初めての方でも簡単に設営ができ、ソロ向けからファミリー向けまでサイズ展開が豊富な「ワンポールテント」。
「ティピー型」と言われる三角形をしたテントは、かわいいものから無骨でかっこいいものまで、実はおしゃれな商品が多いのです。
しかし、さまざまなブランドから発売されていて、どのテントが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おしゃれで機能性の高いワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
おしゃれなワンポールテントを使うメリット
設営方法が簡単
ワンポールテントは別名「モノポールテント」とも言われ、1本のポールを軸としてできた単純な構造のテントです。
そのため設営も、テント本体を広げて数か所ペグダウンをしてから、ポールをテント内に立てれば完成という単純な方法です。
設営方法が簡単かつ比較的短時間で設営可能なため、これからキャンプを始めるという方にも使いやすいテントでしょう。
サイズや生地展開が豊富
ワンポールテントはキャンパーからの人気も高く、サイズや生地の異なるテントが発売されていることも魅力の1つです。
コットン生地を使用した肌触りが良く火に強いテントから、ブッシュクラフトを楽しむようなかっこいいテントまでさまざまです。
後半ではおすすめテントを紹介しているので、自分のキャンプスタイルに合ったお気に入りのテントを見つけてくださいね。
価格の安いテントが多い
ワンポールテントは構造が比較的単純でパーツが少ないこともあり、価格が安く購入しやすいでしょう。
もちろん生地として使用している素材やポール、テント自体のサイズにより異なりますが、リーズナブルな商品が多いです。
また、商品によってはスカートや煙突穴がついているため、オールシーズン使えるテントもあるため、チェックしてみてくださいね。
おしゃれなワンポールテントを使うデメリット
耐風性は低い
ワンポールテントは1本のポールでテントを支えているため、複数のポールを使用するドームテントに比べると耐風性が低いです。
風があまり強くない日でも、対策としてテントに付属しているガイロープを数か所張っておくと安心でしょう。
また、風の強い日は最悪の場合、テントポールが折れてしまう危険性もあるため、設営はおすすめできません。
テント内にデッドスペースが生まれる
ワンポールテントは中心部には高さがありますが、中心から離れるとどんどん天井が低くなりデッドスペースが生まれてしまいます。
また、テント中央にポールがあるため、テント内をうまくコーディネートできない可能性も。
しかし、テントによってはオプションでポールを二股化させることもできるため、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。
雨天時は雨が入り込んでしまうことも
ワンポールテントは円錐型や多角錘型のデザインのため、ドアの出入りをするときに雨が入り込んでしまうことがあります。
前室の付いたテントや、ドアをキャノピーとして使用できるテントであれば、雨水の侵入を防ぐことができますよ。
また、前室部分がついたテントは夜間や外出時にギアを置けるため、野生動物や防犯対策としても役立つでしょう。
おしゃれなワンポールテントの選び方
サイズは「人数+1~2人」がおすすめ
テントの説明書には「使用可能人数」が記載されており、メーカーの「使用可能人数」は大人が寝られる最大数が記載されています。
そのため、テント内で快適に過ごすのであれば「人数+1~2人」のサイズがおすすめです。
特にワンポールテントはデッドスペースができやすい設計になります。
そのため、荷物を置くスペースなども考えて大きい余裕のあるテントがよいでしょう。
天井高2mあると安心
サイズと合わせて重要となるのが、テントの天井の高さです。
現在発売されているワンポールテントは天井高2m前後の商品が多いため、天井高2mより高いものを選ぶとよいでしょう。
天井の高さがあると、移動や着替えの際に腰をかがめることなく楽な姿勢で過ごすことができます。
しかし、天井の高すぎるテントは風の影響を受けやすく、設営も大変になるため、自分に合った高さのテントを見つけてくださいね。
生地の素材を確認しよう
ワンポールテントの素材は主に3種類あり、特徴を理解して自分に合った生地を見つけてくださいね。
コットン
ナチュラルな雰囲気で肌触りが良く、通気性や耐火性に優れます。
しかし、水分をよく吸収するため、重量があり乾きにくいです。
ポリコットン
コットンとポリエステルを合わせた混紡素材で、耐久性に優れ扱いやすい素材です。
ポリエステル
軽量で耐久性に優れ、価格も安い傾向にあるため購入しやすいです。
しかし、火には弱いため、近くで焚火をする際は注意が必要です。
耐水性もチェック
キャンプでは、さっきまで晴れていたのに急に雨が降ってきたなんてこともありますよね。
耐水性は、テント生地がどれだけ水圧に耐えられるのかを記した「耐水圧」という数値で確認します。
耐水圧の高いほうが耐水性も高く、1,500~2,000mm程度あれば強い雨が降っても耐えられるでしょう。
しかし、耐水圧が高くなれば高くなるほど、通気性が悪くなりテント内が結露しやすくなるので注意が必要です。
組み立てやすいテントがおすすめ
設営が簡単なワンポールテントですが、より組み立てやすいものがあるので、2つのポイントをチェックしてみてくださいね。
センターポールのストッパー
ストッパーがついているテントであれば、正確な中心位置がわかり迷わずポールを立てることができます。
設営ガイド
最初のペグダウンの際に、どこにペグを打てばよいのかわかるよう、設営ガイドがセットになったテントがあります。
場所に迷わずペグダウン可能で、初めてテントを立てる方には特におすすめです。
前室があると便利
デメリットでもお伝えした通り、ワンポールテントは円錐形や多角錘形となっているので、出入りの際に雨が入り込みやすいです。
しかし、テントに前室があることで雨の侵入を防ぐことができます。
また、就寝や外出時にキャンプギアを前室に片づけることで、野生動物や盗難などの被害から身を守ることもできるでしょう。
便利な機能をチェックしよう
ワンポールテントはオールシーズン使用可能な商品もあり、便利な機能が付いた商品もあります。
「ベンチレーション」や「インナーメッシュ」などがついていれば、暑い日本の夏でも通気性が良く快適に過ごせるでしょう。
また、「スカート」や「煙突穴」がついていれば、外の冷気を遮断しテント内の保温効果が高まります。
自分がキャンプをするシーズンや使用用途に合わせて、必要な機能のついたテントを選んでくださいね。
初心者におすすめのメーカーは?
初めてワンポールテントにおすすめのメーカーを3つ紹介します。
Coleman
創業100年以上になるアメリカの老舗アウトドアメーカーです。
テントやサイズのカラーバリエーションが多く、ビギナー向けのテントもあります。
DOD
ウサギのマークが目印の日本のアウトドアメーカーです。
おしゃれな商品が多く、コスパがよいことが魅力です。
ogawa
100年以上続く日本の老舗アウトドアメーカーです。
高品質な商品が多く、さまざまなアレンジが可能なテントが多いです。
おしゃれなワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
テンマクデザイン パンダ | 2.26kg | 240×240×150cm | ポリエステル | 1,500mm |
Coleman エクスカーションティピーⅡ | 6.2kg | 325×230×200cm | ポリエステル | 1,500mm |
BUNDOK ソロティピー | 4.8kg | 240x240x150cm | T/C | 5,000mm |
LOGOS
Tradcanvas Tepee | 4.6kg | 330×290×180cm | ポリタフタ | 2,000mm |
CAPTAIN STAG ワンポールテント レクタ TYPE2 | 4.8kg | 270×345×180cm | ポリエステル | 2,000mm |
ogawa タッソT/C | 7.4kg | 370x370x480cm | T/C | 350mm |
DOD
ヤドカリテント | 15.7kg | 460×460×300cm | ポリエステル | 2,000mm |
Canadian East ピルツ | 12.8kg | 390×265×420cm | ポリエステル | 1,800mm |
NORDISK アルフェイム12.6 | 13.4kg | 400×400×275cm | T/C | 350mm |
Mt.SUMI ノナT/C | 15kg | 510×500×320cm | T/C | 不明 |
【テンマクデザイン】
パンダ
重量が2.26 kgと超軽量で持ち運びやすく、アウトドアイラストレーターの「こいしゆうか」さんがプロデュースしたテントです。
前後にドアがあるため出入りがしやすく、前室がついているので荷物を置くスペースにも困りません。
ベンチレーションが上部についているため通気性が良く、日本の暑い夏でも涼しく快適に過ごせるでしょう。
重さ | 2.26kg |
---|---|
サイズ | 240×240×150cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,500mm |
【Coleman】
エクスカーションティピーⅡ(2000038140)
最大3人で使用できるサイズのコンパクトサイズで、持ち運びにも便利な前室空間のあるワンポールテントです。
ポリエステルですが、TexFiberと言われるコットンタッチ素材を使用しているため、肌触りが良くやわらかい雰囲気があります。
ベンチレーションが複数個所ついているため、通気性が良く暑い夏でも涼しく快適に過ごせますよ。
重さ | 6.2kg |
---|---|
サイズ | 325×230×200cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,500mm |
【BUNDOK】
ソロティピー(BDK-75TCSB)
焚き火の火にも強いポリコットン生地を使用した、ソロキャンプにおすすめの設営が簡単なワンポールテントです。
夏は涼しく冬は暖かいT/C生地で、スカートやベンチレーションがついているため、季節に関わらず使用できます。
また、二股ポールやフロントウォールなどオプション商品が豊富で、さまざまなテントアレンジを楽しめるでしょう。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 240x240x150cm |
素材 | T/C |
耐水圧 | 5,000mm |
【LOGOS】
Tradcanvas Tepee(71805611)
重量4.6kgと軽量で持ち運びのしやすい、ソロキャンプにおすすめのサイズで、広い前室が便利なワンポールテントです。
撥水加工が施されているため雨の日も安心して使用でき、UVカット加工済みのため日焼けの心配もいらないでしょう。
吊り下げ式のインナーテントはハーフタイプで、テント内をリビングと寝室に分けて広々と使うことができますよ。
重さ | 4.6kg |
---|---|
サイズ | 330×290×180cm |
素材 | ポリタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
【CAPTAIN STAG】
ワンポールテント レクタ TYPE2(UA-68)
最大4人で使用できるためファミリーキャンプにもおすすめの、ダブルウォールタイプのワンポールテントです。
テント内がスクエア型でレイアウトがしやすく、フライシート単体でスクリーンとしての使用もできます。
また、ドアは全面メッシュになり、広い前室でキャノピーも可能なため、テント内にいながら十分に開放感を感じられるでしょう。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 270×345×180cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【ogawa】
タッソT/C(2727)
使う人によってさまざまなバリエーションの張り方を楽しめる、ソロ~デュオキャンプにおすすめのワンポールテントです。
上部に大きなベンチレーションや、全面にスカートがついているため、季節に関係なくオールシーズン活躍するでしょう。
また、底面を6角形~8角形まで、ポールの高さを変えながら使用でき、使用する人数や場所に合わせて臨機応変に対応できます。
重さ | 7.4kg |
---|---|
サイズ | 370x370x480cm |
素材 | T/C |
耐水圧 | 350mm |
【DOD】
ヤドカリテント(T6-662-TN)
ペグを8か所打つだけで簡単に設営可能な、最大6人まで使用できる大型サイズのワンポールテントです。
セットのインナーテントがハーフサイズで広々とした前室となっており、サイドウォールがついているため、雨の侵入を防げます。
また、メッシュインナーやスカート、ベンチレーションがついているため、気温の変化に合わせて快適に過ごせるでしょう。
重さ | 15.7kg |
---|---|
サイズ | 460×460×300cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【Canadian East】
ピルツ(CETO1005)
テントの天井高270cmと開放的で広々とした空間が魅力的の、最大5~6人で使用できる大型サイズのワンポールテントです。
頂上部、上部、下部と複数のベンチレーションがついているため、暑い夏でも快適に涼しく過ごせるでしょう。
また、オプション商品でハーフインナーやフルインナーがあるため、寝室とリビングに分けて使用することもできますよ。
重さ | 12.8kg |
---|---|
サイズ | 390×265×420cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,800mm |
【NORDISK】
アルフェイム12.6
T/C素材を使用したやわらかい肌触りが特徴的な、6~8人使用できる大型サイズのワンポールテントです。
ベンチレーションや窓にはメッシュがついているため、暑い夏も虫の侵入を防ぎながら快適に過ごせるでしょう。
グランドシートには強化されたポールポイントがついているためポールの位置がわかりやすく、初心者でも簡単に設営できますよ。
重さ | 13.4kg |
---|---|
サイズ | 400×400×275cm |
素材 | T/C |
耐水圧 | 350mm |
【Mt.SUMI】
ノナT/C
薪ストーブをインストールするために作られた、合計8人まで使用できるT/C素材の大型ワンポールテントです。
2か所の煙突穴と6か所のベンチレーション、全方向にあるスカートにより、冬でも冷気を遮断しながら快適に過ごせるでしょう。
また、T/C生地に撥水加工を施しているため、難点である乾きにくさやカビの発生を抑え、お手入れのしやすいテントとなっています。
重さ | 15kg |
---|---|
サイズ | 510×500×320cm |
素材 | T/C |
耐水圧 | 不明 |
まとめ
今回は、おしゃれで機能性の高いワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったおしゃれなワンポールテントを見つけてキャンプを楽しんでくださいね。
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