寒さが増してくる秋シーズン、キャンプをするにあたって快適な睡眠環境を整えることが重要です。
シュラフはキャンプの快適さや睡眠品質に大きく影響を与えるため、適切な選択は欠かせません。
この記事では、厳しい寒さにも耐えられる断熱性能や軽量性、収納性の良さなど、秋キャンプ向けシュラフのポイントをご紹介します。
目次
- 1 秋キャンプ向けシュラフを使うメリット
- 2 秋キャンプ向けシュラフを使うデメリット
- 3 秋キャンプ向けシュラフの選び方
- 4 秋キャンプ向けシュラフおすすめ10選
- 4.1 【snow peak】セパレートオフトンワイド700(BDD-103)
- 4.2 【LOGOS】抗菌防臭 丸洗いウォーマーシュラフ -6(72600037)
- 4.3 【Sungpak】マリナースクエア センタージップ
- 4.4 【ナンガ】オーロラライト600DX
- 4.5 【Coleman】マルチレイヤースリーピングバッグ(2000034777)
- 4.6 【PUROMONTE】コンパクトダウンシュラフ(DL453)
- 4.7 【QEZER】ダウン寝袋
- 4.8 【キャプテンスタッグ】フォルス スリーピングバッグ3(UB-0036)
- 4.9 【イスカ】ダウンプラス ニルギリEX(158421)
- 4.10 【DOD】わがやのシュラフ(S4-511)
- 5 まとめ
秋キャンプ向けシュラフを使うメリット
快適な睡眠環境の確保
秋は夜間の気温が下がり、寒さを感じることがあります。
季節に合ったシュラフを選ぶことで、優れた断熱性能が提供され、体温をしっかりと保つことが可能です。
これにより、快適な睡眠環境を確保して疲れを癒すことができて、次の日も万全な体調でアウトドアを楽しめるでしょう。
軽量かつコンパクト
キャンプには、テントやランタン等、多くの荷物が必要です。
秋キャンプでは、激しい寒暖差にも対応するため、さらに荷物が増えることでしょう。
秋キャンプ向けのシュラフは、軽量素材が使われていたり圧縮袋に収納できたりと、軽量かつコンパクトに工夫されたデザインが多くあります。
そのため、一般的なシュラフと比べて、持ち運びや荷物の管理がスムーズに行なえるでしょう。
適切な通気性
秋は朝晩の寒さと昼間の温かさの対比が激しい季節です。
秋キャンプ向けのシュラフは通気性の高い素材の使用や、通気孔の適切な配置などの工夫がなされているため、湿気や汗を効果的に排出し、ムレを防ぎます。
また、睡眠中の汗による体の冷えを防ぐためにも、湿気対策は重要です。
これにより、快適な睡眠をサポートし、目覚めの爽快感を得ることができるでしょう。
コストパフォーマンスの向上
季節に合わせたシュラフは、その特性に応じて設計されています。
秋キャンプ向けのシュラフを選ぶことで、最適な性能を得ることができるでしょう。
そのため、余分に毛布を持って行ったり、暑さ対策グッズを持っていく必要がありません。
無駄な出費を避けつつ余分な持ち物も減らすことができ、必要な機能を持つシュラフを手に入れることができます。
秋キャンプ向けシュラフを使うデメリット
シーズン限定
秋キャンプ向けのシュラフは、主に寒冷な気候に対応するために設計されています。
そのため、他の季節や気候条件では過剰な断熱性や暖かさを持ってしまい、夏や暖かい季節には過度に暑く感じる可能性が高いです。
また、秋の肌寒さに対応できるように設計されているため、冬の極寒にも対応できるものは多くありません。
よって、短い期間の使用となることが考えられます。
価格の上昇
秋キャンプ向けのシュラフは、高い断熱性や耐寒性を備えているため、夏用のシュラフと比べて高価な場合があります。
特に、極寒地向けのシュラフやブランド品は、価格が高くなることがほとんどですが、多機能な商品もたくさんあります。
快適な睡眠のための機能性と価格とのバランスを考えて選びましょう。
大きな収納スペースの必要性
秋キャンプ向けのシュラフは、断熱材の厚さや特殊な構造により、一般的なシュラフよりも膨らみます。
そのため、収納時には大きなスペースを必要とすることがほとんどです。
バックパックや収納袋の容量に余裕がない場合は、収納に苦労するかもしれません。
収納方法を工夫したり、コンパクトに収納できる商品を選ぶことをおすすめします。
秋キャンプ向けシュラフの選び方
断熱性
秋は日照時間が短く、夜間の気温が下がり、寒さを感じることがあるでしょう。
そのため、秋キャンプ向けのシュラフは、高い断熱性を持つことが求められます。
素材は、ウールやフリースなどの保温性に優れたものがおすすめです。
また、体温の逃げを阻止する防寒フラップやドローコードがついているかどうかの確認も忘れず行います。
素材や構造の特徴を理解し、快適な睡眠環境を維持できるシュラフを選びましょう。
適度な通気性
秋は日中と夜間の気温差が大きく、乾燥しやすい季節です。
快適な睡眠をとるためには、適度な通気性を持ち、シュラフ内のムレを防ぐ必要があるでしょう。
通気性の高い素材や通気孔が適切に配置されたシュラフは、湿気や汗を効果的に排出し、ムレを防ぎます。
また、乾燥した季節は汗をかきやすいため速乾性のあるシュラフを選び、体が冷えないような対策も必要です。
軽量かつコンパクト
キャンプでは荷物の持ち運びが重要です。
特に、荷物が多くなる秋キャンプでは、軽量かつコンパクトなデザインのシュラフが求められます。
軽量素材の使用や圧縮袋に収納できるシュラフは、キャンプの移動や荷物の管理がスムーズになり、持ち運びや収納に便利です。
秋キャンプ用のシュラフは夏用のものに比べて大きいものが多いため、収納方法に一工夫あるものを選ぶとよいでしょう。
耐久性
キャンプでは、シュラフが様々な状況や地形にさらされることがあるため、耐久性が求められます。
睡眠中にシュラフが破れてしまっては、せっかく高い機能性を持ったシュラフでも十分にその効果を感じることができません。
摩擦に強い素材や、ダブルステッチの有無、ファスナーの強度などを確認することが重要です。
耐久性のあるシュラフは長期間の使用が可能なため、コスパもぐっと上がります。
温度レーティングの適切さ
シュラフには温度レーティングがあります。
秋キャンプ向けのシュラフを選ぶ際には、目的地や予想される気温に合った温度レーティングを選ぶことが重要です。
ほとんどのシュラフには、限界使用温度と快適使用温度が記載されています。
秋キャンプには、快適温度が-5〜5度のシュラフを選びましょう。
適切な温度レーティングを持つシュラフは、寒冷地でも快適な睡眠を提供し、凍えることを防ぎます。
メーカー
シュラフの人気3大メーカーは、「ナンガ」「イスカ」「モンベル」です。
シュラフの購入を検討する際には必ず出会うメーカーです。
生涯補償付きのナンガ、立体的な3D構造が特徴のイスカ、超軽量でコンパクト収納が魅力のモンベル、とそれぞれ特徴があります。
ほかに、キャンプ用品全般を手掛ける「LOGOS」や「snow peak」などの大手メーカーのシュラフもあります。
メーカーごとの特徴を理解し、自分に合ったシュラフを選びましょう。
価格帯
秋キャンプ向けシュラフの価格は、3,000円〜20,000円と様々です。
一般的には、使用温度が下がれば下がるほど高価で、素材や重さにこだわれば、その分値段も上がるでしょう。
予算と機能性とのバランスを考え、使用する場所の環境や気温に合わせて適切なものを選びましょう。
秋キャンプ向けシュラフおすすめ10選
メーカー名・製品名 | サイズ | 重量 | 使用最適温度 | 使用下限温度 | 洗濯の可否 |
---|---|---|---|---|---|
snow peak セパレートオフトンワイド700(BDD-103) | 105×210cm(敷)、110×200cm(掛) | 2,140g | 7度 | 2度 | △ |
LOGOS 抗菌防臭 丸洗いウォーマーシュラフ -6(72600037) | 約190×80cm | 約2.9kg | ー | -6度 | 〇 |
Sungpak マリナースクエア センタージップ | 縦(長さ)220×横(周囲)160cm | 1750g | -2度 | -7度 | 〇 |
ナンガ オーロラライト600DX | 2.1×0.8m | 1100g | -4度 | -11度 | 〇 |
Coleman マルチレイヤースリーピングバッグ(2000034777) | 90×200cm | 4.9kg | -5~12度 | -11~6度 | 〇 |
PUROMONTE コンパクトダウンシュラフ(DL453) | 長さ210×肩幅80×足幅50cm | 約840g | -5度~ | ー | 〇 |
QEZER ダウン寝袋 | 215×80㎝ | 620g | 7~17度 | 0度 | 〇 |
キャプテンスタッグ フォルス スリーピングバッグ3(UB-0036) | 幅:肩80・足先50、長さ:220cm | 1.8kg | -3度 | -9度 | 〇 |
イスカ ダウンプラス ニルギリEX(158421) | 80(肩幅)×213(全長)cm | 1270g | ー | -15度 | △ |
DOD わがやのシュラフ(S4-511) | 200×23cm | 4.8kg | 5度~ | ー | 〇 |
【snow peak】
セパレートオフトンワイド700(BDD-103)
「日本の布団」をコンセプトにした、セパレートタイプのシュラフです。
1400gのウォッシャブルダウンには撥水加工が施されているため、洗濯しても高い断熱性を保つことができます。
snow peakの商品はアフターサービスが充実しており、無料で修理やクリーニング、乾燥サービスの利用も可能です。
快適温度 | 7度 |
---|---|
下限温度 | 2度 |
サイズ | 105×210cm(敷)、110×200cm(掛) |
重量 | 2140g |
洗濯 | △ |
【LOGOS】
抗菌防臭 丸洗いウォーマーシュラフ -6(72600037)
洗濯機で丸洗い可能な、封筒型のシュラフです。
銀とポリマーを組み合わせた独自の構造により、高い抗菌効果を長期間維持することができます。
ネックウォーマー構造は、首元から冷たい空気が侵入するのを防ぐだけでなく、枕としても使用可能です。
同品番の商品と連結可能であるため、小さい子供がいる家庭でも安心して使用できるでしょう。
快適温度 | |
---|---|
下限温度 | ‐6度 |
サイズ | 約190×80cm |
重量 | 約2.9kg |
洗濯 | 〇 |
【Sungpak】
マリナースクエア センタージップ
3シーズン対応の封筒型シュラフです。
中綿には、シリコン加工ポリエステル中空繊維が使われており、通気性や吸放湿性に優れているため、快適な睡眠をとることができます。
また、この繊維はとても軽量で、持ち運びも楽に行えるでしょう。
表面のナイロン生地は、高い耐久性を持つため、長期間使うことも可能です。
快適温度 | -2度 |
---|---|
下限温度 | -7度 |
サイズ | 縦(長さ)220×横(周囲)160cm |
重量 | 1750g |
洗濯 | 〇 |
【ナンガ】
オーロラライト600DX
4シーズン使用可能で、コンパクトに収納できる、マミー型シュラフです。
冷えやすい足元には、羽毛が多めに封入してあり、寒さを感じにくい設計になっています。
さらに、チタンスパッタリング材の使用により、輻射による蓄熱・保温効果にも優れています。
下限温度が-11度とかなり低いため、標高の高い地域に行く場合や、少し気温が低い日に活躍するでしょう。
快適温度 | -4度 |
---|---|
下限温度 | -11度 |
サイズ | 2.1×0.8m |
重量 | 1100g |
洗濯 | 〇 |
【Coleman】
マルチレイヤースリーピングバッグ(2000034777)
4シーズン対応の封筒型シュラフです。
3つのレイヤーを組み合わせても別々にも使用することができ、幅広い温度帯に対応しています。
そのため、寒暖差が激しい秋の夜もこれ一つで快適に過ごすことができるでしょう。
すべて重ねて使えばとても暖かいですが、その分重さはあるため、ずっしりした掛け布団が好みの方におすすめです。
快適温度 | -5~12度 |
---|---|
下限温度 | -11~6度 |
サイズ | 90×200cm |
重量 | 4.9kg |
洗濯 | 〇 |
【PUROMONTE】
コンパクトダウンシュラフ(DL453)
3シーズン対応のマミー型シュラフです。
ホワイトダックダウン(700FP)を使用しており、断熱性に優れています。
ダウンには撥水加工が施されているため洗濯も可能です。
また、キャンプ中にシュラフが濡れてしまっても、暖かさとシュラフのふわふわさを保つことができ、快適な睡眠をとることができるでしょう。
快適温度 | -5度~ |
---|---|
下限温度 | ー |
サイズ | 長さ210×肩幅80×足幅50cm |
重量 | 約840g |
洗濯 | 〇 |
【QEZER】
ダウン寝袋
封筒型と比べて体にフィットしやすい、マミー型のシュラフです。
軽くて柔らかいナチュラルダウンを使用しており、600FPの保温指数を保ちます。
また、重量は620gと超軽量で、専用収納圧縮袋を使うと26×17㎝と超コンパクトにまとめることができ、持ち運びにはとても便利です。
値段もリーズナブルですので、ひとつ持っておくとよいでしょう。
快適温度 | 7~17度 |
---|---|
下限温度 | 0度 |
サイズ | 215×80㎝ |
重量 | 620g |
洗濯 | 〇 |
【キャプテンスタッグ】
フォルス スリーピングバッグ3(UB-0036)
キャンプ用品を広く展開しているキャプテンスタッグのマミー型シュラフです。
中綿には、軽量で保温力に優れ、湿気に強い中空ポリエステル繊維(ワンサーモファイバー)が使用され、二段構造になっており、快適な暖かさを提供してくれるでしょう。
ファスナーによる生地の噛みこみを防ぐテープ加工が施されているため、ストレスなくファスナーの開閉が可能です。
快適温度 | -3度 |
---|---|
下限温度 | -9度 |
サイズ | 幅:肩80・足先50、長さ:220cm |
重量 | 1.8kg |
洗濯 | 〇 |
【イスカ】
ダウンプラス ニルギリEX(158421)
登山や釣りの前泊に使われることの多い、イスカのクマ型シュラフです。
イスカの公式ページからは、百名山からシュラフを選ぶこともでき、シュラフ選びも楽しむことができます。
シェルには肌触りが良く、丈夫でしなやかなポリエステルマイクロファイバー素材が採用されており、秋冬でも快適な温かさを維持できるでしょう。
快適温度 | ー |
---|---|
下限温度 | -15度 |
サイズ | 80(肩幅)×213(全長)cm |
重量 | 1270g |
洗濯 | △ |
【DOD】
わがやのシュラフ(S4-511)
家族みんなで入れる、230cm幅のビッグシュラフです。
みんなで一つの布団として使用することができるため、人数分のシュラフを出し入れするより時短になります。
また、ファスナーを閉じれば2人用シュラフとしての利用が可能です。
収納バッグはシュラフ本体に縫い付けられているため、なくす心配もありません。
ファミリーキャンプにおすすめのシュラフです。
快適温度 | 5度~ |
---|---|
下限温度 | ー |
サイズ | 200×230cm |
重量 | 4.8kg |
洗濯 | 〇 |
まとめ
寒暖差が激しく乾燥しやすい秋の気候に合った適切なシュラフを選ぶことで、睡眠の質を上げることができます。
シュラフ選びにこだわって、快適な秋キャンプを楽しみましょう。
秋キャンプ向けシュラフの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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