キャンプに欠かせない道具の一つとして、テントやタープを地面に固定するためのペグがあります。
ペグには様々な形状のものがあり、その形状によって機能や役割が異なりますが、今回はその中でも「ピンペグ」という種類について詳しくお伝えしたいと思います。
ピンペグとは、誰でも目にしたことが一度はあると思われる、ごくスタンダードな形のペグのこと。
テントやタープを買った時に付属していたりするのも、このタイプが多いです。
目次
- 1 ピンペグを使うメリット
- 2 ピンペグを使うデメリット
- 3 ピンペグの選び方
- 4 ピンペグおすすめ10選
- 4.1 【Peguu】テントペグ アルミペグ (Lvzhididing)
- 4.2 【コールマン】アルミピンペグ21cm (170TA0024)
- 4.3 【CAPTAIN STAG】19cm 丸スチールペグ(UZ-13165)
- 4.4 【Boundless Voyage】チタンペグ ソリッド
- 4.5 【Soomloom】ペグ チタン製 固定ロープ付き テント用
- 4.6 【スノーピーク】ジュラルミンペグ Duralumin Peg (R-043)
- 4.7 【TITAN MANIA】チタン製 ピンペグ ソリッド 超軽量
- 4.8 【TITAN MANIA】チタン製 チタンペグ ソリッド 強靭
- 4.9 【UNIFLAME】ジュラパワーペグ200(681626)
- 4.10 【ベルモント】トライアングルジュラペグ200(BM-391)
- 5 まとめ
ピンペグを使うメリット
安価である
テントやタープを買えば付いてくることからも予想がつきますが、ピンペグは他の種類のペグに比べて安価です。
何本かセットになって売られているものが多いので、まとまった本数が必要な場合や、まずは手に入りやすいものから試したいという初心者の方におすすめ。
軽くて持ち運びが便利
ピンペグは、軸が細いので重量は軽め。
特にアルミ素材のものであれば1本あたり15〜20g程度なので、数十本持って行ってもそこまで負担がかかりません。
登山やツーリングキャンプ等、持ち物を軽量化したい時に検討してみると良いでしょう。
打ち込みやすい
細くてまっすぐな形状から抵抗の少ないピンペグは、普通の硬さの土であれば、軽い力で地面に刺さっていくのが特徴です。
キャンプに慣れていない方や女性でも、簡単に打ち込みやすいところが長所と言えます。
ピンペグを使うデメリット
強度が弱く曲がりやすい
ピンペグが適しているのは主に芝生や土のサイトで、石の混じった硬い地面には向きません。
硬い地面にそのままハンマーでガンガン打ちつけてしまうと、簡単に曲がってしまうものもあります。
しかし中には、砂利混じりの硬いサイトに対応するピンペグもありますので、材質やレビューをチェックしてみましょう。
耐久性が低い
鍛造製という鉄で出来たペグが半永久的に使えると言われることに対し、ピンペグには「消耗品」のイメージがあることは否めません。
材質にもよりますが、曲がったり腐食してしまい、長持ちしない可能性があることは念頭においておきましょう。
抜けやすい
打ち込みやすいのがメリットであるピンペグですが、打ち込みやすい分、抜けやすくもあります。
軸の断面が円形だと土中で空回りして抜けやすくなる為、平打ちや六角形のものなど工夫されている商品もあるので、チェックしてみると良いでしょう。
または、風が直接当たらないインナーテントの固定等、部分的に使用するのもおすすめです。
ピンペグの選び方
素材
ピンペグには、アルミをはじめとした様々な素材のものがあります。
素材により強度が違うので、ポイントを押さえておきましょう。
チタンは強度が高く、軽くて錆びにくい特徴を持っています。
ステンレスは強度はやや高めで、手入れを怠ると錆びやすいです。
ジュラルミンとはアルミ合金のことで、JIS規格でジュラルミン、超ジュラルミン、超超ジュラルミンと種類分けされ、超がつくほど強度は高くなりますが、錆びに弱いです。
アルミは軽くて錆びにくいですが、強度は低くなってしまいます。
素材により価格も異なりますので、特色と合わせてチェックしてみてくださいね。
長さ
20cm以下の長さのものから、長い物では40cmを超えるものも。
長くなるほど地面に深く刺さるので抜けにくくなりますが、打ち付けるのも大変になる他、曲がりやすくなります。
テントの固定には20cm程度のもの、風の抵抗を受けやすいタープの固定には30cm以上のものを使うと安心です。
ピンペグおすすめ10選
【Peguu】
テントペグ アルミペグ (Lvzhididing)
テントに付属してくるペグと見た目は似通っていますが、丈夫さや機能面ではそれらよりも上回っているので、買う価値は十分。
正六角形で曲がりにくい形状になっており、軽くて頑丈と評価も高い一品です。
鍛造製やチタン製のペグを1本別で用意し、下穴をあけることで曲がりにくくなり、より快適に使えるでしょう。
【コールマン】
アルミピンペグ21cm (170TA0024)
アウトドアの王道、コールマンのピンペグです。
アルミ製なので硬い地面では曲がりやすいというレビューが見られますが、整備された土や芝生のサイトであれば取り扱いやすいでしょう。
足元で目立つ赤いカラーが撤収のし忘れを防ぎ、初心者の方にもおすすめです。
【CAPTAIN STAG】
19cm 丸スチールペグ(UZ-13165)
10本組で980円のお手頃価格が魅力、キャプテンスタッグのピンペグです。
素材はスチールなので、アルミ製に比べて頑丈なのも嬉しいポイント。
アルミ製ではすぐに曲がってしまうような硬めの土でも、ある程度地面に食いこんでいく強度があります。
【Boundless Voyage】
チタンペグ ソリッド
金属の中で強度の高いチタン製なので、他の素材のものに比べて耐久性では特に優れています。
濡れた地面に使用しても錆びないので、長期間使用が可能。
消耗品というイメージの強いピンペグですが、長く使い続けられるピンペグをお探しの方におすすめです。
【Soomloom】
ペグ チタン製 固定ロープ付き テント用
こちらも、強度の高いチタン製です。
使いやすさにこだわり、打ち込みやすい円柱形ヘッド、撤収の際にハンマーに引っかけて抜きやすいU字型デザイン、暗闇でも安全な反射材入りロープを採用。
細部まで工夫の詰まった製品は、初心者にもおすすめです。
【スノーピーク】
ジュラルミンペグ Duralumin Peg (R-043)
キャンパーにはファンも多い有名なアウトドアブランド、スノーピークのピンペグです。
ジュラルミンとはアルミニウム合金の一種で、純粋なアルミよりも高強度となっているのが嬉しいポイント。
軽くて丈夫なので、予備のペグとして何本か用意しておくのもおすすめです。
【TITAN MANIA】
チタン製 ピンペグ ソリッド 超軽量
チタン製品専門店、チタンマニアの超軽量ピンペグは、なんと1本約6g。
ソロ用テントなど小型のテントにおすすめです。
チタンの錆びない特性と0.3cmの細さを活かし、ペグとしてだけでなくBBQ用の串としての役割も。
複数本揃えておくと便利なアイテムです。
【TITAN MANIA】
チタン製 チタンペグ ソリッド 強靭
同じくチタンマニアのピンペグですが、こちらは0.7cmの太さなので強靭さでは特に安心感があります。
小さい石であれば砕くほどの強力さがユーザーからの評価も高く、もう重たい鉄製には戻れないという声も。
軽さと強靭さのバランスの取れた一品です。
【UNIFLAME】
ジュラパワーペグ200(681626)
新潟県燕市のアウトドアメーカー、ユニフレームは永く使える名品を数多く生み出しているアウトドアメーカーです。
そんなユニフレームのジュラパワーペグ200は、「超超ジュラルミン」というジュラルミンの中でも高強度のものを採用。
軸が平打ちの形状で地面の中で空回りしづらく、抜けにくいのも使いやすさの秘密です。
【ベルモント】
トライアングルジュラペグ200(BM-391)
細くてまっすぐな形状から抜けやすいのがデメリットであるピンペグですが、こちらのピンペグは一味違っています。
長い軸と短い軸が2本地面に刺さるので、安定感は抜群。
風の強い時に頼りになりそうな一品です。
まとめ
たくさんの種類があるペグの中でも、もっともスタンタードなピンペグをご紹介しました。
テントに付属のペグをもう少しグレードアップしたい時や、予備のペグとしてもおすすめです。
ご自身のキャンプスタイルに合ったものをチョイスしてみてくださいね。
ピンペグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方