キャンプやアウトドアの経験がある方でも、アルコールストーブを使ったことがないと言う方も多いのではないでしょうか。
アルコールストーブとは、アルコールを燃料として、お湯を沸かしたり料理などに使用できる小型の調理器具のことを言います。
この記事ではアルコールストーブの中でもコンパクトで、携帯に便利な本体が4.5cm以下の薄型タイプのものを紹介しています。
あなたのアウトドアシーンにあった商品をぜひ探してみてください。
目次
- 1 薄型アルコールストーブを使うメリット
- 2 薄型アルコールストーブを使うデメリット
- 3 薄型アルコールストーブおすすめ10選
- 3.1 【Field to Summit】 ポケットアルコールストーブ( OF-CA-PAS)
- 3.2 【鍛冶屋の頓珍漢】 ポケットストーブ用 アルコールバーナー
- 3.3 【Doorslay】 アルコールストーブ
- 3.4 【MG TRAIL】手作りのオリジナルアルコールストーブ
- 3.5 【VARGO】 トライアドマルチフューエルストーブ(T-305)
- 3.6 【VARGO】 チタニウム デカゴンストーブ(T-302)
- 3.7 【CampLeader】アルコールストーブ
- 3.8 【EVERNEW】チタンアルコールストーブ (EBY254)
- 3.9 【YAEI Enthusiast 】チタン アルコールストーブ
- 3.10 【HAWGON】アルコールストーブ
- 4 まとめ
薄型アルコールストーブを使うメリット
破損や故障がないので安心
アルコールストーブはとてもシンプルな構造となっているため、故障や破損を心配する必要がありません。
具体的には、精密な部品や壊れやすい部品がない、素材や作りが頑丈、などの点から故障や破損の確率が格段に少なくなっています。
いつも同じ状態で使用できるという点は、大きなメリットと言えるでしょう。
しかしなかには、軽量化のためアルミなど変形しやすい素材を使用しているものもあるので、購入前に確認しておきましょう。
コンパクトかつ軽量で荷物にならない
キャンプやアウトドアにおいて悩みのひとつに上がるのが、重さや容量の問題です。
トレッキングや登山、バックパックでのキャンプなどでは、持っていける荷物に限りがある場合が多くあります。
そんなときには、軽くてコンパクトなアルコールストーブがあれば問題は解決するでしょう。
寒冷地でも安定して使用できる
アウトドアシーンにおいて、便利なCB缶やOD缶を使用されている方も多いでしょう。
しかし、寒い時期になるとうまく炎がつかないという経験をされたことがありませんか。
これは寒冷地でよく起こる現象で、アウトドアに強いとされるOD缶でも、長時間の使用や環境により炎が弱くなることがあります。
一方でアルコールストーブは、寒さなどの環境に左右されずに、同じ火力で使用できるというメリットがあります。
音がなく静かでアウトドアを満喫できる
CB缶やOD缶を使用するバーナーの場合に比べ、アルコールストーブは燃焼音がほとんどしないという特徴もあります。
燃焼音がしないので、アウトドアではより自然を感じることができます。
鳥のさえずり、樹木の揺れる音や風の音など、自然でしか感じられない音を感じることができるでしょう。
薄型アルコールストーブを使うデメリット
火力がそれほど強くない
アルコールストーブはガスに比べて火力が弱いというデメリットがあります。
ですが、お湯を沸かしたり料理したりなど通常の用途であれば、どのアルコールストーブでも問題なく使用することができます。
高火力が出せるように設計されたアルコールストーブもありますので、商品の特性を理解したうえで購入するといいでしょう。
火力調整が難しい
アルコールストーブは基本的に火力調整ができないので、温度調整が必要な料理などには不向きです。
炎の燃焼時間は燃料となるアルコールの量により調整ができますが、火力を上げたり下げたりする機能は付いていません。
ですが、なかには熱源を覆い隠すことで火力調整可能な商品もあるので、興味がある方はそのような商品を探してみるといいでしょう。
火の取り扱いには注意
アルコールストーブを使用時に最も気をつけたいのが、火の取り扱いです。
アルコールは引火しやすく簡単に火が燃え移ってしまうため、燃料を溢したり、倒したりしないよう慎重な取り扱いが必須です。
さらに、気を付けたいのが昼間の使用です。
暗い時であれば目視で確認できる炎も、明るい時間帯では見えにくくなるため、必ず火の状態を確認してうえで作業をしましょう。
風の影響を受けやすい
アルコールストーブはその構造上、非常に風の影響を受けやすく、火が消えてしまうことが多々あります。
対策としては、風を避けるウインドスクリーン(風防)を自分で準備するか、風防がセットになった商品を購入するといいでしょう。
また、風による転倒するなども考えられますので、安全に使うための使用場所についても考える必要があります。
薄型アルコールストーブおすすめ10選
【Field to Summit】
ポケットアルコールストーブ( OF-CA-PAS)
アルコールストーブの中で最薄級なのが、Field to Summitのアルコールストーブです。
別売りの五徳と風防の機能を兼ねた、ポケットストーブと合わせて使用すれば、快適さは格段にあがります。
使い方は蓋を開けてアルコールを入れて火をつけるだけの単純な作業なので、初心者でも安心して使うことができます。
【鍛冶屋の頓珍漢】
ポケットストーブ用 アルコールバーナー
開発・製造・販売のすべてを国内で行う純国産ブランドです。
本体はステンレス性で錆に強く堅牢なので、アウトドアでの使用でも凹みや破損を心配する必要がありません。
さらに本体には、消火用の蓋も付属しており簡単に消火することができます。
名前にポケットストーブ用とあるように、別売りのエスビットポケットストーブにピッタリ合うように作られています。
【Doorslay】
アルコールストーブ
この商品はアルコールストーブ本体に、五徳とアルコールの持ち運びに使えるボトル2本がセットになっています。
本体と五徳が一緒になっているので、初めての薄型アルコールストーブとして最適な商品と言えます。
さらに、本体と五徳がどちらも薄型なので持ち運びと収納に困ることもありません。
五徳は固形燃料が使用できる設計になっており、複数の燃料が使用可能です。
【MG TRAIL】
手作りのオリジナルアルコールストーブ
アルミ缶からひとつひとつ手作りされたアルコールストーブです。
素材がアルミ缶なので11gと非常に軽量かつコンパクトなため、少しでも重量を軽くしたいシチュエーションには最適です。
価格と機能を考えると非常にコスパの良い商品ですが、素材がアルミのため、あまり雑にあつかうと変形する恐れがあります。
【VARGO】
トライアドマルチフューエルストーブ(T-305)
本体に収納式の五徳と足がついた珍しいタイプのアルコールストーブです。
五徳兼足の部分は、余ったアルコールを元の容器に戻すための漏斗の役割も果たします。
アルコールがメインの燃料ですが、本体を裏返すことで、固形燃料やジェル燃料も使うことができます。
これ1台で何役もこなせる、引き出しの多い商品となります。
【VARGO】
チタニウム デカゴンストーブ(T-302)
アルコールストーブにおいて危険なことは、燃焼中の本体の転倒です。
その点において、この商品は本体の土台がしっかりしているため、転倒の恐れがなく安心して使用することができます。
そしてもうひとつのポイントが、一般的に本体上部にあるバーナーの役割を果たす穴が、側面にあるという点です。
この側面の穴から発生する火により、底面を広く加熱することができるようになっています。
【CampLeader】
アルコールストーブ
この商品は、アルコールストーブでは一般的な形状の本体に、薄型で組み立て式の五徳と風防の機能を兼ねた部品が付属しています。
そして、組み立て式の五徳と本体はしっかりと合わさるように設計されており、安心して移動することができます。
本体と五徳が別パーツであるにも係らず、連結して一体化できる点は嬉しいポイントです。
【EVERNEW】
チタンアルコールストーブ (EBY254)
この商品は、軽量コンパクトかつ頑丈で高火力という魅力があります。
その魅力の中でも一番のポイントが、他のアルコールストーブにはない高火力です。
その理由は、通常は1周しかないバーナーの火口が、この商品には内側と外側の2周の火口があることです。
また本体がコンパクトなのはもちろんのこと、素材がチタン製であることから、軽さと耐久性を兼ね備えた商品となっています。
【YAEI Enthusiast 】
チタン アルコールストーブ
2周の火口があるため高火力が魅力のアルコールストーブです。
また、高火力なだけではなく五徳と収納ケースが付属しているため、この商品さえあればそうそう困ることはありません。
それでも唯一の欠点があるとするならば、少し重量があるという点だと言えるでしょう。
【HAWGON】
アルコールストーブ
本体、五徳兼風防、固形燃料用の受け皿、火消し蓋、収納袋がセットになったコスパの良い商品です。
燃料はアルコールと固形燃料が使用できるようになっており、それぞれの部品が五徳兼風防に固定して安全に使用できる設計になっています。
また、アルコールストーブに慣れていないひとでも、安心安全に消火できる火消し蓋が付いている点もうれしいポイントです。
まとめ
アルコールストーブは、シンプルな構造で故障の心配がなく、使用する環境を選ばないタフなアイテムです。
その中でも薄型のものは、持ち運びしやすくコンパクトなため、どんなアウトドアシーンにも適応します。
薄型アルコールストーブを、あなたのアウトドアライフの生涯の相棒にしてみませんか。
薄型アルコールストーブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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