タイトリストのウェッジといえばボーケイと言われるほど、ボーケイウェッジは人気のあるクラブです。
あらゆる場面に対処できるよう形状の改良を重ね、年々種類は増えてきています。
現在ロフト角やバウンス角、グラインドの組み合わせは20を超え、選び方に迷う人も多くいるのではないでしょうか。
この記事では、購入する際のメリットとデメリット、選び方をまとめて解説していきます。
歴代の人気モデル10選もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 タイトリストのウェッジを使うメリット
- 2 タイトリストのウェッジを使うデメリット
- 3 タイトリストのウェッジの選び方
- 4 タイトリストのウェッジおすすめ10選
- 4.1 【タイトリスト】ボーケイ・デザインSM9(844RS1K6014J)
- 4.2 【タイトリスト】 ボーケイ・デザイン SM8(839LSF4610J)
- 4.3 【タイトリスト】 VOKEY SM7(V7TRM2S5212F)
- 4.4 【タイトリスト】 SM6(VS6TRS25012F)
- 4.5 【タイトリスト】 ボーケイ・デザイン SM5(VS5TR)
- 4.6 【タイトリスト】 ボーケイ・デザイン フォージド ウェッジ 2019(VF5TN9S5810M)
- 4.7 【タイトリスト】Vokey Forged Wedge 2017(VF17R955010F)
- 4.8 【タイトリスト】ボーケイ デザイン FORGED ウェッジ
- 4.9 【タイトリスト】 ボーケイ・デザイン コールド・フォージドウェッジ(VF15RM25610M)
- 4.10 【タイトリスト】ボーケイ・ウェッジ スピンミルド
- 5 まとめ
タイトリストのウェッジを使うメリット
操作性に優れている
タイトリスト製のウェッジは、さまざまな製造工程を経て作られています。
「TX4グルーブ」と呼ばれる独自の溝設計や、パラレルミーリング加工を駆使することで、スピン性能を向上させてきました。
また、重心位置の最適化により、コントロール性も抜群の安定度を誇っています。
優れたスピン性能と安定性で、多くのプロゴルファーからも支持を得ています。
多彩なバリエーションから選択できる
シチュエーションごとに最適なショットが打てるよう、多彩なモデルがあります。
ロフト角やバウンス角度、グラインドを組み合わせることで、自分のプレースタイルにあったモデルが見つかるはずです。
豊富なラインナップが、ボーケイウェッジの強みといえるでしょう。
フィーリング・打感が良い
タイトリストでは、プログレッシブCGデザインと呼ばれる独自の設計を用いて、飛距離や方向性を追求してきました。
クラブごとに打点の重心位置を設定することで安定性が増し、狙い通りのショットでグリーンを狙えます。
また、打感の良さも特徴に挙げられ、軟鉄鍛造で作られたフォージドウェッジでは特に柔らかい打感が味わえます。
タイトリストのウェッジを使うデメリット
種類が多すぎる
年々、ロフト角以外のバウンス角、グラインドの種類が増えてきています。
ウェッジが増えることでクラブの本数に余裕もなくなり、ロフト間に差が生じる結果、距離がバラつく可能性もでてきます。
全体のバランスと、用途に合わせたセッティングをする必要がでてくるでしょう。
カーボンシャフトは少ない
タイトリストのウェッジには、カーボンシャフトがあまり用意されていません。
カーボンシャフトが標準装備されているのは、2019年と2017年モデル、それと初期のフォージドアイアンだけです。
重量が軽いスチールシャフトもありますが、実際に試打をしないことには、自分に合うかどうかは難しいところです。
もし合わない場合は、リシャフトも視野に入れなければなりません。
価格
ほかのメーカーより高い価格設定になっています。
特に、フォージドアイアンは軟鉄鍛造で作られているので、同時期に発売されたSMシリーズにくらべると5千円ほど高くなります。
新しいモデルがでると値段は若干下がりますが、限定モデルや人気モデルになるとそれほど安くはなりません。
価格を重要視する人には、あまりおすすめできないクラブといえます。
タイトリストのウェッジの選び方
モデル別
スタンダードモデルのSMシリーズとフォージドタイプから選べます。
SMシリーズはティアドロップと呼ばれる、リーディングエッジのセンターを頂点としてきれいなカーブを描いた形状のクラブです。
一方、フォージドアイアンは、日本人向けの限定モデルになります。
SMシリーズとの違いは、製造方法(軟鉄鍛造)とオフセット気味のフェースアングルです。
難しいライからのショットなど、操作性を求めるならSMシリーズ、ボールをやさしく捕まえたい人にはフォージドをおすすめします。
ロフト角度
ロフト角は46°から62°まで用意されています。
PWの角度を参考に、4°または6°刻みで角度設定するとバランスよくセッティングできるでしょう。
本数に余裕がない場合は、8°刻みでそろえてみてください。
クラブの選択肢が増えれば、距離も含め、バンカーや深いラフなどの状況に応じたクラブセッティングができます。
バウンス角・グラインド
バウンス角は9種類、グラインドは7種類あります。
ダフリのミスが気になる人には、バウンス角が大きいモデルがおすすめです。
グラインドはシチュエーションごとに利用できる形状がそろっています。
バンカーや深いラフにはKかFタイプ、フェースを開いて打ちたい人はM・L・Tタイプ、バランスを求める人はSタイプがおすすめです。
公式サイトでは、適切なクラブ診断ができる「ボーケイウェッジセレクター」が設置されています。
自分で判断するのが難しい場合は、利用してみてください。
価格帯
SMシリーズは2〜3万円前後、フォージドウェッジだと3万円以上します。
型落ちモデルだと徐々に下がり、ひとつ前のモデルで1万5千円〜2万円前後、さらに前のモデルになると1万円以下で購入可能です。
ブラック色などのノーメッキ品だと、同じモデルでも若干高価になっています。
タイトリストのウェッジおすすめ10選
製品名 | 番手 | ロフト角 | バウンス角 |
---|---|---|---|
SM9 | 46.10~62.08 | 46°~62° | 4°~14° |
SM8 | 4610F~6208M | 46°~62° | 4°~14° |
SM7 | 4610F~6208M | 46°~62° | 4°~14° |
SM6 | 4608F~6208M | 46°~62° | 8°~14° |
SM5 | 4608F~6208T | 46°~62° | 7°~12° |
フォージド ウェッジ 2019 | 4810F~6010M | 48°~60° | 8°~12° |
Vokey Forged Wedge 2017 | 4810F~6012K | 48°~60° | 10°~14° |
フォージドウェッジ | 46~62 | 46°~62° | 8°,10° |
コールドウェッジ | 4808F~6008M | 48°~60° | 8°~14° |
スピンミルド | SM54.10~SM60.08 | 54°~60° | 4°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ・デザインSM9(844RS1K6014J)
SM8をさらに進化させた、2023年発売のウェッジです。
重心位置の最適化機能や新しい溝加工により、縦距離のフィーリングとスピン性能がさらに向上しました。
ロフトやバウンス、グラインドの組み合わせも25種類と豊富にあり、さまざまなシーンを想定して作られています。
操作性を求めている人におすすめのクラブです。
番手 | 46.10~62.08 |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 4°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ・デザイン SM8(839LSF4610J)
安定したスピン性能が特徴のウェッジです。
プログレッシブCGデザインの進化により、重心高さはそのままで低重心化を実現しました。
それにより、飛距離・弾道のコントロール性能が向上し、安定したショットでピンを狙えます。
多彩なグラインドも用意され、優れた性能を有しているため、多くのプロゴルファーからも支持を得ているクラブです。
番手 | 4610F~6208M |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 4°~14° |
【タイトリスト】
VOKEY SM7(V7TRM2S5212F)
多彩なグラインドが用意されているウェッジです。
このモデルでは、難しいライからでも打てるLグラインドが用意されています。
Lグラインドはソール幅が狭くバウンス効果が少ないので、ロブショットが必要な場面でも要求に応えてくれるモデルです。
前のモデルから引き継がれているスピン性能はそのままに、あらゆる場面で活躍できるラインナップになっています。
番手 | 4610F~6208M |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 4°~14° |
【タイトリスト】
SM6(VS6TRS25012F)
独自の溝設計「TX4」が施されたウェッジです。
ロフトごとに溝幅を変えた設計と、溝間のパラレルミーリング加工により、高いスピン性能を実現しています。
設計者「ボブ・ボーケイ」の経験が随所に生かされており、豊富なグラインドもそのひとつです。
さまざまなスイングタイプのゴルファーや、シチュエーションを想定して作られたクラブです。
番手 | 4608F~6208M |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 8°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ・デザイン SM5(VS5TR)
「TX3」と呼ばれる溝設計が特徴のウェッジです。
ロフト別に溝の深さや幅を変えた結果、フライヤーの軽減や球のバラつきが改善し、スピン性能が向上しました。
トッププロからの要望で、コンパクトで操作性の優れたティアドロップ形状のヘッドを採用しています。
多彩なロフト、グラインドが用意されており、さまざまなシーンで活躍するクラブです。
番手 | 4608F~6208M |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 7°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ・デザイン フォージド ウェッジ 2019(VF5TN9S5810M)
2019年モデルのフォージドウェッジです。
先進的なCGデザインとCo-Forging(精密ハイテクノロジー鍛造)を駆使して作られました。
重心位置の最適化と材質の違う材料を組み合わせることで、打感や操作性の向上を実現しています。
シャープなトップラインと構えやすいグースネックなど、日本人に好まれるデザインも特徴といえます。
ウェッジ専用のカーボンシャフトも用意されているので、女性にもおすすめできるクラブです。
番手 | 4810F~6010M |
---|---|
ロフト角 | 48°~60° |
バウンス角 | 8°~12° |
【タイトリスト】
Vokey Forged Wedge 2017(VF17R955010F)
2017年モデルのフォージドウェッジです。
日本の芝に適応する仕様になっており、抜けの良さやラインのだしやすいフェースアングルが特徴です。
ロフト別の重心設計と、フェースの溝間に施したパラレルミーリング加工により、打ちだし角度やスピン量が優れたクラブになっています。
番手 | 4810F~6012K |
---|---|
ロフト角 | 48°~60° |
バウンス角 | 10°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ デザイン FORGED ウェッジ
日本限定、ボーケイウェッジ初の軟鉄鍛造モデルです。
日本ツアーでの実態調査やプロゴルファーからのヒアリングをもとに作られ、日本人好みの形状や打感を実現しました。
抜けの良さを追求するためにロフト別にRソールを採用しています。
優れたスピン性能を発揮するために刻まれた、17本のフェース溝にも注目のクラブです。
番手 | 46~62 |
---|---|
ロフト角 | 46°~62° |
バウンス角 | 8°,10° |
【タイトリスト】
ボーケイ・デザイン コールド・フォージドウェッジ(VF15RM25610M)
優れたスピン性能を発揮する「スピンミルドグルーブ」を初めて搭載したウェッジです。
コールドウェッジの由来は、熱変形をおさえた「冷間鍛造製法」によるものであり、寸法バラつきをおさえた、高い精度で作られています。
また、7種類のロフトに合うバウンス・グラインドを選択することで、さまざまな場面で活躍する要素を備えています。
ネックやトップラインの形状にこだわった匠のデザインが特徴のウェッジです。
番手 | 4808F~6008M |
---|---|
ロフト角 | 48°~60° |
バウンス角 | 8°~14° |
【タイトリスト】
ボーケイ・ウェッジ スピンミルド
SMシリーズの先駆けとなったモデルです。
ミルドマシンのカッティング技術により、高い耐久力とスピン性能に優れたクラブを生みだすことに成功しました。
フェース面積が従来のウェッジより30%拡大しており、高いスピン量でボールを止めることができます。
フルショットだけでなく、ハーフショットが要求される、微妙な距離間においても活躍するクラブです。
番手 | SM54.10~SM60.08 |
---|---|
ロフト角 | 54°~60° |
バウンス角 | 4°~14° |
まとめ
タイトリストを代表するクラブとして、ボーケイウェッジは高い評価を得ています。
なかでもグラインドの形状は、さまざまなシチュエーションで活用できる優れた機能といえるでしょう。
歴代のモデルもおすすめなので、ぜひセッティングに加えてみてください。
タイトリストのウェッジの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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