海で潜水する際に必須ともいえるマスクやシュノーケルですが、一般的にまとめてシュノーケルといわれるのが特徴です。
しかし、シュノーケルとは息をする際に口にくわえて使用する、筒状の製品のみを指します。
厳密には、マスクやゴーグルとシュノーケルを組み合わせてシュノーケルセットと呼びます。
今回は、スピアフィッシング用マスクにこだわるメリットやデメリット、選び方についての解説です。
記事を読むことで、スピアフィッシング用マスクの選択基準や、抑えておくべきポイントについて把握できるようになります。
スピアフィッシング用マスクにこだわるメリット
マスク内の浸水が防ぎやすい
スピアフィッシング用マスクにこだわると、マスク内の浸水が防ぎやすくなるのがメリットです。
その理由として、こだわりが強くなれば高性能な製品が多くなり、結果浸水しにくい構造の製品を使用するようになるためです。
例えば、スピアフィッシングにおいてストレスを感じることの一つに、マスク内に海水が浸水し視界が奪われることが挙げられます。
高性能な製品は、スピアフィッシング用のストレスを軽減するために、技術開発を進めて製造されます。
そのため、高性能なマスクを使用することで、マスク内に海水が侵水するのを防ぐことができるのです。
マスクブローの回数が減らせる
マスクブローの回数を減らせることが挙げられます。
高性能なマスクは、マスクブローのことも考慮して製造されているため、内容積が適切な製品が多いためです。
マスクブローとは、水圧によりマスクが顔面を押し付けてくる現象を緩和させる、一種のテクニックです。
水圧が強くなりマスクが顔を圧迫し始めたら、マスク内に鼻から空気を送り込み、圧迫を緩和させることをマスクブローと呼びます。
マスクブローの回数が減ることは、体内の酸素量を減らさないことにつながるため、長く潜水することが可能になります。
スピアフィッシング用マスクにこだわるデメリット
試着しないとフィット感が分からない
試着しないと、自分の顔にフィットするかどうかが分からないのがデメリットです。
鼻の高さや目の離れ具合などは、人によって千差万別です。
そのため、試着せずに購入すると、自分の顔にフィットしなかったということが起こり得ます。
フィットしない場合、潜水中に締め付けが強く頭痛を引き起こしたり、マスク内に海水が浸水することがあります。
できれば、マスク購入の際にはダイビングショップに行き、店員さんに断ったうえで試着してから購入するのがおすすめです。
シュノーケルを別途購入しなければならない
マスクにこだわると、シュノーケルを別途購入しなければなりません。
高性能なマスクはマスク単体で販売しており、シュノーケルと一体型にはなっていないことが多いためです。
例えば、一般的なシュノーケルセットは10,000円を超えない程度の価格で販売されています。
しかし、高性能なマスクは、単体でも10,000円を超える製品が多いです。
さらにシュノーケルも購入するとなると、総額数万円となってしまうため、コスパが悪いと言えます。
スピアフィッシング用マスクの選び方
視野が広いタイプのマスクを選択する
視野が広いタイプのマスクを選択することをおすすめします。
その理由として、スピアフィッシングにおいて獲物の対象となる魚を発見することは、漁獲量のアップに直結するためです。
例えば、目の近くにレンズがあるマスクとそうでないマスクとでは、目の近くにレンズがあるマスクの方が圧倒的に視野が広いです。
レンズが目から離れてしまうと、レンズを覆うゴーグル部分の縁が視界の妨げになってしまいます。
また、視野が狭いと、海中の危険個所であったり、漁船接近の発見が遅れる可能性が高まります。
漁獲量のアップのみならず、自分の身を守る意味でも、視野が広いタイプのマスクの選択が重要なのです。
顔の形状にフィットするタイプを選択する
マスクが自分の顔の形状にフィットするか否かは、非常に重要です。
その理由として、顔にフィットしないマスクは、スピアフィッシング中に浸水する可能性が高いためです。
例えば、マスク内に浸水した場合は視界がぼやけ、自分の周辺を視認することが非常に困難になります。
そうすると、誤って漁船の進行方向上に浮上して轢かれてしまったり、初心者の方であればパニックに陥ることも考えられます。
海中でパニックを引き起こすと、意外かもしれませんが、息を止めておくことを忘れてしまいがちです。
視界不良によりパニックを引き起こした結果、呼吸困難に陥り、最悪の場合は命を落としかねません。
ダイビングショップにて試着するなどして、自分の顔にフィットするか事前に確認してから購入するのが賢明です。
スピアフィッシング用マスクおすすめ8選
【Cressi】
シュノーケリングマスク(DN410050)
CRESSIのZ1マスクには、フレームがありません。
フレームは視界が狭くなり、スピアフィッシングを行う際のデメリットとなるためです。
さらに、フレームがないことで重量も軽くなり、ダイビング中でも付け心地や重さが気になりません。
マスク内の容積が小さいため、マスクブローの回数が減り、長時間海中にとどまっていることが可能になります。
一眼レンズを採用しており、視界が広く、スピアフィッシングを行う際にも素早く獲物の魚を見つけられます。
【DAYOFF】
シュノーケリングセット
マスクに収納できるシュノーケルと銘打たれた、ユニークなシュノーケルセットです。
専用バンドで丸めることで、シュノーケルを折り畳むことが可能です。
マウスピースからスプラッシュガードまでを流線型に成型することで、水の抵抗を最小限に抑えます。
ダイビングマスクは、最大限に視野が確保できるフレーム形状を採用し、広域視界確保を実現しています。
【UMMY】
ダイビングマスク
レンズが平面かつ低容積マスクであるため、スピアフィッシングに最適なダイビングマスクです。
ガラスレンズを採用しており、マスクボリュームが小さいことから、潜水する際の邪魔になりにくく使い勝手がよいと言えます。
顔に密着する部分であるスカートにソフトシリコンを使用することで、柔らかくフィット感が優れているのが特徴です。
ガラスレンズを使用しているため、視界がゆがむことがなく、マスクを装着する際に起こる海中で酔うこともありません。
【GULL】
ダイビングマスク(GM-1270)
オゾン層で減衰されずに地表にまで到達するUV-A波長を、平均約45%カットするダイビングマスクです。
通常のガラスレンズと比較すると約2倍の紫外線カット率で、肌や目に優しいのが特徴です。
女性向けにデザインされた一眼のココが、リニューアルされて製造されているのも大きな魅力の一つと言えます。
リークレスシステムのシリコン体を採用しているため、顔に装着した際のフィット感が抜群です。
【GULL】
マンティス5ラバー(GM-1002)
通常のガラスよりも対象物をくっきりクリアに見ることが可能な、スーパークリアレンズを使用したダイビングマスクです。
ドレーニングスカートの効果により、マスククリア時の排水性を高め、マスク内に水が溜まるのを防止する設計になっています。
スピアフィッシング中に水圧が高くなると、マスクのフレームが顔を圧迫してストレスがかかります。
しかし、ソフトダンパーを採用することで、フレームが頬骨を圧迫しないのが特徴です。
【AQA】
マスク&シュノーケル(KZ-9001)
高品質のシリコンを素材に使用した、シュノーケリング専用UVカットレンズマスクとシュノーケルのセットです。
海外製のダイビングマスクが多いなか、信頼の日本ブランドであるため安心して使用できます。
また、日本人の顔にフィットするように設計されており、海外製品にありがちな鼻が高すぎたり容積が大きすぎることがありません。
シュノーケルの素材にはシリコンを採用し、ドライトップシステムが付いているため、排水がスムーズに行えます。
【VGEBY】
ダイビングゴーグル(VGEBY16opucghqs)
人間工学に基づいたデザインにより、100%シリコンガラスリングを採用した、フィット感に優れたダイビングマスクです。
構成はPCフレーム、強化ガラス、シリコンストラップとなっていて、高精細で防眩性のレンズがクリアな視界を実現しています。
水の抵抗を減少する形状になっており、潜水中の水圧や潮流に対する抵抗を効果的に減少してくれます。
【mares】
ダイビングマスク(481104)
上質なシリコンを素材に使用した、顔面に対する圧迫感を排除し優れたフィット感を実現したダイビングマスクです。
同じくシュノーケルもシリコン製で、海水が排水口から侵入してきにくい設計の、セミドライトップ機能付きとなっています。
メッシュバックが付属品として付いてくるため、持ち運びにも便利で入れ物を購入しなくても済みます。
まとめ
この記事では、スピアフィッシング用マスクのメリットやデメリット、選び方についてご紹介しました。
おすすめの商品もラインナップしているので、購入・再購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スピアフィッシング用マスクの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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