フロアレスのテントやシェルターの中に、小型のインナーテントを入れて寝室として使用する「カンガルースタイル」。
暑い夏は涼しく寒い冬は暖かく、季節に関係なく快適に過ごせることで、近年人気が高くなってきていますよね。
しかし、カンガルースタイルのためにはどのテントを選べばよいのか、わからない方も多いのではないでしょうか？
そこ今回はソロ～デュオキャンプおすすめの2人用カンガルースタイル向けインナーテントの選び方やおすすめ10選を紹介します。
目次
- 1 2人用カンガルースタイル向けインナーテントを使うメリット
- 2 2人用カンガルースタイル向けインナーテントを使うデメリット
- 3 2人用カンガルースタイル向けインナーテントの選び方
- 4 2人用カンガルースタイル向けインナーテントおすすめ10選
- 4.1 【tent-Mark DESIGNS】モノポールインナーテント
- 4.2 【Coleman】シェード スクリーンIGシェード（2000033129）
- 4.3 【TOMOUNT】TCカンガルーテント
- 4.4 【Visionpeaks】ツーリングドーム クロウ（VP160102I01）
- 4.5 【DOD】カンガルーテントS（T2-616-TN）
- 4.6 【CHUMS】ブービーサンシェード（CH62-1792）
- 4.7 【FIELDOOR】カンガルーテント150
- 4.8 【snow peak】ファル Pro.air2（SSD-602-1）
- 4.9 【MSR】エリクサー2
- 4.10 【LOGOS】Tradcanvas エアマジック ドーム（71805570）
- 5 まとめ
2人用カンガルースタイル向けインナーテントを使うメリット
季節に関係なく快適に過ごせる
カンガルースタイルでインナーテントを使用する1番のメリットは、季節の気温変化に関係なく1年中快適に過ごせることでしょう。
夏はフルメッシュ可能なドアパネルがついたテントを使用することで、蒸し暑く寝苦しい夜でも風通しが良いです。
また、冬はリビングと寝室が一体型となるため両スペースの気温差がなく、結露で寝袋が濡れてしまうなんてことも防げますよ。
虫の侵入を防げる
山の中にあるキャンプ場や、草が生い茂っているキャンプ場などは、虫が多く虫刺されなども心配ですよね。
カンガルースタイルに必要となる、シェルターやインナーテントをがメッシュ仕様であれば、換気時も虫の侵入を防げますよ。
特に、体温調節が難しく、虫にも刺されやすい小さなお子さんとキャンプをされる方にはおすすめのスタイルです。
自由にテントレイアウトが楽しめる
自立式のインナーテントを使用するカンガルースタイルは、自分の好きな場所に自由にレイアウトを楽しめることも魅力の1つです。
そのため、インナーテントが吊り下げ式の場合が多い2ルームテントと比較すると、自由度の高いテントと言えるでしょう。
また、同じテントでもソロやデュオ、グループなど使用する人数に合わせて使用できるため、汎用性にも優れていますよ。
設営や撤収が簡単
カンガルースタイルに使用するインナーテントは「ワンタッチ式」の簡単なものが多く、誰でも簡単に設営や撤収ができます。
インナーテントはサイズが小さく、シェルターの中で設営や撤収可能なため、雨が降ってしまっても濡れる心配がないでしょう。
濡れずに撤収できることにより、自宅に帰ってからテントを干す必要がないため、キャンプ後の後片付けも簡単ですよ。
テント内のプライバシーを守れる
カンガルースタイルでは、外側のシェルターやテントで周囲の視線を遮れるため、プライバシーを適度に保てます。
また、複数人でグループキャンプに行く際に、寝室は別々にしたいという方もおすすめです。
シェルター内でインナーテントを2つ使用すれば、同じ空間にいますが寝室を分けることができプライバシーを守れるでしょう。
2人用カンガルースタイル向けインナーテントを使うデメリット
荷物が増える
カンガルースタイルは2種類のテントが必要となるため、キャンプで持ち運ぶ荷物は増えてしまいます。
自宅から車、車からキャンプサイトなどの持ち運びの機会が特に多くなるフリーサイトでは、大変と感じる方もいるでしょう。
また、キャンプ場への移動手段が車ではなく、徒歩や公共交通機関を使用する方には、あまりおすすめできません。
レイアウト次第ではデッドスペースができる
アイディア次第で自由にレイアウトできることが魅力の、インナーテントを使用したカンガルースタイル。
しかし、レイアウト次第ではデッドスペースができてしまい、テント内が窮屈に感じてしまう可能性もあります。
購入前に、必ずシェルターやテントのサイズとインナーテントのサイズを確認することで失敗を回避できますよ。
天井高が低いため圧迫感を感じやすい
インナーテントはシェルターやテントの中に入れる必要があるため、天井高が低くなっているタイプがほとんとです。
天井高が低いテントは腰をかがめて出入りする必要があり、室内も窮屈に感じやすく、圧迫感があります。
天井高が高いほうがいいという方は、テントのオプションの吊り下げ式のインナーテントを使用するとよいでしょう。
2人用カンガルースタイル向けインナーテントの選び方
親テントのサイズとタイプを決める
親テントは使用する人数に合わせ、リビングスペースと寝室のスペースを考慮して「使用人数＋2人以上」のサイズがおすすめです。
また、親テントのタイプはインナーテントを使用するために必要なスペースが確保できる商品がよいでしょう。
「ワンポール」や「ツーポール」のテントは、ポールが中心にあり、インナーテントを置く際に邪魔になる可能性もあります。
リビングとしてチェアやテーブルを置くスペース、インナーテントを置くスペースを考えてから購入してくださいね。
子テントのタイプをチェック
インナーテントとして使用する子テントは、大きく分けて「自立式」と「組み立て式」の2つに分けられます。
それぞれの特徴を理解して自分に合うタイプを選びましょう。
自立式
ペグダウンやガイロープを張る必要がなく、設営や撤収が簡単にできます。
収納サイズが大きく重量があるため、持ち運びが大変です。
組み立て式
設営や撤収に時間はかかりますが、耐久性に優れます。
コンパクトに収納できるため、持ち運びしやすいでしょう。
使用する季節に合わせて生地を選ぼう
インナーテントの使用される生地は「ポリエステル」、「TC」の2つに大きく分かれます。
使用するシーズンに合わせて、季節に合ったテントを選んでくださいね。
ポリエステル（化学繊維）
多くのテントに使用されている耐久性に優れた素材です。
軽量で持ち運びやすく、お手入れも簡単にできます。
TC（ポリコットン）
ポリエステルとコットンの混紡素材です。
透湿性や遮光性に優れるため、夏は涼しく冬は暖かく使用できます。
通気性が良く、温度差がある季節でも結露が起きにくいです。
あると便利な機能を確認
インナーテントについていると便利な機能を紹介します。
メッシュパネル
蒸し暑い夜でも虫の侵入を気にせず、外の空気を取り込みながら過ごせるでしょう。
しかし、秋や冬などの寒い時期に使用する場合は、メッシュパネル部分から冷気が入り込んでくる可能性も。
寒い時期に使用する場合は、大きなメッシュパネルの付いていない商品がおすすめです。
ベンチレーション
ベンチレーションとは、テントについた換気口のことです。
テント内の空気の入れ替えをしたいときに役立ちます。
設営しやすいものがおすすめ
カンガルースタイルで使用するインナーテントは、設営しやすい商品がおすすめです。
特に、「ワンタッチタイプ」や「ポップアップタイプ」であれば、誰でも簡単に短時間で設営できるでしょう。
しかし、ワンタッチタイプやポップアップなどの設営が簡単なテントは、安価で購入しやすいですが、耐久性が低い場合が多いです。
すぐに壊れて使用できなくなることがないよう、購入前に口コミなどを確認することをおすすめします。
初心者にもおすすめのメーカー
初めてテントを購入する方にもおすすめのメーカーを2つ紹介します。
DOD
日本の大阪に本社がある「ウサギ」のマークが目印のメーカーです。
最低限の便利な機能は残しつつコスパを抑えた、キャンパーにとって使いやすい商品が多いです。
tent-Mark DESIGNS
人気アウトドアショップ「WILD-1」のオリジナルメーカーです。
日本の気候やスタイルに合わせたテントを多く発売しています。
機能性に優れていますが、比較的リーズナブルなお値段で購入できますよ。
価格帯をチェック
カンガルースタイル用のインナーテントは、安いもので1万円以下から高いもので6万円程度の価格帯が多いです。
他のテントとセットで使用することが前提のため、驚くほど高額な商品はありません。
高価な商品は、生地も高品質で機能性や耐久性に優れており、長く愛用できる商品が多いです。
しかし、リーズナブルでも機能性に優れたテントが多く発売されています。
自分の使用用途に合った、機能性と価格のバランスが良い商品を選んでくださいね。
2人用カンガルースタイル向けインナーテントおすすめ10選
| メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
|---|---|---|---|
| tent-Mark DESIGNS モノポールインナーテント | 1.28kg | 210×70×97cm | ポリエステル |
| Coleman シェード スクリーンIGシェード | 3kg | 210×180×120cm | ポリエステル |
| TOMOUNT TCカンガルーテント | 4.2kg | 220×150×125cm | TC |
| Visionpeaks ツーリングドーム クロウ | 4.1kg | 210×110×120cm | ポリエステル |
| DOD カンガルーテントS | 4.3kg | 220×150×128cm | コットン |
| CHUMS ブービーサンシェード | 3.2kg | 125×180×210cm | ポリエステル |
| FIELDOOR カンガルーテント150 | 2.8kg | 150x200x135cm | ポリエステル |
| snow peak ファル Pro.air2 | 1.7kg | 210×130×100cm | ポリエステル |
| MSR エリクサー2 | 2.7kg | 280×213×102cm | ポリエステル |
| LOGOS Tradcanvas エアマジック ドーム | 7kg | 250×337×147cm | ポリエステル |
【tent-Mark DESIGNS】
モノポールインナーテント
カンガルースタイルを前提として寝ることに特化して作られた、自立式のワンポール専用インナーテントです。
同じ価格でフルメッシュパネルバージョンも発売されているため、季節に合わせて使用してもよいでしょう。
また、大きすぎないサイズであるため、グループキャンプではテント内で複数使用して、プライベートを守れますよ。
| 重さ | 1.28kg |
|---|---|
| サイズ | 210×70×97cm |
| 素材 | ポリエステル |
【Coleman】
シェード スクリーンIGシェード（2000033129）
誰でも簡単に短時間で設営や撤収が可能な、広々としたワンタッチタイプの自立式インナーテントです。
4面についたドアパネルをすべてオープンすれば、広々とした開放的な空間を楽しめるでしょう。
また、海辺やアスファルトの上などのペグを打てない場所でも安定し使用できるよう、専用の砂袋がセットになっています。
| 重さ | 3kg |
|---|---|
| サイズ | 210×180×120cm |
| 素材 | ポリエステル |
【TOMOUNT】
TCカンガルーテント
耐久性や機能性に優れたTC素材を使用した、1～2人用サイズのカンガルースタイル専用自立式インナーテントです。
設営方法がシンプルなので短時間で設営ができ、天井高が125cmと高さがあるので、窮屈に感じることがないでしょう。
メッシュパネルやベンチレーションがついているため、蒸し暑い夏の夜でも涼しく快適に眠れますよ。
| 重さ | 4.2kg |
|---|---|
| サイズ | 220×150×125cm |
| 素材 | TC |
【Visionpeaks】
ツーリングドーム クロウ（VP160102I01）
テント内の広々とした居住性の高さと、コンパクトな持ち運びやすさを兼ね備えた自立型のインナーテントです。
前後にメッシュパネルがついているため風通りがよく、夏でもテント内への虫の侵入を気にせず換気できるでしょう。
また、UVカット効果の高い遮光性の生地を使用しているため、日焼けが気になる方にもおすすめですよ。
| 重さ | 4.1kg |
|---|---|
| サイズ | 210×110×120cm |
| 素材 | ポリエステル |
【DOD】
カンガルーテントS（T2-616-TN）
保温性や透湿性に優れるコットンを使用した、カンガルースタイルのために作られたワンタッチで設営可能なインナーテントです。
肌触りの良いコットンはテント内にいても、夏は涼しく冬は暖かく、季節や気温を問わず快適に過ごせるでしょう。
また、全方向にメッシュパネルを搭載しているため、蒸し暑い夏場は蚊帳のように通気性抜群の状態で使えますよ。
| 重さ | 4.3kg |
|---|---|
| サイズ | 220×150×128cm |
| 素材 | コットン |
【CHUMS】
ブービーサンシェード（CH62-1792）
構造がシンプルなため誰でも簡単に短時間で設営や撤収ができる、2～3人用サイズの自立式インナーテントです。
4面全てにメッシュパネルを搭載しているため通気性が良く、真夏の蒸し暑い夜でも快適に眠れるでしょう。
また、CHUMSのロゴやキャラクターである「ブービーバード」が特徴的で、単体で使用してもおしゃれですよ。
| 重さ | 3.2kg |
|---|---|
| サイズ | 125×180×210cm |
| 素材 | ポリエステル |
【FIELDOOR】
カンガルーテント150
初めてテントを設営する方でも傘を開くように簡単に設営できる、1～2人用サイズのコンパクトなインナーテントです。
テントの重量は2.8kgと軽量で、コンパクトに収納可能なため、収納や車の積載スペースが小さい方にもよいでしょう。
また、テント内が狭いため、天井部分にメッシュポケットがついており、ライトや小物の収納に便利ですよ。
| 重さ | 2.8kg |
|---|---|
| サイズ | 150x200x135cm |
| 素材 | ポリエステル |
【snow peak】
ファル Pro.air2（SSD-602-1）
テントの重量1.7kgと超軽量でコンパクトに持ち運びができる山岳登山用に作られた、デュオキャンプにおすすめのテントです。
開閉可能な複数のベンチレーションがついているため、簡単にテント内の換気が可能で、蒸し暑い夜も快適に眠れます。
また、天井高100cmと小さく作られているので、さまざまなシェルターやテントと合わせて使えるでしょう。
| 重さ | 1.7kg |
|---|---|
| サイズ | 210×130×100cm |
| 素材 | ポリエステル |
【MSR】
エリクサー2
耐久性に優れ、初めてテントを購入する方でも設営や撤収のしやすい1～2人用サイズの登山用ドームテントです。
2本のメインポールの他に、天井部分に短いポールを2本交差させることで「箱型」に近い天井となり、窮屈に感じにくいでしょう。
また、室内空間が狭いため天井部分にポケットがついており、スマホや眼鏡など小物の収納に便利ですよ。
| 重さ | 2.7kg |
|---|---|
| サイズ | 280×213×102cm |
| 素材 | ポリエステル |
【LOGOS】
Tradcanvas エアマジック ドーム（71805570）
エア注入によりテントの組立てが約90秒で可能な、初心者にもおすすめの2～3人用サイズのドームがテントです。
また、天井高が高くテント内も広々としているため、テント内でも窮屈に感じることなく過ごせるでしょう。
天井部分にはランタンフックやメッシュポケットがついているため、大事な小物類の収納ができ、便利ですよ。
| 重さ | 7kg |
|---|---|
| サイズ | 250×337×147cm |
| 素材 | ポリエステル |
まとめ
今回はソロ～デュオキャンプおすすめの2人用カンガルースタイル向けインナーテントの選び方やおすすめ10選を紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったインナーテントを見つけて、カンガルースタイルでキャンプを楽しんでくださいね。
2人用カンガルースタイル向けインナーテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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