フルHDのワイドモニターよりも横に広く、複数のアプリケーションを並べて操作できて便利なウルトラワイドモニター。
横に長いことから、端を見やすくするために画面をカーブさせた曲面タイプのラインナップが豊富です。
ところが、画像加工やCADデータを扱う場合など、曲面タイプがあまり向かないケースもあります。
そこで今回は、オールラウンドに使えて便利な、平面タイプのウルトラワイドモニターをご紹介していきます。
目次
- 1 平面ウルトラワイドモニターを使うメリット
- 2 平面ウルトラワイドモニターを使うデメリット
- 3 平面ウルトラワイドモニターの選び方
- 4 平面ウルトラワイドモニターおすすめ10選
- 4.1 【LG】29インチウルトラワイドモニター(29WQ600-W)
- 4.2 【LG】34インチウルトラワイドモニター(34WP550-B)
- 4.3 【LG】34インチウルトラワイドモニター(34WN780-B)
- 4.4 【ASUS】ProArt 34インチウルトラワイドモニター( PA348CGV )
- 4.5 【MSI】Optix 29.5インチゲーミングモニター(MAG301RF)
- 4.6 【iiyama】34インチウルトラワイドモニター(XUB3493WQSU-B1)
- 4.7 【I-O DATA】GigaCrysta 34インチウルトラワイドゲーミングモニター(LCD-GCWQ341XDB)
- 4.8 【JAPANNEXT】23.3インチウルトラワイドモニター(JN-V233WFHD)
- 4.9 【Innocn】40インチウルトラワイドモニター(WR40-PRO)
- 4.10 【Acer】Nitro XV1 43.8インチウルトラワイドモニター(XV431CPwmiiphx)
- 5 まとめ
平面ウルトラワイドモニターを使うメリット
用途を選ばない
冒頭でもお伝えした通り、曲面タイプのウルトラワイドモニターは、デザイン系などの仕事には向いていないことがあります。
いっぽう平面タイプであれば、デザイン系の仕事はもちろんOffice系アプリケーションからゲームまで、幅広く活用できます。
映画鑑賞に向いている
曲面タイプは近くで見る分には見やすいのですが、遠くから見るとカーブした部分が影になって見えにくいこともあります。
そのため、画面から離れて見る映画鑑賞などには、平面タイプのモニターが向いていると言えるでしょう。
ワイドモニターから移行しやすい
一般的なオフィスで使われている21.5〜23.8インチワイドから移行する場合、曲面モニターには違和感を感じてしまうこともあるでしょう。
いっぽう平面ウルトラワイドであれば、フラットな画面はそのままに、30%ほど横に広がるだけなので、違和感なく使用することができます。
平面ウルトラワイドモニターを使うデメリット
目が疲れやすい
平面ウルトラワイドモニターの最大のデメリットは、画面の端から端に目を移動させる必要があるため、目が疲れやすくなるということです。
そのため、モニターはできるだけ目線から離して、全体を見渡せるような配置にしたりと、レイアウトには工夫が必要になってきます。
モニターアームが必要な場合も
先ほどお伝えした目の疲れを軽減させるためには、モニターアームの取り付けが必要になってくる場合もあります。
あらかじめアームやクランプがついている便利なモデルもあり、おすすめ商品でもご紹介していますので、最後までチェックしてください。
ラインナップが少なめ
ウルトラワイドモニターは曲面タイプのほうの人気が高いため、平面タイプのラインナップが少なくなっています。
29インチ以下のウルトラワイドには平面タイプが多く存在するため、選択肢の一つとなってくるでしょう。
平面ウルトラワイドモニターの選び方
サイズで選ぶ
サイズは小さいもので23.3インチから、40インチを超える大型サイズまであります。
なかでも29インチ〜34インチがいちばん売れており、ラインナップも豊富なので、この中から選ぶことが多くなるでしょう。
パネルタイプで選ぶ
ウルトラワイドモニターには応答速度の早いVAパネル・視野角の広いIPSパネル(ADSパネル)があります。
平面ウルトラワイドの場合、画面を横から見る機会も多くなるため、大きい画面の時はIPSパネルを選ぶと間違いありません。
スタンドの機能で選ぶ
平面ウルトラワイドモニターは、目の疲れを軽減させるため、画面を遠ざけたり角度を変えたりする必要が出てきます。
そのため、アームやクランプが付属していたり、スイベル機能(左右の角度調整)ができるものを選ぶと便利です。
モニターアームを導入予定であれば、一般的なVESA規格(75〜100mm対応)のものを選べば問題ありません。
メーカー
ウルトラワイドモニターのラインナップが一番多いのはLGで、平面タイプも多く出ています。
国内メーカーであればiiyamaやI-Oデータからも出ており、サポート体制もしっかりしているため安心です。
その他ゲーミングデバイスメーカーからもリリースされており、コスパのよさで選ぶならJAPANNEXTやInnocnなどもおすすめです。
価格帯
価格は画面サイズが小さいもので2万円台前半から、40インチを超えると10万円台のものまであります。
ただし、平面タイプで大型モデルは少ないため、おおかた10万円以内で購入できると思ってよいでしょう。
平面ウルトラワイドモニターおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | パネル | スタンド機能 |
---|---|---|---|
LG 29インチウルトラワイドモニター | 29 | IPS | チルト |
LG 34インチウルトラワイドモニター | 34 | IPS | チルト・高さ調節 |
LG アームスタンド採用 34インチウルトラワイドモニター | 34 | IPS | チルト・スイベル・高さ調節 |
ASUS ProArt 34インチウルトラワイドモニター | 34 | IPS | チルト・スイベル・高さ調節 |
MSI Optix 29.5インチゲーミングモニター | 29.5 | IPS | チルト・スイベル・高さ調節 |
iiyama 34インチウルトラワイドモニター | 34 | IPS | チルト・スイベル・高さ調節 |
I-O DATA GigaCrysta 34インチウルトラワイドゲーミングモニター | 34 | ADS | チルト・スイベル・高さ調節 |
JAPANNEXT 23.3インチウルトラワイドモニター | 23.3 | VA | チルト |
Innocn 40インチウルトラワイドモニター | 40 | ADS | チルト・スイベル・高さ調節 |
Acer Nitro XV1 43.8インチウルトラワイドモニター | 43.8 | IPS | チルト・スイベル・高さ調節 |
【LG】
29インチウルトラワイドモニター(29WQ600-W)
デスクスペースにあまり余裕がない方で平面タイプをお探しであれば、29インチウルトラワイドの検討をおすすめします。
フルHDワイドモニターを横に広くしたイメージになるため、圧迫感を感じることなく使用できます。
DisplayPort Alternate Modeに対応したPCであれば、Type-C接続でモニターに表示させることができます。
サイズ | 29 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト |
【LG】
34インチウルトラワイドモニター(34WP550-B)
34インチの中ではお求めやすい価格帯でありながら、IPSパネル搭載、HDR対応と画質にもこだわったモニターです。
高さ調節のできるスタンドのため、ノートPCをモニターの下に置いた時、PCとモニターがかぶらないように調節することも可能。
また、Web会議の際は目線を高くしたほうが顔映りがよくなるため、モニターの上にWebカメラをセットするのもおすすめです。
サイズ | 34 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・高さ調節 |
【LG】
34インチウルトラワイドモニター(34WN780-B)
34インチの平面ウルトラワイドモニターは、近くに置くと圧迫感を感じたり目の移動で疲れを感じることもあります。
そのため、モニターアームを使うユーザーが多いのですが、本製品は予めセットされているため別途購入する必要がありません。
スタンドの足がない分、モニターの下にノートパソコンや書類等を置くことができるため、デスクスペースを広く使えます。
サイズ | 34 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【ASUS】
ProArt 34インチウルトラワイドモニター( PA348CGV )
ASUSと言えばゲーミングモニターのイメージが強いかと思いますが、ProArtシリーズはクリエイター向けのモデルとなります。
Calman認証を取得しておりオリジナルを色味を忠実に再現することができるため、写真や動画の編集作業に向いています。
さらに高さ、角度調節可能なスタンドにCクランプも付属しているため、活用シーンに合わせて画面のセッティングが可能です。
サイズ | 34 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【MSI】
Optix 29.5インチゲーミングモニター(MAG301RF)
MIS独自のRAPID IPSパネル搭載のため、応答速度は驚きの1msで、IPSパネルは反応が遅いという概念を覆す商品です。
リフレッシュレートもDisplayPort使用で200Mhzと非常に高く、動きの早いFPSやレースゲームのプレイに向いています。
その画質の良さは映画の視聴にも向いており、曲面タイプとは違い、遠くからでも見やすいというメリットがあります。
サイズ | 29.5 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【iiyama】
34インチウルトラワイドモニター(XUB3493WQSU-B1)
PC用モニターとして長い歴史を誇る、iiyama製のウルトラワイドモニターのため、品質の高さはお墨付きです。
高さ調節だけでなくスイベル(左右角度調整)機能が付いたモニターは貴重で、ビジネスシーンでも活躍します。
例えば、PC操作をしながら隣りにいる人に画面を見せる、といった研修用途にも使えてとても便利です。
サイズ | 34 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【I-O DATA】
GigaCrysta 34インチウルトラワイドゲーミングモニター(LCD-GCWQ341XDB)
法人向けモニターとして長く培った実績から、サポート体制も含め安心して購入できるIOデータのゲーミングモニターです。
IPSパネル相当のADSパネルを採用し、広視野角でどこから見ても色の偏りがないため、ビジネス用途にも向いています。
付属のリモコンは、OSD画面を開くことなくワンボタンでゲームモードの切り替えなどができ便利です。
サイズ | 34 |
---|---|
パネル | ADS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【JAPANNEXT】
23.3インチウルトラワイドモニター(JN-V233WFHD)
ウルトラワイドとしては珍しい23.3インチで、デスクスペースに余裕はないけど画面を広く使いたい、という方にぴったりです。
薄い筐体にシンプルな台座と支柱がスタイリッシュですが、電源アダプターは外付けのため、ケーブルボックス等を用意するとよいでしょう。
23.8インチフルHDモニターとほぼ変わりない価格で、よりワイドな作業領域を確保できるモニターです。
サイズ | 23.3 |
---|---|
パネル | VA |
スタンド機能 | チルト |
【Innocn】
40インチウルトラワイドモニター(WR40-PRO)
イノクンは中国深センで2014年に設立された新しいメーカーですが、日本の大手家電量販店でも販売展開されています。
同等スペックの他社製品と比べるとかなりコスパがよく、この40インチウルトラワイドモニターは5万円台と超破格。
Amazonのレビューも上々なため、とにかく安く購入したければこちらのメーカーも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
サイズ | 40 |
---|---|
パネル | ADS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
【Acer】
Nitro XV1 43.8インチウルトラワイドモニター(XV431CPwmiiphx)
ゲーミングモニターにしては珍しいホワイトカラーと、43.8インチという迫力のサイズが特徴のウルトラワイドモニターです。
ここまでのサイズになるとアームを使用することが多くなると思いますが、VESA金具付属で取り付けも問題ありません。
モニター2台分の幅があるため、アプリケーションを2〜3並べることができ、わざわざ画面を切り替える必要がなく快適です。
サイズ | 43.8 |
---|---|
パネル | IPS |
スタンド機能 | チルト・スイベル・高さ調節 |
まとめ
曲面タイプの人気に押されがちですが、ウルトラワイドモニターもまだまだ需要があり、探されている方も多いことでしょう。
この記事を読んで、あなたが必要とする機能も持った、ベストな商品を選んでいただけると幸いです。
平面ウルトラワイドモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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