高負荷なゲームや動画編集をしていると、PCは熱を発し、ファンが稼働して熱を逃します。
Youtubeの視聴やネットサーフィンをする際、突然ファンが高速で回転して驚いたという経験があるのではないでしょうか。
そんなファンですが、冷却性能を高めることでデスクトップPCの性能アップに繋がるというのをご存知でしょうか?
今回は、4ピン接続のケースファンに注目し、おすすめの商品を10点ご紹介します。
目次
- 1 4ピン接続のケースファンとは
- 2 4ピン接続のケースファンを使うメリット
- 3 4ピン接続のケースファンを使うデメリット
- 4 4ピン接続のケースファンおすすめ10選
- 4.1 【Cooler Master】MasterFan MF140 Halo( MFL-B4DN-15NPA-R1)
- 4.2 【Cooler Master】SickleFlow 120( MFX-B2DN-18NPW-R1)
- 4.3 【CORSAIR】ML140(CO-9050050-WW)
- 4.4 【オウルテック】高耐久ケースファン(OWL-FE1225PWM-D3P)
- 4.5 【novonest】PCケースファンx3基(PF360CF4)
- 4.6 【サイズ】KAZE FLEX PWM(SU1225FD12M-RHP)
- 4.7 【サイズ】WONDER SNAIL 120(WS1225FD24-P)
- 4.8 【DEEPCOOL】FK120(R-FK120-BKNPF1-G-1)
- 4.9 【ASUS】TUF Gaming TF120 ARGB
- 4.10 【Fractal Design】Aspect 12 RGB (FD-F-AS1-1205)
- 5 まとめ
4ピン接続のケースファンとは
そもそもケースファンには2ピン、3ピン、4ピンの3種類があり、ピンの数が多いほど多機能なケースファンと言えるのです。
4ピンの場合、回路を構築するための-、+の端子、回転数を伝える端子、パルス信号を伝える端子の4つで構成されています。
回転数を伝える端子は、マザーボードにファンの回転数を伝え、ソフトウェア上でファンの稼働状況を表示できるようになります。
パルス信号を伝える端子は、ファンの回転数を調節するPWM制御という機能を使用するのに必要な端子です。
このように、4ピン接続のケースファンは多機能なケースファンとして近年注目を集めています。
4ピン接続のケースファンを使うメリット
回転数情報が分かる
4ピン接続のケースファンでは、回転数の情報がマザーボードに伝達されます。
これを活用することにより、簡易的なパソコンのヘルスチェックを行うことが可能です。
例えばCPUやGPUの使用率がそれほど高くないのにファンが高速で回転している場合、排熱機構やパーツに異常があるかもしれません。
ファンの回転数を精密に制御できる
先述したように、4ピン接続のケースファンではPWM制御という回転数を調節する機能が使用できます。
本来、ファンの回転数の制御は電圧を調節することで行われますが、PWM制御の場合、パルスを使ってモーターの駆動を制御します。
これにより、さらに精密な回転数の制御ができ、効率的な冷却や静音性の向上に繋がるのです。
進化が早い
少し前まで、ケースファンの主流は3ピンでしたが、最近になって4ピンのケースファンが注目されてきています。
このため、各メーカーがそれぞれの技術を集結させた高性能な製品が大量に出回っており、ハイペースで進化を続けています。
最新の技術をふんだんに使われたケースファンにより、あなたのPCの性能は大きく引き上げられることでしょう。
4ピン接続のケースファンを使うデメリット
マザーボードによっては一部の機能が使えない
4ピン接続のケースファンを使う場合、それを接続するマザーボードも4ピン接続に対応してなければなりません。
3ピン、あるいは2ピンでも使用自体は可能ですが、この場合PWM制御や回転数情報の取得ができなくなります。
ケースファンの機能を最大限に活用するためにも、マザーボード側も4ピン接続に対応したものを選ぶべきです。
4ピン接続のケースファンおすすめ10選
【Cooler Master】
MasterFan MF140 Halo( MFL-B4DN-15NPA-R1)
バランスの良いエアフローを生み出すファンブレードと、ノイズ低減技術で静音性が追求された4ピン接続のケースファンです。
2重のループ状にデザインされ、個別に制御可能なデュアルループアドレサブルRGBにより、鮮やかなライティングを楽しめます。
ファンの耐久性を示すMTTFは16万時間と、長寿命であることも魅力的です。
【Cooler Master】
SickleFlow 120( MFX-B2DN-18NPW-R1)
鎌状のブレードが強力な送風性能を発揮し、定回転から高回転の幅広いレンジに対応できる4ピン接続のケースファンです。
120mmケースファンの規格にそっており、多くのPCケースに問題なく装着できるため、汎用性が高いです。
最高回転数における騒音値は27dBとなっており、優秀な静音性能を有しています。
【CORSAIR】
ML140(CO-9050050-WW)
400~2,000rpmと幅広いレンジに対応し、送風性能が高い140mm規格の4ピン接続のケースファンです。
磁気ベアリングという特殊なベアリングにより、使用時は磁気によりパーツが浮上することで静粛性、耐久性が追求されています。
5年間の長期保証もついており、メーカー側の耐久性に関する大きな自信がうかがえます。
【オウルテック】
高耐久ケースファン(OWL-FE1225PWM-D3P)
デイジーチェーン接続に対応し、1つのコネクターで複数台のファンの連結や回転数制御ができる4ピン接続のケースファンです。
モーター部は、シャフトに対し2つのベアリングが搭載された2ボールベアリング機構が採用されており、耐久性の向上を図っています。
複数のファンの回転数を一括して制御でき、PC全体の冷却性にばらつきが生じにくくなっています。
【novonest】
PCケースファンx3基(PF360CF4)
3つのファンが一体化したフレームを使用し、隙間を減らした高効率の送風性能を有する4ピン接続のケースファンです。
一体化構造により、それぞれのファンをいちいち接続する必要がなく、たった1本のケーブルですべての設定が完了します。
すべてのファンにRGBが搭載されていますが、配色の指定や固定はできず、レインボーに光り続ける点は考慮すべきです。
【サイズ】
KAZE FLEX PWM(SU1225FD12M-RHP)
サイズ社が製造する高性能CPUクーラーに搭載されている、ファンを単体でリリースした4ピン接続のケースファンです。
オイルの注油部を有するベアリングは当モデルでは排除され、オイルの揮発や漏れを抑えて高い静音性を発揮します。
また、衝撃吸収ラバーパッドの採用により、動作時の振動の吸収やファンの安定した回転を維持できるよう工夫されています。
【サイズ】
WONDER SNAIL 120(WS1225FD24-P)
渦巻状のフィン構造を採用し、高回転域でもノイズを抑え、低騒音、高風量を実現した4ピン接続のケースファンです。
この記事では2,400rpmモデルをご紹介しますが、これ以外にも1,200rpm、1,800rpmの合計3種のモデルがあり、用途によって選べます。
2,400rpmモデルでは、最大出力で動作時も騒音値は30dBAを下回り、静音性能の高さも魅力的です。
【DEEPCOOL】
FK120(R-FK120-BKNPF1-G-1)
狭いフレームベゼルと大きなファンブレードにより、高効率のエアフローを提供する4ピン接続のケースファンです。
回転数は500~1,850rpmとなっており、幅広いレンジに対応でき、PWM制御により最適な冷却と高い静音性を実現しています。
RGB非搭載モデルのため、消費電力も少なく、電源ユニットへの負荷も軽減されています。
【ASUS】
TUF Gaming TF120 ARGB
マザーボードやディスプレイなどで有名なASUS社のゲーミングブランド、TUF Gamingから発売されている4ピン接続のケースファンです。
2層構造のRGBが搭載されており、すべてのブレードから均一に光が放たれるような色鮮やかなライティングも魅力的です。
MTTFは驚異の最大25万時間となっており、長期使用時の耐久性も優秀だと言えます。
【Fractal Design】
Aspect 12 RGB (FD-F-AS1-1205)
マザーボードからRGBのコントロールができ、好きなようにライティングを楽しめる4ピン接続のケースファンです。
ファンブレードの後部には乱流を低減するトリップワイヤーが搭載されており、PWM制御と合わせて安定した冷却性能を発揮します。
また、デイジーチェーン接続にも対応し、簡単に配線、ケーブルの取り回しができます。
まとめ
4ピン接続のケースファンはどんどん進化し、各社の技術を結集させた魅力的なモデルが数多くラインナップされています。
皆さんも、この記事を参考にして、自分に最もぴったりなケースファンを探してみてくださいね。
4ピン接続のケースファンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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