶モニター |
【Nikon】
デジタル一眼レフカメラ D750 24-120VR(D750LK24-120)
カメラの名門Nikonが誇るフルサイズセンサーの一眼レフカメラです。
ISO感度は100から12800、有効画素数2432万と、プロが使用する上位機種に引けを取らない、妥協なしの高度な仕様となっています。
ボディ重量は750gと決して軽い部類ではありませんが、撮影する写真の出来栄えに妥協したくないという方におすすめです。
センサーサイズ | フルサイズ |
---|---|
ボディ重量 | 750g |
その他機能 | アングル液晶モニター、顔認識機能 |
【PENTAX】
デジタル一眼レフカメラ K-x ダブルズームキットホワイト(K-xWZK)
PENTAX(ペンタックス)は、複合機の大手であるリコーが販売するカメラのブランド名です。
PENTAXの新オートピクチャーモードを搭載しており、人物、風景、マクロ、動体、夜景人物モードなどを認識し、自動的に美しい一枚が撮れます。
静止画はもちろん、動画の撮影にも向いているモデルで、背景のボケ感や暗いシーンでの自然な描写など、一眼レフカメラならではの映像表現が可能です。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 580g |
その他機能 | 新オートピクチャーモード、ボディ内手ぶれ補正 |
【PENTAX】
K-3 Mark III 20-40mmLTDWRレンズキット(19974)
K-3 Mark IIIは、PENTAXが出すAPS-Cサイズ一眼レフのフラッグシップモデルです。
光学ファインダーは、小型軽量のAPS-C一眼レフカメラでありながらも、フルサイズ機同等の広い視野角を実現しました。
ボディ内手ぶれ補正は5軸5.5段型で高い補正機能を持ち、動くものを撮影する流し撮りにも向いています。
センサーサイズ | APS-C |
---|---|
ボディ重量 | 735g |
その他機能 | 視野率100%ファインダー、ボディ内手ぶれ補正 |
【PENTAX】
K-1 Mark II 28-105WR レンズキット フルサイズ(16007)
写真の出来栄えにこだわりたければ、フルサイズセンサーの一眼レフカメラがおすすめです。
先進の画像処理システムを採用し画質をアップしただけでなく、ISO 819200(標準出力感度)という超高感度を達成しました。
フレキシブルチルト式液晶モニターを採用し、上下には44度、左右には35度、ウェストレベル時は上方向に90度までチルトすることも可能です。
センサーサイズ | フルサイズ |
---|---|
ボディ重量 | 925g |
その他機能 | 耐環境性能、ボディ内手ぶれ補正、フレキシブルチルト式モニター |
まとめ
美しい景色に出会えるロードバイクは、カメラとの相性がとてもいい趣味で、ロードバイクとカメラの両方を趣味にしている方も少なくありません。
ぜひこの記事をご覧になり、ロングライドに持ち運びしやすいお気に入りの一眼レフカメラが見つかれば幸いです。
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