非常にデリケートで、直射日光や温度、水分などの影響を受けやすいサーフボード。
そのため、サーフボードの保管だけでなく、移動の際にも必須となるのがボードケースです。
ボードケースは、大きく分けるとソフトケース(ニット素材)とハードケース(プロテクション素材)の2種類。
今回は、よりサーフボードを外部からの衝撃から守るハードケースについて、メリット・デメリットや選び方を伝授します。
また、収納量、デザイン性、金額面でおすすめのハードケースを選びました。
ぜひ、大切なサーフボードを守るハードケース選びの参考にしていただけると嬉しいです。
目次
- 1 サーフボード用ハードケースを使うメリット
- 2 サーフボード用ハードケースを使うデメリット
- 3 サーフボード用ハードケースの選び方
- 4 サーフボード用ハードケースおすすめ10選
- 4.1 【Ocean&Earth】BARRY BASIC
- 4.2 【Ocean&Earth】AIRCON FISH COVER XP
- 4.3 【Ocean&Earth】TRIPLE COFFIN SHORT XP
- 4.4 【Ocean&Earth】QUAD COFFIN SHORT XP(9321977711067)
- 4.5 【FCS】3D FIT DAY ALL PURPOSE
- 4.6 【FCS】TRAVEL2
- 4.7 【DAKINE】ボードケース(AI237-917)
- 4.8 【DAKINE】JOHN JOHN FLORENCE MISSION SURFBOARD BAG BRAD(BC237913)
- 4.9 【DAKINE】RECON DOUBLE SURFBOARD BAG THRUSTER CAR(BC237911)
- 4.10 【TOOLS】TLS HARD CASE 2in one
- 5 まとめ
サーフボード用ハードケースを使うメリット
ハードケースはサーフボードを簡単に収納できる
ハードケースはソフトケースと比べてサーフボードの収納が簡単にできます。
サーフボードの形状をしていてジッパーにより開閉するハードケースは、押し込むだけで簡単に収納が可能です。
比べて、ソフトケースはニット素材のケースのため、靴下を履くように手繰りながら収納しなければなりません。
そのため、ハードケースの方がサーフボードを簡単に収納できます。
ハードケースはサーフボードが傷付きにくい
傷付きやすくデリケートなサーフボードをしっかりと守ってくれるハードケース。
衝撃からサーフボードを守るためにプロテクション素材を使用しており、多少の衝撃でもボードが傷付きにくいです。
室内に立てかけて収納すると、サーフボードのノーズ(先端)やテール(後方)はクラックが入っていることもあります。
しかし、ハードケースはノーズとテール部分には緩衝材が厚めに入っているため、立てかけても安心です。
ハードケースはサーフボードに加えてほかにも収納ができる
ハードケースはサーフボードに加え、色々なものを収納することができます。
サーフィンは、サーフボードのほかにもウェットスーツやリーシュコード、フィンなど、必要な小物が多いスポーツです。
商品にもよりますが、ハードケースは真冬のサーフィンで必須のブーツやグローブなども収納できる高い収納力があります。
ハードケースはショルダーストラップがあり持ち運びやすい
ハードケースにはショルダーストラップが付いている物が多く、持ち運びに非常に便利です。
ソフトケースにはショルダーストラップがなく、靴下のように包み込むだけなので持ち運びには向いていません。
ハードケースならショルダーストラップにより両手が空くため、手に荷物を持つときも便利です。
サーフボード以外もハードケースに収納できるため、持ち運びも楽になります。
ハードケースはサーフボードを複数入れられる
ハードケースは商品によってはマチが広く、複数のサーフボードを同時に収納できるものもあります。
ハードケースはフィンを付けたままのサーフボードをそのまま収納できるものもあり、フィンを外すと2本収納も可能。
そのため、公共交通機関でトリップに行っても、波のコンディションによってサーフボードを変えることもできます。
ハードケースはサーフトリップに最適
ハードケースはサーフトリップの際に大変重宝します。
ハードケースはサーフボードに加えて、必要なサーフギアを豊富に詰込むことが可能です。
また、サーフボードへの衝撃を緩和する構造なので、電車やバスなどの公共交通施設での移動で安心してトリップに行けます。
また、ショルダーストラップなどといった持ち運びにも便利な要素が多いため、トリップに向いているのがハードケースです。
サーフボード用ハードケースを使うデメリット
ハードケースはかさばる
コンパクトに折りたためるソフトケースと比較して、非常にかさばるのがハードケース。
ハードケースはプロテクション素材によりクッション性を高めているため、どうしても分厚くかさばってしまいます。
そのため、ハードケースからメンテナンスなどでサーフボードを取り出したとき、ケースを小さく折り畳めず邪魔になることも。
ハードケースはケース内に熱が籠りやすい
ハードケースは断熱性が高く、夏場などはケース内に熱が籠りやすいです。
サーフボードは熱にさらされるとボード内の空気が熱で膨張してしまい、変形やラミネートの剥離に繋がります。
ハードケースは分厚い緩衝材と断熱性が高い素材により、ケース内の温度が上がると下がりづらいです。
真夏にサーフボードをハードケースに入れたまま車内に放置することは、サーフボードにとって最大のご法度と言えます。
ハードケースは洗えない
ハードケースは洗濯機で洗うことができません。
ソフトケースはニット素材の物が多く、洗濯機でも簡単に洗えるものもあります。
比べてハードケースは、サーフボードサイズで厚い保冷バックのような作りをしているため、洗濯機に入りません。
また、手洗いをしてもハードケースは通気性が悪く乾きにくいため、洗うことはおすすめできません。
ハードケースはサーフボードが乾きにくい
ハードケースは通気性が悪く、吸水性がないため、サーフボードが濡れていると非常に乾きづらいです。
サーフボードはクラックがなくても、フィンボックスなどから微量の水分を吸っています。
そのため、使用後はなるべく早く水分を拭き取り、水滴が残らないように心掛けることが大切です。
ハードケースはお洒落なデザインが少ない
ハードケースは黒色の物が大半をしめており、ほかの色でも単色が多く、お洒落とは言い難いデザインの物が多いです。
比べてソフトケースはニット素材のため、デザインのバリエーションが多く、お洒落なものも多くあります。
ハードケースは模様がない物が多いため、サーフボードをお洒落に収納したい方にはソフトケースがおすすめです。
サーフボード用ハードケースの選び方
サイズに合わせる
ソフトケースにも当てはまることですが、中に入れるサーフボードのサイズにケースのサイズを合わせてください。
ケースがサーフボードよりも大きすぎるとケース内の遊びが大きく、クッション性能が半減してしまいます。
私は6ftのハードケースに5’5ftのサーフボードを入れることがあり、その際は遊びを減らすためにソフトケースに入れてから入れます。
ハードケースのクッション性能を十分に発揮するためにも、サーフボードのサイズに合うケースがおすすめです。
収納できる枚数で選ぶ
ハードケースはマチが広いため、複数のサーフボードを収納できます。
トリップの際に2~3本のサーフボードを持っていく方は、3本以上収納が可能なケースがおすすめ。
海外へのサーフトリップであるなら、サーフボードを4~5本は持って行きたいものです。
また、私の知人は、奥さんに秘密で買ったサーフボードを隠すためにハードケースを使っていると聞いたこともあります。
隠すかどうかは別として、持ち運ぶサーフボードの本数によってハードケースを選ぶことが大切です。
小物ポケットの数で選ぶ
ハードケースはフィンやワックスを収納できるポケットがいくつか付いています。
必要な小物の数は人によって変わると思いますので、ご自身で必要な小物の数に合った収納ポケットのものがおすすめです。
例えばフィンを2種類持って行きたい場合でも、1つの収納ポケットで足りることがあります。
しかし、リーシュコードはそもそもポケットに入れない(入らない)ためポケットは不要です。
また、商品にもよりますが、ポケットがハードケースの外側や内側など、付いている場所によっても収納方法は変わります。
そのため、ハードケースの必要なポケットの数は、ケースを使うサーファーの収納技術によっても変わるのです。
サーフボード用ハードケースおすすめ10選
【Ocean&Earth】
BARRY BASIC
五十嵐カノアさんやオーウェン・ライトなどの世界的サーファーを支えるオーストラリア発祥のサーフブランド、Ocean&Earth。
そんなOcean&EarthのBARRY BASICは、収納できるショートボードは1本が上限ですが、フィンを付けたまま収納できます。
また、サーフボードの天敵といえる紫外線から守る厚手のターピー生地により、経年劣化を遅らせます。
【Ocean&Earth】
AIRCON FISH COVER XP
AIRCON FISH COVER XPは、シルバーとブラックの2種類からカラーが選べるデザイン性の高いハードケースです。
傷付きやすいノーズとテール部分はパット厚が25mmと分厚く、通気性を良くしたデザインで正にサーフボードを収納するのに最適。
収納可能な本数は1本ですが、間違いなく重宝するハードケースです。
【Ocean&Earth】
TRIPLE COFFIN SHORT XP
目的地の波質が分からない状況でも持ち運ぶサーフボードの数に限りがあり、選択ミスできない公共交通機関でのサーフトリップ。
そのような公共交通機関でのサーフトリップで非常に重宝するのが、このTRIPLE COFFIN SHORT XPです。
こちらのハードケースは最大で4本のサーフボードを収納でき、たとえ波質がわからない海外でのサーフトリップでも活用できます。
ノーズとテール部分のクッション性が高く、サーフボードをしっかりと保護。
また、3色から選べるカラーバリエーションも魅力です。
【Ocean&Earth】
QUAD COFFIN SHORT XP(9321977711067)
最大で5本のサーフボードを収納できるQUAD COFFIN SHORT XP。
色々なモデルのサーフボードを持ち運ぶことも、サーファー仲間とのトリップで荷物を減らすこともできます。
収納するサーフボードの本数を減らして、代わりにウェットスーツやブーツなどのサーフギアを入れても良いでしょう。
性能面でもノーズとテールエリアのプロテクション素材は厚めに作られており、安心して持ち運べるのは言うまでもありません。
【FCS】
3D FIT DAY ALL PURPOSE
サーフボードのフィンメーカーとして有名なFCSが、サーフボードを思って作った3D FIT DAY ALL PURPOSE 6’0。
2色のカラーバリエーションから選べるこのハードケースは、収納可能な本数は1本ですが、フィンを外さずに収納できます。
また、ノーズとテール以外に損傷する可能性が高いレール部分には、クッション性が高い素材を内蔵した保護性の高いケースです。
【FCS】
TRAVEL2
ショートボードよりもノーズ幅が広いファンボードを2本も収納できるハードケースです。
ハイパフォーマンスボードだけでなく、レトロフィッシュのようなアウトラインの異なるボードでも同時に収納が可能。
そのため、サーフトリップで大きく用途の違うサーフボードを2本同時に持ち運べます。
ショルダーパットは人体工学に基づいて作られた形状で、運搬も快適です。
【DAKINE】
ボードケース(AI237-917)
ハワイ発の元祖サーフバッグブランドDAKINE。
そのようなDAKINEから、耐熱性と耐水性に優れたターポリン素材を使用したハードケースです。
滑り止めが付いたショルダーストラップはポケットに収納ができるため、自宅での収納が目的でも邪魔になりません。
またデザイン性も高く、バッグブランドのDAKINEならではのお洒落なデザインです。
【DAKINE】
JOHN JOHN FLORENCE MISSION SURFBOARD BAG BRAD(BC237913)
2016年・2017年と2年連続世界チャンピオンに輝き偉業を達成した神童と言われるジョンジョンフローレンスのシグネチャーモデル。
洗練されたカラーリングとデザインが特徴のハードケースです。
内側にフィンやワックスが収納できるポケットが付いており、軽量で耐久性のある素材を使用しています。
10mmのフォームによりボード全体を保護し、開口部にはレール保護付きのYKKジッパーを採用しているおすすめの商品です。
【DAKINE】
RECON DOUBLE SURFBOARD BAG THRUSTER CAR(BC237911)
外部がダイヤモンドリップストップ素材になっている、軽量かつ耐級力が優秀な、2本のボードを収納できるハードケース。
DAKINEならではのデザイン性の高さはもちろん、滑り止めが付いたショルダーストラップにより格好良く持ち運べます。
10mmのフォームにレール保護シート付のジッパーを使用し、サーフボードをしっかり保護。
安心して2本のサーフボードを持ち運べます。
【TOOLS】
TLS HARD CASE 2in one
1995年に日本の湘南で始まったサーフブランドTOOLS。
こちらはサーフボードを2本まで収納でき、内部にはフィンやワックスが収納できるポケットが付いています。
ジッパーがケース上部に設置されているとともにジッパーガードが付いているため、サーフボードをしっかりと保護。
ショルダーストラップを取り外した時のケースハンドルには、長時間握っても疲れづらいクッションハンドルを採用しています。
日本ブランドならでは心配りが随所に見える逸品です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
サーフボードを保管、移動するうえで欠かせないボードケース。
中でもハードケースは最も保護性が高いケースです。
皆様の大切なサーフボードの保護に、おすすめの中からお気に入りが見つかれば幸いです。
サーフボード用ハードケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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