設営方法がシンプルで誰でも簡単に設営でき、おしゃれな見た目の商品が多い「ワンポールテント」。
実はソロ~デュオキャンプで使用する小さな商品から、大人数で使用できる大型の商品まで豊富なサイズが魅力の1つです。
しかし、さまざまなブランドから発売されており、どの商品を選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファミリーキャンプでの使用におすすめの6人用ワンポールテントの選び方やおすすめ10選まで詳しく紹介します。
6人用ワンポールテントを使うメリット
設営が簡単
キャンプでワンポールテントを使用する1番のメリットは、設営方法がシンプルで誰でも簡単に設営できることです。
ワンポールテントはテントを広げてペグを打ち込み、ポールを中に入れこむだけで簡単に設営できます。
また、設営方法がシンプルなため、ファミリーキャンプではお子さんと一緒に協力しながらテント設営を楽しめるでしょう。
生地などの種類が豊富
テントアレンジはあまり楽しめませんが、生地の種類が豊富で自分に合ったテントを見つけることができるでしょう。
テントの近くで焚火やBBQを楽しみたい方には、コットンやTC生地の耐熱性に優れたテントがおすすめです。
また、フロアレスタイプのテントを購入すれば、大人数で使用できるシェルターとしても使えます。
コスパが良い
ワンポールテントは構造がシンプルなため、ドームテントなどと比較すると安価で購入できる商品が多いです。
また、コットンやTC素材を使用していれば夏は涼しく冬は暖かく、外気温を気にせず1年中快適に過ごすことができます。
しかし、透湿性や吸水性に優れるため1度濡れてしまうと乾きにくく、カビやすいので使用後はしっかり乾燥させましょう。
6人用ワンポールテントを使うデメリット
デッドスペースが生まれる
ワンポールテントは円錐形となっているので中央部分には高さがありますが、サイド部分は窮屈さを感じやすい構造です。
また、テント中央にメインポールがあるため、キャンプギアのレイアウトが難しいと感じる方も多いでしょう。
そのため、使用予定人数より大きいサイズのテントを購入して、スペースに余裕を持たせることでテント内を広々と使えます。
前室のないテントが多い
ワンポールテントには、前室と言われる入り口部分の土間スペースがない商品が多いです。
前室があれば雨が降っていても濡れずに出入りが可能で、外で使用するギアの荷物置き場としても活躍します。
吊り下げ式のインナーテントがセットになったワンポールテントは前室がついているため、購入する際は確認してみてくださいね。
重量があり持ち運びは大変
6人用サイズのワンポールテントは、テントの生地自体のサイズが大きいため、重量のある商品が多いです。
そのため、自宅から車、車からキャンプサイトと、持ち運びの機会が多いキャンプでは不便と感じる方もいるかもしれません。
特にコットンやTC素材のテントは重量があるため、軽量なテントが欲しい方にはポリコットン生地などの化繊素材がおすすめです。
6人用ワンポールテントの選び方
「使用人数+1~2人」のサイズがおすすめ
ワンポールテントを購入する際は、「使用人数+1~2人」のサイズのテントの購入が良いでしょう。
サイズに余裕のあるテントを使用することで、荷物を置くスペースとして、ゆとりを持って広々とテント内のスペースを使えます。
しかし、テントのサイズが大きくなるとテント自体の重量が増えてしまい、持ち運びが大変と感じてしまう可能性も。
テントを使用する人数に合わせて、自分に合ったサイズのテントを選んでくださいね。
天井高は200cm以上あると安心
現在販売されているワンポールテントは、天井高200cmを基準に作られています。
そのため、200cm以上の高さがあれば、テント内で移動や着替えをする際も窮屈に感じることなく使えるでしょう。
しかし、テントの天井高が高くなれば高くなるほど、風の影響を受けやすいというデメリットもあります。
購入する際は、アウトドア専門店などでテントの高さを試しながら、自分の身長に合ったものを選んでください。
ベル型やゲル型だと快適に過ごせる
ワンポールテントでもデッドスペースを感じずに、スペースを上手く活用したい方には、ベル型やゲル型のテントがよいでしょう。
ベル型やゲル型とは、テントの壁面が垂直に立ち上がっているため、サイドのデッドスペースが大幅に減ります。
設営方法や設営スペースは変わらずに居住性が優れるため、大人数でテントを使用する際は特におすすめです。
また、サイドの立ち上がり部分がメッシュパネルになっていると、通気性が良くなり夏でも涼しく快適に過ごせます。
生地の素材を確認しよう
ワンポールテントに使用される素材は大きく分けて3つあり、それぞれの特徴を理解して自分に合ったものを選びましょう。
コットン
耐熱性や透湿性に優れ年中快適に過ごせますが、重量があり乾きにくいです。
ポリコットン(TC)
コットンとポリエステルの棍棒素材です。
耐熱性があり年中快適に過ごせますが、濡れるとやや重量があり乾きにくいです。
化繊素材(ポリエステルやナイロン)
軽量で持ち運びやすく、水を弾くため濡れても早く乾きます。
耐熱性や耐久性は低いです。
耐水圧は1,500mmを基準に選ぼう
キャンプでは急に雨が降ってくることもありますよね。
テントの耐水圧は1,500mm以上の商品を選べば、雨の日でもテントの心配することなく過ごせますよ。
耐水圧とは、テントがどれほどの降雨量の雨に耐えられるかを示した値で、高いほど防水性に優れます。
耐水圧が1,000mm以上で通常の雨、1,500mm以上で強い雨に耐えられるため、余裕をもって1,500mm以上のテントをおすすめします。
しかし、耐水圧の高すぎるテントは生地の透湿性が低く、テント内で結露しやすくなってしまうため、注意が必要です。
あると便利な機能をチェック
テントについていると便利な機能をいくつか紹介するので、購入時はぜひチェックしてみてくださいね。
ベンチレーションやメッシュパネル
暑い夏でも簡単にテント内の空気を入れ替えられて、涼しく快適に過ごせます。
スカートや煙突穴
冬の寒い時期でも、外の冷気を遮断してテント内の保温性を高められます。
前室
雨の日に濡れずに出入りでき、外で使用する荷物を置くスペースとして活躍します。
就寝時や外出時に荷物をテント内に入れることで、防犯対策としても役立ちます。
初心者におすすめのメーカー
初めてテントを購入する方におすすめのメーカーを2つ紹介します。
LOGOS
初心者でも使いやすいギアを多く発売する日本のアウトドアメーカーです。
ワンポールテントの種類が豊富で、自分に合ったテントを見つけられるでしょう。
DOD
ウサギのロゴが目印の大阪に本社のある日本のアウトドアメーカーです。
使い勝手がよく、コスパの高い商品が多いです。
テントはサイズや素材の異なるさまざまな商品が発売されているので、初心者から上級者の方まで愛用している方が多いです。
価格帯をチェック
6人用ワンポールテントは安い商品で2万円台から高い商品だと15万円を上回るものまで、幅広い価格帯で発売されています。
主に商品に使用される素材やサイズ、機能の充実性などにより価格が決まります。
高額な商品もありますが、価格の高いものが良いとは限らないので、自分に合ったテントを見つけてくださいね。
6人用ワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
DOD ワンポールテントL | 12kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
LOGOS Tradcanvas Tepee&タープ | 9.2kg | 350×300×180cm | ポリタフタ | 2,000mm |
CAPTAIN STAG DXオクタゴン | 17kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
DOD ヤドカリテント | 15.7kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
Naturehike ベルテント | 12kg | 364×400×240cm | TC | 3,000mm |
KingCamp ベルテント | 26.8kg | 500×500×300cm | コットン | 不明 |
Canadian East ピルツ12 | 16.3kg | 390cm×265cm×420cm | ポリエステル | 1,800mm |
NORDISK アズガルド | 20kg | 500×470×300cm | TC | 350mm |
Nordisk アルヘイム12.5 | 11.8kg | 400×400×275cm | TC | 350mm |
ogawa ピルツ15T/C | 13.4kg | 430×310×470cm | TC | 350mm |
【DOD】
ワンポールテントL(T8-200-BK)
遮光能力の高いブラックのポリエステル素材を使用し、8人用サイズで広々使用できる大型ワンポールテントです。
前後からアクセス可能なドアとメッシュパネルにより、暑い夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
「フタマタノキワミ」という二股ポールをオプションで購入すれば、デッドスペースなくテント内を広々使えますよ。
重さ | 12kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【LOGOS】
Tradcanvas Tepee&タープ(71809562)
1人でも簡単に組み立て可能な、ファミリーキャンプにもおすすめの6人用大型サイズのワンポールテントです。
専用のグランドシートやマットがセットになっているため、地面からくる冷気を感じにくいでしょう。
また、セットのタープを使用すれば雨の日でも濡れることなく、広々としたリビングルームとして使えますよ。
重さ | 9.2kg |
---|---|
サイズ | 350×300×180cm |
素材 | ポリタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
【CAPTAIN STAG】
DXオクタゴン(UA-47)
大人数のキャンプにおすすめの、広々とテント内を使える8角形の大きなベル型ワンポールテントです。
前後に大きい出入り口があり、ベンチレーションは合計4か所ついているため、通気性が良く夏でも快適に過ごせるでしょう。
フロアシートはファスナーで簡単に着脱可能で、フロアレスのシェルターテントとしても使用可能で、汎用性にも優れた商品ですよ。
重さ | 17kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【DOD】
ヤドカリテント(T6-662-TN)
オールシーズン使用可能で広々とした空間が魅力的な、6人用サイズの大型ワンポールテントです。
吊り下げ式のインナーテントはTC素材で夏は涼しく冬は暖かく、広々とした開放的なリビングスペースを確保してくれます。
フロントパネルには雨風の侵入を防げるサイドウォールを備えているため、降雨時でも濡れることなく快適に過ごせます。
重さ | 15.7kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【Naturehike】
ベルテント
シンプルな構造で初心者の方でも設営しやすく、大人数で使用可能な大型ワンポールテントです。
テントの生地には150Dポリエステルを採用しており、耐久性や耐水性に優れ、天気の悪い日でも安心して使用できるでしょう。
また、ベンチレーションやメッシュパネルがついているため、日本の蒸し暑い夏でも涼しく快適に過ごせますよ。
重さ | 12kg |
---|---|
サイズ | 364×400×240cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 3,000mm |
【KingCamp】
ベルテント
100%コットン素材を使用した肌触りの良い、さまざまなテントアレンジが可能な大きいベル型のワンポールテントです。
ベンチレーションが複数あり、テントの立ち上げ部分はすべてメッシュパネルがついているため、夏でも涼しく快適に過ごせます。
また、冬は煙突穴やスカートがついており、防寒能力にも優れているため、オールシーズン活躍するでしょう。
重さ | 26.8kg |
---|---|
サイズ | 500×500×300cm |
素材 | コットン |
耐水圧 | 不明 |
【Canadian East】
ピルツ12(CETO1005)
テントの天井高が高く広々とした空間が魅力で、1人でも簡単に設営可能な8角錐型の大型ワンポールテントです。
頂上部、上部、下部とベンチレーションが複数ついているため、日本の暑い夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
オプション商品のハーフインナーやフルインナーを購入すれば、ツールームテントとしても使えますよ。
重さ | 16.3kg |
---|---|
サイズ | 390cm×265cm×420c |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,800mm |
【NORDISK】
アズガルド(242024)
センターポール設計で誰でも簡単に設営でき、肌触りのよいポリコットン生地を使用した大きいベル型のワンポールテントです。
ドアや窓にはメッシュがついているため、蒸し暑い夏でも虫を気にすることなく、涼しく快適に過ごせますよ。
また、出入り口はAフレーム構造となっているため、楽に出入り可能で、見た目にもおしゃれでしょう。
重さ | 20kg |
---|---|
サイズ | 500×470×300cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【Nordisk】
アルヘイム12.5(Nd-alfheim12-tent)
典型的でシンプルなティピー型で、広々とした空間が魅力の1つである大きなポリコットンを使用したワンポールテントです。
天井高275cmと高さのあるテントですが、屋根部分にあるベンチレーションは1本の紐を引くことで簡単に開閉可能です。
また、オプションでジップインフロアシートと、テント内にいながら星空観察ができるインナーキャビンを購入できますよ。
重さ | 12.8kg |
---|---|
サイズ | 400×400×275cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【ogawa】
ピルツ15T/C(2790)
通気性や吸湿性に優れたポリコットン生地を採用した、誰でも簡単に設営可能な8角錐の大型ワンポールテントです。
5か所のベンチレーションと大きな出入り口のメッシュパネルにより、日本の蒸し暑い夏でも快適に過ごせるでしょう。
また、オプション商品のハーフインナーやフルインナーを使用することで、快適なリビングルームを確保できます。
重さ | 13.4kg |
---|---|
サイズ | 430×310×470cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
まとめ
今回は、ファミリーキャンプなど大人数での使用におすすめの6人用ワンポールテントの選び方やおすすめ10選まで紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったワンポールテントを購入して、キャンプを快適に楽しんでくださいね。
6人用ワンポールテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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