その独特の風合いや性能から人気の高まるポリコットンテントですが、防水・撥水スプレーを合わせて用いることで、更にその性能や耐久性を高めることが可能です。
ここではポリコットンテントに最適な、撥水性能の高い防水スプレーを厳選しました。
お気に入りのテントをお持ちの方も、これから購入を検討される方も、ぜひ本記事を参考に、防水スプレーの導入を検討してみてください。
目次
- 1 ポリコットンテント向け防水スプレーを使うメリット
- 2 ポリコットンテント向け防水スプレーを使うデメリット
- 3 ポリコットンテント向け防水スプレーおすすめ10選
- 3.1 【LOGOS】強力防水スプレー(84960001)
- 3.2 【WHITEPRO】テント&タープ強力防水撥水スプレー 2本セット
- 3.3 【キャプテンスタッグ】テント用防水スプレー(M-9573)
- 3.4 【mont-bell】S.R.スプレー (1124026)
- 3.5 【Never Wet】ネバーウェットネオ
- 3.6 【Grangers】撥水加工 テント&ギア リペル(04849)
- 3.7 【TOKO】はっ水スプレー Eco(5582625)
- 3.8 【BORED】 VITAL PRO SIZE MIST WR
- 3.9 【NIKWAX】 テント&ギアソーラープルーフ(EBE3A2)
- 3.10 【Henkel Japan】LOCTITE 超強力防水スプレー(DBS-420)
- 4 まとめ
ポリコットンテント向け防水スプレーを使うメリット
雨天の使用でも水が染み込みにくくなる
ポリコットンテントの弱点として、どうしても突然の雨天には水が染み込んでしまったり、激しい雨の際には雨漏りしたりという点がネックです。
スプレーを塗布することによってテントの幕に防水性を付与することで、その弱点を補うことができます。
天候・季節を問わずキャンプを楽しみたい方には必携のアイテムといえます。
テントの劣化を防ぎ長持ちさせることが可能
テントに化学繊維が含まれている場合、水分を含んだ状態で放置すると、加水分解という現象を起こし、徐々に劣化が進んでしまいます。
ポリコットンテントはコットン生地を含むので、化繊100%のテントにくらべ加水分解には比較的強いですが、それでも長期的にはテントを痛める原因に。
防水スプレーによって水や汚れをしっかり弾くことで、愛用のテントを少しでも長持ちさせることが可能になるのは大きなメリットです。
臭いやカビの発生を防止する
雨のあとに適切なメンテナンスを行わないと、湿気を含んだテントはカビの発生や、雑菌の繁殖による臭いの温床になりがちです。
特にポリコットンテントは水分を含みやすい繊維で出来ているため、そのリスクは大きく、一度カビが発生してしまうと根絶することは大変難しくなります。
定期的なメンテナンスに加え、しっかりと防水コーティングを行い、清潔で美しいテントを保ちましょう。
ポリコットンテント向け防水スプレーを使うデメリット
種類によっては通気性に影響が出ることもある
防水スプレーには大きく分けて、シリコン製・フッ素製の2種類があります。
繊維そのものに染み込んで防水性能を発揮するタイプは通気性は保たれますが、表面に膜を形成するタイプを用いると、通気性や透湿性を損なう恐れも。
ポリコットンテントユーザーの方は特に、そのメリットである通気の良さを妨げないタイプの防水スプレーを選ぶようにしましょう。
塗布作業が大変なケースも
スプレーの防水性能を十分に発揮させるためには、膜全体を隅々まで塗布する必要があります。
もしあなたが大型のテント・タープをお持ちの場合、もしくは複数のテントを設営するような場合は、防水作業自体がかなりの労働になってしまうかもしれません。
防水効果の発現まで時間のかかるものもあるので、キャンプのスケジュールから逆算し、余裕を持って防水を塗布するようにするとよいでしょう。
なお、塗布作業はテントを張った状態の方が、ムラや塗り残しなく綺麗に行うことが出来ますので、晴天のキャンプサイトなどで行うことをおすすめします。
塗布を行うたびにコストがかかる
防水スプレーはその効果の持続期間も様々ですが、どの製品も定期的に塗り直しが必要です。
性能を重視して高価なスプレーを選ぶと、コストが嵩んでしまい、買い直しや塗り直しが億劫になってしまうことも。
頻繁にキャンプに行かれる方は、コスパが良く性能も十分なバランス良い製品を選んで購入してください。
ポリコットンテント向け防水スプレーおすすめ10選
【LOGOS】
強力防水スプレー(84960001)
420mlの容量で、比較的大型なドーム型テント一張り分の防水を行うことが可能です。
通気性を損なわないフッ素系スプレーのため、ゴアテックス等の透湿性のある素材にも散布可能で、多彩なアウトドア用品に使える点が魅力です。
【WHITEPRO】
テント&タープ強力防水撥水スプレー 2本セット
テント・タープ・フライシートの防水専用のために開発されたスプレーです。
2本セット販売のため、大型テントでもしっかり防水可能。
青森ヒバの香りをブレンドしていることにより、虫を寄せ付けない効果や、使っている間に安らぎある香りによるリラックス効果も期待できるでしょう。
【キャプテンスタッグ】
テント用防水スプレー(M-9573)
リーズナブルな価格で、多くのキャンプ用品店や、ホームセンターでもで入手することが可能なのがメリット。
強力な撥水効果で、水のみならず、汚れの付着もしっかりと防止してくれます。
【mont-bell】
S.R.スプレー (1124026)
水分のみならず油分も弾くため、汚れにも強いのが強みの製品です。
アウトドアメーカーらしく、テント・タープはもちろん、ウールや綿、ゴアテックスなどの素材にも使用でき、透湿系の素材に使ってもその性能を損ないません。
【Never Wet】
ネバーウェットネオ
ポリマー成分が繊維に浸透することで、強力な撥水性をもつ防水バリアー層を形成し、水のみならず汚れも寄せ付けません。
色の薄い生地に散布するとムラや染みの発生する可能性があるため、使用するテントの種類には注意して使用してください。
【Grangers】
撥水加工 テント&ギア リペル(04849)
90年以上の実績を誇る、イギリス発のテント・アウトドア用品用撥水剤です。
1Lの大容量のため、複数のテントや、大型テントに散布しても、足りなくなる心配がありません。
こちらはボトル入りの製品のため、別売りのスプレーに移し替えての散布か、スポンジ等に塗って塗布する必要があります。
【TOKO】
はっ水スプレー Eco(5582625)
もともとは厳しい環境で使われる登山・スキーウェア用の撥水スプレーであるがゆえに、その防水性能の高さはお墨付き。
もちろんテント素材に散布しても十分な性能を発揮します。
透湿性・通気性を比較的損ないにくい製品です。
【BORED】
VITAL PRO SIZE MIST WR
元来、ヨットなどのセイルクロス専用の撥水材として開発された本製品。
通常のサイトの通り雨はもちろん、強い雨風や塩分を含んだ潮風にも十分すぎる性能を発揮します。
成分が微細分子化され、繊維の奥まで行き届くため、数度の使用にも流れ出すことなくとどまり、長く防水性を発揮してくれるのが強みの製品です。
【NIKWAX】
テント&ギアソーラープルーフ(EBE3A2)
撥水性ポリマーが繊維一本一方に絡みつくことで、テントの柔軟性を損なうことなく防水性能を発揮。
被膜を構成して防水するタイプに比べて、透湿性・通気性を損なわないなどのメリットがあります。
有害なフルオロカーボンフリーの製品で、健康に害の少なく、屋外で使用しても環境に優しい点もポイントです。
【Henkel Japan】
LOCTITE 超強力防水スプレー(DBS-420)
テントなどのアウトドア用品から、靴や傘などの日用品にまで幅広く防水性を示してくれます。
フッ素樹脂系で通気性や素材の風合いをほとんど損なわないので、お気に入りのテントやアウトドア用品に気兼ねなく使用できるのがポイント。
皮やスウェードを使った素材にも多用途に使用できる珍しいタイプです。
まとめ
テントの防水スプレーにより、突然の雨にも不安なくキャンプを続けることができ、メンテナンス性や耐久性も向上することができます。
そのメリットは長くキャンプを続けるほど感じることができるでしょう。
本記事で気になった製品について、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ポリコットンテント向け防水スプレーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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