20年ほど前、日本で最も人気の高いサイズとなっていた7.5インチのスケボーデッキ。
現在はと言うと、主流サイズは8.0インチとなっています。
7.5インチは大人用デッキで最も細いサイズで、キッズ用でも発売されるようになりました。
時代の流れとともにデッキ幅は太くなりつつありますが、板が細く軽いことで高度な回しトリックが可能となります。
そのような理由もあり、7.5インチのデッキを愛用し続けるスケーターも多いです。
今回は、回しトリックに特化した7.5インチのスケボーデッキのメリットデメリットをご説明し、おすすめ10選をご紹介いたします。
目次
- 1 7.5インチのスケボーデッキを使うメリット
- 2 7.5インチのスケボーデッキを使うデメリット
- 3 7.5インチのスケボーデッキおすすめ10選
- 3.1 【STEREO】ARROW YELLOW DECK
- 3.2 【REAL】TEAM TROPIC OVALS II DECK
- 3.3 【MINI-LOGO】FUR & FEATHERS 18 PEACOCK FEATHER DECK
- 3.4 【MINI-LOGO】BLACK WIDOW DECK
- 3.5 【5BORO】CINCO BARRIOS CRUISER SMALL
- 3.6 【DORCUS】FRONT LINERS SKATEDECK
- 3.7 【SHOWGEKI】TEAM CHIPS
- 3.8 【CONSOLIDATED】GOOD LUCK DECK
- 3.9 【LURKVILLE】FIONA FLOWERS DECK
- 3.10 【BAKER】ブランドロゴデッキ
- 4 まとめ
7.5インチのスケボーデッキを使うメリット
板が回しやすい
7.5インチのデッキの最大のメリットは板の回しやすさと言って良いでしょう。
日本で7.5インチのデッキが主流となっていた時代には、360フリップなどの高度な回しトリックが流行していた背景があります。
デッキが細いほど回しやすくなり、高度な回しトリックがやりやすくなるので、半数以上のスケーターが7.5インチを使用していました。
時代は流れ、スケーターのレベルも上がり、オールラウンドなスケーターが増えたことから、現在は8.0インチのデッキが主流。
それでもテクニカルなトリックは細いデッキの方が向いているので、一定数のスケーターが7.5インチのデッキを愛用し続けています。
フラットやレッヂトリックなどのテクニカルなスケートに特化したスタイルを目指すのであれば、最適なサイズのデッキです。
全長が短い
スケボーデッキは横幅に比例して全長が長くなるので、横幅の細い7.5インチのスケボーデッキの全長はかなり短めになります。
デッキが短いことでコントロール性が高まり、クイックなターンが可能に。
よって、あらゆるスポットを攻略しやすくなるので、タイトなスポットが多い日本には最適です。
ほかにも、オーリーやフリップをするときにすりあげ幅が短くなるので、縦回転計のトリックも行いやすい特徴があります。
デッキが軽い
8.0インチのデッキと比べ、幅も長さも短い7.5インチは重量が軽くなります。
スケートボードの重量が軽いと、板を軽い力で回せるようになり、より脱力してトリックを行うことが可能です。
力の弱い女性や子供は、重い板で1日スケボーをするとかなり疲労がたまるので、デッキが軽いにこしたことはありません。
逆にデメリットは、ハイスピード時に横ブレがしやすくなり、トランジッションスケートには向かないセッティングとなることです。
家族で共有できる
スケボーはセットで購入すると高価です。
初めて子供にスケボーを購入する際、続けるかわからないからと迷われる方が多くいらっしゃいます。
7.5インチのスケボーデッキであれば小学生にも乗れるサイズとなるので、家族で一枚の板を共有して乗ることも可能です。
ご自身の7.5インチのデッキを乗らせてみて、続けられそうであれば子供用を購入すると、無駄なくお買い物ができます。
7.5インチのスケボーデッキを使うデメリット
安定感が低い
7.5インチのデッキは横幅が細いので、足のサイズが上がるほど、スケボーの上に乗った際の安定感が低くなるのはデメリット。
通常、足のサイズが25cm前後の方に適したデッキですが、30cmを超えるアメリカのプロスケーターに乗られているのも事実です。
安定感が低いデメリットよりも回しやすいメリットを取るスケーターが多いので、今でも人気を維持しています。
選べる数が少ない
日本では人気のある7.5インチのスケボーデッキ。
アメリカでは大人の需要が少なく、キッズデッキのサイズとしての販売が多くなっています。
デッキブランドはアメリカの会社が多いため、必然的に生産数が減り、日本への入荷数も少なくなってきているのが現状。
ですが、日本のブランドはまだまだ7.5インチを作っている会社が多いです。
選べる数は少なくなっていますが、無くなってしまうことはないと思われます。
ハイスピードなスタイルに向かない
デッキが細いということは、装着するトラックサイズもシャフト幅が狭いものとなります。
幅が狭いトラックは軽くて小回りが利くため、ストリートスケートに向いているのが特徴。
ですが直進安定性が低いので、パークスケートには向きません。
一定以上のハイスピードになってしまうとトラックが横ブレを始めてしまうのです。
よって、ダウンヒルなどの坂道で乗る際はスピードに注意しないといけません。
7.5インチのスケボーデッキおすすめ10選
【STEREO】
ARROW YELLOW DECK
90年代初頭のスケートシーンで1,2を争う人気を集めており、今では映画俳優として活躍する、ジェイソン・リー。
その彼らが率いるデッキブランドがSTEREOです。
こちらは定番のロゴデッキとなり、設立当初から発売されている、色あせることのない鉄板のデザイン。
ヒップホップやロック色が強いスケートシーンにジャズの世界観を持ち込んだ、初めてのブランドです。
【REAL】
TEAM TROPIC OVALS II DECK
サンフランシスコ発の老舗デッキブランドREALによる、トロピカルなグラフィックを採用した南国テイストのデッキ。
元々コンプリートセットとして発売していたものをバラし、デッキのみで販売されているものになります。
通常のデッキ価格より安くなった非常にお買い得な一枚となっているので、コスパを重視したい方におすすめです。
【MINI-LOGO】
FUR & FEATHERS 18 PEACOCK FEATHER DECK
BONES傘下のブランドで、安価なスケート用品を販売するMINILOGOによる、クジャクの羽をオマージュしたデッキ。
7.5インチのデッキの中でも特に全長が短く、機動力と弾きの軽さがピカイチのシェイプです。
品質は大手のデッキブランドと変わらず、価格が非常にお安くなっているので、お買い得なデッキと言えます。
【MINI-LOGO】
BLACK WIDOW DECK
蜘蛛が描かれた、男心をくすぐるデザインとなります。
ステイン地に直接プリントされた、今流行りのデザインのデッキ。
全面プリントのデッキよりダメージが目立ちにくい特徴があります。
こちらのデッキもミニロゴならではの価格設定となっているので、非常にお得な一枚です。
【5BORO】
CINCO BARRIOS CRUISER SMALL
アメリカは東海岸ニューヨークを代表するデッキブランドの一つ、5BOROの定番デザインのデッキです。
クルーザーデッキと呼ばれる、ソフトウィールを装着した走破性に優れたデッキを作るのに適したシェイプとなります。
シェイプの完成度から、非常に人気の高いモデルとなっており、多くのスケーターが使用している定番の一枚です。
【DORCUS】
FRONT LINERS SKATEDECK
日本のスケートブランドDORCUSが2022年にリリースした作品、FRONT LINERS2の発売を記念しリリースしたデッキ。
日本人向けの設計となっており、ホイールベースが短めに作られているので弾きが軽いです。
トリックを練習したい女性にもおすすめの一枚と言えます。
【SHOWGEKI】
TEAM CHIPS
プロスケーターであり、MCや解説なども務める上田豪さんが手掛けるSHOWGEKIのチームモデル。
ポテトチップスをサンプリングしたユニークなグラフィックです。
キャッチーなデザインですので、お子さんにも喜ばれる一枚かと思います。
全長が短めのモデルで、小学校中学年以上の方でしたら乗れますので、キッズデッキからの乗り換えにもおすすめです。
【CONSOLIDATED】
GOOD LUCK DECK
2022年にその歴史に幕を下ろした老舗デッキブランドCONSOLIDATEDの、名作グラフィックを使用したデッキとなります。
パークスケートを得意とするスケーターが好むブランドのデッキは太いサイズが多いので、7.5インチは非常に珍しい一枚です。
一見チャーミングなデザインですが、コンソリらしい皮肉の利いたシニカルなデザインになっています。
【LURKVILLE】
FIONA FLOWERS DECK
アメリカはサンディエゴを拠点に活動するLURKVILLEによる、コラージュ作品を落とし込んだデッキです。
ラークヴィルは、有名ブランドではないガレージブランドと呼ばれる小さな会社のブランド。
スケーターが運営しており、リアルなスケートショップにのみ取り扱いがある、コアなファンが多いデッキブランドになります。
【BAKER】
ブランドロゴデッキ
2001年にプロスケーターのアンドリュー・レイノルズにより設立され、SUPUREMEクルーとも深いかかわりを持つデッキブランド。
デザインは定番のロゴデッキになり、世界的に最も売れている板の一枚になります。
特にコンケーブが緩いプレスになるので、板に乗った際のフィット感を重視する方におすすめの一枚です。
まとめ
大人用デッキの中で最も細く、全長も短い7.5インチのデッキ。
高度な回しトリックに挑戦したいスケーターにとって最適なデッキサイズです。
軽い力でトリックをすることができるので、女性や子供にもおすすめで、幅広い層のスケーターが使用しています。
この機会に回しトリックに最適な7.5インチのデッキをぜひ一度お試しください。
7.5インチのスケボーデッキの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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