ドライバーを打つ際、打音や打感はゴルファーにとって重要な感覚です。
素早いスピードで振り抜いてフェースにボールを当てると、素材にもよりますが高い音が響き渡ります。
耳栓をしてドライバーで打つと、方向感覚や距離感が鈍くなり、ボールの視認性が低くなることがわかるでしょう。
今回は打音のいいドライバーについて解説し、打音の良さが魅力のドライバーを9選紹介します。
打音のいいドライバーを使うメリット
手応えがわかりやすい
ドライバーを打ったときの手応えは、視野性を除くと、打感と打音の2つから感じ取ることができます。
力を入れてスイングすると打感は鈍くなってしまうので、どちらかと言えば打音から読み取れることが多いです。
ドライバーの音に慣れてくると、どの程度飛んだのかが感じ取れるようになり、ボールのロストも減少します。
ショットの良し悪しの確認
初心者の場合、今のショットが良かったのか悪かったのか、自身では判断できないことが多いのではないでしょうか。
ですが、ドライバーは音で判断することが可能です。
スイートスポットに当たれば音の反響が大きいため、良いショットと判断できます。
気分が上がる
良いパフォーマンスを行なったときの打音を覚えていると、以後、これは良いショットができた、と自分の中で感じ取れます。
それにより、2打目に対してフィーリング良く入れるでしょう。
ゴルフとはメンタルが必要なスポーツで、アドレスの入りが悪く違和感があると感じた場合、プロの方でも入り直します。
それほど、次に繋げるための気持ちはゴルフにとって大切なのです。
打音のいいドライバーを使うデメリット
違和感がある音
違和感は自分の好みではない音が鳴った場合に感じやすいです。
高い音が苦手な方もいますし、そもそも打音が鈍くて聞き分けさえできないパターンもドライバーによっては起こり得ます。
よって、いい音がするかどうか確認するためにも、購入する際は試打することがおすすめです。
音が大きすぎる
打音が大きいのに飛んでいない、うるさくて思い切り振れない、といった悩みが増える可能性があります。
ゴルフは紳士なスポーツで、アドレスに入れば周りは静かにするなど、気遣いをしなければならない場面も多いです。
そのような中、打音まで耳に合わないとなると、大きなストレスを抱える原因に繋がります。
自分に合う耳心地の良い音のドライバーを選んで、ストレスフリーでいたいですね。
打音のいいドライバーの選び方
振り抜きやすさ
打音がいいドライバーに必要な要素は、気持ちよく振り抜けること。
フルパワーでスイングすると体の軸がブレて安定しないので、八割程の力で気持ち良く触れることが大切です。
フェースの構造
フェース面には、軽くて加工性の高いチタンが使用されていることが多いです。
ですがチタンは種類が豊富で、宇宙開発産業で使用されているものなど、メーカーよって加工や成分が異なり、音にも影響します。
スイートスポットの大きいものや捕まりやすいドライバーなどは、フェース面に歪みがあり、異なる音を奏でます。
重量
ドライバーを選択する際、総重量は重要なポイントです。
重すぎると振れない、音が鈍い、といった現象が起こるため、自分の力で扱える範囲なのかを確認する必要があります。
試打を行い、スイングスピードや飛距離を参考にすると良いでしょう。
打音のいいドライバーおすすめ9選
【キャロウェイ】
EPIC MAX(4D251514W500)
こちらは、キャロウェイの中でも人気の高いEPICです。
フェース面に2本の柱を入れることでたわみ量を最大化し、飛距離アップを実現しています。
スライス弾道になりやすいゴルファーに向け、直進性が高く掴みやすい専用設計のフェースを搭載。
こちらの打音は優しく気持ちの良い金属音で、あまり音が大きくないモデルです。
【タイトリスト】
TSR3(TSR3 DR TSP111)
こちらはPGAツアーで多くのプロから評価されています。
アシャスタビリティーが搭載され、細かい調整を可能にしたドライバーです。
エアロダイナミクスで空気抵抗を軽減し、さらにスイートスポットを広くすることで扱いやすい設計となっています。
打音は「スパーン」とスピード感がある音をしているので、プロが打つティーショットを感じさせてくれるでしょう。
【テーラーメイド】
SIM2MAX(CCU31)
こちらはツイストフェースで、打点傾向に合わせたフェースにより弾道が曲がりにくい性質があります。
テーラーメイド独自の貫通型スピードポケットにより、スピン量を軽減し伸びのあるショットを実現。
打音は少し低めの音で音切れも良く、力強い印象を与えるドライバーです。
【ピン】
G430(G430 MAX)
こちらは飛距離が向上したピンの最新ドライバーです。
空気抵抗を抑えるタービュレーターや、ミスショットでも飛距離を生むスピンシステンシーテクノロジーなど、最新の技術を搭載。
快音を出すためにクラウンからソール部の内側にリブを配置し、さらには打点がぶれても音を生み出すヘッドとなっています。
音はそれほど大きくなく、打った本人には充分感じとれる快音です。
【本間ゴルフ】
BERES NX
こちらのフェースは高反発領域を拡大し、高い反発力とスピン量の軽減を実現させ、飛距離をアップを叶えてくれます。
ヒール部にウエイトを配置することで捕まりやすく、その力強い弾道には定評があります。
本間ゴルフ独自の調角機能は、シャフトを回転させることなく微調整が可能。
そのため、目印にしているシャフトの視覚そのままで行うことができます。
打音は少し低いですが、力強い球筋の音も合わさり、風を切り裂くようなイメージの音です。
【キャロウェイ】
ROGUE ST MAX FAST(4F871527X200)
新しいスピードフレーム採用によって、たわみ量が増えました。
フェースは、スピードやボール初速などが組み合わさった新たなアルゴリズムにより開発されています。
ヘッドシェイプは空気抵抗を減少させ、スイングスピード向上を実現。
打音は低めですが、インパクトのある音で心地が良くなっています。
大きい音や高い音が合わない方に非常におすすめです。
【テーラーメイド】
STEALTH(N9304509)
こちらはテーラーメイドが20年間開発してきたカーボンフェーステクノロジーのドライバーです。
メタルではなくカーボンを使用し、エネルギー伝達を良くして最適なスピン量にすることで、飛距離を生み出すことが可能に。
60層にもなるカーボンフェースは、チタンに比べ軽く、直進性が高くなっています。
心地の良い打音を追求するために、サウンドエンジニアチームが入念に分析。
高い快音ですが、残響は少ないドライバーとなっています。
【ミズノ】
ST-Z 220(5KJTB49251)
こちらのフェースには、チタン合金よりも強度があってたわみやすい、フォージドβチタン合金を使用。
中心部を厚くしたことで、高い反発性能を発揮してくれます。
スイートスポットが大きく、飛距離ロスが少ない設計で捕まりやすいため、スライサーには非常におすすめです。
打音は優しくボールを弾いているような印象を受けます。
【スリクソン】
ZX5 MKII LS(10332949)
フェース面の厚さを小さくすることでチタンフェースが大きくたわみ、ボールがよく乗るようになっています。
フルチタン構造で反発エリアが幅広くなり、ミスショットをしても飛距離が出やすいです。
打音は高く鋭く、プロの方が好みそうな印象を受けます。
まとめ
今回は打音のいいドライバーを紹介させていただきました。
音の高低差が素材によって変わり、耳心地の良い音や力強い音など、さまざまあります。
打音もドライバーの決め手のひとつなので、色々と聞いてしっくり合うドライバーを購入することがおすすめです。
打音のいいドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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