設営が簡単で、雨や日差しから守ってくれるタープテントは、キャンプやバーベキューなどのアウトドアで活躍してくれます。
ところがフレームはスチール製のものが多いため、重くて持ち運びしにくいというデメリットもあります。
そんな悩みを解決してくれるのが、軽量なアルミフレームを使用したタープテントです。
今回は軽くて組み立てやすいアルミフレームのタープテントをご紹介し、そのメリット・デメリットについても解説していきます。
目次
- 1 アルミフレームのタープテントを使うメリット
- 2 アルミフレームのタープテントを使うデメリット
- 3 アルミフレームのタープテントの選び方
- 4 アルミフレームのタープテントおすすめ10選
- 4.1 【FIELDOOR】タープテント アルミ 3.0m×3.0mタイプ
- 4.2 【FIELDOOR】タープテント アルミ 強化版 3.0m×3.0mタイプ
- 4.3 【Coleman】パーティーシェードライト/300(2000038148)
- 4.4 【キャプテンスタッグ】クイックシェード(DX300UV-S)
- 4.5 【IGNIO】ワンアクション型タープ(18030 0T)
- 4.6 【ニューテックジャパン】カンタンタープ180(KTNJ180-TB)
- 4.7 【シナノテント】TOUGH30軽量天幕セット(tough30-set-l/regular)
- 4.8 【Free-Rise】ヘキサゴンシリーズ(FR-STD23)
- 4.9 【さくらコーポレーション】かんたんてんと3(KA-1WA)
- 4.10 【FIELDOOR】ウイングタープTC アルミポールセット
- 5 まとめ
アルミフレームのタープテントを使うメリット
軽量である
アルミフレームを選ぶ最大の理由はやはり「軽さ」ではないでしょうか。
アルミとスチールのフレームを比較すると、同じ太さ、厚みのものであれば、スチールのほうが約3倍重いと言われています。
そのため、スチールのフレームと比較すると格段に軽く、女性や年配の方でも楽に持ち運ぶことができます。
サビに強い
タープテントは主に屋外で使うものですから、雨や湿気、夜露に濡れることによりフレームがだんだんと錆びてきます。
いっぽうアルミフレームであれば、スチール製のフレームに比べて錆びにくいため、見た目の劣化を気にする必要がありません。
特に海釣りなど、潮風を受ける場所では錆びやすくなるため、そういった場所ではアルミフレームのタープテントを使うと安心です。
アルミフレームのタープテントを使うデメリット
強度が落ちる
アルミは軽くて柔らかいという特徴があるため、強い風を受けるとテント自体が安定しなかったり、最悪フレームが曲がってしまうことも。
そのため、支柱のみアルミを使い、強度を保つ必要のある天井部分はスチールにした複合フレームを採用している商品も多いのです。
さらにアルミの強度を高めるため、フレームを太くしたり、中に補強を入れたものもありますが、逆に重量が重くなる場合もあります。
価格が高い
アルミ材が高価なことから、スチールよりもアルミフレームを採用したタープテントのほうが割高になります。
できるだけ購入費用を安く済ませたければ、アルミとスチールを複合したフレーム構造を選ぶとよいでしょう。
商品数が少ない
タープテントの商品検索をすると、そのほとんどはスチールフレームのもので、オールアルミフレームの商品はかなりレアです。
また、せっかく商品が見つかったとしても、既に販売終了となっているものも多いです。
アルミとスチールの複合フレームも選択肢に入れると選びやすくなるので、後ほどご紹介するおすすめ商品もチェックしてみてください。
アルミフレームのタープテントの選び方
サイズで選ぶ
一般的なもので言うと1.8×1.8m〜3×3mmのものが主流で、使用人数や希望する広さによって選べるようになっています。
例えば4人家族であれば2×2mあれば十分ですが、キャンプでテーブルを囲んでくつろぐのであれば3×3mは欲しいところです。
また、業務用のテントになると、6本の支柱を使った横幅6mのものまであるので、使用用途によって選ぶことができます。
幕の色で選ぶ
ひと昔前は青や緑のものがメインでしたが、最近ではキャンプ用品と合わせやすいベージュ系の色が多く、流行りのブラックカラーまであります。
イベント会場の出店で使う場合は、その店のテイストに合わせたカラーを選ぶといいですね。
サポート体制で選ぶ
アルミフレームは強い風にあおられて曲がってしまうこともあるため、補修用の部材を提供しているメーカーを選ぶと安心です。
サポートがしっかりしているメーカーであれば、せっかく買ったテントが数回の使用でお蔵入りになってしまう、といったことがなくなります。
取り扱いメーカー
主にフィールドア、コールマン、キャプテンスタッグなどのアウトドアメーカーから出ており、特にフィールドアはラインナップが豊富です。
また、業務用にはなりますが、テント専門メーカーからも大小さまざまな商品が出ているため、予算に余裕がある方にはおすすめです。
価格帯
価格は安いもので1万円台前半から、業務用のもので10万円以上するものまであります。
レジャーで使うのであれば1万円台でも十分ですが、イベントブースで使う場合はそれなりにいいものを使うと見栄えがします。
アルミフレームのタープテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | 素材 |
---|---|---|---|
FIELDOOR タープテント アルミ 3.0m×3.0mタイプ | 3×3m×2.56m | 9.3kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
FIELDOOR タープテント アルミ 強化版 3.0m×3.0mタイプ | 3×3m×2.56m | 10.5kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
Coleman パーティーシェードライト/300 | 3×3m×2.3m | 11.5kg | フレーム/アルミ、スチール 生地/ポリエステル |
キャプテンスタッグ クイックシェード | 3×3×2.57m | 15kg | フレーム/アルミ、鉄 生地/ポリエステル |
IGNIO ワンアクション型タープ | 2×2×2.32m | 8.1kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
ニューテックジャパン カンタンタープ180 | 1.8×1.8×2.15m | 5.0kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
シナノテント TOUGH30軽量天幕セット | 3×3m×2.56m | 32.4kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
Free-Rise ヘキサゴンシリーズ 2m×3m | 2×3×3.28m | 20.5kg | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
さくらコーポレーション かんたんてんと3 1.8m×1.8m | 1.8×1.8×2.75m | 24.6kg | フレーム/アルミ、スチール 生地/ポリエステル |
FIELDOOR ウイングタープTC アルミポールセット | 3.8×3.8m | 4.5kg | ポール/アルミ 生地/TC |
【FIELDOOR】
タープテント アルミ 3.0m×3.0mタイプ
タープテントと言えばフィールドアと言っても過言ではないくらい、ラインナップが豊富で、オプション品も多数用意されています。
強度を保つため、ルーフ部分はスチールのフレームを使った商品が多いなか、本製品はオールアルミフレームのため比較的軽量です。
軽量なだけでなく、ルーフのクロスフレーム内部に補強リブを入れることにより、従来品に比べて2倍の強度を誇る商品です。
サイズ | 3×3m×2.56m |
---|---|
重量 | 9.3kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【FIELDOOR】
タープテント アルミ 強化版 3.0m×3.0mタイプ
屋根柱を4本から8本に増やすことによりさらに強度が増した、フィールドアのアルミフレームタープテントのなかでは最高峰モデルです。
柱が増えただけでなく、補助フレームによりそれぞれの柱が固定されるため、ハードな使用にも耐えることができます。
テント生地も耐水圧2,000mm以上で裏面はUV加工がされているため、雨や紫外線からもしっかりとガードしてくれます。
サイズ | 3×3m×2.56m |
---|---|
重量 | 10.5kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【Coleman】
パーティーシェードライト/300(2000038148)
フレームの組み立てが必要にはなりますが、足の部分にアルミフレームを採用したことにより軽量化し、1人でも設営しやすいモデルです。
ドーム型がおしゃれで開放感もあり、ペグダウンすれば風にも耐えることができるため、海水浴にキャンプに幅広く活用できます。
コールマンのドームテントの前室として使うこともでき、ツールームテントのような広いリビングスペースを作ることも可能です。
サイズ | 3×3m×2.3m |
---|---|
重量 | 11.5kg |
素材 | フレーム/アルミ、スチール 生地/ポリエステル |
【キャプテンスタッグ】
クイックシェード(DX300UV-S)
支柱はアルミ、天井はスチールになるため重量はありますが、キャスターバッグ付きで持ち運びに困ることはありません。
ただし、収納サイズは大きくなるため、他のキャンプ道具を積んだ時に車に載るかどうか、事前に確認するようにしましょう。
万が一フレームが曲がったりした場合も、補修用の部品が購入できるところが国内メーカーの強みでもあります。
サイズ | 3×3×2.57m |
---|---|
重量 | 15kg |
素材 | フレーム/アルミ、鉄 生地/ポリエステル |
【IGNIO】
ワンアクション型タープ(18030 0T)
家族4人程度の使用に最適なワンタッチ型タープテントで、軽自動車のトランクにも横置きできるコンパクトな収納サイズが魅力です。
アルミフレームで軽量ですが、強度や耐水性に関しては若干不安な面もあるため、天候のよい日の使用に限られてくるでしょう。
ただし、1万円ほどで購入できるアルミフレームテントはなかなかないので、軽量コンパクトな商品を安く購入したい方におすすめです。
サイズ | 2×2×2.32m |
---|---|
重量 | 8.1kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【ニューテックジャパン】
カンタンタープ180(KTNJ180-TB)
重量が5kgと超軽量のため、女性や子供でも楽に持ち運ぶことができ、部活の試合やフリマなど、活躍の場が広がります。
天幕の付け外しが必要なためワンタッチはありませんが、慣れてしまえば簡単なので、頻繁に持ち運びをする方におすすめの商品です。
サイズ | 1.8×1.8×2.15m |
---|---|
重量 | 5.0kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【シナノテント】
TOUGH30軽量天幕セット(tough30-set-l/regular)
テント専門メーカーの商品につき、支柱の太さが40×40mmで厚みは1.7mmという骨太の造りで、抜群の強度を誇ります。
さらに特許を取得した、悪天候時の天幕撤収技術により、全体を撤収する前に天幕だけを外して強風による転倒を防ぐことができます。
高額のためイベント会場の出展など法人利用がメインになるとは思いますが、よいテントを長く使いたいという方におすすめの商品です。
サイズ | 3×3m×2.56m |
---|---|
重量 | 32.4kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【Free-Rise】
ヘキサゴンシリーズ(FR-STD23)
安定性に欠けるというアルミフレームの弱点を克服する六角形のフレームにより、軽さと強さの両方を実現させたモデルです。
釣りやキャンプなどのアウトドアはもちろん、運動会やフェスなどのイベントまで、あらゆる用途に利用できます。
クリアウィンドウ付きの横幕や補強用のサイドバーなどオプション品が豊富で、利用シーンに合わせて追加することができます。
サイズ | 2×3×3.28m |
---|---|
重量 | 20.5kg |
素材 | フレーム/アルミ 生地/ポリエステル |
【さくらコーポレーション】
かんたんてんと3(KA-1WA)
サーカスのテントのような鮮やかなカラーが目を引き、イベント会場でも目立つこと間違いなしのタープテントです。
その名の通りワンタッチで簡単に開閉できるため、女性2人でもすばやく設営・撤収まで完結させることができます。
ただし、重量は約25kgとそれなりにあるため、持ち運び用にキャリーを用意しておくと安心です。
サイズ | 1.8×1.8×2.75m |
---|---|
重量 | 24.6kg |
素材 | フレーム/アルミ、スチール 生地/ポリエステル |
【FIELDOOR】
ウイングタープTC アルミポールセット
ソロ〜デュオにぴったりなサイズ感のTCウィングタープと、同メーカーのアルミポールがセットになった商品です。
自立はしないのでペグダウンとロープの調節は必要ですが、コンパクトなサイズのためひとりでも楽に設営することができます。
総重量も5kg以内になるため、最低限の荷物で済ませたいソロキャンパーや、デイキャンプでの使用に向いています。
サイズ | 3.8×3.8m |
---|---|
重量 | 4.5kg |
素材 | ポール/アルミ 生地/TC |
まとめ
アルミフレームのタープテントもずいぶんと進化しており、アルミ=壊れやすいというイメージも変わりつつあります。
この記事を参考に、持ち運びにも便利で設営も簡単なアルミフレームのタープテントを、是非候補に入れてみてください。
アルミフレームのタープテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方