PCの性能をフルに発揮させるためには冷却性能が重要であり、冷却性を高めるためにケースファンが搭載されています。
ケースファンは冷却性能を高めるメリットがありますが、同時にファンの回転による騒音というデメリットも特徴です。
ですが、ケースファンも年々進化を遂げており、近年では高い静音性を持つPCケースファンも多く展開されています。
高い静音性が期待できるおすすめケースファンの紹介をはじめ、選び方や使用するメリットデメリットを解説します。
目次
- 1 静音タイプのケースファンを使うメリット
- 2 静音タイプのケースファンを使うデメリット
- 3 静音タイプのケースファンの選び方
- 4 静音タイプのケースファンおすすめ10選
- 4.1 【novonest】PCケースファン（NK12BK4-3-novonest）
- 4.2 【EASYDIY】PCケースファン
- 4.3 【DEEPCOOL】PCケースファン（RF120M）
- 4.4 【GELID】PCケースファン（FN-PX08-21）
- 4.5 【Cooler Master】PCケースファン（MFL-B2DN-18NPA-R1）
- 4.6 【SCYTHE】PCケースファン（WS1225FD24-P）
- 4.7 【Corsair】PCケースファン（CO-9050043-WW）
- 4.8 【Thermalright】PCケースファン（TL-C12015L）
- 4.9 【Silver Stone】PCケースファン（SST-AS90B-ARGB）
- 4.10 【Fractal Design】PCケースファン（FD-FAN-DYN-X2-GP14-PWM-BK）
- 5 まとめ
静音タイプのケースファンを使うメリット
騒音で迷惑を掛けない
ケースファンは内部に溜まった熱の排熱効率を上げる役割があり、排熱量に応じてファンの稼働数も増減するのが特徴です。
静音性に優れたファンでなければ騒音が目立つことになり、ボイスチャットを使用している場合には相手方に迷惑が描けてしまいます。
ですが、静音性に優れたファンなら振動や騒音低減に優れているので、ファンの回転数が増加しても迷惑を掛けることがありません。
全体の安定性も向上
静音ケースファンは排熱量で回転数を制御するPWMが使用されているため、パーツに負荷が掛かっていると回転数が増加します。
回転数が増加すると冷却性能が増加するため、パーツに掛かる負荷を軽減して安定したパフォーマンスを発揮できます。
振動と騒音軽減に優れているだけではなく、PCのパフォーマンスを最大限安定させることが可能です。
静音タイプのケースファンを使うデメリット
排熱性能が高いケースが必要
静音性の高いケースファンは冷却性能の高さも特徴ですが、冷却性を発揮させるためには排熱性に優れたケースが必須です。
ケース各面に通気口が確保されていなければ、高い回転数が仇となって内部で熱を循環させるだけになってしまいます。
ファンのフル回転が常時必須になり静音性も損なってしまうため、排熱性能の高いケースも必須です。
静音タイプのケースファンの選び方
サイズで選ぶ
PCケースはスリム～フルタワーまで幅広く展開されており、ケースに適したサイズのファンを選択しなければいけません。
ファンのサイズは60mm～140mmと幅広いですが、優れた静音性を持つファンは120mm・140mmサイズに集中しています。
静音性に優れたファンを搭載する場合は120mm・140mmサイズから、使用するケースに適したサイズを選ぶことが重要です。
BTO等でも120mmサイズが搭載されているので、120mmサイズの中から選ぶことで失敗も回避できます。
ノイズレベルと回転数で選ぶ
ケースファンの詳細には基本的にノイズレベルがdb/dBAという単位で明記されています。
つまり、数値が低いほど静音性が高いということになるので、静音ケースファンを選ぶ際の明確なポイントになります。
ただし、最大回転数が少なくノイズレベルも低い場合は、冷却性能を犠牲にして静音性を実現しているので注意が必要です。
ノイズレベルが低く回転数が多いファン、回転数が少なくても風量が多く冷却性能にも期待できるファンを選んでいきましょう。
4ピンPWM対応を選ぶ
ケースファンにも規格が存在しており、3ピンのDC制御・4ピンPWM制御の2種類が主流です。
3ピンDC制御は回転数の制御幅が狭いので常にフル回転に近い状態となり、騒音や耐久性も低くなります。
ですが、4ピンPWM制御は回転数の制御幅が段違いに広いため、負荷レベルの状況に応じて回転数の操作が可能です。
さらに4ピンPWM制御は低ノイズレベルを実現したファンが多く展開されているので、高負荷時も高い静音性が期待できます。
PWMは回転数を操作してファンの寿命も長く持たせられるため、耐久性にも優れたPWM制御ファンを選びましょう。
静音タイプのケースファンおすすめ10選
【novonest】
PCケースファン（NK12BK4-3-novonest）
正方形のデザインによる効率の良い換気を実現しており、ケースファン及びCPUクーラーとして運用可能です。
衝撃吸収パッドと騒音低減効果の高いシリコーンパッドを採用しているため、静音性と耐久性に優れています。
シンプルな単色カラーとRGB搭載ファンが展開されており、デザインに合わせて選ぶこともできるおすすめPWMファンです。
【EASYDIY】
PCケースファン
他にはない12枚ブレードを採用することで高い静音性を持っており、サクールLEDが搭載されているPWMケースファンです。
耐衝撃シリコンパッドを使用することで振動による騒音カットも実現しており、3万時間という長寿命も特徴となります。
4ピンPWMコネクターを採用することで互換性に優れているため、コストパフォーマンスも高くおすすめです。
【DEEPCOOL】
PCケースファン（RF120M）
呼吸・静的状態・カラーサイクリングと切り替え自在な3つのコントロールモードが特徴のPWMケースファンです。
防振ゴムによる振動騒音を軽減するだけではなく、最大毎分1,500回転による高い冷却性能も実現しています。
厚さも薄く設計されているため、ケースを問わずに採用可能な点もおすすめです。
【GELID】
PCケースファン（FN-PX08-21）
耐熱防振に優れたゴムとダイナミックベアリング採用し、高い静音性と長寿命が特徴のPWMケースファンです。
最大で毎分2,000の回転数を実現しているので、静音性だけではなく冷却性能にも優れています。
静音性・耐久性・冷却性の3点に加えて、コストパフォーマンスの高さもおすすめです。
【Cooler Master】
PCケースファン（MFL-B2DN-18NPA-R1）
独自のファンブレードによる強い風力から高い冷却性が特徴のPCケースファンであり、RGBも楽しめるのが特徴です。
優れたノイズ低減技術と吸音素材を組み合わせることで、最大回転時でも無音に近い静音性も実現しています。
スマートファンセンサーが搭載されているのでケーブル等の巻き込みも防止できるおすすめファンです。
【SCYTHE】
PCケースファン（WS1225FD24-P）
最大2,400回転と高い冷却性が特徴のケースファンであり、高い耐久性も備えています。
回転数が多いのでノイズレベルも高く感じますが、PWMファンなので状況に応じて回転数のコントロールが可能です。
高い静音性と冷却性だけではなく、衝撃吸収パッドを使用することで耐震にも優れたおすすめケースとなります。
【Corsair】
PCケースファン（CO-9050043-WW）
レッド・ブルー・ホワイトのLED3色が展開されており、デザインにも拘ることが可能なケースファンです。
最大2,000回転と冷却性能に優れているだけではなく、PWMに対応しているので状況に応じたコントロールもできます。
カスタムローターを搭載することで冷却と静音のバランスを高く保てるおすすめのファンです。
【Thermalright】
PCケースファン（TL-C12015L）
11個のブレードから高い冷却性能を実現したケースファンであり、RGBカラーでデザインにも拘ることが可能です。
PWMに対応しているので状況別でファンのコントロールも可能であり、最大2万時間の耐久力も有しています。
冷却性・静音性・デザインに優れた長期間使用できるおすすめのケースファンです。
【Silver Stone】
PCケースファン（SST-AS90B-ARGB）
細めのブレードを多く搭載してエアフロー効率を高めることで、常時パフォーマンスの安定が可能なケースファンです。
ゴムパッドを採用しているだけではなく、PWMにも対応しているので状況に応じてコントロールすることもできます。
さらに92mmという小型サイズのファンなので、各サイズのケースに適応できる点もおすすめです。
【Fractal Design】
PCケースファン（FD-FAN-DYN-X2-GP14-PWM-BK）
航空機の翼に用いられる空気力学を採用しており、高い静音性が特徴のケースファンです。
最大で10万時間の耐久性と広い回転数をコントロールできるPWMにも対応しています。
ブレードの色も黒・白の2色があり、120mm・140mmとサイズに合わせて選択できる点もおすすめです。
まとめ
静音ケースファンを搭載するためには排熱性能の高いPCケースが必須になりますが、高い冷却性能と静音性を併せ持っています。
紹介した内容を参考にし、快適なPCと空間を作り上げるための静音ケースファンを選び出してくださいね。
静音タイプのケースファンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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