現在は8インチが標準サイズとなっていますが、以前までは7.75インチのスケボーデッキが標準サイズとして扱われていました。
スケートボードは数ミリ、数グラムの世界です。
ぱっと見で幅の差がわからない程のサイズ変化でも、実際に滑ってみるとかなり感覚が異なります。
そんな7.75インチのスケボーデッキですが、一体どのようなメリットそしてデメリットがあるのでしょうか。
今回は7.75インチのスケボーデッキに焦点を当ててご紹介していきます。
目次
- 1 7.75インチのスケボーデッキを使うメリット
- 2 7.75インチのスケボーデッキを使うデメリット
- 3 7.75インチのスケボーデッキおすすめ10選
- 3.1 【ELEMENT】92 CLASSIC
- 3.2 【GIRL】VIBRATIONS OG Sean Malto
- 3.3 【THE KILLING FLOOR】ANDREW GRAY PORTRAIT DECK
- 3.4 【CHOCOLATE】ALVAREZ DECK
- 3.5 【ALMOST】TEAM SCUM PUNK
- 3.6 【WKND】GOOD TIMES DECK
- 3.7 【SANTA CRUZ】FLIER COLLAGE HAND
- 3.8 【TOY MACHINE】FISTS L.GREEN
- 3.9 【PRIMITIVE】MESSENGER DECK BURGUNDY
- 3.10 【PLAN-B】FELIPE ORIGINAL DECK
- 4 まとめ
7.75インチのスケボーデッキを使うメリット
回し系トリックがとてもやりやすい
7.75インチは、現在幅広いスケーターが使用している8インチ台のデッキに比べ、圧倒的に回し系トリックがやりやすいです。
特にバリアルトリックやハードフリップなど、前足を鋭く抜く必要性があるトリックにおいて非常に有利なサイズ感となっています。
8インチデッキで回し系トリックにやりづらさを感じているのであれば、ぜひ一度7.75インチデッキを試してみてください。
軽くてコントロールしやすい
デッキはサイズが小さくなればなるほど質量が小さくなり、コントロール性能が上がります。
そのため、クイックな滑りをするテクニカルスケーターやフラットトリック特化型スケーターにおすすめなデッキと言えるでしょう。
また、小さな力でデッキをコントロールできるので、キッズスケーターやガールズスケーターにも人気なサイズとなっています。
初心者スケーターが扱いやすいサイズ
スケートボードをやり始めてまず挑戦してみたいトリックは、やはりオーリーかと思います。
オーリーはデッキを後ろ足で弾いて前足で擦り上げる基礎トリックですが、一番難しいトリックと言っても過言ではありません。
オーリーは大きいデッキを使って練習しようとすると、重くて弾いても浮いてこないといったことになってしまう可能性があります。
そのようなとき、軽くて弾きやすい7.75インチのデッキをぜひ使用してみてください。
7.75インチのスケボーデッキを使うデメリット
滑走時や着地時、安定感に欠ける
7.75インチは現在主流の幅広なデッキに比べ、安定感に欠ける点が最大のデメリットでしょう。
7.75インチは比較的幅が狭いことによって足がはみ出やすくなっています。
それによって、滑走時やトリック後の着地時に足が抜けてしまう確率が高いです。
安定感か回しやすさ、どちらを取るかは皆様のスタイル次第ということになります。
グラインド、スライドがやりづらい
7.75インチはデッキの面積が小さいので、スライド系トリックも少々やりづらさを感じるかもしれません。
特にノーズスライドやテールスライドでは、踵やつま先がセクションに当たって詰まってしまいます。
また、デッキ幅が狭くなればなるほどトラックサイズも小さくなるので、グラインドもかけづらさを感じるでしょう。
ですが、トラックをピンポイントでかけることができればしっかりとロックされ、ずり落ちないというメリットも持ち合わせています。
R系セクションには向かない
ボウルやランプなどのR系セクションでは、主に幅広なデッキが使用されています。
理由としては「R系セクション上では安定感が命」や「サーファーのオフトレが発祥」が主です。
また、R系セクションでは回し系トリックではなく、デッキやトラックをコーピングにかけるトリックがメイントリックとなっています。
上記の理由により、7.75インチのデッキはR系セクションには向いていないと言えます。
7.75インチのスケボーデッキおすすめ10選
【ELEMENT】
92 CLASSIC
こちらのデッキはブラックとレッドが映えるクラシカルなブランドデッキです。
ELEMENTは大手スケートボードショップでもよく見かけるブランドで、コンプリートの販売も行っています。
デッキシェイプも非常に扱いやすいものとなっていることから、初心者に強くおすすめできるデッキと言えるでしょう。
【GIRL】
VIBRATIONS OG Sean Malto
こちらはとても奇抜なカラーリングで、どこかサイケデリックな印象を受けるデッキです。
キックやコンケーブは結構しっかりとしているデッキなので、回しやすさはもちろん安定感も持ち合わせています。
ブランドネーム通りガールズスケーターにも愛されており、扱いやすさにも定評があるデッキです。
【THE KILLING FLOOR】
ANDREW GRAY PORTRAIT DECK
こちらはまるでコラージュアート作品のようなデザインがとても個性的なデッキです。
コンケーブは緩めでフリップ足が抜きやすく、キックは強めでトリックに高さが出しやすいシェイプとなっています。
デザインだけではなくシェイプも個性的で、唯一無二のスケートスタイルを確立できるでしょう。
【CHOCOLATE】
ALVAREZ DECK
GIRLとの姉妹ブランドChocolateの、落ち着いたカラーリングが印象的なデッキです。
クセがないシェイプで誰でも扱いやすく、初心者からプロにまで愛されているオールラウンダーデッキです。
デザインも奇抜すぎずおしゃれなので、初めてのデッキ選びに迷ったらぜひこちらのデッキを試してみてください。
【ALMOST】
TEAM SCUM PUNK
こちらはレッド、ブルー、イエローのカラーリングでビビッドな印象となっているデッキです。
キック、コンケーブともにやや強めで、ストリートスタイルにはもってこいのシェイプとなっています。
ALMOSTは大手スケートショップでよく目にするブランドで、間違いない品質のデッキと言えるでしょう。
【WKND】
GOOD TIMES DECK
こちらは鮮やかなグリーンカラーにシンプルなブランドネームのレタリングで、お洒落な雰囲気に仕立て上げているデッキです。
ノーズテールともにやや短めかつ丸みを帯びており、キックは比較的強めとなっている個性的なデッキシェイプとなっています。
コントロール性に優れていることでも高く評価されているこちらのデッキは、7.75インチながら安定感のある乗り心地です。
【SANTA CRUZ】
FLIER COLLAGE HAND
今やスケーターではなくとも見たことがあるであろう、SANTA CRUZのスクリーミングハンドがプリントされたデッキです。
キックやコンケーブはやや強めではありますが、初心者でも扱いやすいクセのないシェイプとなっています。
また、SANTA CRUZのデッキは硬く弾きが良いことでも有名です。
回し系トリックも非常にやりやすいので、初めてのデッキ選びにピッタリなブランドと言えるでしょう。
【TOY MACHINE】
FISTS L.GREEN
こちらはグリーンの背景色にブランドロゴが大きくプリントされた、クラシックな印象のデッキです。
キックやコンケーブはやや緩めなので、弾きやすくフリップ足も抜きやすいシェイプとなっています。
そのため、ガールズスケーターやキッズスケーターにも非常に扱いやすいデッキと言えるでしょう。
【PRIMITIVE】
MESSENGER DECK BURGUNDY
こちらはワインレッドの色使いと鳩にバラ、そしてブランドロゴというハイセンスなデザインのデッキです。
プリミティブのデッキはキックが緩めなのでトリックの高さは出しづらいですが、楽に弾くことができるデッキとなっています。
デザインもシンプルなので、奇抜なデザインが苦手な方にもおすすめできる一枚です。
【PLAN-B】
FELIPE ORIGINAL DECK
こちらは超がつくほどの老舗ブランド「PLAN-B」のクラシックなデザインデッキです。
キックとコンケーブは結構しっかりとしているので、トリックに高さが出しやすく回しやすいデッキとなっています。
ストリートでビタビタのフリップをカマしたい硬派なスケーターにおすすめなブランドです。
まとめ
7.75インチデッキはとにかく回し系トリックが非常にやりやすいです。
8インチ台が主流となっている現在でも、7.75インチデッキには多くの根強いファンがいます。
筆者としては「今まで太いデッキを使っていたスケーターも一度だけでいいから試してみてほしい」サイズ感のデッキです。
7.75インチのスケボーデッキの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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