自作パソコンを組む時に悩むことの1つとして、PCケース選びがあります。
ケースごとの特徴も多く、内部が広くてメンテナンスしやすくなっていたり、エアフローに特化していたりと、様々です。
なかでも、特に拡張性を重視して選ぶ人も居るのではないでしょうか?
そこで本記事では、大量のHDDを搭載出来るようになっているPCケースについてや、おすすめ商品を紹介します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 大量HDD対応PCケースを使うメリット
- 2 大量HDD対応PCケースを使うデメリット
- 3 大量HDD対応PCケースの選び方
- 4 大量HDD対応PCケースおすすめ7選
- 4.1 【Antec】P101 Silent BLACK
- 4.2 【Fractal Design】Define R5 Black Pearl FD-CA-DEF-R5-BK
- 4.3 【Fractal Design】Define 7 Compact Black FD-C-DEF7C-01
- 4.4 【Fractal Design】Define XL R2 Black-A FD-CA-DEF-XL-R2-BL-A
- 4.5 【Silver stone】CaseStorage シリーズ SST-CS380B
- 4.6 【Fractal Design】Define 7 Black TG FD-C-DEF7A-02
- 4.7 【Thermaltake】Core V71 TG CA-1B6-00F1WN-04
- 5 まとめ
大量HDD対応PCケースを使うメリット
大量HDD対応PCケースを使うメリットは、下記のとおりです。
- 大容量のデータをたくさん保存できる
- データのバックアップもしやすい
大容量のデータをたくさん保存できる
やはりHDDやSSDなどのストレージを多く搭載できるようになるため、動画や写真、ゲームなどの大容量データをたくさん保存できるのが最大のメリットです。
特に、動画投稿をしている人や、趣味で写真などを撮っていて、その全てのデータを消したくない人におすすめです。
他にも、普段からパソコンでゲームをする人であれば、ソフトを削除せずに残しておけるので、選んでみるといいでしょう。
データのバックアップもしやすい
ストレージは、読み書きを繰り返していると調子が悪くなってきて、壊れることがあります。
壊れてしまうと、そのストレージ内に入っていたデータは消えてしまいます。
それを避けるためにも、定期的にバックアップを取ることが大切ですが、わざわざ外付けのHDDなどを用意し、その度に繋ぐのは面倒です。
ですが、元々パソコンケースに大量にHDDなどを搭載できれば、バックアップ用のHDDを用意することで簡単に対応できます。
大量HDD対応PCケースを使うデメリット
一方でデメリットは下記のとおりです。
- ケースが大きくなることがある
- 内部が狭くなってしまう
ケースが大きくなることがある
ドライブベイが多くなることで、必然的にケースが大きくなってしまいます。
そのため、今までミドルタワーやコンパクトPCケースを使っていた人は、買い替えの際にサイズ感を確認しておかないと、設置場所に困ることも。
もちろん、ミドルタワーで多くのHDDやSSDを搭載できるものもありますが、限りなく少ないため、自身が搭載したいストレージの個数を把握しておきましょう。
内部が狭くなってしまう
ドライブベイの個数が増えれば増えるほど、ケース内のスペースが狭くなることがほとんどです。
そのため、ハイスペックのパソコンを組もうと思っていても、グラボのサイズが合わなかったり、CPUクーラーの高さなどが関係してきます。
ですので、ケースを購入する前に、拡張カードの最大対応サイズなどを確認しておきましょう。
大量HDD対応PCケースの選び方
大量HDD対応PCケースの選び方について、チェックしたいポイントは下記のとおりです。
- ドライブベイの個数
- ケース内スペースの広さ
- 対応しているマザボ
ドライブベイの個数
大前提として、ドライブベイの個数に注目しましょう。
3.5インチと2.5インチのドライブベイがありますので、自身がHDDとSSDどちらをたくさん使いたいかによって、必要個数が変わってきます。
速度を取るならSSD、大容量とコスパを取るならHDDと、購入前に搭載予定のストレージの個数を把握しておきましょう。
ケース内スペースの広さ
デメリットでも触れましたが、ドライブベイが増えれば増えるほどケース内のスペースは狭くなります。
そのため、搭載したいグラボやCPUクーラー、水冷ラジエーターなどのサイズ感に気を付けましょう。
購入せずとも拡張カードなどのサイズも分かりますし、ケースがどのサイズまで対応しているかも分かります。
これをしておかないと、ケースかパーツのどちらかが無駄になってしまうので注意しましょう。
対応しているマザボ
ケースのサイズによって、対応しているマザボの大きさが変わってきます。
代替はMini-ITXやATXのマザボを使うことが多いですが、ケースによってはもっと小さくなったり、反対に大きいものしか対応していないことも。
これも間違えてしまうと、パーツ代を無駄にしてしまうので注意しましょう。
大量HDD対応PCケースおすすめ7選
【Antec】
P101 Silent BLACK
前面に3.5インチベイが8基と裏面にSSD2基を搭載できる、ミドルタワーPCケースです。
フロントパネルは簡単に開けられるタイプになっており、ファンなどの取り付けが簡単になっています。
また、サイドやフロントパネル裏には遮音シートが付いているため、HDDなどを大量に搭載しても、ノイズが外に漏れづらい配慮がされています。
【Fractal Design】
Define R5 Black Pearl FD-CA-DEF-R5-BK
HDDであれば8基、SSDに至っては最大10基も搭載できるミドルタワーPCケースです。
サイドパネルは、ウィンドウが付いているタイプとノーマルタイプがモデルによって選べるようになっており、遮音性とデザイン性から好きな方を選べます。
3.5インチベイをマウントしている部分ごと取り外せるようになっているので、メンテナンスや取り回しが非常にラクです。
カラーもブラックだけでなく、人気のホワイトも取り扱っているため、デスク環境に合わせてチョイスできます。
【Fractal Design】
Define 7 Compact Black FD-C-DEF7C-01
ブラックの他に、ホワイト×シルバーカラーの展開もあり、シンプルながら洗礼されたデザインが特徴のミドルタワーPCケースです。
ドライブベイは控えめで、3.5インチと2.5インチ共用が2基、2.5インチが2基となっています。
これだけでも充分に多いため、そこまで困ることはないでしょう。
その代わり、内部が広くなっているので、大型のケースファンが搭載可能です。
【Fractal Design】
Define XL R2 Black-A FD-CA-DEF-XL-R2-BL-A
ATXはもちろん、XL-ATAXなど大きいマザボにも対応しているフルタワー型PCケースです。
そのため、3.5インチベイを8基搭載していながらも内部空間は非常に広く、ハイスペックなパソコンを組むのに適しています。
気密性のある吸音材を各パネル裏に搭載しており、遮音性も抜群。
【Silver stone】
CaseStorage シリーズ SST-CS380B
ドライブベイのホットスワップに対応したPCケースです。
最大の特徴は、ドライブベイを丸ごと冷却するためのファンが2基付けられるようになっており、熱暴走しやすいHDDを守ってくれます。
ケースサイズは大きいですが、内部でドライブベイが占有している部分が多く、グラボのサイズは241mmまでと控えめになっています。
【Fractal Design】
Define 7 Black TG FD-C-DEF7A-02
かなり細かく分解できるようになっており、最大まで分解するとほぼフレームだけが残るようなPCケースです。
そのため、パーツ類の組み立てやメンテナンスがしやすいのが特徴で、配線なども困りません。
ケース自体はそこまで大きくないですが、本格水冷が構築できるほどの内部スペースの広さになっているので、自作で本格水冷にチャレンジしてみたい人にもおすすめです。
【Thermaltake】
Core V71 TG CA-1B6-00F1WN-04
フロントからトップパネルまでフルメッシュになっており、大型のケースファンも搭載できるため、エアフローにも特化しているPCケースです。
HDDを大量に搭載すると熱を持ちやすく排熱に困るのですが、このケースであれば吸気も排熱もしっかり行ってくれます。
ケースファンも最大で9基搭載可能で、サイズも200mmまで対応しているので、空冷で限界まで冷却したい人にもおすすめです。
まとめ
マザボにM.2 SSDが搭載できるようになり、活躍の場が徐々に減ってきているHDDですが、大容量データを多く取り扱う人にとっては非常に大事になってきます。
そんな時は、本記事を参考にドライブベイが多く搭載されているPCケースを選んでみてください。
大量HDD対応PCケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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