ゲーミングPCを組む際に、パーツ以外に悩む部分と言えばケースです。
ケースは見た目だけでなく、排熱や各種パーツを設置するスペースにも関係してくるため、色々ある中から選ぶのは大変。
そんな中、注目を集めているのがオープンフレームで、YouTubeなどのパーツ紹介動画で見かけることも多いのではないでしょうか。
本記事では、オープンフレームのおすすめ商品や、メリット・デメリットについてまとめています。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 オープンフレームのPCケースとは
- 2 オープンフレームのPCケースを使うメリット
- 3 オープンフレームのPCケースを使うデメリット
- 4 オープンフレームのPCケースの選び方
- 5 オープンフレームのPCケースおすすめ10選
- 5.1 【BWH】PCオープンフレーム 二層タイプ ATX PC-002U-3
- 5.2 【Zony】オープン エア ATX PC フレーム
- 5.3 【長尾製作所】オープンフレーム SS-NFRAME-ATX
- 5.4 【888屋(HHHYa)】DIY PC オープンフレーム
- 5.5 【アユート】ProjectM PM-N-FRAME-ATX-WHITE-KAI
- 5.6 【RAIJINTEK】PAEAN M Mini-ITX Micro-ATX対応 オープンフレーム
- 5.7 【Thermaltake】Core P3 TG CS7538 CA-1G4-00M1WN-06
- 5.8 【darkFlash】X型シャーシ オープンフレーム BLADE-X
- 5.9 【COUGAR】CONQUER ミドルタワー オープンフレームデザイン
- 5.10 【Thermaltake】Core P90 TG CS7099 CA-1J8-00M1WN-00
- 6 まとめ
オープンフレームのPCケースとは
通常のPCケースとは違い、周囲が封鎖されておらず開放的になっているマウントのことをオープンフレームといいます。
初めてのゲーミングPCを購入する際に、いきなりオープンフレームを購入し自作する人は少ないですが、自作に慣れてきた人が選ぶことが多いです。
サイズも通常のPCケースよりコンパクトなことがほとんどなので、省スペース化にも便利。
サブPCを最小構成で組む際にも役立つので、活躍の場が非常に多く、近年注目されています。
オープンフレームのPCケースを使うメリット
オープンフレームのPCケースを使うメリットですが、次のとおりです。
- 内部のパーツが見やすい
- パーツ交換やメンテナンスがしやすい
- 冷却性能が高い
内部のパーツが見やすい
マザーボードを取り付ける部分や電源を設置する部分以外は、囲われていないため、内部のパーツが見やすくなっています。
そのため、RGBライティングにもピッタリで、光が様々な場所から漏れるので、見た目を重視する人におすすめ。
また、パーツのメカメカしさや武骨さも際立つので、インテリアのひとつとして楽しみたい人にもピッタリです。
パーツ交換やメンテナンスがしやすい
通常のPCケースを使っていると、パーツ交換や掃除などのメンテナンスが大変だと感じることもあります。
サイドパネルを開けて、狭いケースの中から大きいグラボなどを外すのは大変ですよね。
ですが、オープンフレームであれは、クリアパネルが付いていることもありますが、ほとんどパーツが剥き出しになっているため、着脱が非常にラクです。
いままでメンテナンスに悩んできた人にもおすすめと言えます。
冷却性能が高い
パーツが剥き出しのため新鮮な空気を遮るものがなく、常に空気に晒されているため、冷却性能が非常に高いのが特徴です。
各種ファンで空気の流れを作っていますが、それにプラスして色々なところから吸気できるので、通常のPCケースより冷えます。
高いパーツを使わなくても冷えやすいのもメリットなので、オープンフレームの価格が高くても他のパーツの価格を抑えられる可能性もあります。
オープンフレームのPCケースを使うデメリット
次にデメリットですが、以下のことが挙げられます。
- 埃に弱い
- 安いモデルでも通常のPCケースより高いことがある
埃に弱い
パーツが剥き出しであるが故に、埃にめっぽう弱いのがデメリットです。
埃を避ける術が無いので、こまめな掃除が必要になってきます。
メリットの部分でも解説しましたが、そのぶん掃除もしやすいので、通常のPCケースより遥かにメンテナンスしやすいです。
電源ケーブルを抜いて、エアダスターで吹くだけでも掃除できるので、オープンフレームを購入する際には、エアダスターも用意しておくといいでしょう。
安いモデルでも通常のPCケースより高いことがある
オープンフレームは、安いモデルでも通常のPCケースより価格が高くなることがあります。
そのため、自作PCを組む際に必要な予算が増えてしまうことも。
ですが、同じような見た目でもメーカーによって価格差があるため、しっかり探すことで予算を抑えられます。
ご自身の予算と、使い勝手を考慮して選ぶといいでしょう。
オープンフレームのPCケースの選び方
オープンフレームのPCケースを選ぶ方法はいくつかありますが、主に3点がポイントです。
- 対応しているマザーボードを確認する
- サイズや形
- 設置場所に合っているか
対応しているマザーボードを確認する
まず、取り付けたいマザーボードのサイズに対応しているかを、必ず確認しなければなりません。
ATXにしか対応していないものや、全てのサイズに対応しているものなど様々ありますが、より多くのマザーボードに対応している商品のほうが価格が高くなる傾向にあります。
商品ページに必ず記載されているので、必ずチェックしておきましょう。
サイズや形
オープンフレームにも、様々なサイズや形があるので、構成しようとしているパーツに合う商品を選ぶ必要があります。
一番気を付けなければならないのが、グラボや水冷のラジエーターで、これらのパーツは近年サイズが大きくなってきています。
そのため、マザーボードのサイズに対応していていも、グラボなどの幅に合わない場合も。
そうすると、せっかく購入したパーツが付けられなくなってしまうので、大きいパーツのサイズを測って、オープンフレームの対応サイズを比較しておきましょう。
設置場所に合っているか
自分が設置したい場所に、そのオープンフレームが置けるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
商品ページに高さや幅などが記載されているので、あらかじめ設置場所の限界サイズを測っておくと分かりやすいです。
また、商品によっては壁掛けも可能なので、スペースを活かした設置も可能。
横置き・縦置きどちらもありますので、環境に合わせて選びましょう。
オープンフレームのPCケースおすすめ10選
【BWH】
PCオープンフレーム 二層タイプ ATX PC-002U-3
マザーボードとストレージを取り付ける場所が、別の層になっているオープンフレームです。
ストレージ部分にもファンが付けられるので、HHDなどの発熱を抑えてくれます。
また、天板がクリアになっているため、軽いものであれば上に物を載せられるところもポイントです。
【Zony】
オープン エア ATX PC フレーム
航空機などに使われる、マグネシウムとアルミニウムの合金を採用したオープンフレームです。
水冷にも対応しており、オープンフレームと合わせて使うことで、更に冷却性能が高まります。
また、サイズやカラーが複数あり、様々なマザーボードに対応しているので、選びやすさもピカイチです。
【長尾製作所】
オープンフレーム SS-NFRAME-ATX
「オープンフレームといったらこのメーカー」と言われるほどの人気があり、評価も高いオープンフレームです。
持ち手が付いており、移動もラクラク。
正面から見た時に電源やHDDなどが隠れるため、見た目が非常にスマートです。
グラボは横置き・縦置きどちらも対応しているので、構成やグラボのサイズによって変えられる点も特徴です。
【888屋(HHHYa)】
DIY PC オープンフレーム
コンパクトでスッキリとまとまっていますが、ATXまで対応しているオープンフレームです。
水冷のラジエーターやグラボのサイズに制限が無いので、ハイスペックでも組みやすくなっています。
電源とマザボを下部に設置するタイプなので、低重心で安定感もあります。
【アユート】
ProjectM PM-N-FRAME-ATX-WHITE-KAI
人気のホワイトカラーで、組み立てもシンプルなオープンフレームです。
電源の位置や裏配線など、徹底的にコンパクトにまとめられるようになっています。
水冷のラジエーターを付ける場合、グラボのサイズによっては干渉することがあるので注意しましょう。
【RAIJINTEK】
PAEAN M Mini-ITX Micro-ATX対応 オープンフレーム
Mini-ITX / Micro-ATX対応で、横置きタイプのオープンフレームです。
ラジエーターを設置する部分があるので、水冷でも場所を取らないところがポイント。
前面には強化ガラスが付いているので、正面からパーツに触れられないようになっているため、不意に物をぶつけてしまうことが減ります。
背面にストレージが最大4個付けられるので、容量確保のためにストレージを多く付ける人にもおすすめです。
【Thermaltake】
Core P3 TG CS7538 CA-1G4-00M1WN-06
様々な使い方が出来る便利なオープンフレームです。
フロント以外にも、トップとサイドの3ヵ所に強化ガラスを付けられるようになっており、組み合わせによってケースタイプとオープンフレームを変更できます。
下部には脚がついており、安定感も抜群。
PCI-Eの拡張スロットも8基あるので、複数のグラボを付けることも可能です。
【darkFlash】
X型シャーシ オープンフレーム BLADE-X
縦置きだけでなく、斜め置きも出来る珍しいタイプのオープンフレームです。
フレームの外周がRGBライティングに対応しており、メモリやグラボ、ファンなどと合わせて光らせることも可能。
他の人とは違ったデザインの、オープンフレームを探している人にピッタリです。
【COUGAR】
CONQUER ミドルタワー オープンフレームデザイン
オープンフレームとPCケースの良いとこ取りをしたようなモデルで、スタイリッシュかつ近未来的なデザインです。
拡張性と冷却性に優れ、対応マザーボードも多いのが特徴。
組み立てる部分が多いので、他のオープンフレームより手間がかかる点には注意しましょう。
【Thermaltake】
Core P90 TG CS7099 CA-1J8-00M1WN-00
特殊な形状で、デスクや部屋の隅にピッタリ収まるようなデザインのオープンケースです。
本格水冷にも対応しているので、ハイスペックPCを組みたい人にもおすすめ。
そのぶん価格は非常に高いですが、価格に見合った拡張性があります。
縦置き・横置きだけでなく壁掛けでも設置できるので、省スペース化にもピッタリです。
まとめ
通気性やパーツ剥き出しの武骨さなど、オープンフレームの魅力は多数あります。
価格もピンキリで、どうやって選べばいいか分からない人も多かったのではないでしょうか?
本記事を参考に、ピッタリな商品を探してみてください。
オープンフレームのPCケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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