寒い時期の方がキャンプ場の予約が取りやすい、虫が少ないなどの理由から、真冬にキャンプに行く人が増えています。
夜は氷点下になることも多く、寒さ対策として石油ストーブや薪ストーブなどの暖房器具が欠かせません。
中でも、最近注目されているのが持ち運びできる小型のペレットストーブです。
ペレットストーブは薪ストーブと比べて馴染みがないことから購入に迷っている方も多いと思います。
そこで今回は小型キャンプ用ペレットストーブのおすすめ10選を紹介します。
目次
小型キャンプ用ペレットストーブを使うメリット
移動の時に車を汚さない
薪を買った際に、細かい木屑や薪についていた土などで車内を汚してしまった経験はありませんか?
ペレットは、針金で束ねただけの薪と違い、ビニールや段ボールに入って売られています。
また、ペレットを購入後、別のケースに移して持ち運びすることも。
そのため、持ち運びの際に車内を汚す心配が少なく、積載場所を選びません。
調理におすすめ
多くのペレットストーブでは五徳が付属していたり、本体に調理用の穴があり、料理がしやすい作りになっています。
直火でしっかり強めな火力が出るため、お湯を沸かしたり、おでんを煮込むなどの調理も比較的短時間で可能です。
火力調整は難しいですが、暖をとりつつ、調理もこなせるため、一つあると非常に便利です。
安定した燃焼
キャンプで主に使用される薪は、保管場所やその状態によって含水率が異なり、中には湿気っていて使えないことなどもあります。
木材を粉砕して再形成しているペレットでは、完全に乾燥しており、品質が一定で個体差が少ないです。
そのため、不完全燃焼になりにくく、しっかりと炎が立ち、より綺麗な火を見ることができます。
小型キャンプ用ペレットストーブを使うデメリット
ペレットが現地で調達しにくい
薪は各キャンプ場で販売していることが多く、現地調達が可能です。
しかし、ペレットを販売をしているキャンプ場は少なく、現地に着くまでに購入していく必要があります。
主な購入先は、ホームセンターや通販などです。
薪と違って、物置の中などどこでも保管できるため、大量購入してキャンプのたびに使用分だけ持っていくこともできます。
一酸化炭素中毒の危険性
テント内での火器の使用は自己責任とされていますが、ペレットストーブも例外ではありません。
中には煙突が長く、テントにインストールできる商品もありますが、正しい使い方をしないと一酸化炭素中毒の危険があります。
もしも、テント内で使用する場合は、必ず一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。
一酸化炭素チェッカーが故障して反応しなかった時のことを想定し、テント内に複数個設置した方が安心です。
小型キャンプ用ペレットストーブの選び方
タンクの大きさで選ぶ
ペレットストーブはペレットを入れておくタンクが付属することが多いです。
そのタンクの容量によって、連続燃焼時間が変わり、大きいタンクではより長時間ペレットの補充をせず燃焼できます。
逆に、冬キャンプは荷物が増えるため、あえてタンクの小さい軽量なストーブを選ぶこともできます。
タンクの大きさは、自分の想定している使い方や、積載の余力に合わせた選び方がおすすめです。
用途によって選ぶ
ペレットストーブは、基本的にテント外で使用しますが、薪ストーブのように煙突を外に出し、テント内で使用できるものもあります。
料理をすることがメインなのか、幕内で暖を取ることがメインなのかで購入すべき商品が変わってきます。
後悔のない選択をするために、購入する前にペレットストーブで何をしたいのか考えておくことが大切です。
使用する燃料から選ぶ
ペレットストーブの中には、ペレットのタンクを取り外すことで薪ストーブになる商品もあります。
そのため、本来ペレットストーブの燃料はペレットのみになりますが、薪を燃料として使用することもできます。
薪とペレット兼用商品は、汎用性が高くおすすめです。
購入を検討する際には、薪ストーブも含めて検討すると、選べる幅が広がるためおすすめです。
小型キャンプ用ペレットストーブおすすめ10選
【windhike】
3F UL GEAR ペレットストーブ
薪ストーブとしても使用できるペレットストーブです。
ストーブ上部に、ペレットのための燃料タンクが付属しており、ペレットのストックが可能です。
また、ストーブ本体の上ではフライパンや鍋を使った調理ができ、下のスペースではピザなどを焼くことができます。
前面のガラスが大きく、より炎を楽しむことが出来ます。
【windhike】
3F UL GEAR 薪ストーブ
ペレットストーブのなかでは珍しい、縦長の形をしています。
ガラス部分は大きく3面あり、炎をより多く見ることが出来ます。
ペレットの燃料タンクを満タンにしておくと、2時間程度連続で燃焼することができて便利です。
薪のように頻回に燃料補充をする必要がなく、安定して燃焼するため、ストーブ初心者の方にもおすすめです。
【windhike】
3F UL GEAR 西風薪ストーブ ペレットストーブ
前面が大きくガラスになっており、テレビを見るような感覚で炎を眺めることができるおしゃれなストーブです。
背面部分にタンクを取り付けることでペレットストーブになります。
サイドからは薪を入れることができ、下部にはオーブン機能も備えわっているため幅広い用途で使用できておすすめです。
煙突も長くあるため、テント内でゆっくりくつろぎながら使用したいストーブです。
【ノーブランド】
ソロ炉 ペレットストーブ
2本の煙突と、炎が見える窓のついたペレット専用のストーブです。
本体上部についた窓の上で調理が行え、ソロキャンプにちょうどいいサイズの商品です。
煙突の延長パーツはないため、テントにインストールすることはできません。
ペレットストーブはシルバーのものが多いので、ブラックで無骨なストーブを探していた方におすすめです。
【ユニフレーム】
UFペレットストーブ (689059)
通常、テント内にストーブを入れて使用すると、煙突が長くなり本体が不安定となりやすいです。
そのため、こちらのストーブには煙突固定用ロープが付属しており、強風の多い冬キャンプでも安心して使用できます。
移動の時は煙突を本体内部に収納でき、別売りのギアバックにピッタリ収納できるため、積載時にも重宝します。
【Naturehike】
ペレットストーブ
こちらの商品の特徴は、本体下部にオーブン機能が備わっていることです。
また、側面にはシェラカップなどを置いておけるサイズのテーブルもついており、炎をみながらくつろぐことに向いています。
オーブンの横には灰を捨てるための引き出しになっており、掃除も楽に行えます。
煙突も長く、テント内で暖まりながら調理をしたい方におすすめです。
【CHANGE MOORE】
ペレットストーブ
両サイドが耐熱ガラスになっているため、暖まりながら炎の揺らぎも楽しむことができるストーブです。
別売りの煙突延長パーツを使用して、テント内での暖房器具として使用できます。
ペレットタンクを満タンにしておくことで、煩わしい燃料の補充も最低限で済むため便利な商品です。
ペレットタンクを外すと薪ストーブとしても使用できるので、ペレットを買い忘れた際に薪でも使用できます。
【Phoenixrise】
不死鳥Jr.
縦型のスタイリッシュなストーブです。
レトロで無骨な見た目ですが、傾斜地の多いキャンプ場向けに傾き補正パーツがついており、安定があります。
本体前面のガラス部分が大きく、縦に大きく伸びる炎を見ることが出来ます。
本体の重量は重めですが、その分タンクも大容量なため、長時間燃料補充をせず使用できて便利な商品です。
【Fkstyle】
ピザ窯 キャンプ オーブン ストーブ
こちらは本来薪ストーブですが、オプションのペレット自動補給タンクを購入することでペレットストーブとして使用できます。
ストーブ下部に引き出し式オーブンがついているため、ピザや焼き芋などの調理に向いています。
また、灰受けの全面が引き出せる仕組みになっており、使用後の掃除や手入れが簡単に行えるため、初心者の方にもおすすめです。
【S’more】
Magic Stove
こちらもオプションのペレットタンクを装着することで、ペレットストーブとしても使用できる商品になります。
また、焚き火台としても使用できるため、荷物の増える冬キャンプでは一台で様々な使い方ができて便利です。
オプションパーツの中に、側面ガラス部分の付け替えフレームもあり、自分好みのストーブに変更できることも魅力的です。
まとめ
今回はキャンプ用の小型ペレットストーブについて紹介しました。
ストーブなどの火器をテント内で使用することは推奨されていないため、十分に注意して自己責任で使用しましょう。
安全に使用すればとても暖かく便利な道具なので、冬キャンプを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
小型キャンプ用ペレットストーブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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