真冬にサーフィンをする場合、特に寒い日や寒冷地となれば、防寒になるフルスーツの着用はサーファーにとって常識です。
ただ、防寒仕様のフルスーツと言えど、物によっては保温効果が不十分な場合もあり、その際はインナー着用は必須になります。
今回は防寒対策となるインナーに関した実情を踏まえ、保温効果に期待が持てる8アイテムについて詳しくご紹介していきます。
防寒できるサーフィン向けインナーを使うメリット
保温性が向上する
冬用として用いるウェットスーツの場合、現在流通している製品のほとんどは防寒対策が施された仕様です。
ただし、製品によっては保温性にばらつきがあり、インナーを着用することで保温性を均一に保つことを可能にします。
特に冷えやすい体質にある女性の場合など、インナーを使うことによってウェットスーツ以上の保温性を期待できます。
肌への擦れを防止できる
サーフィン向けとして用いるウェットスーツの全ては、運動性能を優先する関係上、基本は極力肌へ密着させる仕様となっています。
ただ、その密着が擦れの原因となる場合もあり、肌とウェットスーツの間には摩擦を起こさせないための隙間が必要になります。
サーフィン向けインナーであれば肌との間に常に隙間を作り、摩擦の軽減や擦れを防止する効果が期待できるでしょう。
ウェットスーツの脱着が容易になる
密着性があるウェットスーツほど着脱の際は困難になり、特に真冬は寒さと濡れた状態の脱ぎ難さによって苦痛は倍増します。
サーフィン向けインナーを着用すると肌との間に隙間ができ、裏地が滑りやすくなることによって脱着が容易になります。
薄手ウェットスーツの臨機応変な着用を始め、真冬用セミドライ(5〜6mm)のインナーとしての使用がおすすめです。
防寒できるサーフィン向けインナーを使うデメリット
動きにくくなる
生地自体に厚みを持たすことが防寒対策の基本であり、重ね着をすればするほどに保温性は高くなると言えるでしょう。
ただ、身に纏う生地が厚くなれば自ずと動く自由度は失われ、ライディングパフォーマンス時の運動性も制限されます。
インナーの着用は締め付け状態を増やし、常に動きに制限を掛けてしまうため、場合によってはかなりのデメリットとなります。
ウェットスーツの持つ保温性が半減
ウェットスーツ自体にある保温性は、生地と優れた加工技術に加え、肌との密着によって初めて効果を発揮します。
防寒対策としての着用は保温性を上げる手段となるものの、サーフィン向けインナーはあくまで補助的な役割として使用します。
保温性に優れたウェットスーツで使用した場合など、場合によっては本来持つ防寒機能を邪魔してしまうかもしれません。
費用として掛かる負担
夏用ウェットスーツであれば比較的安価で抑えられますが、冬用のウェットスーツとなれば高額な価格設定です。
平均価格が6〜10万円程となる冬用ウェットスーツに加え、インナーの購入によりさらに経済的な負担になります。
保温性を高めるうえでは有効的な手段となるものの、少しでも安価で済ませたいサーファーにとっては厳しい実情でもあります。
防寒できるサーフィン向けインナーおすすめ8選
【SURF8】
LYCRA インナーショーツ(84811)
サーフギアの定番ブランドだけに、常に現役ライダーらのフィードバックを重視して生まれたのがこちらのインナーショーツです。
冬のインナーとしてはもちろん、スプリングやショートジョン、またトランクス着用で起こる擦れへの防止も期待が持てます。
専門ブランドとしての信頼性をはじめ、広範囲な互換性によってハイクオリティーかつ安心の使い心地を約束してくれます。
【SURF8】
マグマコア起毛ショートジョン(82F4C1)
オールラウンドな扱いやすさに加え、サーフギアに特化したブランドのため高い信頼性があるインナーがこちらです。
スーパーマグマコア起毛の採用による最強の保温性や、運動性重視のデザインによってパフォーマンスを最大限に引き出します。
インナー本来の機能性はもちろん、特徴的なカラーリングによってファッショナブルにアクセントを与えます。
【MIZUNO】
スイムサポーター(N2JB6A0209)
トップアスリートによるフィードバックを重ね、縫製を必要としない独自技術で生み出されたスイムサポーターです。
競技用水着開発でのノウハウを基に縫製をなくすことによって、トランクスやウェットスーツでも着心地と運動性に影響が出ません。
パフォーマンスを重視する場合、こちらであればウェットスーツが持つ運動性能を最大限に引き出します。
【FELLOW】
エアーヒート(14F-WJ1100)
フルスーツ着用の時期の場合、水温の状況次第ではトップスインナーが必須となる機会も多いと言われています。
そのようなときにおすすめなのがこちらで、裏地に施された起毛により従来品よりも高い保温性を実現しています。
「セミドライだと少し暑いけれどジャージフルスーツだと若干寒いな…」といった時期での着用が特におすすめです。
【MAGIC】
Royal ショートジョン
高い保温性はもちろん、さりげないスタイリッシュさを求める場合におすすめなのがこちらです。
こちらは冬用アイテムブランドとしても信頼性が高く、現在でも多くのサーファーから支持されている定番のサーフギアです。
フロントにあるストレッチファスナーにより着脱も容易となるほか、起毛密度が高い素材によって圧倒的な保温性を生み出します。
【FELLOW】
裏起毛ロングスプリング(14F-WL1100)
フルスーツの着用時期と並び、風が吹くコンディションでも上半身の保温性をしっかりとキープできるのがこちらです。
波待ちをするときに海風に晒された上半身や腕の冷えを抑え、特殊柔軟仕上げで高いパフォーマンス性を実現します。
速乾性に優れているほか、人体の熱の蓄積を活用したテクノロジーにより最良の保温性を可能にしています。
【FELLOW】
裏起毛フルスーツタイプ
セミドライで定番のおすすめインナーがこちらのフルスーツタイプです。
長袖・長ズボンのフルスーツタイプになっているほか、フロントジッパーによって着脱も容易となります。
冷たい海水でも長時間のラウンドをサポートし、ハイクオリティーなライディングパフォーマンスも可能にします。
【Bism】
ロングパンツTi2
ダイビングインナーとしても信頼性は高く、蓄熱効果を持つタイプの中でも特におすすめなのがこちらです。
特殊気密の起毛加工によって保温性を長く保ち、速乾性にも優れているのでアフターでの扱いも容易と言えます。
着るだけで発汗するインナーなので、真冬の海で長時間サーフする際のアイテムとしておすすめです。
まとめ
防寒機能が充実している冬用ウェットスーツと言えど、人の体質や海の環境次第ではインナーの着用が必須になります。
まずは保温性を重視した選択を優先させ、ライディングパフォーマンスへの適応性を考慮しながら見極めていきましょう。
防寒できるサーフィン向けインナーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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