リモートワークや動画配信サービスの普及等により、自分の声を録音するためにマイクの需要が拡大中です。
マイクには多くの種類が存在していますが、リアルな表現を高い音質で届けられるファンタム電源コンデンサーマイクが注目されています。
ファンタム電源コンデンサーマイクはプロ向けということもあり、注目を集める一方で知識を持たれていない方も多いでしょう。
そこで注目を集めているファンタム電源コンデンサーマイクの解説をはじめ、おすすめマイクやメリットデメリットを紹介します。
目次
- 1 ファンタム電源対応コンデンサーマイクとは
- 2 ファンタム電源対応コンデンサーマイクを使うメリット
- 3 ファンタム電源対応コンデンサーマイクを使うデメリット
- 4 ファンタム電源対応コンデンサーマイクおすすめ10選
- 4.1 【スリー・エイト・エム】マランツプロ コンデンサーマイク
- 4.2 【Audio Technica】コンデンサーマイク(AT2020GM)
- 4.3 【Donner】コンデンサーマイク
- 4.4 【MXL】コンデンサーマイク(MXL-V67G-HE)
- 4.5 【Behringer】コンデンサーマイク(TM1)
- 4.6 【Elgato】Wave DX ダイナミックマイク(20MAH9901)
- 4.7 【SHURE】コンデンサーマイク(BETA87C)
- 4.8 【RODE Microphones】コンデンサーマイクキット(NT1KIT)
- 4.9 【Boya】コンデンサーマイク
- 4.10 【MOVO】コンデンサーマイク
- 5 まとめ
ファンタム電源対応コンデンサーマイクとは
ファンタム電源コンデンサーマイクとは、電気を蓄える電極を利用して音を表現させるシステムを採用したマイクです。
音の表現力は高いですが、蓄えている電気を利用する性質があるため、外部から電源供給を行う必要があります。
外部電源となるのがファンタム電源ですが、XLRケーブルをオーディオインターフェースとマイク間で接続することで電源を供給をします。
音の表現力・高品質なノイズ除去・高音質のメリットを有しているので、音楽や実況でも使用されるプロ仕様のマイクです。
ファンタム電源対応コンデンサーマイクを使うメリット
音の表現幅が広い
コンデンサーマイクは感度が高いだけではなく、低音から高音まで様々な周波数の音を繊細に拾い上げてくれます。
特にボーカル用に使う場合、音の一つ一つに込めた感情を丁寧に表現することが可能です。
配信でも音で喜怒哀楽を正確に捉えてくれるので、視聴者の方にリアルな音声を届けることができます。
音質が高い
コンデンサーマイクは高い感度を有しており、一つ一つの音を正確に捉えることができます。
それだけではなく音の大小のバランスも取れるため、リアルな音を一つ一つ追従して録音することが可能です。
騒音環境でなければノイズ除去の性能も高いため、総合的に高い音質の録音が実現できます。
ファンタム電源対応コンデンサーマイクを使うデメリット
音が多いとノイズが目立ってしまう
コンデンサーマイクの強みでノイズ除去が挙げられますが、これはあくまでも静かな環境下で使用した場合です。
複数人が同時に話すような賑やかな環境下の場合、集音性の高さが仇となってノイズやハウリングが発生してしまいます。
1人での収録や配信等の環境下でなければ、高いパフォーマンスが期待できないことは把握しておきましょう。
管理が大変
ファンタム電源を必要とするコンデンサーマイクは音質等で高い性能を発揮しますが、とてもデリケートで壊れやすい面もあります。
湿気と衝撃に弱いこともあり、使用しないタイミングでも保管環境を徹底して整えなければいけません。
100円ショップ等で雑に揃えた資材ではなく、しっかりと管理できる環境が必要になるので結構な費用が掛かります。
ファンタム電源対応コンデンサーマイクおすすめ10選
【スリー・エイト・エム】
マランツプロ コンデンサーマイク
48Vファンタム電源接続が必要な単一指向性マイクであり、高い品質とコストパフォーマンスを実現しています。
単一指向性なので環境音やノイズをシャットアウトするだけではなく、高い音質を実現しているマイクです。
付属品も充実しているので、購入から即運用できる点もおすすめとなります。
【Audio Technica】
コンデンサーマイク(AT2020GM)
様々な音質にも対応するダイナミックレンジの広さが特徴の単一指向性コンデンサーマイクとなります。
広いダイナミックレンジを有しているので、歌唱・実況配信用・ナレーションと幅広いシーンで活躍するマイクです。
音声のみを高音質且つピンポイントで録音可能なおすすめマイクとなります。
【Donner】
コンデンサーマイク
48Vファンタム電源接続が必要な単一指向性コンデンサーマイクであり、ボーカル用に採用された高い集音性が特徴となります。
ピンポイントに音声だけを拾いつつ、高い感度を実現しているのでノイズが混じる心配もなく、快適な録音や実況が可能です。
オールマイティに活躍するコストパフォーマンスの高いおすすめマイクとなります。
【MXL】
コンデンサーマイク(MXL-V67G-HE)
ファンタム電源+単2型電池で使用できる単一指向性マイクであり、幅広い音域をバランス良く録音できる特徴があります。
ポップガードやショックマウントなどの付属品も充実しているので、本格的なレコーディングをすぐに始めることも可能です。
高い音質と付属品も充実してコスパフォーマンスも高いおすすめマイクとなります。
【Behringer】
コンデンサーマイク(TM1)
ライブやレコーディング運用も実現できるコンデンサーマイクであり、ゴールドメタリックカラーが特徴となります。
音声をクリアに録音できるだけではなく、ノイズ除去にも優れているのであらゆるシーンで運用可能です。
すぐに運用できるように付属品が整えられているのもおすすめとなります。
【Elgato】
Wave DX ダイナミックマイク(20MAH9901)
正面以外からの音声も的確に録音できる特徴を持つ、単一指向性コンデンサーマイクとなります。
幅広いアングルから音を拾えるにも関わらず、高いノイズ除去性能もあるのでクリアな音を正確に届けることが可能です。
ゲーム実況や歌動画を投稿されている方におすすめのマイクとなります。
【SHURE】
コンデンサーマイク(BETA87C)
レコーディングやライブでのボーカル運用に最適であり、コストパフォーマンスも高い単一指向性コンデンサーマイクです。
突き抜ける高音、長く響かせる低音をナチュラルに集音するので、繊細且つクリアな音質を届けることができます。
手が出しやすいエントリーマイクなので、これから動画やボーカル活動をスタートさせる方にもおすすめです。
【RODE Microphones】
コンデンサーマイクキット(NT1KIT)
高性能ショックマウントが内部に内蔵されている単一指向性コンデンサーマイクです。
スタジオレコーディングやボーカルをはじめ、動画投稿や実況配信とあらゆるシーンで活躍できます。
クリア且つ繊細な音質と高いノイズ除去を実現しており、価格以上に高い満足度を獲得しているおすすめマイクです。
【Boya】
コンデンサーマイク
スタジオレコーディングや歌動画のようなボーカル活動に適したコンデンサーマイクです。
状況に応じて単一指向・全方向・双方向と集音パターンの切り替えができるため、あらゆる環境でもパフォーマンスを発揮できます。
パフォーマンスを発揮できる品質だけではなく、付属品が充実している点もおすすめのマイクです。
【MOVO】
コンデンサーマイク
単一指向・双方向・全方向の3パターンを切り替えて運用できるコンデンサーマイクです。
切り替えができるだけではなく、高い集音性とノイズ除去性能も有しており、あらゆるシーンで活躍できます。
さらに付属品にはポップガード・ショックマウントが付属されているので、すぐに運用できる点もおすすめです。
まとめ
ファンタム電源コンデンサーマイクは管理が大変ですが、あらゆるシーンで運用できますし、高いパフォーマンスの発揮が可能です。
中にはエントリー向けモデルも販売されているので、今回紹介した内容を参考にし、魅力に感じたマイクを探し出してみてくださいね。
ファンタム電源対応コンデンサーマイクの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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