スケボーに限らず、転んだ際に一番先に地面に付く部分は手のひらで、スケボーをしていて一番擦り傷を負いやすい部分です。
リストガードなどのプロテクターで防ぐこともできますが、グラブがしづらかったり動きが制限されたりとデメリットがあります。
ですが、グローブ(手袋)であればグラブなどの動作の邪魔にならず、なおかつ怪我を防止することができます。
また、寒い冬の日には防寒としても使え、寒い地域にお住まいのスケーターには欠かせないアイテムです。
今回の記事では、グローブがスケボーにどのようなメリットデメリットをもたらすのか、おすすめの手袋とともにご紹介していきます。
スケボー向け手袋を使うメリット
怪我の防止になる
スケボーで手袋を使うのは怪我の防止となるので、美容師の方などは特に使用率が高いです。
手袋は寒い冬場に使う機会が多いと思いますが、冬は乾燥も強く、夏場より擦り傷を負いやすい季節でもあります。
グローブを付けることで防寒対策もでき、なおかつ怪我も防ぐことができるので一石二鳥のアイテムです。
捻挫や打撲にお困りの方は手首用のプロテクターを使用し、擦り傷の予防など簡易的に使いたいのであれば手袋が最適です。
ダウンヒルのパワースライドに
日本ではあまりなじみが無いかもしれませんが、海外では数キロに及ぶ長い下り坂を下るダウンヒルというジャンルがあります。
ストリートよりも全長がはるかに長いロングスケートボードを使い、坂道をハイスピードで下る競技です。
ダウンヒルでパワースライドをする際に、手をつきハンドオンでスライドするスタイルがあります。
ハンドオンパワースライドする際には、手のひらと指先に樹脂製のパッドが付いた専用のグローブが必要です。
そのため、ロングスケートボードでのダウンヒルに興味がある方は絶対に必要なアイテムとなります。
冬の防寒対策として
冬のスケートボードは寒さとの戦いとなり、衣服を着用している胴部分は暖かくても、指先がどうしても冷えがちです。
いくら体を温めても、指先が冷え切ってしまうとパフォーマンスも落ちてしまい、プレーに集中できなくなってしまいます。
手袋を着用することで指先から温めることができるので、冬のスケートボードには欠かすことのできないアイテムです。
オープンフィンガーの物は指先が温まりづらいので、スケボーには適しません。
グラブトリックの練習に
ボンレスやハンドプラントなどグラブトリック系をする際にスケボーを掴むと、指がデッキテープで擦れてしまいます。
同じグラブ系トリックを繰り返すと指の皮が擦り切れてしまい、血が出てくる程に指先を酷使します。
デッキテープの粗さにもよりますが、一日の限度回数は30回程度でしょう。
ですが、手袋を使うことで指とテープの摩擦がなくなり、指が擦り切れることがなくなるので何回でも練習ができます。
上達してくると軽い掴み方も分かるようになりますが、最初のうちは強く掴んでしまいがちなので手袋を付けることをおすすめします。
スケボー向け手袋を使うデメリット
夏場や温かい時期に手袋をはめながらスケボーをプレーするのは厳しく、余計に暑く感じてしまい集中できません。
手のひらの怪我防止を理由に使うのであれば、夏場はグローブよりも通気性に優れた手首用のプロテクターをおすすめします。
グラブ系のトリックを練習する際に使いたいのであれば、我慢してでも手袋を着用したほうが良いので、薄手の物を選びましょう。
スケボー向け手袋おすすめ8選
【DC】
グローブ(5430J923)
スケートボードシューズメーカー、ディーシーによるスケートボード向けのグローブです。
92%ポリエステル、8%ポリウレタン素材で作られた柔軟性の高い手袋なので、フィット感が高く熱がこもりにくい仕様となります。
スケートボードをプレーする際に一番ダメージを受けやすい指先部分には、補強が施されているので耐久性も抜群です。
この性能に対して価格が非常に安く設定されているので、コスパを重視したい方にはこちらをおすすめします。
【GIRL】
TOUCH GLOVES
せっかく手袋を付けるのであれば、ファッションにもこだわりたいところですよね。
プロスケーターのリック・ハワードと映画監督のスパイク・ジョーンズにより設立されたデッキブランド、ガールによる手袋です。
ユニクロともコラボレーションをした数少ないスケボーブランドで、デッキだけでなくアパレルも非常に人気が高くなっています。
手袋を着用したままスマホを操作できる仕様となっており、ファッション性も高いので冬のスケボーにぴったりな手袋です。
【VOLCOM】
ニットグローブ(D6732201)
スケートボード、サーフィン、スノーボード、バンドシーンと、さまざまなカルチャーがクロスオーバーし誕生したボルコム。
ボルコムストーンのロゴ刺繍をワンポイント、親指の付け根部分に配置した非常にシンプルなデザインとなります。
どのようなファッションにも合わせやすいブラックカラーなので、スケボーだけでなくデイリーユースでも使用できます。
【Andux Space】
フリーライドグローブ(HBST-06)
ダウンヒルにも対応可能なスケートボード用グローブになります。
手のひらのスライド用パッドは取り外し可能なので、自身のスタイルに合わせて脱着し、使用が可能です。
手のひら部分にはレザー素材を使用しているので耐久力が非常に高く、さまざまなスタイルに合うオールマイティーなグローブです。
【FINGER TEN】
子供用グローブ
こちらの商品は子供用となり、自転車に乗る際に使用されるサイクリンググローブになります。
スケボー用のグローブとサイクリンググローブはほぼ同じ仕様となるので、多くのスケーターが兼用で使っています。
スケボーに必要な機能性は全て兼ね備え、長時間使用できるように快適性も考慮したハイパフォーマンスなグローブです。
【Andux Space】
スケートボードグローブ(HBST-07)
カウレザーとスパンデック生地を採用し、耐久力と柔軟性を両立させたスケートボード用グローブになります。
手のひらにスライド用のパッドを装着するためのマジックテープが配置されており、別売りにはなりますが装着することができます。
ストリートスケートで使用する際にはパッドは装着せず、このままの状態で使用してください。
通気性を上げるため、皮部分にはパンチング加工がされているので、蒸れを防ぎ快適性が保持されます。
【RIVBOS】
サイクルグローブ
柔軟性とグリップ力を重視した大人用のサイクリンググローブになります。
フィット感が非常に高く、薄手ではあるものの、滑り止めが摩耗の激しい部分に配置されているので高い強度を持ちます。
手の甲の裏部分にはベルベット素材が使用されており、付け心地の良さと高い保温性を持つグローブです。
【Breadom】
スパークパック付きロングボードグローブ
ダウンヒルスケートボード用のスライドパッド付きグローブです。
パッド部分には火打石が取り付けられており、地面に手をつきスライドさせることで火花を散らすことができます。
プロも使用する品質となり、厚手のレザー素材で作られているので耐久力が非常に高く、激しい転倒にも耐えられる性能を持ちます。
まとめ
怪我の防止や防寒対策として使用されるグローブは、グラブ系トリックの練習には欠かせないアイテムです。
冬はグローブがあるとなしでは圧倒的にパフォーマンスに差が出るので、使用することをおすすめします。
ぜひこの機会にお気に入りのマイグローブをお探しください。
スケボー向け手袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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